この記事は、ホーランドアメリカラインのウエステルダムで日本・台湾・韓国を巡るクルーズ旅行記です。
2018年春に乗船したクルーズ(「横浜発着クルーズ旅行記・ブログ|飛行機を使わずに海外へ!」)に続き、2度目の外国船による日本発着クルーズです。
横浜を出港し、再び横浜に戻ってくるというクルーズなので、フライ&クルーズと違い、飛行機に乗らなくても海外に行けるのです。
近年ロングフライトがつらくなってきた私たちにはピッタリのクルーズ旅行スタイル。
ここでは、「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」の概要や、14泊15日のクルーズで寄港した8ヶ所の寄港地情報、船内の様子などを下記の3回にわけて紹介しています。
ぜひ皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
ウエステルダムで行く日本発着クルーズ旅行概要
日程
2019年3月31日(日)〜 4月14日(日)14泊15日
航路
日時 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
---|---|---|---|
2019年3月31日(日) | 横浜(乗船) | ーーー | 6:00pm |
2019年4月 1日(月) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2019年4月 2日(火) | 神戸(兵庫) | 8:00am | overnight |
2019年4月 3日(水) | 神戸(兵庫) | ーーー | 5:00pm |
2019年4月 4日(木) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2019年4月 5日(金) | 那覇(沖縄) | 8:00am | 5:00pm |
2019年4月 6日(土) | 石垣島(沖縄) | 8:00am | 5:00pm |
2019年4月 7日(日) | 花連(台湾) | 8:00am | ーーー |
2019年4月 8日(月) | 基隆 (台湾) | 8:00am | 5:00pm |
2019年4月 9日(火) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2019年4月10日(水) | 済州島(韓国) | 8:00am | 5:00pm |
2019年4月11日(木) | 長崎 | 8:00am | 4:00pm |
2019年4月12日(金) | 鹿児島 | 8:00am | 6:00pm |
2019年4月13日(土) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2019年4月14日(日) | 横浜(下船) | 7:00am | ーーー |
前回のクルーズ(飛行機を使わずに海外へ!横浜発着クルーズ旅行記)から約1年ぶりとなったクルーズでは、横浜を出港し、神戸、那覇、石垣島、花連(台湾)、基隆(台湾)、済州島(韓国)、長崎、鹿児島の各地を巡ります。
石垣島、済州島、台湾は初めて訪れる場所。特に台湾は旦那が以前から行きたいと言っていたので、とても楽しみです!
ちょうど出発の数日前に東京の桜が満開になり、桜に見送られての出港となりました。
乗船した船 (ms Westerdam: ウエステルダム) について
ms Westerdam (Holland America Line): ウエステルダム(ホーランドアメリカライン)
総トン数 | 82,348トン | 乗客定員 | 1,916名 |
デッキ | 11層 | 乗組員数 | 810名 |
就航年 | 2004年 | 客室数 | 958室 |
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
ホーランドアメリカラインが所有するクルーズ船の一つ、Westerdam (ウエステルダム)の船体は白と紺色、船内はアンティークや美術品でデコレーションされており、落ち着いた雰囲気の船です。
ウエステルダムは、2017年に2回乗船したZuiderdam (ザイデルダム) の姉妹船で、船の大きさや乗客定員、さらには船内の構造などもザイデルダムとほぼ同じです。
ウエステルダムも就航してから15年近くたっていますが、ザイデルダムと同じように2017年改装しており、そんなに古さは感じませんでした。
以前に乗船したザイデルダムと同じという安心感はある一方、ちょっと新鮮味に欠けるかな?
ウエステルダムの船内施設や客室、食事などについては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ホーランドアメリカラインのウエステルダム号でクルーズへ行こう!
2度目の日本発着クルーズの始まり
2018年4月、ホーランドアメリカのVolendam(フォーレンダム) で初めて日本発着クルーズを経験した私たち。(その時の旅行記は「中国・韓国・日本を巡る春の横浜発着クルーズ」をご覧ください)
飛行機に乗らずクルーズに行ける気軽さ、そして船で日本各地を巡るという今までにない旅の楽しさを知ったのですが、残念ながらその後はクルーズに行けるチャンスが訪れず。。。
とはいえ、こまめにホーランドアメリカのWebサイトでお得なクルーズがないかチェックしていたところ、気になっていた今回のクルーズの価格が下がったのを見たとたん、申し込んでいたのでした。笑
日本発着クルーズ は、日本の港から乗船し、同じく日本の港で下船するクルーズです。
日本の船(飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす など)が有名ですが、外国船籍の船も日本を発着するクルーズを行っています。
ただ外国船籍の船は日本国内だけで完結するクルーズはできないという規制から、韓国や台湾など外国の港に寄港する必要があるそうです。
そのため、外国船籍の日本発着クルーズだと飛行機を使わずに海外に行けるのです。
日本発着クルーズについては 「外国船で巡る身近で楽しい日本発着クルーズ旅行」の記事で詳しく解説しています。
クルーズ旅行準備
さてクルーズの申し込みをします。
クルーズを扱っている代理店はいろいろあります。
添乗員付きでいろいろとお世話してくれるツアー型から、申し込みだけを代理店を通し、あとはすべて自分で行う個人手配があります。
私たちの旅行はほとんど個人手配です。
出港の約2ヶ月前の2019年2月初旬、いつもお願いしている代理店へ連絡。
それまでの価格より下がり、さらにオーシャンビューとベランダ付きの部屋が同額となるキャンペーンも行っていたため、今回はベランダ付きの部屋で申し込みました。
ただし、部屋(番号)の指定はできないギャランティーのため、実際にどの部屋になるかは出港直前にならないとわかりません。
その時は仮予約となり、その後約1週間後に本予約し、クルーズ料金の全額を支払いました。
出港まで日にちがないということで、本予約後は全額キャンセルチャージがかかります。
私たちが予約した後に、価格は再び少し上がってしまいました。
いや〜、良いタイミングで申し込むことができました。^^v
出港まであと1週間となったある日、部屋番号が決まったとの連絡がありました。
申し込み時のカテゴリーより少しだけアップグレード(VH→VB)されていました。
さて、ちょっとだけアップグレードされた部屋はデッキ4の4166号室。
後方にあるエレベーターの近くです。
後方にはクルーズ中にたびたび利用するビュッフェレストラン Lido(リド)があります。
また喫煙者の旦那が リド 以上に利用する喫煙所も船の後方にあるため、エレベーターに乗るだけですぐにそれらの場所に行けるこの部屋はなかなか便利でした。
(ただし、船の前方にあるメインステージなどに行くには大変!)
今回利用した客室(4166号室)については、次の記事で詳しくご紹介しています。
ウエステルダムの客室(キャビン)紹介 | ホーランドアメリカライン 客船ツアー
海外発着クルーズの場合、飛行機の手配、さらには前後泊のホテルの予約など必要になりますが、日本発着、それも自宅から電車1本で行ける横浜が出港地なので、そのような準備は必要ありません。
日本発着クルーズのベストシーズンは?
近年 ホーランドアメリカラインは春と秋に日本発着クルーズを行なっています。
他の外国船(キュナード・ライン、セレブリティクルーズなど)も春と秋、またはどちらかが多いですね。
今回は3月下旬から4月中旬に横浜を出港し南下するクルーズでしたが、途中で寄った神戸はものすごく寒く、那覇・石垣島・台湾は暑いという体調管理が難しい航路でした。
ただちょうど桜の開花と重なったので、行く先々で桜を見ることができたのは良かったです。
このクルーズ中に桜を見るのを楽しみしていると言っていた海外からのゲストやクルーもいました。
一方、秋も気候的には良いと思うのですが、リスクがあるとしたら台風シーズンだということ。
万が一台風にぶつかると航路や日程変更というリスクがあるのが怖いところです。
さあ、あとはウエステルダムに乗船するだけです!
「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」の寄港地観光の様子は「旅行記編」を、ウエステルダム船内の様子については「船内紹介編」をご覧ください。