新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、海外旅行に行くのが難しい状況が続いています。
そんな中、旅気分を味わえるということで航空会社やケータリング会社による機内食のお取り寄せが人気を集めています。
テレビでも取り上げられているので、ご覧になった方も多いのでは?
国際線に乗らないと食べられなかった機内食を自宅で食べられるというのは嬉しいですよね。
そんな素敵な時間をさらにワンランクアップさせてくれるのが「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」のファーストクラス機内食のお取り寄せ。
数多くの外資系航空会社や政府専用機の機内食を提供するゲートグルメジャパンの「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」は、実際にファーストクラス機内食を担当するシェフが調理したお料理をお取り寄せできる通販サービスです。
今回、2021年6月にワールドフレーバーのラインアップに新たに加わった韓国料理をお試しさせていただきました。
この記事ではワールドフレーバーの韓国料理の実食レポート・口コミをお届けします。
ファーストクラス機内食のオンライン販売サービスワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の特長
ゲートグルメ(Gate Groumet)は、エミレーツ航空やターキッシュエアラインズなど、世界20社以上の航空会社に機内食を提供する世界最大の機内食会社です。
空港でグリーンの葉が描かれたケータリングトラックを見たことがありませんか?
そう、この機内食会社がゲートグルメです。
そしてゲートグルメの日本法人であるゲートグルメジャパンが2021年1月から始めたオンライン販売サービスが「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」です。
ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の特長は以下の3点です。
- 実際にファーストクラス機内食を担当するシェフが調理した本格的なメニューをお取り寄せできる
- 低温真空調理(Sous Vide Cookin)という調理方法を採用
- 湯煎するだけで簡単に機内食メニューを楽しめる
外資系エアラインの機内食を作っているゲートグルメジャパンには、その国々の本場の味を提供するためにいろいろな国のシェフがキッチンで腕を振るっているそうです。
そのシェフたちが調理した洋食・和食・中華などの本格的なメニューを自宅で手軽にいただけるオンライン販売サービスが「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)です。
ワールドフレーバーの名前の通り、世界中の味が自宅で楽しめるわけですね。
また低温真空調理(Sous Vide Cooking)は、フランスで開発された「焼く」「蒸す」「煮る」に次ぐ第4の調理法と言われています。
食材と調味料を袋に入れ密封して加熱する調理方法で、真空パックした食材を低温でじっくり火入れするため、食材のみずみずしさを保ち、ジューシーでしっとりした仕上がりになります。
フライパンなどで焼く調理法に比べ、素材本来の味を楽しめるとレストランでも採用されていますよね。
そして自宅での調理も簡単ということもポイントです。
低温真空調理された食材は真空パックされた状態で送られてきますので、おうちでは湯煎するだけなのです。
ファーストクラスと変わらない本格的なお料理を自宅で簡単に味わえるなんて楽しみ!
韓国料理のタッカルビセットとキムチチムセット
今回いただいたのは、
- タッカルビセット
- キムチチムセット
の伝統的な韓国料理の2品です。
タッカルビセット・キムチチムセットそれぞれメイン料理だけではなく、スープや副菜もセットになっているので、あとは自分で主食を用意するだけで完成!
ファーストクラスを担当する韓国人シェフが作る本場のお料理ですが、馴染みのある韓国料理ということもあり、堅苦しくなく、でも本格的な食卓になります。
ご飯が進むピリ辛韓国料理「タッカルビセット」
まずはタッカルビ、ウズラの煮卵、豚クッパのセットから。
自分で準備したのはご飯だけ。^^
メインのタッカルビです。
タッカルビの「タッ」は鶏を、「カルビ」は「あばら骨」を意味し、肉や玉ねぎ、にんじんなどの野菜、コチュジャンなどを炒め合わせた甘辛い韓国料理です。
数年前にチーズを加えたチーズタッカルビが大流行しましたよね。
今回はキャベツ、ニンジン、サツマイモなどの野菜は別のパックになっていましたので、湯煎後に鶏肉に混ぜていただきました。
このお料理はなかなかピリ辛です。
でもガツンとくる辛さではなく、後からじんわりとくる感じ。
ただその辛さの中に、鶏肉のうまみと、野菜のほんのりとした甘みが感じられて、ご飯が進みます。
ご飯にも良いけど、ビールにも合いそう。
韓国唐辛子ペーストと12種類のスパイスで漬け込んだ鶏肉は柔らかく、味が良くしみています。
またサツマイモの甘さが、ピリ辛の味付けをやさしくしてくれています。
ホクホクした食感もいいですね。
2人分なのですが、鶏肉も野菜もたっぷり入っていて、一回では食べきれませんでした。。。
残った分はチーズを乗せて、チーズタッカルビにしました^^
もちろんチーズとの相性も抜群!
ピリ辛のタッカルビを調和させてくれたのが、豚骨と肉を長時間煮込んだクッパスープです。
角切りの豚バラ肉がゴロゴロ入っていて、スープだけでも食べ応えがあります。
豚肉のコクが効いていますが、さっぱりとした味わい。
豚バラ肉も脂っこくなく、くどさを感じません。
クッパスープには、豚バラ肉の他に、ネギ、ニラも入っています。
ニラが苦手な旦那ですが、ニラ独特な臭いはなく、最初はニラとは気づかなかったほどです。
ご飯にかけても美味しそう!
副菜は、韓国醤油が中まで染みたうずらの卵の煮付けです。
韓国の定番常備菜だそうです。
確かに手軽だし、栄養もありますものね。
うずらの卵もピリ辛タッカルビの良い箸休めになります。
これも美味しかった!
自分でも作ってみたいなあ。
タッカルビセットについて
【セット内容】
タッカルビセットには、以下の食材が含まれています。(すべて2人前です)
- タッカルビ (320g)
- コリアンミックスベジタブル (190g)
- ウズラの煮卵 (90g)
- 豚クッパ (480g)
【価格】
4,660円(税込・送料込み)*送料は地域によって追加で料金が発生します。
酸っぱさが病みつきになる「キムチチムセット」
もう一品は、ポークキムチチムに、ヨングンチョリム(韓国レンコンきんぴら)、ポラック(干し鱈)スープのセットです。
韓国語で「チム」とは蒸し料理を意味するそうで、ポークキムチチムは、大きめにカットされた豚肉と長時間かけて熟成させたキムチを蒸し煮した料理です。
キムチチゲは食べたことがあるのですが、キムチチムは始めて。
でもキムチは大好きで、常時冷蔵庫にはキープしている必須食材の一つです。
期待が膨らみま〜す。
キムチチムに使われている豚肉は千葉県香取市のブランド豚「恋する豚」。
メルヘンチックな名前の由来は「恋をすると幸せを感じ、健やかでおいしく育つだろう」というイメージからきているそうです。
環境が美味しい豚を作るというポリシーのもと、エサや育て方などにこだわった豚です。
この恋する豚のバラ肉を、熟成したキムチと野菜に合わせ、低温真空調理で16時間調理しています。
豚肉は大きな塊りですが、柔らかく調理されているのでお箸で簡単に割くことができ、そして口の中でホロホロと溶けていきます。
以前、恋する豚を使った「スイス風ローストポーク」をいただいた時には、お肉自体の味をとても感じたのですが、今回は豚肉の中までキムチが染み込んでいて絶妙な味わいになっています。
そしてキムチを一口食べると、酸味のきいた煮汁がジュワ〜〜と口の中に広がります。
熟成されたキムチなので、酸っぱいです。
実は旦那は発酵が進んだ酸っぱいキムチは苦手なのです。(苦手なものが多い人です・・・)
ですが、コクが出ているのかとっても深い味わいで、美味しいといって完食していました^^
酸っぱさが病みつきになるような美味しさです。
ただ始めて食べるということもあり失敗してしまったのは、キムチ(白菜)を切らずにそのまま食卓に出してしまったこと。
熟成されたキムチで、柔らかすぎて噛みきれないのでした。。。
あらかじめ食べやすい大きさに切っておくべきでした。
ご飯に韓国海苔とお肉をのせて。
何杯でも食べられる美味しさです!
そしてスープはポラック(干し鱈)を使った韓国の家庭料理です。
干し鱈のダシがしっかり効いていて、さらに一緒に煮込まれた大根やもやしの甘みが溶けた優しい味のスープ。
健康にもよくて、お酒を飲んだ翌日に食べるものとしても韓国でも人気があるそうです。
優しいだけでなく、コショウのピリ辛が良いアクセントになっています。
以前ノルウェーに行った時に干し鱈をお土産で買ってきたことがあるのですが、本当に美味しいダシがでますよね〜。
副菜はヨングンチョリム(韓国レンコンきんぴら)です。
ヨングンはレンコン、チョリムは煮込み・煮付けなどの意味で、ヨングンチョリムも韓国では常備菜としてよく食べられているそうです。
シャキシャキの歯応えの良いレンコンに甘辛にタレが染みていて、ご飯にとっても合う味です。
でも日本のお醤油・砂糖・みりん・酒を使ったきんぴらとは違った味。
韓国醤油を使っているからでしょうか。
あまりにもタレが美味しかったので、余ったタレを使って塩揉みした大根を和えてみました。
これももちろん ◎
キムチチムセットについて
【セット内容】
キムチチムセットには、以下の食材が含まれています。(すべて2人前です)
- ポークキムチチム (450g)
- 韓国レンコンきんぴら ヨングンチョリム (130g)
- ポラック(干し鱈)スープ (480g)
ポークキムチチムもボリュームがあり、一回では食べきれませんでした。
残した分は、翌日ご飯に混ぜて、さらに半熟卵を添えてみました。
これも美味しかった!
【価格】
4,444円(税込・送料込み)*送料は地域によって追加で料金が発生します。
調理方法(食べ方)と賞味期限
商品はそれぞれのメニュー(食材)ごとに真空パックされ、冷蔵の状態で届けられます。
自宅での調理は、すべての食材をそのまま湯煎するだけです。
湯煎する温度も時間もすべて同じなので、ちょっと大きめのお鍋を用意して、そこにすべてを投入!
これだけで簡単にファーストクラスの味を楽しむことができるわけです。
ただし注意する点があります。
湯煎する温度は85度です。
また冷蔵の食材をお湯に入れるため、一時的に温度が下がります。
それを85度に戻し、そのまま15分間キープさせなくてはいけません。
というのも高温度で湯煎し続けると、お肉が硬くなってしまうからだそうです。
私は調理用の温度計を持っていないため、沸騰する手前と思うタイミングを見計らって食材を鍋に入れ、そのまま弱火で15分間温めました。
この85度を見極めるのが、ちょっと難しいかも。
賞味期限は食材の裏側に書いてあります。
冷蔵ですが、1週間から10日くらいの賞味期限があると慌てて食べなくても良いので嬉しいですね。
国際線ファーストクラス機内食オンライン販売サービス「ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)」
今回は韓国料理をいただきましたが、ワールドフレーバー(WRLD FLVRS)には他にも西洋料理、スイス料理、和食、中華料理、タイ料理など世界各国の本場の味が楽しめるメニューが揃っています。
ワールドフレーバーの国際線ファーストクラス機内食メニューを見てみる
さらに料理に合ったワインも教えてくれます。
シニアソムリエとテイスティングを重ねて厳選したワインですので、お料理がもっと美味しくなりますね。
ワイン好きにはオススメです。
ワールドフレーバーの他の機内食メニューの感想はこちら
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おうちで楽しむファーストクラス機内食メニュー
今回いただいたのはワールドフレーバー(WRLD FLVRS)の
- タッカルビセット(タッカルビ、ウズラの煮卵、豚クッパ)
- キムチチムセット(ポークキムチチム、ヨングンチョリム(韓国レンコンきんぴら)、ポラック(干し鱈)スープ)
です。
お湯で温めるだけのお手軽調理で、ファーストクラスと変わらない本格的なメニューを自宅で美味しくいただけるなんて、本当に贅沢!
ちょっと手抜きしたい週末のディナーにピッタリのお取り寄せでした。
ごちそうさまでした。
\ 手軽にファーストクラス気分/
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