清水の寄港地観光紹介 〜セレブリティミレニアム日本一周クルーズ乗船記ブログ8〜

三保松原から見た富士山

この乗船記ブログではセレブリティミレニアムの日本一周クルーズで寄港した清水での観光の様子を紹介しています。

横浜を出港し、神戸・大阪・広島・釜山(韓国)・函館・青森と巡った後、12日目に清水へ寄港しました。

清水での観光というと、やはり富士山!
外国人にも人気の高い富士山に関するエクスカーション(オプショナルツアー)がセレブリティミレニアムでも多く用意されていました。

でもエクスカーションの値段はいずれも高く、さらに円安の影響もあり、私たちにはとても手が出せる金額ではありません!

そこで清水では路線バスを使って自力で富士山が見える絶景ポイント「三保松原(みほのまつばら)」へ行くことに。
おかげで1,000円以下で富士山を楽しむことができました。

この乗船記ブログでは三保松原での観光の様子、移動手段、費用などを紹介しています。ぜひクルーズで清水に行った際の参考にしてくださいね。

今回のクルーズの概要は下記の記事をご覧ください
セレブリティミレニアムで行く日本一周クルーズ乗船記

目次

清水の観光プラン

清水にある御穂神社参道の神の道

富士山の全景を眺めることができる絶景スポットはいくつもありますが、その中から今回私たちが選んだのが「三保松原」です。

実は三保松原から富士山頂までは40km以上も離れているとか。
でも富士山・松原・海浜が揃った名所として浮世絵などの題材にもなるほど、三保松原は有名な場所ですよね。

以下が私たちが巡ったルートです。

清水観光で巡ったルート

清水港 日の出ふ頭

三保松原へ出発!
まずは最寄りのバス停まで歩きます。(約10分)

しずてつジャストライン(約20分)

「港橋」バス停からしずてつジャストライン(三保山の手線)に乗車し、「三保松原入口」バス停で下車。
*「港橋」より「波止場フェルケール博物館」バス停の方が日の出ふ頭に近かったです。

SPOT
御穂神社

平安時代の書物にも記録が残っている歴史ある神社。羽衣伝説とゆかりがあると言われている。

SPOT
神の道

御穂神社から三保松原まで続く約500mの参道。両側には樹齢200~400年といわれる松が並んでいる。

SPOT
みほしるべ(静岡市三保松原文化創造センター)

三保松原の入り口にある三保松原の世界文化遺産の魅力、歴史や文化、自然環境を紹介している施設。

SPOT
三保松原

沿岸の約5kmにわたり続く松原。日本新三景色、日本三大松原の一つ。天女が羽衣をかけたとされる「羽衣の松」が有名。

しずてつジャストライン(約30分)

「三保松原入口」バス停からしずてつジャストライン(三保山の手線)に乗車し、「清水駅」バス停で下車。

SPOT
清水魚市場 河岸の市

新鮮な魚介類や海産物、野菜、惣菜を販売している市場。お食事処も入っている。

シャトルバス(約20分)

セレブリティミレニアムのシャトルバスに「清水駅」から乗車。港へ戻る。

清水港 日の出ふ頭

これで清水観光は終了です!

清水観光でかかった費用

しずてつジャストライン 「港橋」〜「三保松原入口」乗車料金 (大人1名:310円2人)620円
しずてつジャストライン 「三保松原入口」〜「清水駅」乗車料金 (大人1名:370円2人)740円
あべ川もち 新茶セット(1名:500円)1,000円
昼食(2名分)3,300円
合計(2名分)5,660円

しずてつジャストラインでは、SUICA(全国交通系ICカード)が使えました。

清水で巡った観光スポット紹介

セレブリティミレニアムから見た清水港日の出ふ頭

5月14日(火)
入港:7:00
出港:19:00

朝7時、セレブリティミレニアムは清水港 日の出ふ頭に入港しました。

前日は終日かけて青森から太平洋を南下してきたのですが、悪天候のためこのクルーズで初めて船酔いしてしまいました。
そのため持参した酔い止め薬を飲んで、日中は部屋で寝ていたのでした。

船酔いの原因はデッキ11船首にあるスカイラウンジにいたこと。
上階は揺れが大きく、また前面の大きな窓から荒れる海を見ていたのがよくなかった・・・。
酔い止め薬と睡眠で、夕方には回復しました!

最終日の今日はがんばって清水観光に出かけます!

セレブリティミレニアムのシャトルバス案内

清水では無料のシャトルバスがありました。

清水港発は、新清水駅(静岡鉄道)経由のJR清水駅行き、
JR清水駅発は、清水港への直行便、
となっていました。

私たちはシャトルバスは利用せず、港近くにある路線バスのバス停へ向かいます。

清水次郎長の船宿「末廣」

バス停の近くにあった清水次郎長の船宿「末廣」。

晩年に次郎長が経営していた船宿で、現在は当時の様子を復元した記念館になっています。
次郎長と末廣の軌跡を紹介する資料や、郷土民俗資料などを見ることができます。

無料で見学できますよ。

しずてつジャストライン「港橋」バス停

「末廣」の近くにあるしずてつジャストライン「港橋」バス停から三保山の手線に乗車します。
平日の日中には1時間に3本から4本程度運行しています。

あとから気がついたのですが、「港橋」の一つ先のバス停「波止場フェルケール博物館」の方がふ頭に近かったです。
「波止場フェルケール博物館」から乗れば良かった!

しずてつジャストライン「三保松原入口」バス停

20分弱乗って「三保松原入口」バス停で降ります。

港橋から乗車した時点で既にバスは大混雑。途中に学校があり、ちょうど通学時刻とぶつかったみたいでした。

しずてつジャストライン「三保松原入口」バス停の三保松原までのルート案内

バス停には三保松原までのルート案内がありました。

三保松原入口バス停から見た富士山

ふとバスが去っていく方向を見ると富士山が!
雲がかかってはいますが、山頂は綺麗に見えますね!

羽衣伝説ゆかりの神社「御穂神社」

御穂神社入り口

バス停近くにある「御穂神社入り口」の交差点を曲がり、御穂神社方面に歩いて行きます。

5分ほど歩くと御穂神社に到着。

三保松原は右方向という案内が出ていますが、せっかくなので御穂神社にお参りしていくことに。

御穂神社の社殿

御穂神社の創建は不詳と言われていますが、平安時代の書物にも記録があり、また日本武尊が東征の際に立ち寄ったと伝えられている歴史ある神社です。

天から天女が舞い降りた羽衣伝説ゆかりの神社としても知られており、さらに境内と参道は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つ「三保松原」に含まれています。

樹齢200~400年といわれる松が並ぶ「神の道」

御穂神社の鳥居とその先に見える参道神の道

鳥居の先に見えるのまっすぐの道が参道です。
この道は、樹齢200年から400年とも言われる松が両側に立ち並び、「神の道」と呼ばれています。

スクロールできます
三保松原へ続く神の道
神の道の松並木

御神木である「羽衣の松」まで続く全長約500mの神の道には、古くは羽衣の松に降り立った神々が、この道を歩いて御穂神社へと向かったという言い伝えも残っています。

「神の道」の名前にふさわしい厳かな雰囲気の道です。

三保松原のことがわかる「みほしるべ(静岡市三保松原文化創造センター)」

静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」の建物

神の道を抜けた先は広場になっており、その一角に「みほしるべ(静岡市三保松原文化創造センター)」があります。

みほしるべは三保松原の世界文化遺産の魅力や歴史、文化、自然環境などを紹介している施設です。
展示や映像、書籍などを自由に閲覧できるようになっています。

1階の展示室での写真撮影は禁止です。

みほしるべ入り口にある足湯

建物入り口には足湯も!
ただ利用できるのは冬の間だけでした。残念!

みほしるべの松で作った楽器

2階には顕微鏡で松葉の構造を覗いたり、松で作った楽器を演奏してみたりといった、実際に体験できるものもあります。

みほしるべの屋上展望台

さらに屋上の展望台にも上がることもでき、三保松原と駿河湾の絶景や、

みほしるべ屋上展望台から見た富士山

富士山の勇姿も楽しむことができます。

お天気がよければ、ぜひ展望台にも上がってみてくださいね。

またお土産コーナーもありますので、三保松原のお土産が欲しい場合にはチェックしてみてくださいね。

羽衣伝説の舞台としても有名な「三保松原」

三保松原入り口

みほしらべで三保松原について学んだ後は、いよいよ三保松原へ!

約7kmの海岸線に約5万4千本のクロマツが茂る景勝地の三保松原。
日本新三景、日本三大松原の一つとして有名な場所ですよね。

三保松原の順路案内

松原は一方通行となっています。

松の根への負担を軽くするために通行を制限しているそうです。
いつまでも美しい姿を残してほしいので、必要なことですよね。

三保松原の羽衣の松

松原の中でも一層目を引くのが、この「羽衣の松」。
天女が羽衣をかけたとされる羽衣伝説で有名な松で、現在三代目の樹齢は推定約300年と言われています。

堂々としており、枝振りが美しい!

三保松原の海岸

松原を抜けて海岸にでてきました。

あれ?富士山はどこ?

三保松原の海岸から見た富士山

松原越しに富士山を見るためには、波打ち際まで進まなくてはいけません。

本当は松原・富士山・海を一枚の写真に収めたかったのですが、そのためにはさらに水際まで近づく必要があるため、断念しました。

中腹に雲がかかっていますが、頂上がきれいに見える富士山をのぞむことができて大満足!

スクロールできます
みほしるべ前にあるお茶屋の看板
あべ川もちの新茶セット

みほしるべの周辺にはお土産物屋や飲食店があります。
疲れてきたので休憩も兼ねて、イートインスペースのあるお店で、静岡名物の「あべ川もち」の新茶セットをいただくことに。

「餡子にもきな粉をかけて」とお店の方におすすめされたのですが、今までそのような食べ方をしたことがないので、ちょっと不安だったのですが、これが美味しい!
また新茶も味・香りともにGOOD!

JR清水駅の東西自由通路

再び神の道を通り、「三保松原入口」からバスに乗って清水駅まで行きます。
さらに駅の東西自由通路を渡り、東口(マリナート・テルサ方面)から市場を目指します。

海鮮丼や寿司など新鮮な魚介類を使った料理が食べられる「清水魚市場 河岸の市」

清水魚市場 河岸の市のフロア案内

清水駅から5分ほど歩いた場所にある「清水魚市場 河岸の市」。
仲卸業者が直接販売する施設で、海鮮丼や寿司など新鮮な魚介類を使った料理が食べられる飲食店が入っています。
今日はここでランチをいただきます!

でも既に14時を過ぎており、ランチタイムが終了したお店も多かったです。

スクロールできます
清水魚市場 河岸の市で食べた選べる3食丼
清水魚市場 河岸の市で食べたスルガ3食丼

まずは、「選べる3色丼(1,650円)」 。
マグロ、たまご、釜揚げしらす、かき揚、ネギトロ、生しらすの6種類どんぶりから3つを選ぶことができます。
私たちが選んだのは桜エビのかき揚、ネギトロ、生しらすです。

もう一品は「スルガ三食丼(1,650円)」。
マグロ、釜揚げ、生しらすがのったどんぶりです。

いずれもお味噌汁と小鉢2品がついてきます。

桜海老もしらすも旬だけに美味しい!
特に生のしらすは生臭さもなく、新鮮さを感じました。

セレブリティミレニアムのシャトルバス乗り場

清水魚市場でランチをいただいた後は、清水駅に戻り、セレブリティミレニアムのシャトルバスで船へ帰ります。

シャトルバス乗り場は清水駅西口(江尻口)のロータリーにありました。
駅を出てすぐの場所です。

帰りは新清水駅には寄らず、船まで直行!

これで清水観光は終了です。

お天気に恵まれ、きれいな富士山を見ることができて良かった!
特に青い海、緑の松原と共に見る富士山は、また格別です。

これでクルーズは終了。
明日の朝には横浜に戻ります。

よかったらシェアしてね!
目次