ANA(全日空)ファーストクラスに初めて搭乗した時の搭乗記をお送りします。
記念すべき初めてのANAファーストクラスは、成田ーヒューストン間です。
この搭乗記では、
- 成田空港のANAファーストクラスでのチェックイン
- ANAファーストクラスラウンジの様子
- ANAファーストクラス機内の様子
- ANAファーストクラスのシートや設備
- ANAファーストクラスの機内食
- ANAファーストクラスのアメニティ
など私たちの搭乗体験を詳しくご紹介しています。
普段なかなか経験できないファーストクラスの機内食は、洋食と和食の2種類を多くの写真と共に、さらに搭乗中に結婚記念のお祝いとしていただいたサプライズプレート、ファーストクラスでの服装などについてもお伝えします。
それでは、ANAファーストクラスへどうぞ!
記事が長くなってしまったので、シートや食事内容をコンパクトに紹介したスライドショーを作りました。
ANAファーストクラスの様子をサクッとご覧になりたい方はスライドショーをご覧ください。
ANAファーストクラス旅行の始まり
ANAのファーストクラスは片道価格だけでも100万円以上します!
今までにもANAのビジネスクラスには搭乗したことがありますが、そのカーテンの先にあるファーストクラスなんて自分たちにはまったく縁がない世界だと思っていました。
今回、考えてもいなかったANAファーストクラスに搭乗できたのは、コツコツと貯めてきたマイルのお陰です。
そう、特典航空券(マイル)を利用して搭乗する機会を得たわけです。
記念すべき初めてのファーストクラスは、成田発ヒューストン行きのフライト(NH174便)です。
パナマ運河と中南米を巡るクルーズ(旅行記「ANAファーストクラスで行くパナマ運河クルーズ旅行記」) 旅行が決まり、クルーズ船が出港するアメリカ・フロリダにあるフォートローダーデールまでは日本からの直行便がないためヒューストンを経由することにしたのです。
その際、成田からヒューストンまでのフライト (NH174便) でファーストクラスを利用することになったのでした。(ちなみに帰国時のシカゴから成田間はANAのビジネスクラスを利用しました)
ANAビジネスクラスについては次の記事で詳しく解説しています。
ANAビジネスクラス搭乗記|ANAビジネスクラスのシートや機内食を紹介
ANAファーストクラスの公式情報はこちら(ファーストクラス | Service & Info [国際線] | ANA)
ファーストクラス専用のZカウンターでチェックイン
成田空港に到着した後、まずはチェックインをするために成田空港第1ターミナル(南ウィング)へ向かいます。
以前はファースト/ビジネス/エコノミーの各クラス毎にチェックインカウンターが並んでいましたが、今はファーストクラスの場合は保安検査場に隣接するZカウンター「ANA SUITE CHECK-IN」でチェックインを行います。
ANA SUITE CHECK-IN は、ファーストクラス以外にもダイヤモンドメンバーも利用できる専用のチェックインカウンターです。
カウンターといっても、囲われた部屋になっていて外からは中をうかがい知ることはできません。
燦然と「Z」の文字が輝く場所へ突入です!
いやあ、それにしても入る時ドキドキしたなあ。この旅行で一番緊張した瞬間かもしれません。笑
中にはチェックイン用のデスクが並んでいます。
チェックインカウンターの反対の壁側にはソファーも用意されています。
ホテルのフロントのような高級感満載な場所です。
私たちが入った時にはまだスタッフしかいません。
だってまだオープンして10分くらいしか経っていませんから。
どうみても一番乗りでした。
まず、おしぼりが出ました。
おしぼりで手を拭きながらのチェックインなんて初めてです。
とはいえ、チェックインはいつもの通り淡々と終了。
さらにヒューストンからフォートローダーデールまでのユナイテッド(UA)のチケットも発券してもらえました。
今回ANAとUAのチケットは別々で購入していたので、成田で出してもらえて助かりました。
預けた荷物に付けてもらったANAファーストクラスの赤いプラオリティタグ。
傷だらけのスーツケースも輝いて見える?
(写真はフォートローダーデール到着後にとったものです)
手続き後、「SUITE CHECK-INは初めてですか?」と聞かれ、記念にと2人の写真を撮ってもらいました。
いやあ、初心者丸出しがわかってしまったのですね。
恥ずかし〜。
チェックイン後は専用通路より隣接の保安検査場へ直接進みます。
ファーストクラス専用レーンのため、検査待ちで並んだりしません。
緊張が続いていたせいか手荷物からタブレットは出したのですが、液体などは入れたまま。
でも何も指摘されませんでした。(ファーストクラスだから?)
ファーストクラスラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」へ
出国手続きも終え、次のお楽しみ ANA SUITE LOUNGE ヘ!
今日の搭乗口は54番ゲートのため、第5サテライトのラウンジを利用します。
いつもは左側のビジネスラウンジを利用することが多いのですが、今日は右側のファーストクラスラウンジのANA SUITE LOUNGEです。
ANA SUITE LOUNGE は、ファーストクラス搭乗者以外に、ANAダイヤモンドメンバー、STAR ALLIANCE加盟各社のファーストクラス利用者が利用できます。
どんな煌めく世界が待っているのか?
期待で胸がはずみます。(笑)
(上記写真は2016年に撮影したものです)
中は白と黒を基調としたインテリアでビジネスラウンジとまったく同じ雰囲気です。
一瞬、ここはビジネスラウンジ?と錯覚してしまいました。
このように窓に向かったシートもあります。
この時間(朝8時過ぎ)はまだ人も少なく空いています。
さあ、食事です!
と勇んで行っても、実は事前にメニューをチェックしていたので、どのようなものがあるかはわかっていました。
残念ながら、朝はあまり種類が多くなく、11時過ぎになるとかなり充実するようです。
でも私たちのフライトは10時50分なので、11時までいられません。。。(涙)
(11 時までは朝食メニューで、その後はランチ&ハイティーメニューとなります)
おにぎりやサンドウィッチはビジネスラウンジとあまり変わらない?
でもオムレツとソーセージ、ベーコンはビジネスラウンジにはなかったメニューですね。
器に入っている「あおさわさび昆布」は美味しかったです。
3杯もおかわりしちゃいました。笑
アルコールももちろんありますが、諸事情によりここでは我慢してソフトドリンクを飲む旦那です。
デザートも11時以降に提供されるようで、朝はアイスのみでした。
デザートは美味しいと聞いていたので、ショック。(号泣)
食後はマッサージチェアを利用しましたが、あっという間に搭乗時間になってしまい、途中でマッサージは終了。
時間が気になり、くつろぐことができず、あまりリラックスできませんでした。。。
本当はシャワーも利用してみたかっだけど、そんな余裕はなし。
ちょっと消化不良のANA SUITE LOUNGE 体験でした。
ANA SUITE LOUNGEの食事メニューなどをレポートしている記事はこちら。
ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)レポート
いよいよ搭乗 〜ANAファーストクラスの機内とシート〜
搭乗開始のアナウンスが流れたので搭乗口へ向かいます。
ラウンジを出て搭乗口に向かうと、既に優先搭乗は終わっていました。
ええ〜! 一番乗りしたかったのに残念。
そしてボーディングブリッジへ向かいます。
いつもは何の迷いもなく右側に進む入口を今回は「FIRST CLASS」と書かれた左側に進みます。
今回搭乗するBoeing 777-300ERのファーストクラスの座席は、上図の1と2列目のAからKまでの8席です。
この時の乗客は私たちを含め5名でした。
そして私たちが座るシートは、2G と 2D の中央列2席(赤丸で囲った席)です。
この中央列2席の間には可動式の仕切り板(扉)があり、扉を開ければ隣席の人とも会話ができます。
ですが、この扉がシートからは少し離れた位置にあるので、実際に会話する時には身体を起こさないといけないのです。これがちょっと難儀で。。。
(まあ、あまり会話なんてないのですが。笑)
それにしてもたった8席(人)のためにトイレが二つもあるなんて、なんて贅沢なのでしょう!
さすがファーストクラスですね。
これが今日のシートです。
通路とは高い壁で仕切られていますが、完全な個室にはなりません。
もっとも通路を人が通ることはほとんどありませんので、そんなに気にはなりませんが。
このシートは、寝る時にはフル・フラットになります。
もちろんビジネスより横幅があって広いです。
また有名寝具メーカーのベッド・パッドが使われており、とても寝心地が良かった!
ただリラックス・モード(リクライニング)時の微妙な角度の調整が難しかったです。
シートコントローラーは画面タッチ式です。
座席に座ると、目の前には23インチ大型液晶ワイドスクリーンモニターが設置されています。
でもあまりに距離があるので、老眼の旦那には宝の持ち腐れ?
モニターの下にも棚がありますが、座っていると手が届きません。
足元ももちろん広いので、頭上の手荷物入れを使う必要などありませんでした。
身長158cmの私が足を伸ばした状態。
向こう側に足が届きませ〜ん。
シート横にはメガネなどを入れる収納ボックスがあります。
でもどこに何を置いたのか忘れてしまいそうなので、なるべく荷物は一ヶ所にまとめておきました。
モニターのコントローラもシート横の壁にあります。
モニターの下からテーブルを引き出してみました。
テーブルの表面がピカピカ光っていますね。
JALのファーストクラスに搭乗した知人から、「JALのファーストクラスは、テーブルを挟んで2人が向かい合って座れる仕様になっている」と聞いていました。
もしかしたらANAも同じかな?と思ったけど、残念ながらそうではありませんでした。
向かい合うことができれば、一緒に食事ができて楽しいですよね。
ANAもぜひそうしてくれればと思いますが、この先ファーストクラスに乗る機会はないか。
通路側にはジャケットなどを収納できるスペースもあります。
とにかく収納場所が多く、どこに何を入れたのか忘れてしまいそうです。
ANAファーストクラスの高級アメニティ
さて、アメニティを見てみましょう。
まずはオーガニックコットンを100%使用したパーカーとズボンのリラックスウェア。
とても着心地が良いです。
持ち帰り可能なので、旦那はクルーズ中も船内でパーカーを着ていました。
(ただし、持ち帰り用に新品をもらえるわけではなく、機内で着ていたものをそのまま持ち帰りました)
ズボンのウェストは紐で絞れるようになっていますが、かなりゆとりあるサイズです。
Mサイズでも気を緩めるとズボンが下がってきてしまうほどです。
自宅に持ち帰りましたが、私は残念ながらその後はまったく着用していません。
この頑丈な作りのサムソナイトのケースには、
ザ・ギンザの化粧品の他、歯ブラシセット、アイマスク、イヤプラグのアメニティが入っていました。
(もらって嬉しいけど、荷物が増えるのが難点。。。)
ザ・ギンザの化粧品は、以下の3点です。
- モイスチャーライジングエマルジョン(乳液)
- エナジャイジングローション(ローション)
- クリーミークレンジングフォーム(洗顔料)
現品の価格が、
- モイスチャーライジングエマルジョン(乳液):¥22,000
- エナジャイジングローション(ローション):¥19,800
- クリーミークレンジングフォーム(洗顔料):¥6,600
という高級化粧品です!
もちろんアメニティは現品よりかなり小さなサイズとなりますが、それでも金額を換算してみるとかなりの高額!
やはりファーストクラスのアメニティは違いますね。
さらに、ソニーのデジタルノイズキャンセリングヘッドホンと、私が気に入ったカシミアのブランケット。
ブランケットはとっても肌触りがよくて気持ちよかったです。
自宅に戻ってから調べたところ、テネリータ というブランドで結構なお値段がするものだとわかりました。
(ヘッドホンとブランケットは持ち帰れません)
スリッパはビジネスクラスで配られているものと同じでした。
スリッパを入れるための袋と、コンパクトな靴べら付きです。
フカフカなタオル生地で、ペラペラなスリッパではありません。
「ANA」のロゴ入りです。
持ち帰ることができるので、私たちは今回のクルーズ旅行中、部屋で履いていました。
座席に着き、暫くすると チーフパーサー が挨拶にきてくれました。
『 Hxxx様、本日もご搭乗頂きありがとうございます 』
でも庶民の私たちには、こう言うのはとにかく照れるのです。^^
ウェルカムドリンクをいただく頃、L1 Door はクローズ。
さぁ、初めてのファーストクラスでのフライトを楽しみましょう!
ANAファーストクラス機内食 〜空の上での極上フルコース〜
成田ーヒューストン便で用意されている食事メニューは以下の通りです。
- 搭乗後に提供されるメインの洋食と和食のコース
- 1食目の食事の後にいただける軽めの和食・洋食のセット
- アラカルト
まずはドリンクサービスからスタート。
旦那のシャンパンは KRUG (クリュッグ) です。
シャンパンには疎い旦那ですが、事前に調べたらクリュッグはフルボトルで2万円超もする最高級シャンパンで気軽に飲めるようなお酒ではありません!
シャンパーニュ・クリュッグ グランド・キュヴェ
引用:ANA
シャンパーニュ、フランス
比類なきシャンパーニュ・クリュッグ グランド・キュヴェ。1843年以来、創業者ヨーゼフ・クリュッグの理念を体現し続けています。120種類を超える10年以上の異なるヴィンテージのワインを配合し、各年でアッサンブラージュ。セラーでさらに7年熟成し、毎年新たなEditionが誕生します。収穫年の異なるワインを多種ブレンドするため、単一ヴィンテージでは表現できない複雑な味わいとアロマが生まれます。
なぜかクリュッグ用には シャンパン用に2つのグラス が用意されました。
チーフパーサーの説明によると、2つはそれぞれ
- 細長いグラスは従来から使用している物
- 少し丸みを帯びたグラスは最近シャンパン・メーカーが推奨しているもの
だそうです。
確かに従来のグラスと比較すると、メーカー推奨のグラスはより芳醇な香りが増すようと言っていました。
(本当に違いがわかっているのか?)
まあ、めったに飲めない高級シャンパンを満喫した旦那のようです。
アルコールはシャンパンの他にも、白ワイン、赤ワイン、ポート、日本酒、カクテル、ウィスキー、スピリッツ、ブランデー&リキュール、ビールなど多くの種類が用意されていました。
私は「香るカボス(はちみつ入り)」をオーダーします。
ANAに乗るといつも飲んでいるANAオリジナル “かぼすジュース” 。
以前ビジネスクラスに搭乗した時にCAの方に勧めていただいて以来、ずっと飲んでいるのです。
アルコールは多くの種類が用意されていましたが、ソフトドリンクは「香るカボス」以外に数種類のみ。
アルコールが苦手な私は少々つまらない。
ドリンクと共にアミューズをいただきます。
トリュフ風味のフムス、鴨の生ハムとマッシュルームのマリネ タイム風味、アプリコットとバターのロール仕立て、ソフトスモークホタテ貝 オレンジのソース。
すべて一口サイズです。
そして、いよいよ食事がサーブされます。
ピカピカに光っていたテーブルにクロスがかけられ、カトラリーがセッティングされます。
カトラリーにはANAのロゴが入っていました。
機内食 〜洋食のコース〜
1食目は和食と洋食から選べます。
私は洋食のコースをチョイスしました。
ANAファーストクラスの洋食は、以下の8品です。
- アペタイザー
- サラダ
- コーンスープ
- メインディッシュ
- ブレッドセレクション
- チーズプレート
- デザート
- プティフール
まずは3種類から選べるアペタイザーから。
オマール海老とそのコンソメジュレのガトー仕立て バニラ風味 キャビア添え。
お皿の後ろにこっそりと控えているのは、
そう、キャビアが瓶ごと提供されるのです!
噂には聞いていたけど、本当に瓶まるごとなのですね。
残念ながら、私は塩分控えめ生活を送っているので、ほとんどは旦那が食べました。(涙)
アペタイザーに続き出てきたのは、ガーデンサラダ 柚子風味のパルメザンチュイール添え。
ドレッシングは、「柚子胡椒のドレッシング」「ノンオイルトマトドレッシング」の2種類から選べます。
この後、コーンスープ がサーブされるはずだったのですが、気流の関係で機体が揺れだしてしまい、落ち着いてからサーブすると言われたのですが、結局それっきりでした。
メインディッシュは、鮟鱇のロースト 木の子とトリュフ香るソース。
他にも和牛フィレなどもありましたが、鮟鱇なんてあまり食べる機会がないので、魚をチョイス。
トリュフソースとありますが、よくわからない。。。
いろいろなキノコが添えられていましたが、苦いのがあったなあ。
ブレッドは4種類(バゲット、くるみパン、紅茶ブレッド、グラハムブレッド)から選べます。
私は、バゲットと紅茶ブレッドをいただきました。
デザートは、4種類の中からチョイスできました。
私が選んだのは、フィナンシェオランジュ 柚子と苺ソルベ。
焼き菓子とシャーベットの組み合わせです。
あれ、チーズはサーブされなかったぞ。私はお酒を飲まないから聞いてもくれないのかな?
さらにプティフールを紅茶と共にいただきます。
このチーズケーキが甘すぎず、とても美味しかったです。
紅茶は高級ブランド TWG TEA。
さすが美味しい!
私がいただいた洋食コースは以下の通りです。
< 洋 食 > |
アペタイザー | オマール海老とそのコンソメジュレのガトー仕立て バニラ風味 キャビア添え |
サラダ | ガーデンサラダ 柚子風味のパルメザンチュイール添え |
主菜 | 鮟鱇のロースト 木の子とトリュフの香るソース |
デザート | フィナンシェオランジュ 柚子と苺ソルベ, プティチーズケーキ |
機内食 〜和食のコース〜
一方、旦那は和食を選んでいました。
和食のコースは、
- 先付け
- 前菜
- お椀
- お造り
- 炊き合わせ
- 小鉢
- 主菜
- ごはん
- 和菓子
と品数が多い!
一つ一つの量はそれほど多くないのですが、すべてを食べたらかなりお腹いっぱいになったようです。
先附:海老と筍の海老味噌
前菜:ジャンボマッシュルーム百合根黄身焼き じゃが芋ビーフ生ハム巻き 公魚甘露煮氷餅まぶし 車海老 干し柿抹茶揚げ 叩き牛蒡 慈姑せんべい
お椀:焼き目鱈と白子豆腐
お造り:真はた焼き霜造り
炊き合わせ:北海道和牛バラ肉の角煮
小鉢:つぶ貝と根三つ葉 蜜柑おろし和え
主菜:クエ照り焼き
炊き合わせと小鉢、主菜にごはん、味噌汁、香の物。
お米は「青森県 五所川原産 つがるロマン(金芽米)」を使っていました。
このお米は、日本の高校で初めて国際水準の第三者認証グローバルGAP1を取得した青森県立五所川原農林高等学校の生徒達が育てたものです。
和食では食後のデザートとして とらや羊羹「夜の梅」が用意されていたのですが、旦那は羊羹は好みではないので、洋食のフォレノワールに代えてもらっていました。
旦那の和食コースは
< 和 食 > |
先付け | 海老と筍の海老味噌 |
前菜 | ジャンボマッシュルーム百合根黄身焼き, じゃが芋ビーフ生ハム巻き, 公魚甘露煮氷餅まぶし, 車海老, 干し柿抹茶揚げ, 叩き牛蒡, 慈姑せんべい |
お椀 | 焼き目鱈と白子豆腐 |
お造り | 真はた焼き霜造り |
炊き合わせ | 北海道和牛バラ肉の角煮 |
小鉢 | つぶ貝と根三つ葉 蜜柑おろし和え |
主菜 | クエ照り焼き |
デザート | フォレノワール |
下記は、今回私たちが搭乗した時のファーストクラスでの1食目の全メニューです。
(画像をクリックすると拡大します)
空の上でこんなに美味しい食事ができるなんて、本当にすばらしいひとときでした。
ANAファーストクラス機内食 〜オリジナルカレーとお茶漬け〜
さて、ヒューストン到着2時間前に2食目をいただきました。
今回、1食目があまりに多くの量だったので、さすがにあまりお腹が空いていない旦那。
夜食に 一風堂のラーメン “そらとん” を食べようと思っていたらしいのですが、1食目が消化しきれず、夜食は断念したそうです。
1食目と同じようにテーブルクラスがかけられ、食事が始まります。
私は、「鹿児島産つけ揚げ」と「河豚茶漬け」。
飲んだ後の〆のような組み合わせですね~。
でも1食目で食べ過ぎたので、お茶漬けはちょうど良かったです。
旦那は、「ANAオリジナルカレー」と
「ガーデンサラダ 柚子風味のパルメザンチュイール添え」。
このサラダは1食目で私が食べたものと同じです。
今まで到着前の機内食では和食をチョイスしていた旦那ですが、今回は以前から気になっていたカレーにしたようです。
2食目はカレーやお茶漬けの他にも、和食や洋食のセット、単品でもいろいろなメニューが用意されています。
でもデザート系がなかったのが残念。。。
以下の画像は私たちが搭乗した時のファーストクラスでの1食目以降に提供されるメニューです。
(画像をクリックすると拡大します)
搭乗した時のアルコールやソフトドリンクメニューです。
アルコールやソフトドリンクメニュー(ここをクリックしてください)
●シャンパン/Champagne
シャンパーニュ・クリュッグ グランド・キュヴェ(Champagne Krug Grande Cuvee)
シャンパーニュ・ルイ・ロデレール ブリュット ミレジメ 2009
●白ワイン
アルテッサ エステート・リザーブ・シャルドネ・カーネロス・ナパ・ヴァレー2014
シャブリ・プルミエ・クリュ・ニコラ・ポテル 2014
ウォルフベルジェ ピノ・グリ グラン・クリュ ペルシベルグ 2014
テンボルスクレフ・ヴィオニエ2016
●赤ワイン
ダックホーン・ヴィンヤーズ・ナパ・ヴァレー・メルロー2013
ボーヌ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・ムース、ドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス2012
ドメーヌ・デ・セネショー・シャトーヌフ・デュ・パプ・ルージュ2013
キンタイ・キュー・グランド・レゼルヴァ・シラー・カサブランカ・ヴァレー2014
●ポート/Port
グラハム・トゥニー 30年
●日本の銘酒/Sake and Shochu
山形政宗 純米吟醸 雄町、紀土 あがらの純米大吟醸、鶴齢 純米吟醸、村尾、佐藤 麦
飛乃流 朝日、角玉梅酒
●アペリティフ&カクテル Aperitifs & Cocktails
ドライシェリー、ドライヴェルモット、カンパリソーダ、カンパリオレンジ、スプモーニ、キール
キールロワイヤル、ミモザ、マティーニ、ブラディマリー、スクリュードライバー
●スピリッツ Spirits
ボンベイ・サファイア、ウォッカ
●ブランデー&リキュール Brandy & Liqueur
ヘネシーXO、ベイリーズ オリジナル アイリッシュクリーム
●ビール Beers
アサヒ スーパードライ、キリン 一番搾り、サッポロ 黒ラベル、サントリー ザ・プレミアムモルツ
●ウイスキー Whiskies
サントリーウイスキー 響21年、バランタイン リミテッド、ジャック ダニエル グラック
●ソフトドリンク Soft Drinks
ANA オリジナルドリンク「香るかぼす」(はちみつ入り)、オレンジジュース、アップルジュース
グレープフルーツジュース、トマトジュース、コカ・コーラ、コカ・コーラ ゼロ
スプライト または セブンアップ、ジュンジャーエール、令緑茶、スパークリングウォーター
ミネラルウォーター、ミルク
●日本茶/Japanese Teas
辻利 宇治煎茶、ほうじ茶、抹茶
●ティーセレクション/Tea Selection
ロイヤルダージリン、アール グレイ、1837 ブラックティー、ミッドナイト アワー ティー(デカフェ)
●ハーブティー(カフェインフリー)/Heral Teas
ANAオリジナルブレンド mitoco (ローズ・ジャスミンフラワー・ペパーミント) カモミール TWG Tea
●ANA スペシャルティコーヒーセレクション/ANA Specialty Coffee Selection
エスプレッソ、ホットコーヒー、カプチーノ、カフェラテ、カフェマキアート アイスコーヒー、アイスカプチーノ
それにしてもあの狭い機体の中に、こんなに多くの種類の飲み物を用意しているなんて驚きです。
いつもの「香るかぼす」だけではなく、他のドリンクも味わえばよかったとちょっと後悔。。。
ANAファーストクラスの機内食はいかがだったでしょうか。
普段はいただけない美味しいものを味わえるファーストクラスでの時間。贅沢な時を過ごせました。
最後にサプライズ! でも。。。
今回の旅行中に結婚記念日を迎えるということを旦那が CA に伝えたていたようで、なんと着陸体制に入る直前にお祝いのフルーツをいただきました。
以前にもやはり結婚記念のお祝いで同じようなサービスを受けたことがあります。
ANAさん、いつも心遣いいただきありがとうございます!
(でも既にお腹いっぱいだし、着陸体制前の慌ただしい時に出していただかなくても、という気持ちも少しあったりして。すみません!)
お祝いをいただいた後すぐに NH174 は IAH RWY8R に着陸。
地上走行の後、ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港 Terminal-D #5 に到着しました。
そしてL1 Door が開くのを初めて見て、飛行機を降りました。
ファーストクラス搭乗時のドレスコード
実は搭乗前に一番悩んだのが、「どのような洋服でファーストクラスに乗れば良いのか?」ということでした。
事前にイネターネットなどでいろいろと調べたのですが、明確な答えを見つけられませんでした。
ただ、いろいろな記事を読んでみて、厳格なドレスコードがあるわけではないものの、やはり上位のクラスに搭乗するのであれば、そこに相応しい服装が良いのではないかと思うようになりました。
というわけで、いつもはビジネスクラスでもスニーカーで乗る私ですが、今回はジャケットに少しきれい目のカーゴパンツにローファー。
カバンも少しおしゃれな物にしました。
旦那もジャケット着用ですが、いつものようにリュックを背負って。
もちろんこれが正解かどうかはわかりません。
(これは機内に入る時に地上係員の方に撮ってもらった写真です)
以前おしゃれして革靴で飛行機の乗った時に、足がむくんでしまい、降りた時には足が靴に入らなくなったことがありました。
その時は無理やり足を突っ込み、泣きながら(?)空港内を歩いたものでした。
長時間飛行機に乗る時は、おしゃれも大切ですが、このようなトラブルも避けなくてはいけませんね。
そのため今回はヒューストンに到着し、スーツケースをピックアップ後、すぐにスニーカーに履き替えました。笑
とはいえ、ファーストクラスのという日常とは違う空間を心地よく過ごすために、少しオシャレしてみるのも良いのではないでしょうか。
旅行がより楽しくなるのではないかと思います。
成田ーヒューストン(NH174)搭乗概要
今回の夢のような体験をしたフライトの概要です。
便名 | NH174 |
出発地 | 東京(成田) |
到着地 | ヒューストン |
出発時間 | 10:50発 |
到着時間 | 7:45着 |
所要時間 | 11時間55分 |
座席番号 | 2D/2G |
約12時間という長時間飛行でしたが、「降りたくない!まだ12時間くらい乗れる!」と思うほど、快適な空の旅でした。
ANA国際線ファーストクラス設定路線と値段
最後にANA国際線でファーストクラスが設定されている路線と正規の値段をご紹介します。
ANAは世界中の多くの都市に直行便を就航していますが、ファーストクラスが設定されている路線は限られており、すべての路線にファーストクラスが設定されているわけではありません。
ファーストクラスがある路線は以下の通りです。(2019年10月現在)
出発地 | 到着地 | 所用時間 | 価格 |
---|---|---|---|
成田 | サンフランシスコ | 9時間25分 | 約180万円 |
ロサンゼルス | 10時間00分 | 約180万円 | |
シカゴ | 11時間45分 | 約230万円 | |
ニューヨーク | 12時間55分 | 約230万円 | |
ワシントン | 12時間40分 | 約230万円 | |
ヒューストン | 12時間20分 | 約230万円 | |
ホノルル | 7時間35分 | 約150万円 | |
羽田 | ロサンゼルス | 10時間00分 | 約180万円 |
シカゴ | 11時間50分 | 約230万円 | |
ニューヨーク | 12時間55分 | 約230万円 | |
ロンドン | 12時間35分 | 約280万円 | |
フランクフルト | 12時間10分 | 約300万円 |
私たちがファーストクラスを利用したのは成田からヒューストンへ行く便(NH174)です。
往復で230万円!!
とても自腹では乗ることなんかできません。。。
本当は以前にも利用したことがあるシカゴ、ワシントン、ニューヨークが良かったのですが、すでにこれらの特典航空券の枠はなく、残っていたのがヒューストンのみだったのでした。
それでも特典航空券を確保できただけでもラッキーでした。
ANA国際線特典航空券に必要なマイル数
私たちがファーストクラスに搭乗できたのは、ANAマイルを使い国際線特典航空券を得ることができたためです。
ではファーストクラス搭乗に必要なマイル数はどのくらいなのでしょうか?
下記は私たちが利用したヒューストンを含む北米エリアを往復した場合の必要マイル数です。(2020年2月現在)
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | |
---|---|---|---|
日本⇄北米 | 150,000 | 150,000 | 165,000 |
私たちが搭乗したのは12月25日でハイシーズン。
さすがに往復ともファーストクラスに搭乗するだけのマイル数はなかったので、復路はビジネスクラスでした。。。
ANAビジネスクラスについては次の記事で詳しく解説しています。
ANAビジネスクラス搭乗記|ANAビジネスクラスのシートや機内食を紹介
ANAファーストクラスに搭乗してみて
最初で最後であろうファーストクラス。
Zカウンター「ANA SUITE CHECK-IN」に入る時から緊張が始まり、搭乗してからもしばらく経つまで緊張していました。
それほど普段の生活では体験できない世界でした。
ただ残念だったのは、今回はお昼前に成田を出発するフライトだったため、ANA SUITE LOUNGE に滞在できる時間が短く、また朝はあまりメニューが多くなかった点。
とはいえ、チェックインからラウンジ、そして機内でのサービスは、やはりビジネスクラスとは比較にならないほどの気遣いやおもてなしを感じました。
美味しい食事に快適な空間で過ごすことができ、ヒューストンまでの12時間もあっという間。
再びファーストクラスに搭乗する機会はないとは思いますが、今回のファーストクラス体験は人生の中での良い思い出になりました。