ホーランドアメリカラインのフォーレンダム(MS Volendam) は、2018年春まで日本周遊クルーズを行っていた船です。
1999年就航、約60,000トン、定員は約1400名。
大きすぎず、小さすぎずの中型船に属します。
私たちは2018年の日本発着クルーズ(旅行記:横浜発着クルーズ旅行記・ブログ|飛行機を使わずに海外へ!)でフォーレンダムに乗船しました。
就航してから20年近くたった古い船ですが、乗船直前(2017年)に改装しており、そんなに古さは感じませんでした。
この記事ではフォーレンダムの客室についてご紹介します。
フォーレンダム(MS Volendam)について
総トン数 | 61,214トン | 乗客定員 | 1,432名 |
デッキ | 10層 | 乗組員 | 604名 |
就航年 | 1999年 | 客室 | 716室 |
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
他のホーランドアメリカラインの船と同じようにフォーレンダムの船体も白と紺色、船内はアンティークや美術品でデコレーションされており、落ち着いた雰囲気の船です。
フォーレンダムの客室
私たちが予約した客室は海側キャビン(カテゴリHH:視界不良)です。
申し込み時に客室の指定はできず、乗船直前に客室番号が確定しました。
なお乗船してみると、申し込み時のカテゴリーから少しだけアップグレード(HHからGへ)されていました。
とはいえ、同じ海側キャビンです。
ちなみにフォーレンダムの客室には以下のタイプがあります。
- Inside (内側)
- Ocean View (海側) ← 今回は この「海側」です
- Lanai (デッキに直接アクセス可能)
- Vista Suite (スイート)
- Neptune & Pinnacle Suite (スイート)
実際にアサインされた客室は、一番下のデッキ1の先頭部分にある「G1804」です。(上記の丸で囲った客室)
このデッキプランを見てわかる通り、他の客室よりかなり広いのです。
さあ、室内はどのような感じなのでしょうか?
フォーレンダムの海側客室の室内
客室「G1804」はハンディキャップルームでした。
そのためとても広いのです。
先頭の位置にありますが、エレベーターや階段にも近く、不便さは感じませんでした。
客室にはベッドが2つと、
ベッドの頭方向の奥に丸窓があります。
窓から外を見るためには、ベッドを乗り越えていかなくてはいけません。。。
でもこのスペースがかなり広いです。子供ならここで寝ることができるのでは?
変形した部屋で、奥に椅子と小さなテーブルがあります。
写真では隠れていますが、ここにベッドサイドテーブルが置いてありました。
この場所にもベッドを置くことができるようになっているのかもしれません。
ドアのすぐ脇にデスクがあります。
そしてデスクの隣には大型クローゼット。
さらに別の場所にも大型のクローゼットがあり、荷物の収納には困ることがありませんでした。
ただ、ドアのすぐ目の前にベッドがあるため、ドアを開けるとベッドが丸見えに。
そのため部屋の出入りには気を使いました。
デスクの上に薄型のテレビ。
デスク下の引き出しにもたくさんの物が収納可能。
デスク隣にあったクローゼット。
さらにこれと同じくらいの収納力があるクローゼットがもう一つありました。
ですので荷物が棚に収まらない!なんてことはありません。
セイフティボックスはクローゼットの中にありました。
コーニングスダム (Koningsdam) や ザイデルダム (Zuiderdam) のようにコードを設定するタイプではなく、自分のクレジットカードをスワイプします。
ということは、クレジットカードを常に携帯していないといけないのかしら?
せっかく船内はシップカード以外は何も持たなくて良いのに。
以前泊まったホテルのルームキーを持っていたので、それを使ってみたのですが、やはりダメでした。笑
洗面台です。
残念ながら、こちらは物を置く場所が少ない。
2017年に行われた改装までは海側客室にもバスタブ(浴槽)がついていたのですが、現在はスイートの客室にのみとなってしまいました。
ただ、この部屋はハンディキャップルームなので、もともとバスタブはなかったとは思いますが。
アメニティは、他のホーランドアメリカラインの船と同じく
- 固形石鹸
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディシャンプー
です。
シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプーは容器が壁に固定されています。
なおこの客室には冷蔵庫もありません。
冷蔵庫もスイート以上の客室になります。
今回の部屋は広く、収納もたっぷりで良かったのです。
ただ、冷蔵庫がなかったことと、ドアを開けるとすぐにベッドという点が残念だったかな。
とはいえ、なぜか居心地がよかったです。
普段であればほとんど客室にはいないのですが、このフォーレダムクルーズでは、客室でのんびりすることが多かったです。
ホーランドアメリカでのクルーズ旅行記