ホーランドアメリカラインのコーニングスダム(MS Koningsdam)は2016年4月に就航した船です。
2020年12月時点で、ホーランドアメリカラインにとって2番目に新しい船となります。
私たちは2017年末の西カリブ海クルーズ(乗船記:年末年始をカリブ海で|西カリブ海クルーズ)でコーニングスダムに乗船しました。
就航してまだ1年も経っていない船でしたので、船内のどこもかしこもピカピカ!
またホーランドアメリカラインの他の船にはない施設もあり、やはり新しい船はいいな〜と感じたクルーズでした。
この記事では、その西カリブ海クルーズで利用したコーニングスダムの客室をご紹介します。
コーニングスダム(MS Koningsdam)について
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
他のホーランドアメリカラインの船と同じようにコーニングスダムの船体も白と紺色。
船体からも落ち着いた雰囲気が伝わってきます。
ですが、船内は他のホーランドアメリカランの船の重厚な雰囲気に比べ、明るくモダンな感じがしました。
コーニングスダムの船内の様子を知りたい方はこちらを
コーニングスダムの船内紹介|ホーランドアメリカライン コーニングスダムの客船紹介
コーニングスダムの客室タイプ
コーニングスダムの客室には以下の種類があります。
- Inside (内側)
- Ocean View (海側)
- Verandah (ベランダ付き) ← 今回は この「ベランダ付き」です
- Vista Suite (ビスタ・スイート)
- Signature Suite (シグネチャー・スイート)
- Neptune & Pinnacle Suite (ネプチューン & ピナクル・スイート)
上記の各客室の種類は、さらにいくつかのタイプにわかれています。
客室種類 | 客室タイプ | 広さ |
---|---|---|
Inside (内側) | Inside (内側) | 13.3㎡ 〜 20.9㎡ |
Spa Inside (スパ内側) | 13.3㎡ 〜 20.9㎡ | |
Ocean View (海側) | Ocean View(海側) | 16.3㎡ 〜 26.2㎡ |
Family Ocean View (ファミリー海側) | 20.6㎡ 〜 21.5㎡ | |
Spa Ocean View (スパ海側) | 16.3㎡ 〜 26.2㎡ | |
Single (シングル海側) | 11.8㎡ 〜 16㎡ | |
Verandah (ベランダ付き) | Obstructed Verandah (視界不良ベランダ付き) | 21.2㎡ 〜 37.6㎡ |
Verandah (ベランダ付き) | 21.2㎡ 〜 37.6㎡ | |
Spa Verandah (スパ ベランダ付き) | 21.2㎡ 〜 37.6㎡ | |
Aft-View Verandah (船尾ベランダ付き) | 21.2㎡ 〜 37.6㎡ | |
Vista Suite (ビスタスイート) | Vista Suite (ビスタスイート) | 24.2㎡ 〜 33.1㎡ |
Aft-View Vista Suite (船尾ビスタスイート) | 24.2㎡ 〜 33.1㎡ | |
Signature Suite(シグネチャー・スイート) | Signature Suite(シグネチャー・スイート) | 36.5㎡ 〜 37.2㎡ |
Neptune Suite(ネプチューン・スイート) | Neptune Suite(ネプチューン・スイート) | 43.2㎡ 〜 46.6㎡ |
Neptune Spa Suite (ネプチューン・スパ スイート) | 43.2㎡ 〜 46.6㎡ | |
Pinnacle Suite(ピナクル・スイート) | Pinnacle Suite(ピナクル・スイート) | 119.8㎡ |
ベランダ付き客室やスイートの各客室の広さにはベランダ分も含まれています。
それにしてもコーニングスダムの船内に一室だけあるピナクル・スイートの広さは100㎡以上!
ため息が出ちゃいますね。
なお、実は客室はさらに細かいカテゴリにわかれているのです。
たとえば、同じファミリー海側の客室でも、カテゴリーが異なれば広さや設備などが変わります。
細かい希望がある場合には、カテゴリーも確認したほうが良いでしょう。
コーニングスダムの客室 〜ベランダ付き客室〜
今回の私たちが利用した客室は、ベランダ付き(カテゴリVF)の8191号室です。
予約時に、船の後方のベランダ付きで一番価格が安い部屋を希望したところ、カテゴリVFの8191号室 が空いているということでした。
キャンペーンの適用ではないので、まずはこの部屋指定で仮予約し、その後正式に予約しました。
8191号室は船尾にとても近い場所です。
なお、私たちの客室の前はクルーのバックヤードです。
それでは部屋に向かいましょう。
8191号室はエレベーターからも近く、また一つ上の階には頻繁に利用するカジュアルレストランがあり、この場所はとても便利でした。
さすが新しい船とあって、カードキーは非接触型です。(ということに、旦那はいたく感心していました)
コーニングスダムのベランダ付き客室の室内
ベッドは予約時にツイン指定をしておきました。
もちろん乗船後にダブルベッドをツインに変えてもらうことも可能です。
それぞれのベッドの脇にはサイドテーブルがあり、そのテーブルにはUSBプラグがついていました。
部屋の奥にはデスクがあります。
AC110/220Vの電源プラグの他にここにもUSBプラグが備わっています。
今の時代、ほとんどの携帯機器(携帯電話/タブレット/デジカメ等)は USBで充電するため、そうしたことを配慮した新造船はやっぱり良いですね。
デスクの向かいにはソファーとテーブル。
ソファーの上の棚。ここには救命胴衣が収められていました。
ベッドの前にはフラットな液晶タイプのTV。
このTVからは、寄港地情報やレストランのメニューなどいろいろな情報をゲットできるほか、オンデマンドで映画やニュースなども見ることができます。
以前は映画を見るためにはDVDをレンタルする必要がありましたが、オンデマンドで鑑賞できるのは便利ですよね。
今回はベランダ付き。
紺碧のカリブ海を眺めながら、ベランダで優雅に朝食を!
と思ったこともありましたが、冬でもカリブ海は暑いため、ベランダで優雅に食事なんてできません。。。
この旅行がベランダでタバコを吸うことができた最後のクルーズでした。
喫煙者にとっては年々つらい環境になっていきますね。
クルーズでの喫煙については次の記事で詳しく解説しています。
船での喫煙|クルーズでたばこは吸えるのか?
バス/トイレです。
洗面スペースはちょっと狭い?
写真ではちょっと見づらいですが、右手に棚があるのですが、あまり収納力は高くありませんでした。
女性にはちょっとツライかも。
今回はバスタブはなく、シャワーのみです。
ベランダ付きのキャビンでもバスタブは付いていません。
新しい船ではスイート以上ではないとバスタブはないようですね。
でもシャワーカーテンではなく、扉で仕切られているので安心(?)してシャワーを浴びることができました。
アメニティはイギリスのスキンケアブランド「Elemis(エレミス)」を使用しています。
シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、さらに固形せっけん、ボディーローション、ヘアーキャップが用意されていました。
*写真の棚にのっている3点は私物のシャンプー/コンディショナー/クレンジングバームです。
シャワーヘッドが大きくて、手の小さい私には少し使いづらかったです。
コーニングスダム客室の設備とアメニティ
私たちが利用したベランダ付き(カテゴリVF)の8191号室の設備とアメニティは以下の通りです。
- ソファーベッド
- クイーンサイズのベッド(ツインに変更可能)
- テレビ
- ミニバー
- セーフティボックス
- マッサージ付きシャワーヘッド
- シャンプー
- コンディショナー
- シャワージェル
- 固形せっけん
- ボディーローション
- ヘアーキャップ
- ドライヤー
- バスローブ
固形せっけん・シャンプー・コンディショナー・シャワージェルはイギリスのスキンケアブランド「Elemis(エレミス)」です。
今までのホーランドアメリカラインの船はシックで重厚な雰囲気が特徴でしたが、コーニングスダムは客室だけではなく、船内全体が明るくてスタイリッシュになり、若い人やファミリーでも楽しめるようになっていると思いました。
コーニングスダムについてさらに知りたい方は次の記事をどうぞ