本記事では9月に乗船したダイヤモンドプリンセス「北海道と九州・韓国 10日間」についてご紹介しています。
この旅行記ブログでは、乗船前の準備やダイヤモンドプリンセスの船内ライフ、各寄港地の観光やグルメなどを紹介していきますが、ボリュームが多くなってしまったので複数の記事にわけてお届けしています。
今回は実際に観光した青森と小樽、函館の様子をご紹介します。
クルーズ旅行の参考にしてくださいね。
旅行概要・乗船準備、乗船チェックイン、客室については下記の記事をご覧ください。
ダイヤモンドプリンセス乗船記ブログ 〜旅行概要・乗船準備・チェックイン・客室編〜
鹿児島と釜山の観光の様子について紹介した記事は下記からどうぞ。
鹿児島・釜山の寄港地観光紹介〜ダイヤモンドプリンセス旅行記ブログ〜
本記事の内容は2023年9月のクルーズ旅行時点の情報です。
情報は最新とは限りませんのでご了承ください。
青森の観光プラン
青森は5ヶ月前のダイヤモンドプリンセスでのクルーズで訪れた場所。
その時は「ねぶたの家 ワ・ラッセ」や八甲田丸などを青森駅周辺の観光地を巡ったので、今回はちょっと趣向を変え、青森特産品「りんご」をテーマに街歩きを楽しみました。
青森観光で巡ったルート
青森観光で巡ったルートは以下の通り。
今回はすべて徒歩でまわりました。
90軒近くのお店が入っている市場内にある食堂で朝ご飯を食べます
一切の病厄災いを祓い除ける神社。青森らしくリンゴの手水やおみくじがあります
老舗の和菓子屋。りんごを使ったお菓子があります
構内にはリンゴジュースだけ販売している自販機があります
サクサクのパイにのった大ぶりのリンゴが特徴のアップルパイ
2種類のアップルパイを食べ比べ♬
青森で巡った観光スポット紹介
ここからは青森観光の様子と各観光スポットを紹介します。
2023年9月25日(月)
入港:8:00
出港:17:00
3ヶ所目の寄港地・青森に到着。
上記写真の中央に見える建物がクルーズターミナルです。
今日もギャングウェイに向かう列ができていましたが、釜山ほど時間がかかることなく船外に出ることができました。
一昨日は韓国(釜山)に寄港し、昨日は洋上日だったので、ここ青森では入国審査が必要になります。
幸いなことに審査は日本人とそれ以外に分かれていたので、私たち日本人は待ち時間なしで審査終了。
ただし日本人以外の方は長蛇の列だったので、かなり時間がかかったのでは?
入国審査ではパスポートチェック後、パスポートに押されたスタンプをクルーが確認し、それと引き換えにカードをもらいました。
また税関では記入しておいた申告書を提出。(税関申告書は事前に客室に届いていました)
ターミナル内にはねぶたが展示されていました。
またゆるキャラ「あぷたん」も登場!
観光案内デスクで地図をもらい、青森観光へ出発!
地図だけではなく、観光スポットやシャトルバス、レンタカー、観光タクシーの案内なども載っているので役に立ちますよ!
ターミナルビルの前にはお客さんを待つタクシーが。
「鹿児島でも青森のように多くのタクシーがきてくれたら良かったのに・・」と思いつつ、今日は徒歩で青森駅方面に向かいます。
フェスティバル シティ アウガ「新鮮市場」
最初の目的地は青森駅近くにある「フェスティバル シティ アウガ」。
クルーズターミナルから20分ほど歩きました。
アウガは青森市役所や図書館などが入っている施設なのですが、その地階には市場もあるのです。
今朝は市場内にある食堂で朝食をいただきます。
この新鮮市場には、鮮魚や干物、乾物、加工品、野菜、果物、精肉、お菓子など90軒近くのお店が入っています。
時間が早かったのか、お客さんの姿はほとんどありませんね。。
私たちが選んだのは「市場食堂」です。
訪れた芸能人のサインがたくさん飾られています。有名なお店みたいですね。
なお新鮮市場内には他に2軒のレストラン・食堂が入っています。
オーダーしたのは「中落ち定食」。
てんこ盛りの中落ちに小鉢などがついて1,000円なのです!
私たちは2人とも同じ中落ち定食をいただいたのですが、それぞれに違う種類の小鉢をつけてくれ、また私用にはご飯が少なめになっていました。
カウンター前には美味しそうな惣菜が並んでいたので、今度はお惣菜を食べてみたいなあ。
とにかく1,000円とは思えない大満足な朝食になりました。
前回青森に来た時にはのっけ丼を食べましたが、青森は朝から美味しい海鮮が食べれるのが嬉しい!
廣田神社
中落ちを堪能した後は、「廣田神社」へ向かいます。
廣田神社は一切の病厄災いを祓い除ける日本でただ一つの神社です。
「病厄除守護」ということでコロナ収束を願いました
新鮮市場からは徒歩で15分ほどの場所にあります。
または青森駅からバスを使った場合は、最寄りバス停「県庁前」から歩いて3分ほどです。
国道から少し入った場所にありますが、大きな看板が出ているのですぐにわかります。
さすが青森!お手水にはりんごが浮かんでいました。
またりんごのオブジェもかわいい!
「りんごおみくじ」の他に、「ほたておみくじ」などこれまた青森らしいおみくじもありました。
おきな屋 新町本店
廣田神社の次は再び徒歩で青森駅方面に戻り、次の目的地「おきな屋 新町本店」へ。
駅から3分ほどの場所にあります。
おきな屋は大正7年創業の老舗の和菓子屋さん。
りんごを使った和菓子が揃っています。
上記写真左は「たわわ」で、紅玉リンゴを使った和風アップルパイ。
バターの風味がほどよいパイ生地に、上品な甘さのアップルグラッセをはさんだものです。
サイズは小さいですが、味はしっかりしていて満足感が高いです。
右側は「薄紅百顆」という紅玉りんごの輪切りを砂糖で煮て乾燥させたアップルグラッセです。
干菓子ですが柔らかいので食べやすく、程よい甘さでこちらも美味しかったです。
どちらも賞味期限が長いのでお土産にも良いですね。
青森駅
次は徒歩で青森駅へ。
目的は青森駅構内にあるacure自販機です。
「acure」自販機はJR東日本管内の駅構内などで見かけますが、ここ青森駅にあるのはリンゴジュースだけ販売しているのです。
さすが青森!
リンゴジュースも1種類だけではなく、「ふじ」「つがる」「ジョナゴールド」「りんご」の4種類のラインアップが揃っています。
青森県産のりんご果汁100%のジュースですが、それぞれ味が違うのでどれを買おうか悩みましたが、「ふじ」と「りんご」を購入。
A-FACTORY 「スキップエッグ」
次に向かったのは青森駅から歩いて2分ほどの「A-FACTORY」です。
A-FACTORYは野菜や果物、加工品などの青森の食材や工芸・民芸品などが購入できるマルシェと、シールド工房が入った施設です。
青森でのお土産もここで買いました。^^v
A-FACTORYでのお目当てはこちら「スキップエッグ(SKIP EGG)」。
弘前に本店があるアップルパイの人気店「ボンジュール」のアップルパイがいただけるお店です。
パイ生地は軽くてサクサク。バターの風味も強すぎず程よい。
またパイの上にのった大ぶりリンゴも艶々!リンゴの甘さと酸味がジュワーと口の中に広がります。
旦那は今までで一番美味しいアップルパイだと絶賛していました。
とても満足感のあるアップルパイでした。
親戚が青森旅行の際、夕方にスキップエッグでアップルパイを買おうとしたら売り切れだったとか。
午後には売り切れてしまうこともあるそうなので、早めに行った方が良さそうですね。
アスパム「Sweets Factory pampam」
A-FACTORYから青森ラブリッジを渡り、最後に向かったのは「青森県観光物産館 アスパム」です。
「青森(Aomori)」の頭文字である「A」を模した三角形の建物は目をひきますね。
アスパムでの目的は1階に入っている「Sweets Factory pampam」のアップルパイです。
4月にアスパムに来た時にはアップルパイを購入するお客さんで行列ができていましたが、ラッキーなことに今日は誰も並んでいません。
購入したのは「ショソン・オ・ポム」(左側)と、「クランブルアップルパイ」。
ショソン・オ・ポムは紅玉リンゴを使ったアップルパイです。
パイ生地はサクサクで軽い食感。バターのくどさはありません。
スキップエッグのアップルパイと違い、ショソン・オ・ポムはリンゴ果肉入りのジャムが中に入っています。
紅玉なので酸味が強いのかなと思いましたが、爽やかな甘さで食べやすいです。
季節限定のクランブルアップルパイは、さつまいものクリームの上にクランブル(砂糖と小麦粉をそぼろ状にしたもの)をまぶしたアップルパイです。
シナモンを使っていないので、シナモン苦手な私でも美味しくいただくことができました。
Sweets Factory pampamの前にあるJA青森で果汁100%のリンゴジュースを購入。
アスパム2階の市町村ホールにある休憩所でリンゴジュースを飲みながらアップルパイをいただきました。
いや〜、満足!
市町村ホールには青森各地の写真パネル展示や観光パンフレットがあります。
また窓の外には青森港に停泊するダイヤモンドプリンセスも見えますよ。
青森観光はこれで終了。
アスパムから徒歩で船に戻ります。
小樽の観光プラン
小樽も3ヶ月前のダイヤモンドプリンセスでのクルーズで訪れたばかりの場所。
その時は「小樽運河」や「旧手宮線跡地」「堺町通り」など小樽の定番スポットを巡りましたが、今回は足を伸ばして天狗山まで行ってみました。
小樽観光で巡ったルート
小樽観光で巡ったルートは以下の通り。
バス、ロープウェイ、徒歩でまわりました。
ふ頭から徒歩で数分の場所にある新日本海フェリーターミナルからバスに乗車
標高532.4mで北海道の三大夜景の一つと言われている小樽の観光名所
重厚でレトロな歴史的建築物が並ぶ観光スポット
辰野金吾による建築物。現在は資料館として内部を見学できる
北海道を代表する洋菓子店。奇跡の口溶けと言われるチーズケーキが有名
バンクーバーのガスタウンにある蒸気時計と姉妹関係にある蒸気時計
「メルヘン交差点」バス停からバスに乗車
小樽で巡った観光スポット紹介
ここからは小樽観光の様子と各観光スポットを紹介します。
2023年9月26日(火)
入港:8:00
出港:18:00
4ヶ所目の寄港地 小樽の勝納ふ頭に到着。
6月に寄港した時には勝納ふ頭から数分の場所にある新日本海フェリーのターミナルから小樽駅や天狗山への臨時バスが出ていたので、今回もそのバスがあることを期待しつつ・・・。
小樽観光の起点は小樽駅なので、もし臨時バスがなければ、勝納ふ頭の最寄駅であるJR函館本線・小樽築港駅まで15分ほど歩き、そこから電車に乗って小樽駅に向かわなくてはいけないのです。
15分も歩くのは嫌だなあ〜。
ラッキーなことに今回もバスがありました!
ただしバスはこの日だけの臨時便です。
新日本海フェリーターミナルを出発し、小樽運河ターミナル、小樽駅などを経由し、天狗山ロープウェイまで行きます。
運賃は以下の通り。
- 小樽駅まで(大人:240円、小人:120円)
- 天狗山まで(大人:480円、小人:240円)
- おたる市内線バス1日乗車券(大人:800円、小人:400円)
「おたる市内線バス1日乗車券」とは、小樽市内の中央バス全路線内の240円で行ける範囲であれば、1日乗り放題になるチケットです。
天狗山も1日乗車券の範囲に入っています。
1日乗車券は乗車する時に購入できました。
天狗山を往復するであれば、1日乗車券の方がお得になりますよ^^v
バスに揺られること約30分、最後はバスも苦しそうな急坂を上り(?)天狗山ロープウェイに到着。
そこから山頂まで約4分の空中散歩を楽しみます。
おたる市内線バス1日乗車券を見せると、ロープウェイ往復料金(大人)が200円引きになりました
標高532.4mの天狗山は北海道の三大夜景の一つと言われているのですが、この日の出航時間は18時なので残念ながら夜景を楽しむことができません。
でもジップラインやスライダーなどのアクティビティもあり、日中でも十分楽しめます。
ロープウェイ山頂駅舎の上にある屋上展望台。
天狗山に5つある展望台の中でも一番高い場所にあり、眼下に小樽市内をのぞむことができるほか、積丹半島も見えるそうです。
木々を通り抜けた先にある第3展望台はステージになっていて、高速道路や奥沢水源地などを見ることができます。
こちらは天狗桜展望台にあるウッドデッキ。
小樽の街並みを見下ろしながら休憩できます。
山頂駅を出た先にあったのが「鼻なで天狗さん」。
鼻をなでて願い事をするのですが、願う内容によってなで方が異なります。
でも多くの人に撫でられているようで、鼻の色が変わってしまっていました・・・。
北の金融街(ウォール街)
天狗山から小樽駅前行きのバスに乗り、小樽の観光スポットが集まる小樽運河・堺町通り付近に戻ってきました。
バスを降りた停留所「本局前」がある日銀通りには歴史的な建物が並び、「北の金融街(ウォール街)」と呼ばれています。
北海道有数の港湾都市・物流拠点として発展してきた小樽には、明治時代から昭和初期にかけて多くの金融機関が支店を開設しました。その活気ある様子がニューヨークの「ウォール街」に似ていることから「北のウォール街」と呼ばれるようになったそうです。
当時の建築物は歴史的建造物として残され、一部は資料館やレストランとして現在も利用されています。
上記写真左は「旧三井銀行小樽支店」。
国重要文化財に指定されており、現在は小樽芸術村の一つとして内部を見学することができます。
写真右は旧北海道銀行の本店として1912年に建てられた「旧北海道銀行本店」です。
今はレストランとなっています。
日本銀行 旧小樽支店資料館
上記の建物は「日本銀行 旧小樽支店」。
東京駅丸の内駅舎を設計した辰野金吾による建築物で、現在は資料館として内部を見学できます。
入ってすぐは旧小樽支店の窓口だったカウンターが並ぶロビーです。
カウンターには今でも「現金受払引換」「大口受払い」などの窓口名が残っています。
またカウンター後方の営業場だった場所は日本銀行の歴史を紹介する展示スペースとなっています。
2002年まで実際に現金を保管していた金庫の内部を再現した部屋には、一億円がどのくらいの重さか持ち上げることができるコーナーがあります。
一億円は一万円札が10,000枚。一万円札は約1gなので、一億円分は10kgです。
10kgって意外に持ち上げられますよ!
ちなみにこの重さ体験の後ろに並んでいる紙の束は、1,000億円(!!)の模擬パックです。
他にも実際の金庫の扉や、今までに発行された紙幣、精巧なジオラマなど興味深い展示が多くありました。
ルタオ本店
金融資料館の次は堺町通りを南小樽駅方面に向かって進みます。
堺町通は1km弱にわたって続く商店街です。
北一硝子やルタオ、小樽オルゴール堂などの有名店や、美味しい海鮮丼のお店、お土産屋さんなど多くのお店が並んでいて、平日でも観光客で賑わっていました。
またこの通りにも歴史的建造物を利用したお店が多く、歩いているだけでも楽しいですよ。
堺町通りを10分ほど歩いて到着したのが、ルタオ本店。
北海道を代表する洋菓子店で、チーズケーキの「ドゥーブルフロマージュ」は奇跡の口溶けと言われる有名商品ですよね。
小樽にはこのルタオ本店の他にも、チョコレート専門店やデニッシュ専門店などもあります。
どのお店にしようか迷ってしまう〜。
だけど今回は初めてなので本店へ!
ルタオ本店の1階はショップですが、私たちは飲食ができる2階のカフェへ。
平日の13時過ぎに行ったのですが10人待ち、20分くらい待ちました。
回転寿司店にあるような発券機に登録し、番号札をとって待ちます。
LINEの友達登録すると、順番が近づくと知らせてくれるサービスもあります。待ち時間が長い時には1階のショップや近くを観光することができますね。
注文したのは「プティガトーセレクション」。
好きなケーキ3点と飲み物2点のセットなので、2人で食べるのにちょうど良いです。
そして選んだケーキは、もちろん「ドゥーブルフロマージュ」と、「ショコラドゥーブル」「タルトフレーズ」。飲み物はルタオ本店限定の「カリヨンの音色」、「アイスコーヒー」。
ドゥーブルフロマージュは本当にフワフワの口溶けで軽い口当たり。甘すぎないので食べやすく、あっという間に食べてしまいました!(思ったより小さかったというのもあるけど)
北海道限定ショコラドゥーブルも口の中で溶ける!贅沢な味わいで、濃厚なチョコレート好きにはたまらないですね。
どちらもルタオの本店でしか味わえない特別な味わいで、小樽に行ったら必ず試してみるべき!
ルタオ本館には無料の展望台があります。
案内には「3階:展望台」とあったので階段で向かったら、これが大間違い!
2つ上の写真の塔の最上部分が展望台なので、実際には4階以上ある?
でも展望台からは歩いてきた境町通りや停泊しているダイヤモンドプリンセスも見えましたよ!
メルヘン交差点の蒸気時計
チーズケーキを堪能した後は、ルタオ本店のすぐ近くにある蒸気時計と小樽オルゴール堂へ。
蒸気時計といえばバンクーバー・ガスタウンにある蒸気時計が有名ですが、どちらの蒸気時計も製作した人は同じだそうです。
小樽の蒸気時計も15分おきに蒸気を出しながらメロディーを奏でて時を知らせてくれます。
レトロな雰囲気な小樽の街並みにピッタリ合っていますよね。
これで小樽観光は終了。
ルタオ本店の前にあるバス停(メルヘン交差点)からバスに乗車し、船に戻ります。
船に戻るバスは、小樽駅12時50分発から16時50分発までの間、30分おきに運行されていました。
函館の観光プラン
函館も3ヶ月前のダイヤモンドプリンセスでのクルーズで訪れたばかりの場所。
その時は「五稜郭タワー」や「五稜郭公園」「箱館奉行所」など函館の定番スポットを巡りましたが、今回はその時に行けなかった函館山の夜景を楽しむことに。
もちろん函館朝市、赤レンガ倉庫など定番スポットも巡りました。
函館観光で巡ったルート
函館観光で巡ったルートは以下の通り。
メインの移動手段はバス、函館山へはロープウェイを使いました。
若松ふ頭の目の前にある約250店舗が入っている巨大な市場
レトロな倉庫を使った複合施設。ファッションや生活雑貨、レストラン、カフェなどが入っている
高台にある歴史的建造物と美しい景観が魅力の洋風公園
現在は開港の歴史を伝える開港記念館として一般公開されている
一旦船に戻ります
夕方に再度出発。函館山は美しい市内の夜景が有名。日本三大夜景の一つ
函館で巡った観光スポット紹介
ここからは函館観光の様子と各観光スポットを紹介します。
2023年9月27日(水)
入港:8:00
出港:21:00
最後の寄港地は函館です。
ダイヤモンドプリンセスが接岸した若松ふ頭岸壁のすぐ近くには摩周丸が係留されていますね。
1988年3月の青函連絡船最後の日まで運航していた摩周丸は、現在は記念館として内部を見学できます。
摩周丸も見学したい思っていましたが、残念ながら今回は時間がなくて行くことができませんでした
若松ふ頭は、JR函館駅へ徒歩3分、金森赤レンガ倉庫へ徒歩15分、そして函館朝市は目の前という観光にとても便利な場所にあります。
もちろん朝食は船ではなく、徒歩2分の場所にある函館朝市で!
函館朝市は約250店舗が入っている巨大な市場です。
広さは東京ドームの3/4くらいだとか。
そのためあらかじめ行く店をピックアップしておきました。
私たちは「どんぶり横丁市場」と言われる飲食店が入っているエリアでお店を探すことにしました。
どんぶり横丁市場には15軒の飲食店が入っていますが、この日はいくつかのお店がお休みでした。
私たちが選んだのは「鮨処 はこだて」。
4種類の海鮮が入ったどんぶりをいただきました。
ちょっと丼が小さい?とも思ったけど、朝だからこのくらいの量で良いのかな。
どのネタも新鮮で、朝から美味しい海鮮が食べられて嬉しい!
朝食後は函館朝市をブラブラと見学してみます。
朝市は早朝5時(または4時)から営業しています。
多くの店が海産物を扱い、特に活きたイカやホタテ、ウニなどの新鮮な海産物が豊富です。
他にも地元野菜や果物、お土産、日用雑貨や生花、衣料品などもあります。
船内TV番組「モーニングショー」で夏が旬の「白いとこもろこし」が美味しいと紹介されていたので探したのですが、見つけることができませんでした。
白いとうもろこしは生で食べれるとか・・・。残念!
函館朝市名物のイカ釣りです!
釣ったらその場で食べれると聞いていたのですが、この日は不漁でイカではなく、エビ釣りになっていました。
金森赤レンガ倉庫
函館朝市の後は、函館市電で金森赤レンガ倉庫に向かいます。
まずはJR函館駅1階にある観光案内所で市電の一日乗車券(大人600円)を購入。
スマホ版もありますが、記念に乗車券をとっておきたいので紙版に。
函館市電は距離によって料金が変わりますが、最低料金(2kmまで)が210円なので、3回以上乗車するのであれば一日乗車券の方がお得になります
函館駅からは徒歩15分くらいですが、私たちは市電を利用。
「函館駅前」から乗車し、「十字街」で下車。十字街からは歩いて5分ほどで金森赤レンガ倉庫に到着です。
1887年に函館で最初の営業倉庫として開業した金森赤レンガ倉庫は、その後大火で焼失したものの、1909年に再建されました。
現在はその外観を保ちつつ、ショッピングや食事が楽しめる複合施設として生まれ変わっています。
建物は運河を囲むように配置されており、異国情緒あふれる雰囲気が魅力的。
どこをとっても絵になりますね〜。
元町公園・旧北海道庁函館支庁庁舎
金森赤レンガ倉庫を後にし、CMのロケ地にも使われた有名な八幡坂を上り元町公園をめざします。
坂道ですが、傾斜はそれほどきつくありません。また歩道の両側には手すりがついた階段も整備されているので歩きやすいです。
坂の上からはまっすぐ海に向かっている景色を楽しむことができます。
今日はダイヤモンドプリンセスも見えますね!
上記写真は元町公園内にある旧北海道庁函館支庁庁舎です。
1909年に建てられ、1982年に修復整備された旧北海道庁函館支庁庁舎は、2階に張り出した屋根が柱頭飾りと中央部に膨らみのある巨大な4本の柱で支えられているのが特徴。
北海道の開拓史上価値が高いことから北海道指定有形文化財に指定されています。
現在はテイクアウト専門の軽食ショップとして利用されています。
元町公園の奥にはブルーと黄色の配色が美しい建物「旧函館公会堂」も見えますね。
この場所には、かつて「箱館奉行所」が置かれ、函館の行政の中心地でした。その後箱館奉行所は移転したため、現在では元町公園内には「函館奉行所跡」という碑が建っています。
また元町公園には「旧開拓使函館支庁書籍庫」などの歴史的建造物も現存しています。
函館市旧イギリス領事館
次は元町公園を少し下った先にある「函館市旧イギリス領事館」です。
イリギス領事館は函館の開港とともに1859年に開設され、この建物は1913年から1934年まで使用されていました。現在は、開港記念館として一般開放されています。
建物内部には当時の領事執務室や家族居室が再現されており、当時の雰囲気を感じることができます。
また開港の歴史や文化を紹介する展示パネルもあります。
ヴィクトリアン調の庭園もあります。
18種45株のバラに囲まれたローズガーデンですが、この時は季節が違うためバラの花を見ることはできませんでした。
ベンチや東屋もあるので一休みすることもできます。
また館内のティールームにはアフタヌーンティーメニューもあり、旧イギリス領事館のアンティーク家具に囲まれ、優雅なティータイムを過ごせますよ。
小腹が空いてきたので元町公園の脇にある焼き立て「世界で2番目においしいメロンパンアイス」のお店へ。
実は3ヶ月前にもこのメロンパンを食べて美味しかったので、再び訪れることに。
ほんのり温かいメロンパンにバニラアイスが挟まれているという不思議な感覚。
でもメロンパンはサクサクでアイスとの絶妙な美味しさなのです。
アイスなので、のんびり食ていると溶けてこぼれてくるので要注意!
メロンパアイスを食べたあとは、函館市電に乗って一旦船に戻ります。
16時に再び出発!
今度は夜景を見るために函館山に向かいます。
朝と同じように「函館駅前」から市電に乗り、「十字街」で下車。
十字街からは歩いて10分程度なのですが、坂道(南部坂)です。
最初は緩やかだったのですが、ロープウェイ乗り場手前で急な傾斜に。
かなりキツかった!
函館山へのアクセスはロープウェイを使う他に、函館駅前から山頂展望台まで行くバス(函館山登山バス)を使う方法もあります。
当初はそのバスを利用する予定でしたが、何とこの日はバスが運休となってしまっため、ロープウェイを使うことに。
函館山登山バスを含む函館バスと市電がセットになった一日乗車券もあります。
当初は山頂展望台までバスで行く予定だったので、その一日乗車券を購入するつもりでした。
バスの往復だけで1000円なのに、一日乗車券は市電も乗れて1000円なのです。絶対にお得!
ロープウェイの麓の駅に到着したのは17時少し前。
切符はすぐに購入できましたが、乗車するまでに少し並びました。
上記写真はロープウェイの中から見た景色。両側が海に囲まれた函館の独特な地形がよくわかりますね。
麓からは約3分で山頂に到着。
でもすでに多くの人が待機していて写真を撮るのも大変!
良い場所を確保するためにはもっと早くに来なくてはいけませんね。
ちなみにこの季節の日没の予定時刻は17時30分頃。
また夜景が楽しめるのは日没時刻から約30分後くらいだそうです。
神戸、長崎と共に日本三大夜景の一つに数えられる函館の夜景。
見渡す限りキラキラしていますね。
これが百万ドルの夜景!
でも9月下旬でも日が暮れると寒いです。
ある程度の防寒対策は必要!
そして帰りのロープウェイも乗車待ちの行列ができていました。
私たちは10分強の待ち時間ですみましたが、長い時には1時間以上もかかることもあるそうです。
船の出港時間が決まっているので、余裕を持って下山した方が良いですね。
函館山の夜景を楽しんだ後は、再び市電に乗って船に戻ります。