「せっかくのクルーズ旅行、部屋選びで失敗したくない」
「公式のデッキプラン(船内マップ)を見ても、英語表記が多く、どの部屋を選べばいいのか分からない」
ウエステルダムの予約を検討する中で、このような悩みを感じていませんか?
公式サイトや旅行代理店のパンフレットには写真や客室タイプの説明は掲載されていますが、「どの位置が比較的静かなのか」「揺れにくいのはどのデッキか」「船内移動がしやすいのは何階か」といった、実際の使い勝手まで詳しく解説されていることはほとんどないためです。
この記事では、ウエステルダムの公式デッキプランをもとに、客室の位置による違いや注意点を分かりやすく整理しています。
あわせて、私たちが実際に利用した客室の体感や、現在公開されている公式情報・主要代理店の資料を確認しながら、「部屋選びで失敗しにくくするためのポイント」も解説します。
すべての客室カテゴリーを実際に利用したわけではないため、
・実際に利用した客室については体験ベースで
・それ以外の客室については公式データや公開情報にもとづく事実ベースで
区別して説明しています。
このページでは、主に次の内容をカバーします。
- ウエステルダムのデッキごとの特徴(静かさ・揺れやすさ・船内動線の傾向)
- プール直下やラウンジ付近など、デッキプランから読み取れる「注意したい客室位置」の具体例
- 内側/海側/ベランダ/スイート別のおすすめゾーンと注意点
- 公式サイト・海外サイト・日本の代理店による予約方法の考え方
さらに客室だけではなく、ウエステルダムの雰囲気がわかるよう船内施設も写真付きで紹介しています。
デッキプランを見ながら客室を選びたいものの、判断基準が分からないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウエステルダムの基本情報

まずは、ウエステルダムという船の規模感と特徴を数字で把握しておきましょう。
基本情報を知っておくと、後述するデッキごとの移動距離や雰囲気がイメージしやすくなりますよ。
ウエステルダムの基本スペック
| 総トン数 | 82,348トン | シグネチャー・クラス(中型) |
| 全長 | 285m(936ft) | |
| 乗客定員 | 1,964人 | |
| デッキ数 | 11層 | 客室はデッキ1〜10 |
| 就航年 | 2004年 | |
| 主な改装 | 2017年 | 2023 年に定期ドック入り |
最近のクルーズ船は20万トンを超える巨大船も増えていますが、ウエステルダムは約8万トンの中型船です。
船内が広すぎないため、初めてクルーズに乗る方やシニア層にも乗船しやすいサイズ感と言えます。
大型メガシップほど人が多すぎず、かといって小さすぎないので、「ほどよいサイズ感」と評価する声が多いタイプの船です。
ウエステルダムのデッキ構成(デッキ1〜11の概要)
ウエステルダムは全11デッキ(階層)で構成されています。
船内の機能は大きく分けて以下の3つのブロックに分類されます。
- 公共施設・エンターテインメント層(デッキ1〜3):
メインダイニング、シアター、カジノ、ショップ、ゲストサービス(フロント)が集中的に配置されています。乗船・下船時の出入り口もこのエリアに位置します。 - 客室専用層(デッキ4〜8):
上下を客室に挟まれた、比較的静粛性の高いエリアです。ただし、デッキ4の直下は公共施設、デッキ8の直上はプールやビュッフェがあるため、垂直方向の位置関係に注意が必要です。 - リラクゼーション・展望層(デッキ9〜11):
ビュッフェレストラン(リド・マーケット)、プール、スパ、ジム、展望ラウンジが配置されています。日中の活動拠点となるエリアです。
船内移動の基本は、前方・中央・後方の3箇所にあるエレベーターおよび階段を利用します。
自分の客室からこれら主要施設への距離を把握することが、船内生活の利便性を左右します。
デッキ別主要施設と注意点(一覧表)
各デッキの主な施設と、客室選びにおけるメリット・デメリットをまとめました。
| デッキ | 主要施設 | 客室選び・利用上の注意点 |
|---|---|---|
| 1 | メインステージ、アトリウム、ゲストサービス、客室 | 比較的揺れは少ないが、公共施設が同階にあるため、前方・中央の客室は人通りに注意が必要。 |
| 2 | メインステージ、カジノ、バー、ダイニングルーム、有料レストラン(ピナクルグリル) | 客室なし。夜間まで営業するバーやエンタメ施設が集中しており、船内で最も賑やかな階層。 |
| 3 | メインステージ、ショップ、フォトギャラリー、バー、ダイニングルーム、プロムナードデッキ | 客室なし。船内を1周できる遊歩道がある。メインダイニングへのアクセス拠点。 |
| 4 | 客室 | 海側客室は、窓の外に救命ボートがあり視界が遮られる部屋(視界不良)が多い。 |
| 5/6/7 | 客室 | 上下階も客室のため、船内で最も静粛性が高いとされる推奨エリア。 |
| 8 | 客室 | 直上がプールやビュッフェのため、早朝や深夜の清掃・椅子を引く音が響くリスクがある。 |
| 9 | ビュッフェ(リドマーケット)、有料レストラン(カナレット)、フィットネスセンター、スパ&サロン、プール、バー | 客室なし。飲食とリラクゼーションの中心。デッキ8の客室に滞在する場合、この階の騒音が影響する。 |
| 10 | 展望ラウンジ、エクスカーションデスク、客室 | 前方に客室あり。高層のため船の揺れを感じやすい。 |
| 11 | スポーツデッキ | 客室なし。 |
ウエステルダムの船内の雰囲気

ウエステルダムに限らずホーランドアメリカラインの船内を歩くと、階段ホールやエレベーターホール、廊下などに絵や彫刻、骨董品が飾られているのを頻繁に目にします。
これらが落ち着いた雰囲気を演出しているのです。
カジュアル船のように派手なアトラクションなどはありませんし、船に入って一番に目にするアトリウムもこじんまりして最初はちょっとガッカリしました。
でも、レストランやラウンジには生花が欠かさず、船内のいたるところに美術品が飾られているホーランドアメリカラインは、夫婦2人でゆっくりと船旅を楽しむのにはぴったりの居心地良く、次もホーランドアメリカラインの船でクルーズに行こう!と思わせてくれるのです。
「静かにクルーズを楽しみたい」「カップルやシニア世代でゆったり過ごしたい」と考える方に向いた船といえます。

初めてホーランドアメリカラインの船に乗船した時には、ゲストの年齢層が高く、また子供の姿をほとんど見なかったことに驚きました。
失敗しないウエステルダムの客室選びのポイント


ウエステルダムでの最適な客室を選ぶための基準は、「騒音リスク」「揺れの影響」「移動効率」の3点に集約されます。
- 静かさ(騒音リスク)
客室の上下がともに客室かどうかを必ず確認。
プールやメインステージなど多くの人が集まる場所の上下は、足音や椅子を引く音などが気になることがあります。 - 揺れやすさ(体感の差)
一般に、上層・船首側/船尾側は揺れを感じやすく、低層・中央寄りは揺れにくい傾向があります(個人差あり)。 - 動線(移動の負担)
毎日使う場所(ビュッフェ、メインダイニング、劇場、プールなど)に行きやすい位置だと、船内移動のストレスが減ります。
静かさを優先する「サンドイッチ構造」の選択
騒音トラブルを避けるための鉄則は、客室の上下階も客室であるエリア(サンドイッチ構造)を選ぶことです。
おすすめデッキ:
- デッキ5、6、7の中央付近:これらの階層は上下が客室であるため、公共施設からの騒音リスクが最も低くなります。
注意が必要な階層:
- デッキ8: 直上のデッキ9にはビュッフェやプールがあり、早朝・深夜の清掃や椅子の移動音が響く可能性があります。
- デッキ4: 直下のデッキ3は遊歩道(プロムナード)や公共施設です。場所により人の話し声やイベントの音が伝わることがあります。
- デッキ1: 直上のデッキ2にはカジノやラウンジなど深夜まで稼働する施設が集中しており、エリアによっては音の影響を受けます。
船酔い・振動対策:位置による揺れの違い
船の構造上、中央部を基準として端に行くほど、また上層階に行くほど揺れの影響を強く受けます。
揺れにくい位置(低層階・中央):
船体の重心に近い「デッキ1・4の中央付近」が最も安定しています。船酔いに不安がある場合は、このエリアの内側または海側客室を推奨します。
揺れを感じやすい位置(船首・船尾・高層階):
- 船首(前方): 波の影響を直接受けるため、上下のピッチング(縦揺れ)が強くなります。
- 船尾(後方): 左右のローリング(横揺れ)に加え、入出港時にはスクリューによる微振動を感じる場合があります。
船酔いが心配…対策は?
クルーズでの船酔い対策|予防方法や原因を解説
船内移動の効率化:エレベーターとの距離


ウエステルダムは中型客船ですが、全長は約285mあります。



船の端から端まで歩くと、それなりに疲れました・・・。
自分の行動パターンに合わせエレベーターとの位置関係を確認してください。
- 中央エレベーター付近: ビュッフェ、メインダイニング、ショップ、ゲストサービスへのアクセスが均等に良く、最も利便性が高いエリアです。
- 前方エレベーター付近: シアター、スパ、ジムを頻繁に利用する方に適しています。
- 後方エレベーター付近: メインダイニングやビュッフェへの移動距離を短縮したい方に適しています。
*ただし、エレベーターホールに近すぎる客室は、深夜・早朝の話し声やチャイム音が気になる場合があるため、ドア2〜3枚分程度離れた位置が理想的です。
ウエステルダムで「避けたい」客室位置チェックリスト
次に挙げる条件の客室は、注意点があるため、特別な理由がなければ避けたほうが無難でしょう。
「視界不良(Obstructed View)」の海側客室
デッキ4の海側客室のカテゴリ「G」「H」「HH」は、救命ボートにより外の景色が遮られます。
開放感を求める場合は、必ずデッキプランで「視界を遮るものがないか」を確認してください。
ワールドステージ(劇場)の上や近く
デッキ1の前方、およびデッキ4の前方。リハーサル中やショー上演中の音漏れが発生しやすいエリアです。
ナイトクラブ・ラウンジの直下
デッキ1の船体中央から後方寄り。夜間の重低音が就寝時に影響する可能性があります。
ギャングウェイやテンダーボート・タラップ設置エリア
寄港地でテンダーボートを使用する際や、岸壁に接岸してタラップを架ける際、その拠点となるエリアの近くは騒がしくなります。
*乗降口は海面の高さや港の設備に応じて変更になることがあります。



他のクルーズ船でギャングウェイの近くの客室を利用した時には、ギャングウェイ設営のための音が客室内まで響いてきました。設営は早朝に行われることが多いので、寝ている時にこの音は結構きつかったです・・。
ウエステルダムの客室カテゴリー別の特徴(内側・海側・ベランダ・スイート)


次に客室タイプごとの特徴を紹介します。
ウエステルダムの客室は、インサイド・海側・ベランダ・スイートの4タイプに分かれています。
ただし、同じ客室タイプでも、船内での位置(前方・中央・後方、上下の施設、エレベーターとの距離など)によって、快適さは大きく変わります。
そこで本記事では、「静かさ」「動線」「コスパ」の3つの視点から、おすすめのデッキと避けたい位置をまとめました。
デッキプランを確認しながら、予算や旅の目的に合った客室選びの参考にしてみてくださいね。
あわせて、私たちが実際に宿泊したベランダ客室の感想も紹介しています。
内側客室(Inside Stateroom)
船内でもっとも低価格なカテゴリーです。
最もコスパ良いカテゴリのため、予算抑えたい人にオススメです。
ただし窓がなく、閉塞感を感じることも。
| 客室の広さ | 14m2〜26m2(151–233 sq. ft.) |
| 特徴 | 窓がないため外光が入らず、日中でも暗い状態を保てます。寝るためだけに部屋に戻るという合理的な利用に適しています。 |
| 配置場所 | デッキ1、4〜8、10の前方から中央・後方の内側に分散。 |
| おすすめの人 | ・予算を抑えて、その分を寄港地観光や有料レストランに充てたい方 ・光に敏感で、就寝時に完全な暗闇を好む方 ・日中はラウンジやプールサイドなど、室外で過ごす時間が長い方 |
| 狙い目デッキ・位置 | ・Deck6〜7 中央付近:エレベーター近く (上下移動がしやすく、プールデッキ・ラウンジ・レストランいずれにもアクセス良好。インサイドは眺望がない分、「移動のしやすさ」が快適性を大きく左右する) |
| 避けたい位置 | ・船の最前方・最後方(エレベーターから遠く、移動距離が長くなりがち。揺れを感ることもある) ・Deck4 前方(劇場真上。夜のショー時間帯に音や振動が伝わることがある) ・Deck8 中央〜後方(プール直下。朝のデッキチェア準備音や日中の足音が響きやすい) |
海側客室(Ocean View Stateroom)
開閉不可の窓(大型の丸窓または角窓)があるタイプです。
「自然光が入る」「外の様子が分かる」という安心感があり、初クルーズでも選びやすいカテゴリです。
またバスタブが付いている部屋も多く、ゆったりした滞在が可能なので、日本人にも好まれるカテゴリです(客室タイプにより異なります)。
ただし他のカテゴリよりも客室数が少ないです。
| 客室の広さ | 16m2〜16.7m2(174–180 sq. ft.) |
| 特徴 | ベランダはないが、自然光が入るため開放感があります。 デッキ4に配置されている一部の客室は、救命ボートにより視界が制限される「視界不良(Obstructed View)」があるため、予約時にデッキプランでの確認が必須です。 |
| 配置場所 | デッキ1、デッキ4(一部視界不良あり)、デッキ6 |
| おすすめの人 | ・内側は圧迫感があるが、ベランダ付きまでの予算はかけたくない方 ・外の天気や昼夜の判別を部屋から行いたい方 ・低層階(デッキ1)で、揺れの少ない位置を優先したい方 |
| 狙い目デッキ・位置 | Deck4のDカテゴリ |
| 避けたい位置 | ・デッキ4の中央(救命ボートが視界を遮る位置) ・船の最前方・最後方(エレベーターから遠く、移動距離が長くなりがち。揺れを感ることもある) |
デッキ4の中央部分の海側客室には、窓の外に救命ボートが吊るされているカテゴリがあります。
デッキプランで「FULLY OBSTRUCTED(視界不良)」 や 「PARTIAL SEA VIEW(一部視界不良)」 と書かれている部屋は、窓はあるけれど景色はボートの裏側……という状態になります。
その分価格は安いので、景色を妥協できるならアリです。
ベランダ客室(Verandah Stateroom)
専用のプライベートバルコニーが付いた、ウエステルダムで最も標準的な客室。
クルーズらしさを一番感じやすい人気カテゴリです。
| 客室の広さ | 19.7m2〜32.5m2(212–359 sq. ft.)(バルコニー含む) |
| 特徴 | 床から天井までの大型ガラスドアがあり、常に外の景色と外気を取り込めます。 |
| 配置場所 | デッキ4〜8、デッキ10 |
| おすすめの人 | ・朝の入港シーンや夕暮れをプライベートな空間で楽しみたい方 ・船内での快適性と予算のバランスを重視する方 ・部屋でリラックスして読書やコーヒーを楽しみたい方 |
| 狙い目デッキ・位置 | ・Deck5〜7 中央〜後方(バルコニーからの眺めが良く、客室が続くので静か) |
| 避けたい位置 | ・Deck4 前方(夜間のショー時間帯に音が気になる場合がある) ・Deck8 後方(デッキチェアの移動音や足音が伝わりやすい傾向がある) ・船の前方(ベランダは特に風の影響を受けやすく、航行中は出にくいことがある) |
スイート客室(Suite)
広快なスペースと、専用のサービスが付加される上位カテゴリーです。
ウエステルダムには、「シグネチャースイート(Signature Suites)」、「ネプチューンスイート(Neptune Suites)」、「ピナクルスイート(Pinnacle Suites)」の3種類のスイートがあります。
(ピナクルスイートはウエステルダムには2部屋のみ)
| 客室の広さ | シグネチャースイート:34.5m2〜35.7m2(372–384 sq. ft.) ネプチューンスイート:46.5m2〜66.1m2(500–712 sq. ft.) ピナクルスイート:106.8m2(1,150 sq. ft.) |
| 特徴 | ネプチューンスイート以上の宿泊者は、専用ラウンジ(ネプチューン・ラウンジ)の利用や優先乗船などの特典が付与されます。 |
| 配置場所 | デッキ4〜8の主に中央付近、および船首や船尾の角 |
| おすすめの人 | ・ハネムーンや記念日など、特別な旅行での利用 ・専用ラウンジやコンシェルジュサービスを利用して、ストレスなく過ごしたい方 ・3名以上で1室に滞在し、リビングスペースの広さを必要とする方 |
| 狙い目デッキ・位置 | ・Deck7 中央(専用ラウンジに近い) |
| 避けたい位置 | ・Deck8 中央(デッキチェアの移動音や足音が伝わりやすい傾向がある) |
なおスイート特典はこちらのページで確認できます。
ギャランティー(Guarantee:GTY)とは?安さの裏にある「部屋位置ガチャ」
予約サイトを見ていると、「ギャランティー(Guarantee / GTY)」という格安なプランを見かけることがありませんか?
ギャランティー(Guarantee / GTY)は、「予約したカテゴリ内で部屋が割り当てられるけど、客室は船会社が決める」というプランです。
価格が魅力的に見える一方、部屋の場所を指定できないため、位置にこだわりがある人にとっては「ガチャ」になりやすいのが最大の注意点です。
エレベーターの目の前や、視界不良の部屋など、人気のない部屋が割り当てられる可能性が高いので、「静かさ重視でプール直下は避けたい」「エレベーター正面は嫌」など希望条件がはっきりしている場合、数万円差で指定できるなら指定の方が結果的に満足度が高くなるケースは多いです。
逆に、価格優先で「どこでもOK」「日中はほぼ外にいる」という人にはギャランティーも選択肢になります。
| おすすめする人 | 位置にこだわりがなく、料金を安く抑えたい人 |
| 避けたい人 | 静かさや眺望を重視する人。デッキプランで「プール直下」「シアター付近」といった位置を避けたいなら、指定客室を選ぶ方が確実 |
| 注意点 | 位置は完全お任せ。視界不良や騒音エリアに割り当てられるケースもある |



ギャランティーで予約した場合、運がよければアップグレードされることもあります。
【体験談】デッキ4後方(船尾寄り)のベランダ客室に泊まって分かったこと


予約した時には、海側とベランダ客室が同額になるキャンペーンを行なっており、また私たちは部屋の位置にはこだわりがなく、なるべく費用を抑えたかったのでギャランティーのベランダで申し込みました。
ギャランティーなので、予約時点ではどの部屋になるかはわかりません。
部屋番号がわかったのは出港1週間前。
申し込み時のカテゴリーより少しだけアップグレード(VH→VB)されていました。
そのアップグレードされた部屋はデッキ4のほぼ船尾にある4166号室。
実際に泊まってみて感じたリアルなメリット・デメリットは以下の通りです。
良かった点:ビュッフェへの移動が神レベル:
朝食やランチで頻繁に利用するビュッフェ(リドマーケット)はデッキ9の「後方」にあります。私たちの部屋はエレベーターに近かったので乗って上がるだけで到着できました。
船内を歩き回らずに食事に行けるのは、想像以上に快適でした。
大変だった点:劇場(前方)が遠い……:
一方で、夜のショーが行われる「メインステージ」は船の「最前方」にあります。
部屋から向かうには、船の端から端まで約200メートル以上を歩くことになります。良い運動にはなりましたが、忘れ物をした時などは少し億劫に感じました。
結論: 「食事やプール(後方施設)への近さ」を取るなら後方、「ショーやラウンジ(前方施設)への近さ」を取るなら前方がおすすめです。迷ったら中央を選べば間違いありません。
特定の客室番号をリサーチする「ピンポイント検索」のテクニック


デッキプラン上で気になる客室番号が見つかった際、その部屋の「実際の写真」を外部ソースから見つけ出す方法があります。
公式の平面図では把握できない立体的な情報を得るために、以下の3つのステップを活用してみてください。
1)英語での「船名+客室番号」画像検索
最も効率的なのは、Googleなどの画像検索で英語のキーワードを入力することです。
- 検索例:
Westerdam cabin 5062 - ウエステルダムは世界中の乗客が利用しており、海外のクルーズファンが自身のSNSやブログ、フォーラムに「自分の部屋」の写真を客室番号と共にアップロードしています。
日本語で検索するよりも圧倒的に多くの実例ヒットしますよ。
2)姉妹船(ザイデルダム・オーステルダム・ノールダム)の情報を流用する
ウエステルダムには3隻の姉妹船があります。
- 姉妹船: ザイデルダム(Zuiderdam)、オーステルダム(Oosterdam)、ノールダム(Noordam)
- ウエステルダムの特定の部屋番号で情報が見つからない場合、姉妹船の同番号で検索してください。
船体の構造が同一であるため、客室のレイアウトやバルコニーの形状、視界を遮る構造物の位置などがほぼ共通しています。



ウエステルダムの姉妹船であるザイデルダムにも乗船しましたが、船内の構造はほとんど同じでした。
3)クルーズ専用の口コミ・画像投稿サイトを活用する
以下のサイトには、デッキプランと連動した客室写真が多く掲載されています。
これらもぜひ活用してみてくださいね。
- Cruise Deck Plans: 客室番号ごとに、乗客が投稿した「部屋からの眺め」や「室内の様子」がアーカイブされています。(ウエステルダムの写真はこちら)
- Cruise Critic: 世界最大級の口コミサイトです。こちらも乗客が投稿した写真が掲載されています。
客室だけでなく、船内施設の写真の投稿もあります。(ウエステルダムの写真はこちら)
【実務編】ウエステルダムの客室番号から「部屋の位置」を特定する方法


旅行代理店などから見積もりや予約確認書が届くと、そこに「Cabin No.(客室番号)」が記載されています(例:D1044、E1288など)。
でも、ただ番号を見ただけでは、そこが良い部屋なのか悪い部屋なのか分かりません。
ここでは、提示された部屋番号から、デッキプラン上での正確な位置を特定し、良し悪しを判断する手順を解説します。
ウエステルダムの客室番号の見方
ウエステルダムの客室番号は、基本的に「アルファベットと4桁または5桁の数字」で構成されています。
アルファベットは客室カテゴリ、最初の数字(1桁または2桁)がデッキ番号(階数)、数字の下3桁が客室番号です。
たとえば「VF4006号室」の場合、
- VF:客室カテゴリ
- 4:デッキ番号(階数)
- 006:客室番号



上記のVF4006号室は、「デッキ4のベランダの006号室」となるわけです。
ステップ1:最初の数字=「階数(デッキ)」を見る
客室番号の見方がわかったので、まずは自分の客室がある階数(デッキ)を確認します。
たとえば次の通りです。
- E1128号室 → デッキ1(メインデッキ)
- VF4001号室 → デッキ4(アッパープロムナードデッキ)
- MM8119号室 → デッキ8(ナビゲーションデッキ)
まずはこれで、自分がどの階層に泊まることになるのかを確認し、前述した「失敗しない客室選びのポイント」と照らし合わせてみてください。
ステップ2:偶数・奇数で「右・左」を知る
次に、部屋番号の最後の数字が偶数か奇数かを確認します。
ホーランドアメリカラインの船では、以下のように振り分けられています。
- 奇数(…01, …03, …05) → 右舷(スターボードサイド:Starboard Side)
- 偶数(…00, …02, …04) → 左舷(ポートサイド:Port Side)
- E1128号室 → 左舷
- VF4001号室 → 右舷
- MM8119号室 → 右舷
友人と別々の部屋を取る場合など、隣同士が良いなら「連番(101と102)」ではなく「一つ飛ばし(101と103)」にする必要があります。
ステップ3:数字の大きさで「前方・後方」を知る
部屋番号の下3桁は、基本的に「数字が小さいほど船首(前方)」「数字が大きいほど船尾(後方)」になります。
- E1128号室 → デッキ1の後方(ダイニングルームの下あたり)
- VF4001号室 → デッキ4の最前方(劇場の真上あたり)
- MM8119号室 → デッキ8の後方(プールの下あたり)
「静かさ」を求めるなら、人通りの多いエレベーターホールの近くを避け、少し数字が進んだ「廊下の中ほど」にある部屋か確認しましょう。
客室番号が分かったら、まずは自分で照合してみてくださいね!
ウエステルダムの主要施設


次にウエステルダムの施設を紹介していきます。
クルーズ中に利用することが多い施設は以下のデッキにあります。
- ゲストサービス( Guest Service):デッキ1
- メインダイニング(Dining Room):デッキ2&3
- メインステージ(WorldStage):デッキ1〜3
- ショップ:デッキ3
- ビュッフェレストラン(Lido Market):デッキ9
- メインプール(Lido Pool):デッキ9
メインダイニング(Dining Room):デッキ2&3


船尾にあるデッキ2と3の2層吹き抜けのメインダイニング。
どのクルーズ船でも食事といえば中心になるのがこのメインダイニングですよね。
ホーランドアメリカラインの場合、メインダイニングでは毎日の朝食とディナーを提供しています。またアフタヌーンティーやリピーター向けの特別なランチなどもメインダイニングで行っています。
私たちが利用した時は、予約制(5:45または8:00)またはオープンシーティングに分かれており、予約制はデッキ3、オープンはデッキ2となっていました。
デッキ2と3には、他にも有料レストランのピナクルグリル(Pinnacle Grill) やショップ、クラシックやジャズなどのライブ演奏が行われるバーもあり、夕方以降はとても賑やかな場所となります。
メインステージ(WorldStage):デッキ1〜3


船首にあるメインステージはデッキ1から3までの3層吹き抜けとなっています。(写真はデッキ2から見たところ)
前方エリアにはテーブルが置かれているので、お酒を飲みながらステージを鑑賞する時などには便利です。
ただし床に傾斜がないので、前に背の高いゲストに座られてしまうとちょっと辛いかも。
また普段は客席となっているステージ前は、椅子が取り払われてちょっとしたスペースになり、太極拳のレッスンなども行われていました。
ビュッフェレストラン(Lido Market):デッキ9




ビュッフェレストランのリドマーケット(Lido Market :リド)があるデッキ9の船尾から中央部分にあります。
リドでは早朝から、昼、夜とほぼ一日中食事や飲み物を提供しています。
アルコールや一部のドリンク以外はすべて無料(というかクルーズ代金に含まれている)です。
食事をする場所もカウンターを挟んで2ヶ所に設置されています。
洋上日はゲストで混雑し、空いているテーブルを探すのも一苦労、なんてことも。^^
ウエステルダムのレストランやどのような料理がいただけるのか解説した記事はこちら
【ウエステルダムのレストランと食事レポート】ホーランドアメリカライン ウエステルダムで行く美味しいクルーズ
メインプール(Lido Pool):デッキ9


リドと同じデッキ9の中央あたりに位置するメインプールです。
屋根が開閉式になっているので、天気が悪かったり寒い時でもプールに入れます。
またプールの回りにはビーチチェアが並んでおり、お天気のよい洋上日などは椅子取り合戦が勃発する場所です。笑


デッキ9後方にはサブプール(SeaView Pool)もあります。
ホーランドアメリカラインの別のクルーズ船で、サブプール直下の客室に宿泊したことがあります。
その際、サブプール周辺でイベントが行われており、準備中の音が客室まで響いてきました。
特に年末年始などイベントが多い時期は、プール下の客室は避けたほうが無難でしょう。
予約前に必ず確認したい4つのポイント


客室の候補がある程度決まったら、最後は「どこで・どう予約するか」です。
しかし、クルーズの価格は「予約するタイミング」や「予約するサイト」によって変わることがあります。
ここでは、ウエステルダムを予約する前に最低限チェックしておきたいポイントを4つに絞って整理します。
1)料金に含まれる項目の確認
表面上の「客室料金」だけで比較せず、以下の諸費用や特典を合算した「総額」で判断してください 。
- クルーズ基本料金:クルーズ自体の料金です。宿泊、食事、移動、エンターテイメント料金が含まれています。これがクルーズ費用の中核を成す部分となります。
- 港湾使用税・政府関連諸税:港湾使用税や、各国によって課される税金や利用料などが必要になることがあります。これらの費用は、寄港地の数や滞在期間によって変動する可能性があります。
- 船内クルーへのチップ:多くの外国船では1日あたりの定額チップが自動的にチャージされます。これは乗組員のサービスに対する感謝の表現として一般的な慣習となっています。
上記以外にも、高級レストランや特別な飲み物については別途料金が発生することがあります。
また船内で使うインターネット、カジノ、エステ、クリーニング、寄港地観光などの費用も利用した分に関して必要となることがあります。
港までの移動費、保険料など個人的に利用する場合にも必要となります。
一方で、ドリンクパッケージやWi-Fi利用料が料金が料金に含まれるような期間限定のプロモーションが行われることもあります。
2)価格変動の要因:出港時期と予約タイミング
クルーズ料金は空室状況に応じて変動する「変動料金制」です。
需要(予約数)が増えるほど価格が上昇する仕組みのため、選択する「出航日」と「予約を実行する時期」の組み合わせが最終的な支払額を決定します。
- 高騰する時期(需要が高い時期): ゴールデンウィークや夏休みに加え、日本発着クルーズで特に人気が集まる「桜(春)」や「紅葉(秋)」のシーズンは料金が高騰します。
逆に、これらを除いた平日中心の日程やオフシーズンは、比較的低価格に設定される傾向があります。 - 最安値の確保(早期予約の重要性): クルーズ業界では「早く予約するほど安い」が原則です。
条件の良い客室(中央付近や低層階の揺れにくい部屋など)から先に埋まっていくため、1年前から予約を検討するケースも珍しくありません。
3)決済通貨と為替レートの影響
ホーランドアメリカラインはドル建て決済が基本です。
この場合、為替レートとカードの海外事務手数料で最終的な支払い額が変わります。
「円安の時期は支払額が増えるし、また日本の代理店の方が総額が読みやすい」「ドル建てはブレる可能性がある」といった特徴があるので、最終的に支払う通貨と決済方法は必ず確認しておくと安心です。
- 決済時の注意: 日本の代理店を経由する場合でも、ドル建て決済であれば、最終的な支払額は「決済時の為替レート」と「カード会社の事務手数料」に左右されます。
- 円安時の対策: 為替変動リスクを避けたい場合は、日本円で価格が固定されている国内旅行代理店の方がお得になるケースもあります。



円安の場合、日本円での価格が固定されているパッケージツアーの方が割安になるケースがあるため、支払い通貨の確認は必須です。
4)予約窓口(どこで予約するか)の選定とキャンセル規定
「どこで予約するか」は、トラブル時の対応能力や契約条件に直結します 。
- キャンセル規定の把握: 取消料が発生する時期や返金条件は、予約ルート(公式サイト、海外OTA、国内代理店)によって異なります 。特に海外予約サイトは規定が厳格な傾向があるため、予約確定前の確認が必須です。
- サポート体制: 公式サイトや海外OTAは英語対応が基本となります 。変更手続きやトラブル時に日本語での相談を希望する場合は、国内代理店の利用を推奨します。



OTA(Online Travel Agent)とは、実店舗を持たず、インターネット上のみで予約・決済を行う旅行サイトの総称です。
独自のキャンペーン価格が適用されたり、船内で使える「オンボードクレジット(お小遣い)」などのボーナス特典が付帯したりする場合があります。
一方、キャンセル規定が日本の一般的な代理店よりも厳格なケースが多く、トラブルや変更時のサポートは期待できません 。規約の確認や交渉をすべて自分で行う「自己責任」の範囲が広い予約手段といえます。
予約ルートの違い(公式/海外OTA/日本の代理店)3つの手段を比較
予約ルートは大きく3つに分かれます。それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。
- 公式サイト:料金が分かりやすい場合がある一方、基本は英語対応。変更・問い合わせも英語前提になりやすい。
- 海外OTA:価格が動きやすく、条件がハマると安いことがある一方、サポートや規約の確認は自己責任の範囲が広い。
- 日本の代理店:日本語で相談でき、変更やトラブル時の窓口が明確。料金は最安ではない場合もありますが、特典(オンボードクレジット等)やサポートを含めて選ぶ人が多いルートです。
| 予約手段 | メリット | デメリット | おすすめする人 |
|---|---|---|---|
| 公式サイト | ●最安値が出やすい ●部屋番号をピンポイントで指定可能 | ▲サイトもサポートも全て英語 ▲トラブル時も自力で英語交渉が必要 | 英語が得意で旅慣れている人 |
| 海外OTA | ●独自のボーナス特典(オンボードクレジット等)がつくことがある | ▲キャンセル規定が厳しい場合がある ▲サポートは期待できない | とにかく特典や安さを追求したい人 |
| 日本の代理店 | ●完全日本語サポートで安心 ●日本円で支払える ●航空券付きプラン等がある | ▲公式より若干手数料分高い場合がある ▲人気の部屋は枠がすぐ埋まる | 初めての方、英語に不安がある方 |



日本の代理店でもドル建てで決済する場合もあります。
英語のやり取りに不安がある場合や、キャンセル規定・保険・航空券なども含めてまとめて相談したい場合は、最初から日本の代理店(または日本語対応の予約サイト)での予約をおすすめします。
クルーズは予約して終わりではなく、乗船前のオンラインチェックインや、荷札の印刷など、手続きが複雑です。何かあった時に日本語で電話相談できる安心感は、数千円の差額以上の価値があります。
私も初めて乗船した際は日本の代理店経由で予約しましたが、出航前の案内資料が日本語で届き、非常にスムーズに準備ができました。
最新の空室状況と価格をチェック
人気の「中央寄りの部屋」や「バスタブ付き海側客室」は、発売と同時に争奪戦になります。 まずは、希望の日程で「狙っている部屋が空いているか」だけでも確認しておくことをおすすめします。
ウエステルダムのデッキプランについてのよくある質問(FAQ)
- 最新のデッキプランはどこで見られますか?
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ホーランドアメリカラインの公式サイト(英語)の「Deck Plans」で最新版を見ることができます。
日本の大手クルーズ代理店のサイトでも日本語版のPDFが公開されていることが多いですが、改装による変更が反映されていない場合もあるため、最終確認は公式サイトで行うことを推奨します。 - 船酔いしにくい客室は?
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一般的にとして、物理的な揺れが最も少ないのは「低層階(デッキ1または4)の中央付近」です。高層階や船体前後は揺れを感じやすいため、不安がある場合は重心に近い位置を選択してください。
また揺れは天候にも左右されるので、当日は体調管理と酔い対策(薬・バンド等)も合わせて準備しておくと安心です。 - カテゴリ指定のみ(ギャランティー:GTY)の予約はアリ?
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料金面では有利ですが、部屋番号の指定ができません。
エレベーター付近や視界不良の部屋が割り当てられるリスクがあるため、静粛性や眺望を重視する方には不向きです。
ウエステルダムのデッキプランで確認:失敗しないための最終チェック


ウエステルダムで快適に過ごせるかどうかは、部屋の種類以上に「どの位置にあるか」が重要なポイントです。予約を確定させる前に、ウエステルダムのデッキプランを改めて開き、次の3項目を確認してみてくださいね。
- 垂直方向の確認: 直上・直下に騒音源(プール、レストラン、ラウンジ)がないか。
- 水平方向の確認: エレベーターホールや乗降口から、適切な距離(近すぎず遠すぎない)が保たれているか。
- 視認性の確認: 海側・ベランダ客室の場合、救命ボートによる視界制限がないか。
条件の良い客室から予約は埋まっていきます。
希望の日程が決まっている場合は、まず空室状況と現時点の料金を確認することから始めてください。
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