OPPO Band 2レビュー|実際に使用して感じたメリット・デメリット

OPPO Band 2

「OPPO Band 2(オッポ バンド 2)は、2022年スマートフォン出荷台数で世界シェア第4位(*1)の「OPPO(オッポ)」が製造・販売しているスマートウォッチです。

日々の心拍数や睡眠状況、運動時のカロリー消費などの活動量を記録できる他、スマホで着信したメールやLINE通知表示といった連携機能も備えています。

「ランニングやテニスなど本格的なスポーツをやっていないから自分には関係ない!」と思っていませんか?

でもOPPO Band 2は、散歩やウォーキングなど日々のちょっとした運動にも対応しています。
毎日の運動量をデータとして可視化して、いかに体を動かしていないかを自覚できるので、私は健康状態の把握とモチベーションの向上にOPPO Band 2を使っています。

この記事では実際にOPPO Band 2を使用して感じたメリット・デメリットなどのレビューを紹介します。

購入しようか迷っている、自分に合うか知りたい、どんな特徴があるのか知りたいなど、OPPO Band 2の購入前に解決したい疑問がある方はぜひ参考にしてくださいね。

最初はモニターとしてOPPO Band 2を使っていましたが、使い心地が良かったのでモニター後に購入して使用しています!

(*1 出典:Smartphone Shipments Suffer the Largest-Ever Decline with 18.3% Drop in the Holiday Quarter and a 11.3% Decline in 2022, According to IDC Tracker)

目次

OPPO Band 2のレビュー(メリットとデメリット)

運動や日常健康の管理ができるOPPO Band 2。
スマートフォン用アプリ「HeyTap Health」と連携させると、より便利な使い方ができるようになります。

そんなOPPO Band 2のメリットとデメリットを以下にまとめました。

メリットデメリット
運動メニュー、歩数、心拍数、睡眠など日々の健康管理に役立つ機能が揃っている
ークアウトの種類が多い
ークアウトの自動測定が便利
睡眠の質を数値で把握できる
座りすぎリマインダーが便利
充電スピードが早い&長持ちバッテリー
見やすく、すっきりしたディスプレイ
ディスプレイを好みのデザインにできる
サイズ感がよい&快適な装着感
明るさの自動調節機能がない
常時表示できない
いびきが測定されないことがある
 階段の上りがカウントされない
 白のバンドは汚れやすい
 装着感は良いが夏は蒸れる

次に各メリットを細かく解説します。

OPPO Band 2のメリット

※上記の各項目をクリックすると該当する解説に移動できます

運動メニュー、歩数、心拍数、睡眠など日々の健康管理に役立つ機能が揃っている

OPPO Band 2は日常の健康管理に役立つ以下のデータを計測します。

活動量

  • 歩数
  • 消費カロリー
  • 運動時間
  • 距離
  • アクティビティセッション
  • 上った階段

バイタル値(OPPO Band 2は医療機器ではないので参考値として見ています)

  • 心拍数
  • 血中酸素レベル
  • ストレス

睡眠トラッキング

  • トータル睡眠時間
  • 深い睡眠時間
  • 浅い睡眠時間
  • レム睡眠時間 など

在宅勤務で歩くことが減ったとは思っていたのですが、改めて歩数データを見ると愕然!
「意識的にもっと歩かなくては!」と運動へのモチベーションを高めてくれます。

またOPPO Band 2は医療機器ではありませんが、心拍数を知ることで体にどれぐらいの負担がかかっているのかをより正確に知ることができます。
またストレスを数値で表してくれるというのもおもしろいですよね。

*睡眠については別項目で詳しく解説します。

ワークアウトの種類が多い

運動時の消費カロリーや距離、時間、心拍数など運動量を記録するワークアウト機能。

OPPO Band 2では、ランニングやウォーキングなどの基本的な運動、テニス、マラソン、サイクリング、水泳、ヨガ、アイスホッケー、スキー、登山、ロッククライミング、柔道など本格的なスポーツまで100種類以上に対応しています。

中には「瞑想」「ディスコ」「ダーツ」など「これって運動?」と思えるようなものまであります。

ほとんど運動しない私にとってあまり役に立たないでは?と思ったのですが、「犬の散歩」「縄跳び」という軽いものもあるので、ガッツリ運動をしない私でも気軽に続けられています。

ワークアウトの自動測定が便利

ワークアウトには「自動ワークアウト検出」と「自動一時停止」機能を追加させることができます。

たとえばウォーキングを始めたことをOPPO Band 2が検知して測定を開始、信号などで立ち止まると測定を自動で一時停止し、再び歩き始めると測定を再開します。
信号待ちなどの時間は記録に含める必要がなく正確な記録が残せるので、この機能は便利ですよね。

自動測定は以下の4種類のワークアウトに対応しています。

  • ランニング
  • ウォーキング
  • ローイング
  • エリプティカル

睡眠の質を数値で把握できる

HeyTap Healthの睡眠結果画面
HeyTap Healthの睡眠結果画面

寝ている間のデータを計測し、睡眠の質を可視化することもできます。

チェックできるのは以下の項目です。

  • トータルの睡眠時間
  • 深い睡眠の時間
  • 浅い睡眠の時間
  • レム睡眠の時間
  • 目覚めている状態の時間
  • 呼吸障害のリスク
  • いびきの時間
  • 睡眠時の平均血中酸素レベル
  • 睡眠時の基準心拍数
HeyTap Healthの呼吸障害のリスク画面
HeyTap Healthのいびき分析画面

OPPO Band 2単体ではいびきの測定できないため、スマートフォンが必要になります。
OPPO Band 2を装着し、枕元にスマホを置いて寝ればOK!

いびきに関する項目は以下の通りです。

  • リスクレベル
  • いびきをかいた時間の割合
  • 回数
  • 最大音量
  • いびきをかいた時間帯

さらに録音されたいびきを聞くこともできますが、自分のいびきを聴くのはかなり勇気がいります・・・。

このように睡眠の質を可視化することにより、自分の睡眠状態を認識でき、質を上げるためにはどうしたら良いかと考えるきっかけになります。

上記はある日の睡眠データです。この日の睡眠についてわかることは、

  • 睡眠時間が短い
  • 深い睡眠が少ない
  • 浅い睡眠が長い
  • いびき(呼吸障害)のリスクはない

また睡眠データと共に評価コメントが表示されます。
この日は「中程度の運動をして、もう少し体を疲れさせ、深い睡眠を長くとれると良い」とありました。

このように日々の結果を見ていると、自分の睡眠の傾向がわかり、対策を考えることができるようになります。
私の場合、睡眠時間は十分とれているのですが、深い睡眠が少ない傾向にあります。日中にあまり体を動かしていないことが原因と考えられます。
やっぱりもっと運動しないといけない!

座りすぎリマインダーが便利

長時間座り続けていると「体を動かしましょう」とメッセージで知らせてくれる機能があります。

仕事に集中してしまうと、ついつい座りっぱなしに。
またパソコンで仕事をしているので、首や肩のこり、眼精疲労になることもあります。
それにこのような状態で仕事を続けてもかえって効率は落ちてしまうだけ。

OPPO Band 2の通知のおかげで、定期的に体を動かすようになり、リフレッシュにもつながります。

充電スピードが早い&長持ちバッテリー

OPPO Band 2の公式サイトでは「1時間でフル充電、最長14日間のバッテリー長持ち」と紹介されています。

残量0%にするわけにはいかないので、残り10%の状態で充電したところ40分ほどで完了。

日中はOPPO Band 2を付けているので、入浴中に充電し、お風呂から上がった時点では充電が終了しているので、再び装着し就寝して、睡眠測定をしています。

なお充電する頻度は1週間に一度程度。
設定や使い方によってバッテリーの使用量は大きく変わると思いますが、私の場合は以下のような設定としています。
これで約1週間もっています。

  • 自動画面オフ:60秒
  • 画面の明るさ:5
  • スマホの通知同期:GmailとLINE

見やすく、すっきりしたデザイン

ディスプレイの大きさは、縦:約45.3mm、横:約29.1mm、薄さ:約10.6mm。
比較的大きいディスプレイのため文字や数値が見やすいです。
ディスプレイをタップして操作するので、大きめの方が便利ですよね。

また液晶ディスプレイに比べ高精細で綺麗だと言われている有機ELディスプレイを採用しているため、鮮やかでキレイです。

リューズがないシンプルですっきりとしたデザインも好きです。

OPPO Band 2の標準バンドはマットブラックと、ライトブルーの2種類。
私が持っているライトブルーは、白とのツートンになっていて、ポップでおしゃれな感じです。
女性も持ちやすいと思います。

ディスプレイを好みのデザインにできる

OPPO Band 2には文字盤デザインが約150種類用意されています。
ポップやシンプルなもの、アナログ、デジタル風などの中から好みのデザインを選ぶことができます。

また自分で用意した写真や画像も使えるので、完全に自分仕様のデザインにすることも可能。
撮影した画像からAIが自動でデザインを生成するという機能もあるので、その日のファッショに合わせた文字盤デザインにすることもできます。

文字盤のデザインが変わると見た目の印象も変わります。
せっかく身に着けるのであれば好きなデザインにしたいですよね!
自由に変更できるのは大きな魅力ですね。

サイズ感が良い&快適な装着感

女性でも男性でも違和感ないサイズ感。
上記は身長180cmの男性がつけた様子です。

身長158cmの私(女性)がつけるとこんな感じです。

なおOPPO Band 2はちょっと大きめのディスプレイだと紹介しましたが、確かに女性用腕時計に比べるとディスプレイが大きいです。
手首が細い女性には似合わないかと思っていましたが、実際に装着してみるとそんなに違和感はありませんでした。

ただカジュアルなファッションの時には合わせやすいですが、バンドを交換してもドレッシーな装いには似合わないかな。

なおバンドの穴が17個あり、自分にちょうどよいサイズになるよう調整しやすいです。

またすべすべとした感触のシリコンベルトは肌触りがよく、付けていても不快感はありません。
長時間装着していても違和感がないので普段使いができ、日々の健康状態をチェックできます。

OPPO Band 2のデメリット

次にOPPO Band 2のデメリットを解説します。

私が考える今ひとつな点は次の6つです。

明るさの自動調節機能がない

OPPO Band 2にはスマートフォンのようにその場所の明るさにあわせて自動で画面の明るさを調整する機能はありません。
そのためその都度明るさを調整しなくてはいけないのは、ちょっと面倒です・・・。

ただ明るさの変更も以下のような手順なので簡単にできます。

OPPO Band 2の文字盤を下にスワイプします。(画像左)

各種設定項目が表示されるので、右下の をタップ。(画像右)

「画面表示」をタップ。(画像左)

「画面の明るさ」をタップ。(画像中央)

1から6の中から好みの明るさを選び、「OK」をタップ。(画像右)

常時表示できない

OPPO Band 2はディスプレイを常に表示させることはできません。
画面を自動でオフにする時間を変更できますが、最長で60秒です。(初期設定は5秒)
時計のように常に時刻が表示されているわけではなく、60秒経つとディスプレイが消えてしまうわけです。

でもバッテリーの持ちを考えたら、常にディスプレイが表示されていなくても良いのではないかと思っています。

いびきが測定されないことがある

家族に「いびきをかいていた」と指摘されることが多い私。
そこで睡眠中もOPPO Band 2をつけ、スマホを枕元に置いて寝ています。

でもHey Tap Healthアプリで確認しても、いびきの記録はなし。

OPPO Band 2公式サイトによるといびきについては以下の説明があります。

  • いびきをしていない
  • いびきの回数が少ない(25回以下/1 時間、200回以下/総睡眠時間)
  • いびきの音が小さい(40dB以下)
  • スマートフォンが遠すぎる(1m以上離れている)
  • 周りがうるさすぎる(スマートフォンがいびきを検知できない)
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方睡眠時無呼吸症候群(SAS)、むずむず脚症候群(RLS)の症状をお持ちの場合(睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状をお持ちの場合、睡眠中に頻繁に手が動いている傾向にあり、OPPO Band 2が睡眠中と認識できず、睡眠、およびいびきが正しく検知できない場合がございます。また、BMI が30以上の人は、中程度または重度のSAS になるリスクが高いと考えられています。)
  • 録音時にノイズキャンセリング機能が搭載されているスマートフォンをご利用の場合、いびき音がノイズとしてフィルタリング処理され、いびきとして記録されない可能性があります。なお、各スマートフォンのフィルタリング処理ロジックが異なりますので、ご不明点がある場合は各メーカーへご確認下さい。
OPPO よくある質問

つまり回数が少なかったり、音が小さいといびきとして計測されないわけです。
(40dBは「静かな住宅地の昼や図書館などの静かな場所で聞こえる程度の小さな音」だそうです)

OPPO Band 2に検知されないといって、「まったくいびきをかいていない」というわけではいのです。
ただ呼吸障害リスクとしては小さいので、あまり気にしなくても良さそうなのでホッとしています。^^

階段の上りがカウントされない

OPPO Band 2は高度(気圧)センサーを搭載していないため、単に階段を上っただけでは段数はカウントされません。

腕をふりながら階段を上ると、階段の段数ではなく、歩数として記録されるそうですが、ふりながら階段を歩くのはちょっとメンドウですね。

白バンドは汚れやすい

標準のバンドは黒とライトブルー&白のツートンの2種類で、私が持っているツートンはポップでおしゃれな感じで気に入っているのですが、白なので汚れやすいのが難点。

またスマートウォッチのバンドが細菌に汚染されているという研究結果を見てびっくり!
確かに常時身につけているので清潔さは気になるところ。

研究チームによれば、70%のエタノールでほぼすべての細菌を死滅させることができたのいうので、定期的にバンドの除菌を行うことにしています。

参考:フロリダ アトランティック大学の研究結果

装着感は良いが夏は蒸れる

「長時間付けていても快適」と紹介しましたが、やはり暑い時期に付けていると汗で蒸れることがあります。
蒸れて汗をかいた状態を放置していると肌荒れの原因につながることも。
皮膚が敏感な人は注意が必要です。

特に私は肌が弱いので、夏の間はベビーパウダーを薄くつけてからOPPO Band 2を装着していました。
それでも汗をかくので、装着しない時間も作りました。

OPPO Band 2のバンドは穴が17個あるので、少し緩めにとめるのも良いですよ。

OPPO Band 2 レビューまとめ

OPPO Band 2のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
運動メニュー、歩数、心拍数、睡眠など日々の健康管理に役立つ機能が揃っている
ークアウトの種類が多い
ークアウトの自動測定が便利
睡眠の質を数値で把握できる
座りすぎリマインダーが便利
充電スピードが早い&長持ちバッテリー
見やすく、すっきりしたディスプレイ
ディスプレイを好みのデザインにできる
サイズ感がよい&快適な装着感
明るさの自動調節機能がない
常時表示できない
いびきが測定されないことがある
 階段の上りがカウントされない
 白のバンドは汚れやすい
 装着感は良いが夏は蒸れる

OPPO Band 2のスッキリしたデザインやサイズ感が気に入っている私。
どうせ身に着けるのであれば機能だけではなく、デザインにもこだわって気に入ったスマートウォッチを選びたいもの。

またいろいろなワークアウト機能がありますが、私のように普段運動をしない人ほど使うべき。 日常でどれだけ歩いたか=どれだけ運動していないか、改めて認識できますよ。

OPPO Band 2の使い方をまとめたレビュー記事はこちら
【OPPO Band 2使い方ガイド】健康やフィットネス管理に役立つ多彩な機能を解説

よかったらシェアしてね!
目次