本記事では9月に乗船したダイヤモンドプリンセス「北海道と九州・韓国 10日間」についてご紹介しています。
この旅行記ブログでは、乗船前の準備やダイヤモンドプリンセスの船内ライフ、各寄港地の観光やグルメなどを紹介していきますが、ボリュームが多くなってしまったので複数の記事にわけてお届けしています。
今回はダイヤモンドプリンセスの寄港地観光、寄港地でのシャトルバス、そして実際に観光した鹿児島と釜山(韓国)の様子をご紹介します。
クルーズ旅行の参考にしてくださいね。
旅行概要・乗船準備、乗船チェックイン、客室については下記の記事をご覧ください。
ダイヤモンドプリンセス乗船記ブログ 〜旅行概要・乗船準備・チェックイン・客室編〜
本記事の内容は2023年9月のクルーズ旅行時点の情報です。
情報は最新とは限りませんのでご了承ください。
ダイヤモンドプリンセスの寄港地観光ツアーについて
今回の「北海道と九州・韓国 10日間」では、鹿児島、釜山(韓国)、青森、小樽、函館の5か所に寄港しました。
わずか10日間で九州から北海道、さらには海外まで行けるのはクルーズならでは。
それもスーツケースなど重い荷物を抱えて移動する必要がなく、寝ている間に次の場所に連れて行ってくれるのです。
これぞクルーズの醍醐味!
ダイヤモンドプリンセスでは各寄港地ごとに有料ツアー(エクスカーション)が用意されていて、事前にWeb専用フォーム、または電話で申し込むができます。
(空きがあれば、船上でも申し込むことができるようです)
たとえば以下のようなツアーがありました。
寄港地 | ツアー名 | 出発時間 | 所用時間 | 料金(大人一名) |
---|---|---|---|---|
鹿児島 | 鹿児島終日観光 | 8:00 | 約8時間 | $149.95 |
釜山 | 海東龍宮寺 | 11:00 | 約5時間 | $69.95 |
青森 | 弘前公園と津軽藩ねぷた村 | 10:15 | 約5時間30分 | $104.95 |
小樽 | 札幌自由観光 | 10:45 | 約6時間 | $119.95 |
函館 | 函館終日観光 | 9:00 | 約7時間30分 | $154.95 |
今回の寄港地5か所は以前にも訪れたことがある土地なので、ツアーではなく、自分たちでプランをたてて観光しました。
寄港地でのクルーズターミナル(港)からのシャトルバスについて
自力で観光する場合にネックとなるのがクルーズターミナル(港)からの移動手段です。
クルーズターミナル(港)が市街地・観光地に近い場所にあれば問題はないのですが、必ずしも便利な場所にあるとは限らないからです。
でもそんな時でもクルーズ会社や自治体などがシャトルバスを用意してくれる場合があります。
ちなみに今までに私たちがダイヤモンドプリンセスで寄港した場所のシャトルバス情報は下記のとおりです。
寄港地 | ターミナル埠頭名 | 交通手段 | シャトルバス運行区間 | 往復料金 |
---|---|---|---|---|
鹿児島 | マリンポートかごしま | 鹿児島中央駅からタクシー約20分 | 本船⇄ドルフィンポート跡地 | $25 |
釜山 | 釜山港国際旅客ターミナル | 釜山駅から徒歩約15分 | 本船⇄スタンフォードイン釜山 | $20 |
青森 | 新中央ふ頭 | 青森駅から徒歩約20分 | なし | — |
小樽 | 勝納ふ頭 | 小樽築港駅から徒歩15分 | なし | — |
函館 | 若松ふ頭 | 函館駅から徒歩5分 | なし | — |
秋田 | 秋田港クルーズターミナル | 土崎駅からタクシー約10分 | 本船⇄秋田キャッスルホテル | $25 |
宮古 | 藤原ふ頭 | 宮古駅からタクシー約10分 | 本船⇄宮古駅 | $20 |
ひたちなか | 中央ふ頭(C岸壁/D岸壁) | 勝田駅からタクシー約25分 | 本船⇄勝田駅前 | $23 |
長崎 | 松が枝国際ターミナル | 大浦海岸停留所から徒歩3分 | なし | — |
クルーズターミナル(港)ではタクシーが待機していることもありますが、利用するゲストが多かったり、タクシー台数が少ない時には乗車までに時間がかかることもあります。
ひたちなかではタクシー待ちが1時間以上だったとか・・・。
ツアーを利用しない場合、クルーズターミナル(港)からの移動手段は事前によく考えておいたほうが良いと思います。
次に「北海道と九州・韓国 10日間クルーズ」での寄港地観光の様子をご紹介します。
鹿児島の観光プラン
鹿児島は以前に他のクルーズ船で来たことがあるのですが、その時は桜島を観光しただけでした。
そのため、今回は鹿児島市内の観光地をバスと徒歩で巡りました。
桜島の観光プランは次の記事を参考にしてくださいね
▶︎「車なしで巡る桜島観光」桜島おすすめ観光地をバスで巡る観光ブログ
鹿児島観光で巡ったルート
鹿児島観光で巡ったルートは以下の通り。
「マリンポートかごしま」から鹿児島中央駅までは徒歩とタクシーを利用
鹿児島中央駅からは「カゴシマシティービューバス」に乗車
1753年に宝暦治水で犠牲となった薩摩藩士を弔うための史跡
島津氏の居城「鶴丸城(鹿児島城)」の居館の正面中央にあった門。現在の姿は復元されたもの
陸軍大将の軍服姿の像。道路をはさんだ向かいには愛犬もいます♪
島津斉彬を祀る鹿児島最大の神社
鹿児島市街地と桜島を一望できる絶景スポット
鹿児島市の中心繁華街で、美味しいグルメやショッピング、観光スポットが集まる人気エリア
天文館から「マリンポートかごしま」へは市電とタクシーを利用
鹿児島で巡った観光スポット紹介
ここからは鹿児島観光の様子と各観光スポットを紹介します。
2023年9月22日(金)
鹿児島はこのクルーズ最初の寄港地です。
入港:7:00
出港:16:00
ダイヤモンドプリンセスは6時には入港し、7時には下船がスタート。
上記写真の右手に見える建物がクルーズターミナルです。
ターミナルでは下船時にパスポートチェックがありました。
そう、私たち日本人が日本の寄港地で下船する時にもパスポートが必須です!
ターミナル内には観光案内のデスクがありました。
ただし今日の観光で利用予定の鹿児島市「市電・市バス・シティビュー一日乗車券」の取り扱いはありませんした。残念!
またこの時間にはありませんでしたが、観光から戻ってきた時には鹿児島のお土産や特産品などを販売するブースも出ていました。
上記は観光案内でもらった地図。
この地図にはクルーズターミナル(マリンポートかごしま)から各地への所要時間が書かれていました。
- 脇田駅(鹿児島市電):徒歩35分、タクシー10分
- 天文館:タクシー30分
- 仙巌園:タクシー35分
- 桜島フェリーターミナル:タクシー30分
最寄り駅である鹿児島市電の「脇田駅」まで徒歩で30分以上もかかります。
マリンポートかごしまからどのように移動するかが、今日のポイント!
私たちが下船したのは8時30分過ぎ。
7時には下船可能となっていたので、この時間ではもう空いているだろうと思いタクシー乗り場に行ってみると、タクシー待ちの長蛇の列。
おまけにしばらく列に並んでいたのですが、タクシーはほとんどやってきません。。。
これでは待っている間に駅まで歩けると判断して徒歩で脇田駅へ向かうことに。
この日の天気は晴れ、気温はおそらく30度以上という徒歩にはとても辛いコンディションの中、脇田駅を目指し歩きます。
いや〜、マリンポートかごしま自体も広いので、ここを出るだけでも大変。
15分ほど歩いて出てきた看板。
まだ1kmもあるのか・・・。
さらに5分ほど歩いたところで、道路沿いに「タクシーのりば」の文字を発見!
スタッフの方に聞いたところ、ここからタクシーに乗れるということ。
おそらくこのタクシー会社から脇田駅までは10分程度だと思うのですが、暑いし、観光するための体力もとっておきたいので、ここでタクシーを使うことに。
タクシーで鹿児島中央駅へ。
乗車時間は約20分。車内ではドライバーさんから観光スポットや鹿児島名物の黒豚の美味しいお店などを教えていただきました。^^
鹿児島中央駅からは「カゴシマシティービューバス」を使って観光地を巡ります。
カゴシマシティービューバスは天文館・西郷隆盛像・城山・仙巌園など鹿児島市内の観光スポットをまわる周遊バスです。
1周すると約80分かかり、運行間隔は30分。
乗車のたびに190円(大人)(*1)が必要となりますが、カゴシマシティービューバスの他に、路面電車、市バスに一日中何回も乗車できる「一日乗車券(600円)」もあります。
私たちは鹿児島中央駅構内にある総合観光案内所で「一日乗車券」を購入。
カゴシマシティービューバスに4回以上乗車するなら、「一日乗車券」の方がお得ですよ。
(*1)鹿児島市営バスの運賃が令和5年10月1日から230円(大人)に改定されました。
薩摩義士碑
ようやく鹿児島観光スタートです!
まずは5つ目の停留所「薩摩義士碑前」で下車。乗車時間は15分くらいでした。
車内はダイヤモンドプリンセスの乗客で混雑。
バンクーバーから来たというゲストと少し話しをすると、彼らは仙巌園に行くということ。
外国船に乗っているのに久々に英語で会話したような感じでした。
「薩摩義士碑前」停留所のすぐ近くには薩摩義士碑があります。
薩摩義士碑は、美濃国の治水工事(宝暦治水)で命を落とした薩摩藩の人々を供養するために建てられた碑です。
揖斐川、長良川、木曽川が流れる濃尾平野に多発していた洪水を防ぐため、薩摩藩が江戸幕府から命じられた治水工事は、1753年に始まり完成までに1年3ヶ月もかかるほどの難工事だったそうです。
そしてその間の犠牲者は84名を数えるほどに。
1920年にこの慰霊碑が建立され、義士として讃えられています。
鶴丸城 御楼門
次に向かったのは「薩摩義士碑前」停留所から徒歩で5分ほどの場所にある「鶴丸城 御楼門」。
日本最大級とも言われる青銅製の鯱を屋根にのせた城門です。
(屋根の上に見えますね!)
鶴丸城の名で知られていますが、正式名称は鹿児島城。
初代薩摩藩主島津家久が築城を開始した島津氏の居城です。
居館の正面中央にあった「御楼門」は1873 年に火災のため焼失しましたが、2020年に史実に忠実に復元されました。
確かに門をくぐる時に新しい木の香りがしてきます。
御楼門をくぐり鶴丸城の本丸跡地に進むと、天璋院篤姫の像があります。
篤姫は江戸徳川幕府第13代将軍・徳川家定御台所となり、江戸城の無血開城に大きな役割を果たした方。NHK大河ドラマにもなりましたよね。
天璋院篤姫の像の近くには、黎明館(鹿児島県歴史資料センター)もあります。
西郷隆盛像
次は「鶴丸城 御楼門」から徒歩で5分ほどにある「西郷隆盛像」へ。
関東の人間にとって西郷隆盛像といえば上野公園にある銅像を思い浮かべますが、鹿児島市にあるこの銅像は陸軍大将の制服なので上野とは違った雰囲気です。
仁王立ちする姿は凛々しく強さを感じます。
でもここには愛犬はいないのかな?
と思ったら、道路を挟んだ「鹿児島市中央公民館」前にいましたよ!
ここにはカメラ台が設置されており、西郷隆盛と愛犬を一緒に撮影することができるようになっています。
照国神社
「西郷隆盛像」から徒歩5分の場所にある島津斉彬公を祀る鹿児島最大の神社「照国神社」に向かいます。
鳥居をくぐると見えるのが、「斉鶴(さいかく)」と呼ばれる翼を広げた大きな鳥の形のイヌマキの献木。
見事な枝振りですよね!
神門をくぐると奥には拝殿があります。
賽銭箱にも島津家の家紋が入っていますね。
拝殿の脇には「島津斉彬像」があります。
台座がとても高く、その上に立つ全身像も立派で威厳が溢れる感じがします。
名藩主の功績を讃えているのでしょうね。
ただ周囲には草が生い茂っていて、足を踏み入れて良いのか迷ってしまったほど。
近くには島津久光、島津忠義の像もありますが、今回は時間がないのでパスしました。
城山展望台
照国神社から徒歩5分ほどにある最寄りの停留所「西郷銅像前」から再びカゴシマシティービューバスに乗車。
下車したのは3つ先の「城山」です。
坂道を数分歩いて到着したのが、
城山展望台です。
鹿児島のガイドブックなどでよく見る光景が広がっています!
高さ107mにあるこの展望台からは、鹿児島市内とその先の錦江湾、そして雄大な桜島をのぞむことができます。
また眼下には照国神社の鳥居なども見えます。
ダイヤモンドプリンセスのエクスカーションのゲストも大勢やってきましたが、彼らも熱心に写真を撮っていました。
鹿児島観光の定番スポットの一つですよね。
「城山」停留所からカゴシマシティービューバスに乗車します。
ダイヤモンドプリンセスのゲストだけではなく、一般の観光客も多く、車内は大混雑!
バスは西郷隆盛が銃弾に倒れるまでの最期の5日間を過ごしたと言われる洞窟の近くや、篤姫の生家である今和泉家の本邸跡などを通り、
「仙巌園」へやってきました。
島津氏の別邸で世界文化遺産にも登録されている「仙巌園」は、錦江湾を池に、桜島を築山に見立てた雄大な景観が特徴の大名庭園です。
時間があれば仙巌園にも行きたかったのですが、この時点で13時近く。
船の最終乗船時間が15時30分なので、仙巌園は諦めることに。
カゴシマシティービューバスは「鹿児島駅」「かごしま水族館前」などの停留所を経て、「天文館」へ。
ランチをとるために下車します。
天文館は鹿児島市内で一番有名な繁華街です。
飲食店や土産物店、洋品店、日用品店、アミューズメントなどさまざまな店舗が軒を連ねています。
そんな多くの店の中からランチに選んだのが「天文館むじゃき」。
鹿児島名物「白くま」アイスのお店です。
「白くまのカップアイス」はスーパーやコンビニで買うことができますが、鹿児島まで来たのだから本場を食べなくちゃ!
2階の「カジュアルレストラン Mujyaki」で黒豚カツカレーとチキン南蛮カレーをいただきます。
「チョコレート白熊」「ストロベリー白熊」などいろいろな種類があったのですが、ここはオーソドックスな「白熊(ベビーサイズ)」に。
練乳がかかったフワフワな氷にカラフルな果物がちりばめられ、あっという間に完食してしまいました。
ランチを食べ終わり、船に戻ります。
帰りは「天文館通駅」から市電に乗車します。
そうマリンポートかごしまへは最寄駅「脇田駅」から歩いて帰るのです。
でもこの時点で時刻は14時30分。船の最終乗船時間の15時30分まで1時間しかありません。
おまけに「天文館通駅」から「脇田駅」までは25分近くかかるのです。
船に乗り遅れるかも!!
車内でドキドキしながら脇田駅に到着したのは15時過ぎ。
あ〜、ここから約2kmの距離を30分以内で歩かなくてはいけないのか・・。
と思ったら、なんと駅前に空車タクシーが1台停まっているではありませんか!!!
普段はタクシー待ちするような場所ではなかったので、おそらく私たちのようなダイヤモンドプリンセスのゲストが市電で帰ってくるのを待っていたのかもしれません。
とにかくこのタクシーに乗車し、最終乗船時間の15分前には船に戻ってくることができました。
あ〜、車ってなんて早いんでしょう!
鹿児島の次は釜山に寄港するため、クルーズターミナル内では出国審査があり、パスポートのチェックが行われていました。
今回船に戻ってくるのがギリギリになってしまった原因は、カゴシマシティービューバスが30分間隔の運行のため、次のバスが来るまでの待ち時間が結構あったこと。
バスの時間を意識して観光すべきでした。
カゴシマシティービューバスは観光名所を巡るので自力観光には大変便利なのですが、クルーズのように滞在時間が限られている場合には時間配分を気をつけた方が良いですね。
釜山(韓国)の観光プラン
釜山を訪れるのは今回で4回目です。(いずれもクルーズです)
チャガルチ市場や釜山タワー、国際市場などの有名観光地には行ったので、今回は初めての場所に行くことにしました。
韓国ウォンへの両替は前泊した横浜で行いました
釜山観光で巡ったルート
釜山観光で巡ったルートは以下の通り。
「釜山港国際旅客ターミナル」から釜山駅までは徒歩
釜山駅からは地下鉄を利用
韓国唯一の跳開橋。毎週土曜日の14時から15分間だけ行われています
日本でもお馴染みのデパート。フードコートと展望台で楽しみます
南浦駅からは地下鉄を利用
「釜山港国際旅客ターミナル」までは徒歩
釜山で巡った観光スポット紹介
2023年9月23日(土)
今日は釜山に寄港します。
入港:10:00
出港:18:00
ダイヤモンドプリンセスは9時には着岸し、10時には下船できるはずでしたが、なかなか下船OKの案内がありません。
11時になりやっと下船可能との放送があったのでギャングウェイに向かうと、出口に向かう長蛇の列!
最後尾がわからないほどゲストが並んでいます。
ようやく下船できたのは12時前。
ターミナルビルの中では入国審査が行われ、パスポートのチェックがありました。(入国審査を受けるまでにも少し並びました)
釜山でも船のエクスカーションは利用せず、自力で観光します。
まずは地下鉄の釜山駅を目指します!
上記写真の右下に見える屋根がクルーズターミナル(❶の場所)。
そしてその前面には広大な駐車場が広がっています。
釜山駅は❷の先にあるので、この駐車場を抜けて行かなくてはいけません・・・。
駐車場の端にある歩道(❸)をひたすら歩いていきます。
ターミナル敷地(駐車場)を抜けて大きな道に出たら、すぐそばにある歩道橋を上ります。
高架歩道(ペデストリアンデッキ)を海側とは反対の方向に進みます。
なお、このペデストリアンデッキを反対側に向かうとフェリーが発着する釜山港国際旅客ターミナルに行くことができます。
国鉄釜山駅に到着。
駅手前には動く歩道もあります。
国鉄釜山駅まではターミナルビルを出てから徒歩で15分強かかりました。
駅の中を突っ切って1階入口から、地下鉄への地下連絡通路へと進みます。
日本語で「地下鉄」と書かれた案内に従ってエスカレーターで下っていきます。
地下まで下りたら、今度はまっすぐ進みます。
ここにも動く歩道がありました。
商店街のような場所を通って、
ようやく切符売り場に到着。
こちらが券売機ですが、ハングル文字なのでまったく読めません!
でも大丈夫!日本語表示に切り替えることができます。
(右の券売機は日本語で表示されてますよね)
切符にはQRコードが印字されています。
改札では切符のQRコードを読み込ませます。
操作がわからない時には近くにいたスタッフ(この時はおばちゃん)が教えてくれました。
なお改札を出る時も同じようにQRコードをスキャンします。
初めて釜山駅で地下鉄に乗った時、反対方面の改札に入ってしまい、そこから目的地方面のホームに行けず、一旦改札を出たことがあります。
改札口では行き先を確認しましょう!
影島大橋
釜山駅から2つ目の「南浦駅」で下車。
向かったのは、釜山の繁華街・南浦洞と影島を結ぶ影島大橋です。
地下鉄「南浦駅」の6番出口から歩いて数分の場所にあります。
駅の通路には影島大橋の歴史を紹介した写真などが展示されているので、事前に見ておくと役に立つかも。
影島大橋は1934年に完成した韓国で唯一の跳開橋で、かつては船の航行に合わせて橋が開閉されていましたが、老朽化などを理由に1966年に跳開が中止。
2013年に市民イベントして再び開通されました。
跳開イベントは毎週土曜日の14時から15分だけとなっています。
影島大橋の上からはチャグルチ市場も見えます。
この周辺はチャガルチ市場だけではなく、国際市場、釜山タワー、龍頭山公園などの観光地が徒歩圏内にあります。
14時になりサイレンの警告と共に車の往来を止めると徐々に橋が上がっていきます。
なお橋が開くのは南浦側のみです。
橋が上がっていく間、昭和歌謡のような音楽が流れています。その中に聞いたことがある曲が。
そう、「釜山港へ帰れ」です。
まさしく「釜山」ですものね。
交通規制が始まりると道路に出て見学することができます。
ほぼ垂直ではないかと思うくらい橋があがっていく様子は圧巻ですよ!
なおこの橋の可動は、すぐ近くにあるロッテ百貨店の屋上やチャガルチ市場周辺、釜山タワー展望台からも見えるそうです。
ロッテ百貨店
跳開橋を堪能した後は、影島大橋のたもとにあるロッテ百貨店 光復店へ。
本館とアクアモールの2つで構成されているロッテ百貨店は、海外ブランドやファッション、化粧品、家具、家電、日用品など様々な品物を扱っているのはもちろん、カフェやレストラン、食品館なども入っています。
南浦駅から地下で直結しているので、雨の日でも濡れずに行くことができますよ。
入ってビックリしたのは、地下1階から3階までの吹き抜け空間で行われる噴水ショー。
高さ21mは世界最大級だそうです。
音楽に合わせて、床から高く噴き上げたり、天井からも降ってきたりと見応えがあります。
地階には韓国料理や回転寿司、ラーメン、トンカツなどの専門店のイートコーナーやフードコートがあります。
ここでランチをとることに。
私たちが選んだのは上記のメニューのお店。
日本語が書いてあるが選んだポイント!
具材となる野菜は自分で好きな量をとるシステム。
お皿にテキトーに盛ったら、お店のお兄さんに「もっと盛れ」と。
でもお皿が小さいのよね。
最後にはお兄さんが山盛りにしてくれました^^
オーダーしたのは海鮮焼きそばとプルゴギ炒飯。
お店のお兄さんは少しスパイシーと言っていたけど、私たちには結構辛かった・・・。
でも味は良かったです。
食後はロッテ百貨店の屋上へ。
ロッテ百貨店の11階と12階は屋上庭園、13階には展望台やカフェなどのスペースがあるのです。
遠くにダイヤモンドプリンセスも見えますね!
また影島やチャガルチ市場も。
屋上展望は広いので、釜山の街並みから釜山港など広範囲の展望を楽しめます。
公園には郵便ポストも。
どうやら本当に郵便をだせるようで、中には手紙を書く台も設置されていました。
本当はこの後に168階段にも行きたかったのですが、この時点で16時前になっていたので、諦めて船に戻ります。
下船が遅くなってしまったため影島大橋とロッテ百貨店しか行くことができませんでしたが、週に1回しか開催されていない跳開イベントが見られたのはラッキー!
もし釜山寄港が土曜になったら、ぜひ影島大橋の跳開イベントを見てみてくださいね。
次回の記事では青森・小樽・函館の寄港地観光やグルメを紹介します。