年末年始の休暇を利用してニューイヤークルーズへ!
この記事は、パナマ運河と中南米をホーランドアメリカラインのザイデルダム(ms Zuiderdam)で巡ったクルーズ旅行記ブログです。
船の上で迎えるカウントダウンは、いつものクルーズとは違う華やかで特別な気分を味わうことができます。
またクルーズ憧れの地、世界三大運河の一つのパナマ運河では、巨大な船を昇降させる迫力ある様子を目の当たりにし、その技術の高さに感動しました。
そして、なんとアメリカ経由地のヒューストンまでは ANA(全日空)のファーストクラスを利用したのです!!
(ANAファーストクラスについては「ANAファーストクラス搭乗記|ANAファーストクラスの機内食(食事)やシートを紹介」で詳しくご紹介しています)
この旅行記ブログでは、各寄港地での見所を始め、ザイデルダム船内の設備や食事の様子などもお伝えしています。
それでは、「ANAファーストクラスで行くパナマ運河クルーズ」へどうぞ!
旅行概要
日程 | 2017年12月25日(月)〜 2018年1月8日(月)14泊15日 (クルーズのみ:2017年12月27日(水)〜 2018年1月7日(日)11泊12日) |
乗船したクルーズ会社 | ホーランドアメリカ ライン (Holland America Line) |
クルーズ名 | 11-Day Panama Canal Sunfare Holiday |
クルーズ船 | ザイデルダム(ms Zuiderdam) |
客室 | ベランダ付きカテゴリーVF、8127号室 |
出港・帰港地 | フォートローダーデール(フロリダ・アメリカ) |
寄港地 | ハーフムーンケイ(バハマ) オラニエスタッド(アルーバ) ウィレムスタット(キュラソー) カルタヘナ (コロンビア) パナマ運河/コロン(パナマ) プエルトリモン(コスタリカ) |
航空会社 | 全日空(ANA): 成田 ⇄ ヒューストン ユナイテッド航空(UA): ヒューストン ⇄ フォートローダーデール |
ホテル(前泊・後泊) | 成田エアポートレストハウス ベストウエスタン フォート ローダーデール(Best Western Fort Lauderdale Airport/Cruise Port) シェラトン ノース ヒューストン アット ジョージ ブッシュ インターコンチネンタル(Sheraton North Houston at George Bush Intercontinental) |
航路
日時 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
---|---|---|---|
12月27日(水) | フォートローダーデール | ーーー | 4:00pm |
12月28日(木) | ハーフムーンケイ(バハマ ) | 8:00am | 2:30pm* |
12月29日(金) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
12月30日(土) | オラニエスタッド(アルーバ) | 1:00pm | 11:00pm |
12月31日(日) | ウィレムスタット(キュラソー) | 8:00am | 5:00pm |
1月 1日(月) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
1月 2日(火) | カルタヘナ (コロンビア) | 7:00am | 1:00pm |
1月 3日(水) | パナマ運河/コロン(パナマ) | 5:00am | 8:00pm |
1月 4日(木) | プエルトリモン(コスタリカ) | 6:30am | 4:30pm |
1月 5日(金) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
1月 6日(土) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
1月 7日(日) | フォートローダーデール | 7:00am | ーーー |
*ハーフムーンケイは、テンダーボートの最終時刻です。
乗船した船 (ms Zuiderdam: ザイデルダム) について
ms Zuiderdam (Holland America Line): ザイデルダム(ホーランドアメリカライン)
総トン数 | 82,318トン | 乗客定員 | 1,964名 |
デッキ | 11層 | 乗組員数 | 817名 |
就航年 | 2002年 | 客室数 | 982室 |
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
ホーランドアメリカラインが所有するクルーズ船の一つ、ザイデルダム(Zuiderdam)の船体は白と紺色、船内はアンティークや美術品でデコレーションされており、落ち着いた雰囲気の船です。
就航から20年近くたっていますが、このパナマ運河クルーズに乗船する少し前に改装を行なっており、そんなに古さは感じませんでした。
ザイデルダムの船内施設がほぼ同じウエステルダムについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ホーランドアメリカラインのウエステルダム号でクルーズへ行こう!
クルーズ旅行の準備
2016年の年末年始にホーランドアメリカの新造船コーニングスダム(ms Koningsdam)でカリブ海のニューイヤークルーズに行った私たち。(その時の旅行記は「年末年始をカリブ海で|西カリブ海クルーズ旅行記」)
帰国後すぐの2017年1月末に、今回のパナマ運河クルーズのキャンペーンを見つけ、すぐに申し込んでしまったのでした。(キャンペーンは、海側キャビンよりバルコニー付きキャビンの方が安くなるというもの)
申し込みはいつものようにホーランドアメリカの日本総代理店を通じて行いました。
申し込み時に出した客室(キャビン)のリクエストは次の通り:
- カジュアルレストランのリド(LIDO)の下の階にあたるデッキ 8(NAVIGATION) の後方(AFT)
- バルコニー付客室
調べてもらったところ、上記の希望を満たす客室は残り1室ということだったので、すぐに仮押さえしてもらいました。
この時点で客室(8127号室)が確定。
その後の10日間の仮予約中にデポジットを支払い、本予約としてもらいました。
あとは乗船を待つだけ!
今回利用した客室(8127号室)については、次の記事で詳しくご紹介しています。
ザイデルダムの客室(キャビン)紹介| ホーランドアメリカライン 客船ツアー
のはずが、年末までまだ11ヶ月もある、待てない!
ということで急遽決行してしまったのが、6月に行ったノルウェーフィヨルドクルーズ(「絶景のノルウェーフィヨルドクルーズ旅行記」)。
実は今回のパナマ運河クルーズは、6月のノルウェーフィヨルドクルーズと同じザイデルダムなのです。
親しくなったクルーには、「年末にまた来るからね!」と伝えていたのですが、それ以外でも多くのクルーが私たちのことを覚えていてくれて、とても嬉しかったです。
利用した航空会社
- 全日空(ANA): 成田⇨ヒューストン、ヒューストン⇨成田
- United Airlines(UA): ヒューストン⇨フォートローダーデール、フォートローダーデール⇨ヒューストン
クルーズ船が出港するフロリダ・フォートローダーデールまでは日本からの直行便がないため、ヒューストンで乗り継ぎました。
成田ーヒューストン間は全日空(ANA)、ヒューストンーフォートローダーデール間は同じスターアライアンスグループのユナイテッド(UA)です。
ANAファーストクラス搭乗記は、次の記事で詳しくご紹介しています。
ANA ファーストクラス搭乗記 | ANAファーストクラスの機内食やシートを紹介
東京からフォートローダーデールまでの航空券を探すなら、一括検索&比較ができるエクスペディアがおすすめ!
いろいろな飛行機会社の価格を比較できるので、安い航空券を見つけることができますよ。
私も旅行前にはチェックしています。
フォートローダーデールへの航空券をさがしてみる
利用したホテル
- 成田エアポートレストハウス:乗船前に1泊
- ベストウエスタン フォート ローダーデール(Best Western Fort Lauderdale Airport/Cruise Port):乗船前に1泊
- シェラトン ノース ヒューストン アット ジョージ ブッシュ インターコンチネンタル(Sheraton North Houston at George Bush Intercontinental):下船後に一泊
それぞれのホテルについては下記で詳しく紹介しています
成田エアポートレストハウス Narita Airport Rest House | 無料シャトルバスもある成田空港から近いホテル
ベストウェスタン・フォートローダーデール エアポート/クルーズポート|クルーズ港に近くリーズナブルなホテル
ANAファーストクラスで行くパナマ運河クルーズ旅行記
1日目:エピソード ゼロ?【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月25日(月)
26日午前中に成田を発つANAを予約しているので、家を出るのはその日の朝で良いのですが、今回はスペシャルな事情があり、前日の25日に出発です!
本日の最終目的地は、成田空港近くにある成田エアポートレストハウス。
そう、今夜はこの成田エアポートレストハウスに宿泊するのです。
豪華なホテルではありませんが、清潔で落ち着ける部屋でした。
成田エアポートレストハウスの利用レポートは、次の記事で詳しくご紹介しています。
成田エアポートレストハウス Narita Airport Rest House | 無料シャトルバスもある成田空港から近いホテル
夕食は成田空港内のレストランでいただきます。
明日からはしばらく和食は食べれないだろうということで選んだのはこちら。
天ぷら、お寿司、さらにおそばのセット。
今日は、成田に来ただけなのに、なぜかぐったり。。。
さあ、明日からはいよいよ本番です!
2日目:ANAファーストクラスでヒューストンへ!【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月26日(火)
今日は船が出航するフロリダのフォートローダーデールまで移動し、そこで一泊、翌27日船に乗る予定です。
日本からフォートローダーデールまでの直行便が無いため、ANAでヒューストンまで行き、ヒューストンからは同じスターアライアンスのユナイテッドに乗り換えます。
成田で一泊した理由。
それは、ヒューストンまではANAのファーストクラスを利用するためなのです!!
最初で最後であろうファーストクラスに、朝の電車事故で乗れなかった、なんてことはないよう、またANAのファーストクラスラウンジを思いっきり満喫するために、昨日は成田で前泊したのでした。(笑)
これがファーストクラスのシートです!
広い!!
完全に個室になるわけではありませんが、通路を人が通ることはあまりないので、そんなに気にはなりません。
ドリンクサービスでは、普段は飲むことができない高級シャンパンのクリュッグ(KRUG)をいただきます。
一食目は洋食と和食から選べます。
せっかくなので、二人で違うものを食べようということで、私は洋食を、旦那は和食をチョイスしました。
洋食は、アペタイザー、サラダ、スープ、メインディッシュ、ブレッドセレクション、チーズプレート、デザート、プティフールの全8品。
また和食は、先附け、前菜、お椀、お造り、炊き合わせ、小鉢、主菜、ごはん、和菓子の9品。
食事も空の上とは思えない美味しいお料理ばかり。
こんな極上のお料理が食べれるのは本当感動です。
ANAファーストクラス搭乗記は、次の記事で詳しくご紹介しています。
ANA ファーストクラス搭乗記 | ANAファーストクラスの機内食やシートを紹介
ファーストクラスで快適なフライトを満喫した後は、いつものように窮屈なユナイテッド航空のエコノミー席でフォートローダーデールへ向かいます。
そして本日のホテルは、 ベストウェスタン フォートローダーデール エアポート / クルーズ ポート(Best Western Fort Lauderdale Airport/Cruise Port)。
ベストウェスタン フォートローダーデール エアポート / クルーズ ポートは、フォートローダーデール国際空港から車で約15分、またクルーズターミナルまでも同じく15分くらいです。
クルーズ利用の際には便利なホテルです。
この日の夕食は、ホテルの近くにあるスーパーで買ったカニカマサラダとシュリンプカクテル。それにサブウェイのミートボールサンド。
3食前はファーストクラスでキャビア付きの豪華食事だったのに、今夜はスーパーのお惣菜か。。。
ベストウエスタン フォート ローダーデールについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
【クルーズに便利なホテル】ベストウエスタン フォート ローダーデールを紹介
3日目:フォートローダーデールを出港【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月27日(水)
いよいよパナマ運河クルーズの始まりです!
ホテルからはタクシーでフォートローダーデール港のポートエバーグレーズ(Port Everglades)に向かいます。
ポートエバーグレーズの何もない体育館のような場所で、乗船開始の11時30分までじーっと待ちます。
日本人はいないかな~とちょっと探しましたが、まったく見当たりません。
結局、今回のクルーズで日本人は私たち2人だけのようでした。
半年ぶりのザイデルダムは、廊下やエレベーターホールが明るくなっていてびっくり!
ひと月前に改装しており、半年前に乗船した時とは随分印象が変わっていました。
そしてアトリウムにはクリスマスの飾り付けが残っていました。
お菓子で作られた家の間を機関車が走っていて、ちょっぴりクリスマス気分を味わえました。
4日目:カリブ海の美しい島で過ごす【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月28日(木)
クルーズ2日目は、ハーフムーンケイ(Half Moon Cay)に寄港します。
昨日乗船したばかりでまだ心の準備(?)ができていないまま、ハーフムーンケイに到着です。
ナッソーから約16km(10マイル)の距離にあるハーフムーンケイはホーランドアメリカラインが所有するプライベートアイランドです。
10平方km程度の小さな島ですが、島の2%しか手を入れていないそうです。
数あるプライベートアイランドの中でも美しいと言われているハーフムーンケイは、ビーチが半月型になっているからこの名前が付いたそうです。
この時期のハーフムーケイは、日差しが強くても海水は冷たくて海に入るのは厳しいです。
(といっても泳いでいる人はいますが)
おまけに今日は曇り空。
昨年も西カリブ海クルーズの途中でハーフムーンケイに寄港した時は、クラムシェル(日除け)を借りてビーチでのんびりしましたが、今年は島内散策をすることに。
ビーチの反対側には、エイと遊ぶアクティビティがあります。
海辺の一角が囲われていて、その中にたくさんのStingray(エイ)が泳いでいます。
ちなみにハーフムーンケイの人気アクティビティは、乗馬(Horseback Riding)。
海辺を馬に乗って走る、なんて素敵ですよね。
ランチはハーフムーンケイにあるフードパビリオンで。
私は、ハンバーガーに、野菜サラダ、シーフードサラダ、マンゴーサラダ。
ビッグなお肉の罪悪感を薄めるため、サラダをいろいろととってみました。(笑)
小エビがたくさん入っているシーフードサラダは我が家のお気に入りです。
食事に定評があるホーランドアメリカライン。
ハーフムーンケイのビュッフェランチも船内に劣らず美味しいですよ!
カリブ海で一番美しいハーフムーンケイについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ハーフムーンケイ(Half Moon Cay))|ホーランドアメリカライン プライベートアイランド
6日目:ローカルバスで美しいビーチへ【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月30日(土)
今日はオランダ自治領のアルバ(Aruba)の首都のオラニエスタッド(Oranjestad)に寄港します。
近隣にある同じオランダ領のボネール(Bonaire)、キュラソー(Curaçao)と共にABC諸島といわれています。
ターミナルの先には、ショッピングモールや高級ブランド店、カジノなどが立ち並ぶ賑やかなメインストリートがあります。
このあたりはカラフルな建物が多く、ぶらぶらと歩くだけでも楽しいですよ。
もっと都会かと思っていたけど、高層ビルなどもなく、どことなくグランドケイマンに似たのんびりとした雰囲気です。
アルバは小さな島なのに10以上のビーチがあります。
どのビーチも美しいと聞いたため、これは行くしかない!
そこでクルーズターミナルに近いイーグルビーチに路線バスを使っていくことに。
イーグルビーチまでは往復で一人$10。
アルバの通貨はアルバ・フロリンですが、米ドルも使えます。
白くてサラサラの砂浜が続くイーグルビーチ。
そしてターコイズブルーの海。
カリブ海は本当にきれいです。
再び路線バスでメインストリートまで戻ってくると、車道は封鎖され、何やら大量の爆竹が。
それもかなり遠くから続いているようす。
そしてここが最終点のようで、大量の爆竹が山積みされています。
と、始まりました!
始めは遠くから始まった爆竹が近づいてきます。
次第に音は大きくなり、目の前を通過する頃は大音響で何も聞こえないほど。
そして最後の山積み爆竹が破裂し、あたりは真っ暗。
火の手もあがり、セキュリティが消火していました。
帰国後、調べてみたのですが、結局何のイベントだったかは不明。
7日目:カリブ海のカラフルな町ウィレムスタット【パナマ運河クルーズ旅行記】
2017年12月31日(日)
今日は、ABC諸島のひとつ キュラソーの主都ウィレムスタットに寄港します。
昨夜11時にアルバを出航した船は、朝8時には到着。
アルバからわずか100km強の場所ですからね。
町並みがユネスコの世界遺産に登録されているウィレムスタットを自力で散策します。
川の向こう岸にカラフルな建物が見えます。
オランダ植民地時代の面影を残すコロニアルな建物が並ぶその姿は、「ウィレムスタッド歴史地域」として世界遺産に登録されています。
そしてこの全長167mのクイーン・エマ橋は、16隻の船が橋桁となっていて、船が通るたびに橋が動く可動式の浮き橋なのです。
橋の上は結構揺れますよ〜!
ちなみに船を通過させるために橋が使えない間は、フェリーが運行しています。
セント・アナ湾沿いには水上マーケットがあります。
色とりどりの果物が並んでいます。
さらにウィレムスタッドの町を散策し、船に戻ります。
今夜は大晦日。
ディナーはガラ(Gala Night)で、食事の後はデッキでカウントダウンパーティです!
12時を前にカウントダウンが始まり、ジャスト12時に船の汽笛が鳴ります。
これには感動!
さらにクルーズディレクターが、氷でできた「2017」の「7」の文字をプールに落とし、「8」の文字を出すという演出もありました。
9日目:世界遺産カルタヘナ(コロンビア)の美しい町を歩く【パナマ運河クルーズ旅行記】
2018年1月2日(火)
今日はコロンビアの第5の都市カルタヘナに寄港します。
スペイン植民地時代の歴史的建築物が多く現存することから、1985年にユネスコの世界遺産に登録されています。
今回は停泊時間が短いので、カルタヘナの観光スポットを巡るエクスカーションツアーに参加しました。
上記の写真は、民芸品などのお店が並ぶLas Bovedas(ラスボべダス通り)です。
武器弾薬庫や刑務所などとして使われていた時代もあったそうです。
次は旧市街を散策します。
スペイン植民地時代の美しい街並みが続いています。
これは宗教裁判博物館に飾られていた絵画です。
宗教裁判博物館次は現在は博物館として使用されていますが、以前は1610年に異教徒を取り締まるために作られた宗教裁判が行われていました。
牢獄や拷問に使われた器具や、魔女狩りの様子などを描いた絵画などが展示されています。
広場にある時計門。
旧市街は4kmにわたる城塞に囲まれており、そのメインの入口となっているのが、この時計門です。
ツアーでは、南米スペイン植民地の中で最も強固で堅牢な要塞と言われているサン・フェリペ要塞や、サント・ドミンゴ教会、サン・ペドロ・クラベール寺院なども見学しました。
当初は自力で観光しようと思っていたのですが、短時間でまわるのは絶対に無理!
エクスカーションに参加してよかった〜。
10日目:クルーズハイライト!パナマ運河へ【パナマ運河クルーズ旅行記】
2018年1月3日(水)
いよいよクルーズのハイライト パナマ運河です。
今回のクルーズはカリブ海から太平洋側に通り抜ける航路ではないので、水路を経てガトゥン湖で停泊し、再びカリブ海にも戻ってくることになっています。
まだ夜が明けない早朝からベストポジションを確保し、パナマ運河通過を待ちます。
かなり早くから行動しないと、良い場所はとれません。
この時期は、太陽が出ると蒸し暑く、日差しが強いので日焼け対策は必須です。
でも日が陰ると途端に肌寒くなります。
寒暖差にも注意が必要です。
写真はガトゥン閘門の最初の閘室に入ったところです。
ガトゥン閘門には3つの閘室があり、それぞれで約9mずつ船を上昇させ、海抜26mのガトゥン湖に入ります。
これは船の後ろから見た様子です。
次の船が最初の閘室に入ってきましたが、水の高さが違うのがよくわかりますね。
ガトゥン湖に入った船はしばらく停泊します。
周囲には多くの船がパナマ運河待ちしています。
一日に航行する船の数は35~40隻だそうです。
パナマ運河には幅の狭い区間があり、両側から機関車で船のポジションを安定させ、両脇の壁にぶつからないようにしているそうです。
確かに船から手が届くほどの場所に壁があります。
今回は自室のベランダからパナマ運河を堪能しようと奮発(?)してベランダ付きの客室にしました。
でも客室があるデッキ8から見ると、見る位置が高いせいか水位の変化が実感ないのです。
結局ほとんど自室のベランダから見ることはなかったので、ベランダ付き客室じゃなくてもよかったと後悔。
夕方、船はパナマのコロンに到着。
コロンは外務省の海外安全情報(危険情報)でも「レベル1=滞在には特別な注意が必要」と指定されており、治安がとても悪い場所なのです。
でも勇気を出して、近くのショッピングセンターまで行ってみることに。
なんとセキュリティの手前にショッピングセンターに行くための通路があり、その通路は金網で囲まれていました。
つまりセキュリティから外にでることなくショッピングセンターに行くことができるのです。
金網から町の様子を見てみると、建物や普通の家も建っていますが、あまり電気が灯ってなく暗いですよね。
日も落ちているし、薄暗い街中を歩くは怖そう・・・。
(でもショッピングセンターの中は普通でしたよ^^)
11日目:プエルトリモン(コスタリカ)のレインフォレスト【パナマ運河クルーズ旅行記】
2018年1月4日(木)
今日は最後の寄港地 コスタリカのプエルトリモン(リモン)です。
非武装国家として有名なコスタリカは、北にニカラグア、南東にパナマと国境を接し、カリブ海と太平洋に面している国です。
そんなコスタリカの自然を体感したいと思い、モンスタートラックでレインフォレストを巡る船のエクスカーションに申し込みました。
写真のモンスタートラックは、アメリカの軍事用トラック(?)を買って改良したそうで、水陸両用です。
国土の約4分の1が国立公園・自然保護区となっているコスタリカには、地球上のすべての動植物種の約5%が生息していると言われています。
バスを降りて、レインフォレストを散策します。
レインフォレストの次は、バナナ農園です。
かなり広大でトラックで走っても走っても農園は続いています。
バナナ農園に寄って試食でもあるのかな~と思っていましたが、残念ながら車の中からの見学のみでした。
わかりづらいですが、木の間に野生の「なまけもの」を発見!
最後はコスタリカ風ピクニックです。
ソフトドリンクやブラウンシュガーから作られているアルコール度数20度!というお酒もありました。
トルティーヤやスイカ、パイナップルなども食べ放題!
お昼ごはんを食べてなかったのでこれは嬉しかったです。
約4時間のエクスカーションはこれで終了です。
14日目:下船〜ヒューストンへ【パナマ運河クルーズ旅行記】
2018年1月7日(日)
2日間の終日航海を経て、下船の朝を迎えました。
船を下りた後はフォートローダーデール空港に向かい、ヒューストンに移動。
今夜はヒューストンで一泊し、翌日日本帰る予定です。
ホーランドアメリカが用意するバスでフォートローダーデール空港に向かいます。
ですが、予定の時間を過ぎても下船の案内がきません。
結局1時間遅れで下船。
しかし今度は入国審査も長蛇の列!!
どうやらUS とNon US で列が分かれているらしいので、慌ててNon US に並びます。
(Non US の方が列が短かったので)
結局、下船時間から2時間もかかって外にでることができました。
それにしても列が分かれているということの案内もなく、オペレーションが悪いすぎる!!
なんかすっきりしない最後になってしまいました。
約3時間の飛行の後、ヒューストンに到着。
今夜の宿は、空港からタクシーで10分弱くらいの場所にあるシェラトン ノース ヒューストン ジョージ ブッシュ インターナショナル(Sheraton North Houston at George Bush Intercontinental)です。
ホリデーシーズンを過ぎているためか、クラブルームなのに前泊したベストウェスタン安かったです。^^v
ディナーはヒューストン空港で買ったSpicy Tuna と、Salmon のお寿司。
あ〜、昨夜はステーキだったのになあ。
15日目:ヒューストンから成田へ【パナマ運河クルーズ旅行記】
2018年1月8日(月)
パナマ運河カウントダウンクルーズ旅行もとうとう最終日です。
今日はヒューストンから日本に帰ります。
空港のラウンジで朝食をとろうと思い、早めにホテルを出発し、空港に向かいます。
朝早いためか空港は混んでいません。
チェックインもセキュリティもすぐに完了!
チェックインカウンターやセキュリティは空いていたのに、ラウンジはかなり混んでいました。
どこにこんなに人がいたのか!と思うほど。
空いている席を探すのも大変。
さあ!朝食です!!
と思ったけど、あまり食べる物がありません。
せっかく楽しみにしていたのに、残念。
今日搭乗するNH173(Boeing 777-300ER JA781A)の出発は10時15分、搭乗開始は9時45分。
しかしコンピュータの不具合が発生し、搭乗が遅れるとのこと。
さらにようやく搭乗開始になっても、手作業で搭乗者リストと搭乗券を照らし合わせて確認しているので、機内に入るのも時間がかかること。。。
結局約2時間遅れで離陸となりました。
予定より1時間45分遅れの17時成田に到着。
とはいえ、大きな事故もなく、今回も無事に楽しく旅行を終えることができました。