クルーズ旅行を楽しく、心地よく過ごすための必要な持ち物、あると便利なグッズをまとめて紹介します。
クルーズには洗面用具や普段着の他に、ドレスアップ用の衣服や靴、水着などいろいろなアイテムが必要になります。
荷物制限がないクルーズ会社が多いため、あれもこれも持っていきたくなるもの。
でも旅はコンパクトにしたい!
そこでこの記事では、「クルーズ旅行中に持っていけばよかった!」と思うアイテム10個をはじめ、私たちの過去のクルーズ経験から学んだクルーズ持ち物リストを紹介します。
パスポートや衣類・洗面道具といった通常の海外旅行に必要な持ち物の他に、クルーズならではの持ち物・便利グッズもピックアップしています。
ぜひ旅行前に必要な持ち物をチェックして、快適なクルーズ旅行にしてくださいね。
クルーズ初心者の頃は、7泊クルーズでも特大スーツケース3個必要でしたが、今では14泊クルーズでも特大1個と小さいスーツケース1個に収まるようになりました!
外国船でのクルーズを想定して持ち物をピックアップしています。
なお掲載されているすべてのアイテムが、すべてのクルーズで必要なわけではありません。旅行先、期間、天候、アクティビティなどによって必要な荷物は異なります。
このリストに必要なものを追加したり、要らないものを削除して使ってくださいね。
クルーズに持っていけばよかったもの・クルーズならではの便利グッズ10選
通常の海外旅行に持っていくもの以外に、クルーズならではの必要なものがあります。
まずは、クルーズ初心者の時に「持っていけばよかった!」と思ったものを紹介します。
クルーズ旅行が快適になる便利グッズもありますよ。
スリッパ(客室内用)
まずは客室(キャビン)内で使用するスリッパ。
客室はホテルと同じように土足ですが、外国船の場合、スリッパが用意されているケースはほとんどありません。
でも室内ではリラックスしたいので、飛行機内でもらったものや100均などで購入したものを持参し、スニーカーなどから履き替えています。
ビーサンなどを持っていく場合には、それを代用しても良いですね。
※ただし客船や客室クラスによってはスリッパが用意されている場合もあるので、気になる方は確認してみてくださいね。
ダイヤモンドプリンセスの日本発着クルーズでは客室にスリッパが用意されていました。
ダイプリの客室アメニティを知りたい方は「ダイヤモンドプリンセス客室紹介」の記事をご覧ください。
船内用バッグ
朝食やランチでレストランに行く時や船内散策用。
クルーズカードがあれば船内生活は支障ないのですが、私はタオルやタブレットなども持ち歩いているので、船内バッグは必須。
バッグといっても巾着袋です。
紐で縛れば中身が出てくる心配はないし、肩から下げられるのでビュッフェなどでも便利です。
折りたためるのでスーツケースの中でも場所をとりません。
ちなみに旦那はカメラの予備バッテリーなどを持ち歩いているので、それらは温泉バッグに入れています。
もともとはスパに行く時に使っていたのものですが、最近は船内を散策する時も温泉バッグを利用しています。
カーディガンやストールなどの羽織るもの
船内での冷房対策として。
特にカリブ海など暑い場所に行くほど冷房がキツく感じます。
以前メインステージでショーを見ていた時に、あまりの寒さに旦那は体調を崩してしまったほど。
メインステージだけではなく、ラウンジやレストランなどパブリックスペースも冷房がガンガンに効いていることが多いです。
カリブ海クルーズに行く時でもフリースを持っていっています。
携帯ウォシュレット
現代人の必須アイテム(?)のウォシュレット。
客船や客室クラスによっては洗浄機能付きトイレが装備されていますが、まだまだ完備されているクルーズ船は少ないです。
旦那が愛用しているのは手動式タイプ。
力加減が調整でき、なんと言っても価格が安い!
下船用のバッグ
スーツケースなどの大きな荷物は下船前夜に船に預け、翌朝、下船後に港でピックアップする手順となっています。
そのため前夜に着用したパジャマや、下船日に使用する洗面用具、化粧品、薬などを入れる手荷物用バッグが必要となるわけです。
私たちは折りたたみできるキャリーオンバッグを使っています。
下船時だけではなく、寄港地でのショッピングなどにも利用しています。
忘れるとパジャマで下船することになりますよ!
疲労回復用の市販薬(キューピーコーワやアリナミンなど)
日中は寄港地観光で歩き回り体力を消耗してしまい、夕方にはヘトヘトに。
貴重な時間を休憩などで無駄にしたくないので、疲労回復用の市販薬は必須です!
翻訳機
外国船なので基本的に船内では英語が必要。
日本発着クルーズでは日本語の対応を充実させているクルーズ船もありますが、まだ多くの船での公用語は英語です。
高度な英語力が求められるわけではありませんが、相手の言っていることがわからない時などに便利です。
もちろん海外の寄港地でも大活躍!
ポケトークであればグローバル通信SIM内蔵だから通信料金を気にせず使うことができます
洗濯用ロープ・洗濯バサミ・洗濯用洗剤
荷物を少なくすることを考えて、1週間以上のクルーズでは途中で下着や水着などを洗濯をしている我が家。
小物なので、客室の洗面台で手洗いし、バスルームにかかっているロープに干しています。
バスルームのロープだけでは足りない場合には、持参したロープをベランダにくくりつけて、即席の洗濯物干し場を作っています。
でも潮風に飛ばされては大変なので、干すのは停泊中だけ。
なおセルフランドリーがある船もありますが、結構時間がかかるので、最近のクルーズでは使っていません。
また有料クリーニングも利用したことはありません(下着などはクリーニング出すわけにいかないし)
次のクルーズ旅行で使ってみたいのが、下記のスクラブ ウォッシュバッグ。
タコ足USB電源タップ
客室にUSBプラグは設置されていますが、スマートフォンにタブレット、デジカメ、翻訳機などUSBで充電するものはたくさんあります!
限られた電源を効率よく使用するために、複数口のついたUSB電源タップがあると便利です。
クリアファイル・ファイルケース
船内新聞もデジタル化してきていますが、紙で配布されることも結構あります。
旅行中に増えていくレシートをまとめる際にも役立ちます。
おまけ:スマートウォッチ
旅行中の体調管理・健康管理のために最近クルーズに持参(着用)しているのがスマートウォッチ。
体調を崩さず楽しくクルーズ旅行ができるように、スマートウォッチが持つ睡眠記録、歩数、心拍数チェック、水分補給リマインダーなどの機能を活用しています。
旅行中の具体的な活用方法は次の記事をご覧ください
OPPO Band 2を使った旅行中の健康管理・体調管理ポイント4選
クルーズ持ち物チェックリスト(おすすめのクルーズ持ち物)
上記の「クルーズに持っていけばよかったもの・クルーズならではの便利グッズ」で紹介したものを含めて、クルーズ旅行に持っていくすべての持ち物をまとめたチェックリストを作成しました。
持ち物チェックリストのPDF版を用意していますので、このまま使いたいという方はPDF版をどうぞ。
このリストに必要なものを追加したり、要らないものを削除したい場合には下記ダウンロード版をお使いください。
ダウンロード版の使い方は次の説明をご覧ください。
クルーズ持ち物チェックリスト(ダウンロード版)の使い方
チェックリストはGoogleスプレッドシートで作成しています。
自分でカスタマイズして使いたい時には、「ファイル」メニューの「コピーを作成」をクリックし、自分のPCにチェックリストのコピーを作成してください。
次に各持ち物の解説をしていきます。
クルーズ旅行に必ず持っていくもの
貴重品
外国船でのクルーズ旅行に必要な貴重品類です。
私は手持ちバッグ、旦那はリュックに入れていきます。
- パスポート(クルーズ下船日より6ヶ月以上の残存有効期間があるもの)
- パスポートコピー(顔写真のページのカラーコピーを2枚以上)
- パスポート用顔写真(パスポートの再発行用)
- クレジットカード(最低でも2枚)
- 現金(日本円、必要であれば寄港地の通貨も)
- クルーズ乗船券
- 航空券のEチケット
- ホテルバウチャー
- 各種チケット(送迎、レンタカー、鉄道など自分で予約もの)
- 緊急連絡先
- 携帯電話、スマートフォン、タブレット
日本発着クルーズでも外国船であればパスポートは必須です!
必要に応じて持参するもの。
- VISA(ビザ)、予防接種証明書
- ESTAなどのビザ免除プログラム
- 海外旅行保険証券
- カメラ
なお上記貴重品のコピーや連絡先、さらには各寄港地にある日本大使館・領事館の連絡先も控えておきます。
そして緊急連絡先も含め、これらの情報はスマホにメモしておくだけではなく、紙のメモ帳にも書いて持参します。
万が一、スマホの電池が切れたり、さらには自分がスマホを使えない状態になった時(盗難や自身が病気などで倒れてしまった場合)に備えてです。
寄港地の現地通貨は必要に応じて用意します。
カリブ海の国々やロシア(サンクトペテルブルク)では米ドルが使えたので現地通貨は不要。アメリカ、カナダ、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、イギリス、EU、中国、韓国、台湾などは、それぞれの通貨を用意しました
機内持ち込み手荷物
貴重品以外に手荷物として持参するもの。
機内持ち込みに対応したキャリーバッグに入れています。
- 乗船用バッゲージタグ
- 筆記用具、メモ帳
- 携帯電話・スマートフォン・タブレットの充電器
- カメラ用予備バッテリー、充電器、メモリーカードなど
- 翻訳機
- 2泊分の着替え
- 歯ブラシ、歯磨き粉、化粧品などの2泊分の洗面用具
- カーディガンやストールなど羽織るもの
- 折りたたみ傘
- 解熱鎮痛剤、鼻炎薬、下痢止め、絆創膏などの常備薬
- 処方薬
- マスク
- 機内用スリッパ
- メガネ、コンタクトレンズ
- 折りたたみ式キャリーオンバッグ(下船用のバッグとしても使用)
- ポケットティッシュ、ウェットティッシュ
- ハンドタオル
着替えを2泊分としているのは、ロストバッゲージがあった場合に備えてです。
またクルーズでは、スーツケースを受け取るまでに数時間かかることもあるので、それも踏まえて2泊分としています。
機内用スリッパは、船の客室用と兼用しています。
これだけを用意すると結構な荷物になります・・・。
スーツケースに入れて持っていくもの
衣類関連
- 昼間に着用するカジュアルな洋服
- 船内用や寄港地観光のカジュアルな靴
- フォーマルなどドレスコードに対応した洋服と靴
- パジャマ
- アクセサリー
- フォーマル用バッグ
- 船内用のバッグ
- 客室内用スリッパ(機内用スリッパを持参しない場合)
- 水着
- その他(下着、靴下、ストッキング、ベルト、ネクタイ、カフスボタンなど)
- ハンカチ、タオル
以前は船内用と寄港地観光用と2足の靴を持って行っていたのですが、荷物を減らすために今はスニーカー1足で兼用しています。
機内用スリッパがあれば、客室用スリッパは持参しません。
洗面関連
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- 基礎化粧品、メイクアップ化粧品
- 洗顔料
- シェーバー
- 爪切り、毛抜き
- 浴用タオル
- ヘアブラシ、ヘアスタイリング剤
- シャンプー、コンディショナー
シャンプー・コンディショナーは用意されていることが多いですが、自分の髪質に合わないと大変なので、日本から持参しています。
ただし旦那はいつも備え付けのシャンプ・コンディショナーを使っています。(細かいことは気にしない人だから)
ドライヤーは客室に用意されています。
新型コロナウイルス感染症の対策
ワクチン接種証明書- マスク
- アルコール消毒
- 体温計
- 除菌シート
2023年5月に5類感染症に移行後は、ワクチン接種証明書は不要となりました。
ただマスク・アルコール消毒・体温計・除菌シートは自衛のために5類移行後も持参しています。
その他
- 酔い止め薬
- 処方薬
- 常備薬(風邪薬、解熱鎮痛剤、胃腸薬、整腸剤、虫刺され薬、鼻炎薬など)
- 疲労回復用の市販薬
- のど飴、うがい薬、マスク
- 湿布薬
- 絆創膏
- トイレ消臭スプレー
- 携帯ウォシュレット
- 裁縫セット
- 洗濯ロープ、洗濯バサミ、洗濯用洗剤
- クリアファイル、ファイルケース
- レジ袋
- ガムテープ、梱包材
- ボックスティッシュ
- タコ足USB電源タップ
レジ袋は、濡れた水着や折りたたみ傘を入れたりと使い道が多いので複数枚を持参しています。
また海外のティッシュは固くて使いづらいので、日本から箱ごと(!)持参しています。
(最近は箱に入っていないタイプを使っていますが)
ホコリや寒暖差で鼻炎がひどくなるので、鼻炎薬と共にティッシュは必須なのです。
寄港地観光用
- 寄港地観光用のバッグ
- 雨具(折りたたみ傘またはレインコートなど)
- エコバッグ(下船用バッグで代用も可能)
寄港地観光用バッグは、ポケットがたくさん付いているショルダーバッグを利用しています。
特に治安がよくない地域へ行く場合、ショルダーバッグを斜めがけにして、さらにその上からジャケットやカーディガンなどを着ています。(バッグが見えないように)
ちなみに旦那は貴重品などを入れていたリュックを寄港地観光でも使用しています。
エコバッグはショッピングなどをした時に使っています。
寒い場所へ行くクルーズで必要なもの
アラスカクルーズやノルウェーフィヨルドなど寒い場所へ行くクルーズで持参したものです。
- 防寒着
- 防寒対策グッズ(帽子、厚手の靴下、手袋、マフラー、タイツ、羽織もの、イヤーマフ、使い捨てカイロなど)
- 双眼鏡
鯨などの野生動物や氷河を見るために双眼鏡を持っていきました。
アラスカやノルウェーフィヨルドの海上は夏でもとても寒いので、しっかりした防寒が必要です。
アラスカクルーズで持って行った洋服は次の記事を参考にしてください
【アラスカクルーズおすすめの服装】アラスカ寄港地や船内での服装を徹底解説
暖かい場所へ行くクルーズで必要なもの
カリブ海など暖かい場所に行くクルーズで持参したものです。
- 日傘・サングラス・帽子など日除けグッズ
- 日焼け止めクリーム
- ラッシュガード
- ポケットティッシュ、ウェットティッシュ
強い日差し対策が主です。
冬のカリブ海は水が冷たくて海に入ることはできませんが(それでも海水浴を楽しんでいる人はいますが)、日差しは強いので日焼け対策は必要です。
また海だけではなく、街中でもラッシュガードを着用していました。
トイレにペーパーが備え付けられていないことが多いので、ティッシュも必須です。
クルーズ旅行に必要ではなかったもの
持って行ったのに使わなかったものもあります。
- 水筒、マグボトル
- お菓子
- お茶やフリーズドライの味噌汁などの日本食
ドリンクコーナーの飲み物を水筒やマグボトルに入れて客室で飲もうと思い持っていったのですが、客室にあまりいない、またドリンクコーナーに用意されているグラスに入れて客室に持ち込んでいたので、水筒やマグボトルは使わなくなりました。
またビュッフェレストランにいけば何かしら食べる物があるので、日本から持参したお菓子が必要になることもなし。(持って行ったお菓子は仲良くなったクルーやゲストにプレゼントしました)
2週間程度では日本食が恋しくなることもない、船や航路によっては和食(っぽいもの)も食べれるので、日本から食べ物を持っていくこともなくなりました。
クルーズ船への持ち込み禁止アイテム
船内に持ち込むことができないものもあり、危険物や発火性のあるものなどは持ち込み禁止とされています。
たとえば、プリンセス・クルーズでは以下のものが持ち込み禁止とWebサイトに記載されています。
火薬、弾薬、爆発物などの危険物(複製を含む)
プリンセス・クルーズ
・武器、鋭利な刃物(全てのナイフ、刃の長さが4cm以上あるはさみを含む)
※安全かみそりはお持ち込み可能です。
・麻薬、違法な薬物及び物質
・ろうそく、お香
・コーヒーメーカー、衣類用アイロン、ホットプレート
・可燃性の液体(ライター用オイルを含む)、火薬(花火を含む)
・アマチュア無線
・漂白剤や塗料を含む危険な化学薬品
・アルコール飲料
※寄港地や船上で購入されたアルコール飲料は下船前夜までお預かりいたします。
※上記以外にも危険物と判断されたものは、乗船時にお預かりし下船日にお返しいたします。
※船によって異なる場合がありますので、各クルーズ会社の規定を確認することをおすすめします。
日本発着クルーズの持ち物注意点
日本の港を発着する日本周遊クルーズであっても外国船ではパスポートが必要となります。
外国船籍の船は、必ず日本以外の国に寄らなくてはいけないという規制があるため、台湾や韓国など外国に寄港する必要があるのです。
そのためパスポートや、立ち寄る国によってはビザも必要となります。
日本周遊するクルーズだからといって、パスポートを忘れないようにしましょう!
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