飛行機での海外旅行の楽しみといえば、やっぱり機内食。
日常にはない特別感を感じますよね。
そんな非日常をさらにアップグレードしてくれる国際線ファーストクラスの機内食を自宅で楽しめるオンライン販売サービスの「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」。
数多くの外資系航空会社の機内食を手掛けるゲートグルメジャパンの「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」は、実際にファーストクラス機内食を担当するシェフが調理したお料理をお取り寄せできる通販サービスです。
ファーストクラスなんてそう簡単に経験できるものではないので、お取り寄せでその気分を味わえるなんて嬉しいですね。
今回、ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の機内食をお試しさせていただきましたので、この記事ではワールドフレーバーの実食レポート・口コミをお届けします。
さて、国際線ファーストクラス機内食のお味はいかに?
フレンチの「ビーフチーク」のレポート を追記しました。[2022.2.21]
ファーストクラス機内食のシェフが作るワールドフレーバーの特徴
ゲートグルメは、スイス・チューリッヒに本社を持つ世界最大の機内食会社で、エミレーツ航空やターキッシュエアラインズなど、世界中の20社以上の航空会社に機内食を提供しています。
私たちも空港で何度もゲートグルメのケータリングトラックを見たことがあります。
「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」は、ゲートグルメジャパンが2021年1月から始めた国際線ファーストクラスで採用されている機内食メニューのオンライン販売サービスです。
ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の大きな特徴は
- 実際にファーストクラス機内食を担当するシェフが調理した本格的なメニューをお取り寄せできる
- 低温真空調理(Sous Vide Cookin)という調理方法を採用
外資系エアラインの機内食を作っているゲートグルメジャパンには、その国々の本場の味を提供するためにいろいろな国のシェフたちがキッチンで腕を振るっているそうです。
そのシェフが調理した洋食・和食・中華などの本格メニューを自宅で手軽にいただけるオンライン販売サービスが「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)というわけです。
また低温真空調理(Sous Vide Cooking)は、フランスで開発された「焼く」「蒸す」「煮る」に次ぐ第4の調理法と言われています。
食材と調味料を袋に入れ、密封して加熱する調理方法で、これにより食材に含まれる旨味や風味、栄養素の流出を防ぎ、食材の中に閉じ込めることができるのです。
低温真空調理は日本でも広まっていて、自宅でもできるように調理器具も販売されていますよね。
そんな低温真空調理法を使ってファーストクラスシェフが調理するお料理。
期待が膨らみますよね〜。
【口コミ・レビュー】スイス郷土料理のローストポークと牛肉の煮込み
今回いただいたのは、
- ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク
- スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み
のスイスの郷土料理2種類です。
それぞれ上記のメイン料理だけではなく、付け合わせも一緒にセットになっているので、あとは自分でパンなど主食を用意するだけで完了!
スイス料理なんてチーズフォンデュのイメージしかなかったのですが、調べてみるといろいろな郷土料理があるのですね。
ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク
ベルナー・オーバーラントは、スイスのベルン州の南部にある一帯で、アイガー、ユングフラウなどアルプスの名峰が連なる風光明媚な場所です。
そのベルナー・オーバーラントの郷土料理であるローストポークに使われている豚肉は千葉県香取市のブランド豚「恋する豚」。
「恋する豚」は、環境が美味しい豚を作るというポリシーのもと、エサや育て方などにこだわった豚だそうです。
恋する豚をバジルオイルとハーブでマリネし、低温でじっくり真空調理したローストポークです。
実はハーブの香りはあまり得意ではないのですが、気にすることなく食べることができました。
特に封を開けた時に広がる香りがとても良く、これは美味しそう!と予感させてくれました。
ショルダーというと脂肪が少なく、ちょっと固いイメージがありますが、低温真空調理によりしっとり柔らかく調理されていることもあり、固さを感じることはまったくありません。
またクセや臭みがなく、お肉自体の味がよく、とても食べやすかったですよ。
2人前で届けられますが、お肉が大きくてビックリ!
パッケージを見たら480gとありました。
一回では食べきれず、2回にわけていただきました。^^
サイドメニューは2種類。
パスタ シュペッツレ(ローストポークの奥側)は、スイスや南ドイツなどで食べられているショートパスタです。
肉料理の付け合わせとしてよく食べられているそうです。
今回初めて知ったシュペッツレ、日本ではあまり馴染みのない料理かもしれませんね。
麦粉、卵、水、塩をこねた生地を沸騰したお湯に削り落として作るそうです。
パスタだけで食べた時は特に印象はなかったのですが、マッシュルームソースを絡めると格段に美味しくなりますよ!
モチモチの食感も◎
もう一つのサイドメニューはグリーンキャベツ&ベーコンです。
キャベツがベーコンの味を吸っていて、とても美味しくて気に入りました。
ザワークラウトみたいな感じ?(でも酸っぱくはありません)
スイスの家庭料理としてよく食べられているそうです。
ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク(2人前)の内容
ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポークには、以下の食材が含まれています。
- スイススタイル ポークショルダー(480g)
- パスタ シュペッツレ(250g)
- グリーンキャベツ&ベーコン(200g)
- クリーミーマッシュルームソース(80g)
【価格】
5,200円(税込・送料別)*送料は地域によって追加で料金が発生します。
ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポークの詳しい内容を見てみる
スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み
もう一品のスーラモッカ スイス風牛肉の煮込み(ビーフ ザウアーブラーテン)もスイスの郷土料理です。
ドイツ語のザウアー(酢漬け)と、ブラーテン(焼いたもの)の言葉が示すように、ビーフショートリブの固まりを、赤ワインや香味野菜、香辛料を合わせたマリネ液に数日間漬け込み、両面をローストしてから低温でじっくり16時間真空調理した料理です。
長時間調理したお肉は柔らかくて、口の中でホロホロと崩れていきます。
また赤身と脂身のバランスが良いのか、脂っぽさは感じません。
赤身が大好きな旦那もまったく気にしていませんでした。
そして赤ワインの香りがしっかりと効いていて、食欲をそそります!
香味野菜やお肉の旨味が溶け込んだデミグラスベースのソースも芳醇な風味でお肉にあっています。
自宅で牛肉の固まりを食べることなんてめったにないので、贅沢に厚めにカットしてみました😀
スーラモッカ スイス風牛肉の煮込みにも2種類のサイドメニューがついています。
赤キャベツブレイズ&栗(牛肉の奥側)は、赤キャベツを赤ワインとワインヴィネガーに一晩漬け込み、リンゴ・栗と共に調理した、スイスではよく食べられているメニューだそうです。
最初食べた時にはちょっと酸っぱさが気になったのですが、食べ進めるうちに慣れてきました。
マッシュポテトが甘めなので対照的で良かったのかも。
そのマッシュポテトは、とても滑らかで口当たりが良く、丁寧に作られているのがわかります。
そしてソースとの相性も抜群!
飛行機に乗って海外旅行に行く時、機内食で各国の料理を味わうことも楽しみの一つですよね。
とはいえ、本場の味すぎて口に合わないこともありますが、今回いただいた2つのスイス料理は味付けが日本人好みになっているのかとても食べやすかったです。
スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み(2人前)の内容
スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込みには、以下の食材が含まれています。
- ビーフ ザウアーブラーテン(280g)
- マッシュポテト(250g)
- 赤キャベツブレイズ&栗(220g)
- ブラーテンソース(80g)
【価格】
5,416円(税込・送料別)*送料は地域によって追加で料金が発生します。
ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク」と「スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み」のセットだとお得になりますよ!
「ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク」と「スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み」セットの詳しい内容を見てみる
【口コミ・レビュー】牛ほほ肉の煮込みビーフチーク
「ビーフチーク」はその名前の通り、牛のほほ肉を使った煮込み料理です。
ほほ肉は牛一頭から約1kgしか取れないとても希少な部位です。
確かにスーパーであまり見ませんよね。
そんな珍しいお肉がいただけるなんて、それだけでも贅沢な気分になれます!
驚いたのは、お肉が大きいこと!
ほほ肉はよく動かす部分なので筋肉質で筋が多いため、しっかりとした噛みごたえがあります。
でも大きな塊りであっても口の中でホロホロとほぐれていき、安いお肉のように筋がきれない!なんてことはありません。
お肉には下味がついているので、お肉そのものの濃厚な味を感じられ、ソースがなくても美味しいです。
それにほほ肉はお肌に良いゼラチンが豊富なのも嬉しい!
お肉に合わせるソースは、ポルチーニの香り高いマッシュルームソース。
封を開けた途端に、ふわっと鼻に抜けるきのこの豊かな香りが漂ってきます。
濃厚な味がお肉にとても合います。
味がしっかりしてるのでご飯にも合いますよ。
付け合わせは、マッシュポテトと野菜です。
マッシュポテトはガーリックが使われているので、ソースをつけなくても美味しいです。もちろんポルチーニソースとの相性も良いです。
口当たりが滑らかで、いくらでも食べることができます。
添え野菜の枝豆と舞茸、ニンジンを加えると、彩りがとても良くなります。
大ぶりの舞茸とにんじんはちょうど良い固さで、食べごたえがあります。
ただ、オイルに漬けられていたのか、ちょっと油っぽいのが気になりました。
なおワールドフレーバーのWebサイトには、「プレーティングガイド」が掲載されています。
私もこのガイドを参考に盛り付けてみました。
せっかくのファーストクラス料理なので、見た目も美しくしたいですよね。
ぜひ皆さんも参考にしてくださいね。
今回はバレンタインデーのディナーでこのビーフチークをいただきました。
ほほ肉を探して購入し、さらに自分でポルチーニソースを作るなんてとてもハードルが高いですが、ワールドフレーバーのメニューであれば湯煎するだけで豪華な食卓になります。
ちなみに贅沢な食事になりましたので、バレンタインのチョコレートは無しです。笑
ビーフチーク(2人前)の内容
ビーフチークには、以下の食材が含まれています。
- ガーリックマッシュポテト300g
- 彩り野菜120g
- ビーフチーク260g
- ポルチーニマッシュルームソース80g
いずれも2人前です。
【価格】
4,876円(税込・送料別)*送料は地域によって追加で料金が発生します。
調理方法(食べ方)と賞味期限は?
商品はそれぞれのメニュー(食材)ごとに真空パックされ、冷蔵の状態で届けられます。
自宅での調理はとても簡単!
すべての食材をそのまま湯煎するだけです。
湯煎する温度も時間もすべて同じなので、ちょっと大きめのお鍋を用意して、そこにすべてを投入!
これだけで簡単にファーストクラスの味を楽しむことができちゃいますよ。
ただし注意する点があります。
湯煎する温度は85度です。
また冷蔵の食材をお湯に入れるため、一時的に温度が下がります。
それを85度に戻し、そのまま15分間キープさせなくてはいけません。
というのも高温度で湯煎し続けると、お肉が硬くなってしまうからだそうです。
私は調理用の温度計を持っていないため、沸騰する手前と思うタイミングを見計らって湯煎しました。
この85度というのが、なかなか難しかったですね。
でも美味しくいただけたので、そんなに神経質にならなくても良いかも。
なお賞味期限は食材の裏側に書いてあります。
ワールドフレーバーのwebサイトには、「商品が届いてから7日くらいの賞味期限になるように発送している」と記載されています。
私たちの場合は、商品到着後から約10日後の日付になっていました。
冷蔵ですが、1週間から10日くらいの賞味期限があると慌てて食べなくても良いので嬉しいですね。
国際線ファーストクラス機内食オンライン販売サービス「WRLD FLVRS(ワールドフレーバー)」
ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)には西洋料理の他にも、和食や中華料理、タイ料理、韓国料理など美味しそうなメニューが揃っています。
さらに料理に合ったワインも選ぶことができます。
シニアソムリエとテイスティングを重ねて厳選したワインですので、お料理がもっと美味しくなりますね。
ワイン好きにはオススメです。
ワールドフレーバーの国際線ファーストクラス機内食メニューを見てみる
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簡単!本格的!ワールドフレーバーで普段の食卓がファーストクラスに早変わり!
今回いただいたのはワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の
- ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク
- スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み
- ビーフチーク
です。
プロの手で調理されたお料理を自宅で美味しくいただけるなんて、本当に贅沢!
それも湯煎するだけという超簡単さ。
こんな本格的な料理を食卓に出したら、手の込んだ料理を作ったとびっくりされますよ!
誕生日や記念日などちょっぴり贅沢したい時にピッタリですので、ぜひみなさんもファーストクラスメニューをチェックしてみてくださいね。
ごちそうさまでした。
「ベルナー・オーバーラント スイス風ローストポーク」と「スーラ モッカ スイス風牛肉の煮込み」の2つセットだとお得になりますよ!
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