ANAの訓練施設「ANA Blue Base(ANA ブルーベース)」で行われている見学ツアー「ANA Blue Base Tour(ANA ブルーベース ツアー)」 に参加しましたので、その様子を感想と共にお届けします。
「ANA Blue Base」は、羽田空港近くにあるパイロットやCA、整備士などの訓練設備を一箇所に集めた施設で、そこで行われている実際の訓練や設備を見ることができるのが「ANA Blue Base Tour」です。
ポイントは次の3つ。
- ANAのグランドスタッフ、運行乗務員(パイロット)、客室乗務員(CA)、整備士、グランドハンドリングスタッフ、貨物スタッフのリアルな訓練風景が見られる
- ANAグループの現役社員がツアーを解説・案内している
- 世界最新鋭の訓練機器などを見学できる
90分という長時間のツアーですが、なかなか見ることができない訓練施設や風景なので、飛行機に詳しくなくても充分に楽しめますよ。
さらにANAグループの現役社員が案内してくれるなんて嬉しい!
それではANA Blue Base Tour(ANA ブルーベース ツアー)へどうぞ。
ANA Blue Base Tour(ANA ブルーベース ツアー)とは
「ANA Blue Base(ANA ブルーベース)」は、運行乗務員(パイロット)や客室乗務員(CA)、整備士、グランドハンドリングスタッフ、貨物スタッフなど各部門のスタッフが訓練を行なう場所です。
その実際の訓練を見学専用エリアから見ることができるのが、「ANA Blue Base Tour(ANA ブルーベース ツアー)」です。
ツアーは1日に4回(90分)で、毎週月・火・木・金曜日に行われています。
受付開始と共に満員になってしまい、予約を取るのが難しい人気ツアーです。
ツアーの流れは、
メインの訓練エリア見学では、グランドスタッフ、客室乗務員、貨物スタッフ、グランドハンドリングスタッフ、整備士、運航乗務員の6職種が訓練を行うエリアを上階からガラス越しに見ます。
リアルな訓練が見られるわけですが、ツアーのスケジュールに合わせて訓練が行われているわけではないので、必ずしも訓練風景が見られるという保証はありません。
(私たちの時はほとんど訓練が行われていませんでした・・・)
ANA Blue Baseの空港のようなロビー
ANA Blue Baseは京浜急行の穴守稲荷駅から徒歩7分程度の場所にあります。
建物の奥行きはかなりあり、写真に収まりきれないほどです。
中に入ると空港ロビーのような空間が広がっています。
建物に入ってすぐ感じたのは、室内の香りがANAの機内と同じということ!
後でスタッフの方に確認したら、やはり機内と同じアロマを使っているということでした。
一瞬でANAの飛行機に搭乗したような気分になりました!
まずは受付でバウチャーと代表者の身分証明書を提示してチェックインを行います。
その時に名刺サイズのカードとロッカーの鍵を受け取ります。
受付の前に3レターコードが書かれたロッカーが並んでいます。
ここで手荷物や貴重品などを預けることができます。
もちろん預けずに持ったままツアーに参加することも可能ですよ。
ただ90分という長い時間歩きっぱなしになるので、重い荷物は預けたほうが良いですね。
このロビー内は撮影可能ですが、メインの訓練エリアは写真撮影不可となっています。
訓練エリアを見学する3階フロアーにもカメラやスマホなどを預けることができるロッカーがあるので、ロビーで撮影した後に3階でカメラやスマホなどをロッカーにしまうこともできます。
私たちはリュックなどは1階に、カメラとスマホは3階のロッカーに預けました。
空港の3レターコードが書かれたロッカーの鍵。
こんなこともちょっと嬉しくなる。
(鍵は最後には返却します)
ツアー開始まではこのロビーで待ちます。
現在国際線に使われているボーイング787-9(81)の大型のモデルプレーンが展示されていたり、モニターではANAの歴史が上映されています。
写真左手奥の棚に並んでいるのはフライングホヌなどのANAオリジナルグッズ。
QRコードを使ってオンラインショップ「ANAショッピング A-style」で購入もできるそうです。
また右手の2台並んでいるスクリーンでは、内蔵されたカメラで撮影した自分の顔と客室乗務員やパイロットなどの制服を合成した映像を作れる体験スポットです。
バーチャルで制服を着用できるわけですね。
フライングホヌのダイキャストモデル。
3機並んでいるとカワイイですね。
ANA Blue Base Tour(ANA ブルーベース ツアー)訓練エリアへ
出発時間になると空港の搭乗案内のようなアナウンスあり、ツアー開始となります。
このゲートを通って見学エリアに進みます。
空港の出発ゲートみたいでワクワクします!
ゲートを通る時に、受付でもらったカードのQRコードをかざします。
なおトイレはゲート手前にありますので、ツアー開始までにすませておきましょう。
ゲートを通過後、エレベーターで3階に上がり、まずはミニシアターでツアーの注意や施設や見学する職種の説明を受けます。
次にマスクやアルコールシートなどANAの感染対策を紹介した「ANA Care Promise Station」へ。
そしてこの先は撮影禁止なので、持っていたカメラやスマホなどをロッカーに預けます。
いよいよ実際の訓練風景を見学するエリアに入っていきます。
チェックインカウンターや自動手荷物預け機などが置かれたグランドスタッフの訓練施設からスタート。
さらに緊急の着水時に使用する大型救命ボートがあるプール、飛行機の揺れを再現できるモックアップ、貨物スタッフやグランドハンドリンクスタッフ用の訓練施設、整備士が実物のエンジンや翼などを使って整備訓練を行うエリア、運行乗務員が訓練を行うフライトシミュレーターなど、それぞれの訓練エリアを上階からガラス越しに見学します。
また各部門に関連するグッズや制服の展示や、その職種を説明するパネルも掲示されていますので、より一層理解が深まりますよ。
訓練エリアの最後には、コックピットと管制官とのやりとりを体験できるコーナーもあります。
悪天候での着陸時の模様を映像と音声を再現していて、ちょっとしたフライトシミュレーター体験のようです。
なお見学時には現役のANAグループの写真がナビゲーターとして案内・解説してくれます。
(私たちの時は客室乗務員の方でした)
最初は進行を妨げてしまうので質問などはしないほうがいいのかな・・とも思いましたが、そんなことはありませんでした!
特に私は飛行機のことは詳しくないので、質問するのも申し訳ないと思っていたのですが、わからないことも気軽に聞ける雰囲気でしたよ。
これで訓練エリアの見学は終了です。
ANAパイロットやCAなどのプチ体験ができるフォトスポット
ツアーの最後に訪れたのは写真撮影OKのフォトスポット「Experience ANA」。
飛行機のタイヤ、ギャレー、コックピット、ビジネスクラスシートなどが展示されており、自由に触ることができるので、CAやパイロット、整備士などのプチ体験ができます。
上記の写真は、エアバス A320型機のコクピットです。
旦那は嬉しそうに機長席に座っていました。笑
こちらはANA BUSINESS STAGGEREDのモックアップ。
もちろん実際に座ることができますし、フルフラット状態にもできますよ。
またANAのビジネスクラスで海外旅行に行きたい!という気分になりました。
ANA Blue Baseのアクセス方法
ANA Blue Baseへは電車を使って行きます。
最寄駅は京浜急行電鉄(京急電鉄)「穴守稲荷駅」で、ANA Blue Baseまでは徒歩約7分です。
東京モノレール「天空橋駅」からも徒歩可能ですが、約15分かかります。
次に穴守稲荷駅からのアクセス方法をご紹介します。
穴守稲荷駅の改札口は1箇所です。
改札を出たら突き当たりの道を左方向に進みます。
しばらく歩くと、大きな通り(環八通り)に出ます。
環八に出たら、「羽田旭町」の信号を渡ります。
渡った先には、ヤマト運輸の大きな建物が見えます。(ヤマト運輸の物流ターミナルで、見学コースやカフェもあります)
そのままヤマト運輸の建物を右手に見ながら300mほど歩くとANA Blue Baseに到着です。
ANA Blue Baseの概要
ANA Blue Baseの概要は以下の通りです。
開催日 | 月曜日・火曜日・木曜日・金曜日 (休館日は、水曜・土日祝日・年末年始) |
開催時間 | 9:30 ~ 11:00 11:45 ~ 13:15 14:00 ~ 15:30 16:15 ~ 17:45 (開催が無い場合もあります) |
チェックイン時間 | 各ツアー開始時間の30分〜10分前 |
料金 | 大人(18歳以上) 1,000円 中学生・高校生 800円 小学生 500円 ※マイルでも支払い可能です |
開催場所 | ANA Blue Base 〒144-0042 東京都大田区羽田旭町10‐8 地図を見る |
予約開始日 | ツアー開催月の前月1日の10時~ |
予約方法 | インターネットのみ 予約は こちら から |
公式Webサイト | ANA Blue Base Tour |
ツアー開始時間の10分前までにチェックイン(受付)を済ませます。
ただ入館は30分前から可能なので、ロビーを見学したい場合には早めにチェックインするのがオススメです。
注意する点は、ツアーの30分以上前には施設内には入れないということ。
(私たちも少し建物外で待ちました)
1日に4回開催されていますが、受付開始後にすぐ満席になってしまう日が続いており、しばらくは予約をとるのも難しいかもしれませんが、機会があればぜひ行ってみてくださいね。
有料ですが、その価値ありですよ。
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