この記事は、ホーランドアメリカラインのウエステルダムで日本・台湾・韓国を巡るクルーズ旅行記です。
「横浜発着クルーズ旅行記・ブログ|飛行機を使わずに海外へ!」)に続き、2度目の外国船による日本発着クルーズです。
横浜を出港し、再び横浜に戻ってくるというクルーズなので、フライ&クルーズと違い、飛行機に乗らなくても海外に行けるのです。
近年ロングフライトがつらくなってきた私たちにはピッタリのクルーズ旅行スタイル。
ここでは、ウエステルダムクルーズの概要や、14泊15日のクルーズで寄港した8ヶ所の寄港地情報、船内の様子などを紹介していきます。
ぜひ皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
ウエステルダムで行く日本発着クルーズ旅行概要

ウエステルダム 日本発着クルーズ旅行の概要は以下の通りです。
| 日程 | 2019年3月31日(日)〜 4月14日(日)14泊15日 |
| 乗船したクルーズ会社 | ホーランドアメリカライン |
| クルーズ船 | ウエステルダム(Ms Westerdam) |
| 客室 | 4166号室 |
| 出港・帰港地 | 大さん橋(横浜) |
| 寄港地 | 神戸 那覇 石垣島 花蓮(台湾) 基隆(台湾) 済州島(韓国) 長崎 鹿児島 |
航路
| 日時 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
|---|---|---|---|
| 2019年3月31日(日) | 横浜(乗船) | ーーー | 6:00pm |
| 2019年4月 1日(月) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
| 2019年4月 2日(火) | 神戸(兵庫) | 8:00am | overnight |
| 2019年4月 3日(水) | 神戸(兵庫) | ーーー | 5:00pm |
| 2019年4月 4日(木) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
| 2019年4月 5日(金) | 那覇(沖縄) | 8:00am | 5:00pm |
| 2019年4月 6日(土) | 石垣島(沖縄) | 8:00am | 5:00pm |
| 2019年4月 7日(日) | 花連(台湾) | 8:00am | ーーー |
| 2019年4月 8日(月) | 基隆 (台湾) | 8:00am | 5:00pm |
| 2019年4月 9日(火) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
| 2019年4月10日(水) | 済州島(韓国) | 8:00am | 5:00pm |
| 2019年4月11日(木) | 長崎 | 8:00am | 4:00pm |
| 2019年4月12日(金) | 鹿児島 | 8:00am | 6:00pm |
| 2019年4月13日(土) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
| 2019年4月14日(日) | 横浜(下船) | 7:00am | ーーー |
石垣島、済州島、台湾は初めて訪れる場所。特に台湾は旦那が以前から行きたいと言っていたので、とても楽しみです!
ちょうど出発の数日前に東京の桜が満開になり、桜に見送られての出港となりました。
乗船したウエステルダム(ms Westerdam) について

ウエステルダム(ホーランドアメリカライン)の概要
| 総トン数 | 82,348トン | 乗客定員 | 1,916名 |
| デッキ | 11層 | 乗組員数 | 810名 |
| 就航年 | 2004年 | 客室数 | 958室 |
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
ホーランドアメリカラインが所有するクルーズ船の一つ、Westerdam (ウエステルダム)の船体は白と紺色、船内はアンティークや美術品でデコレーションされており、落ち着いた雰囲気の船です。
ウエステルダムは、2017年に2回乗船したZuiderdam (ザイデルダム) の姉妹船で、船の大きさや乗客定員、さらには船内の構造などもザイデルダムとほぼ同じです。
ウエステルダムも就航してから15年近くたっていますが、ザイデルダムと同じように2017年改装しており、そんなに古さは感じませんでした。
以前に乗船したザイデルダムと同じという安心感はある一方、ちょっと新鮮味に欠けるかな?
2度目の日本発着クルーズの始まり
2018年4月、ホーランドアメリカのVolendam(フォーレンダム) で初めて日本発着クルーズを経験した私たち。(その時の旅行記は「中国・韓国・日本を巡る春の横浜発着クルーズ」をご覧ください)
飛行機に乗らずクルーズに行ける気軽さ、そして船で日本各地を巡るという今までにない旅の楽しさを知ったのですが、残念ながらその後はクルーズに行けるチャンスが訪れず。。。
とはいえ、こまめにホーランドアメリカのWebサイトでお得なクルーズがないかチェックしていたところ、気になっていた今回のクルーズの価格が下がったのを見たとたん、申し込んでいたのでした。笑
日本発着クルーズ は、日本の港から乗船し、同じく日本の港で下船するクルーズです。
日本の船(飛鳥II、にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす など)が有名ですが、外国船籍の船も日本を発着するクルーズを行っています。
ただ外国船籍の船は日本国内だけで完結するクルーズはできないという規制から、韓国や台湾など外国の港に寄港する必要があるそうです。
そのため、外国船籍の日本発着クルーズだと飛行機を使わずに海外に行けるのです。
日本発着クルーズについては 「外国船で巡る身近で楽しい日本発着クルーズ旅行」の記事で詳しく解説しています。
クルーズ旅行準備

さてクルーズの申し込みをします。
クルーズを扱っている代理店はいろいろあります。
添乗員付きでいろいろとお世話してくれるツアー型から、申し込みだけを代理店を通し、あとはすべて自分で行う個人手配があります。
私たちの旅行はほとんど個人手配です。
出港の約2ヶ月前の2019年2月初旬、いつもお願いしている代理店へ連絡。
それまでの価格より下がり、さらにオーシャンビューとベランダ付きの部屋が同額となるキャンペーンも行っていたため、今回はベランダ付きの部屋で申し込みました。
ただし、部屋(番号)の指定はできないギャランティーのため、実際にどの部屋になるかは出港直前にならないとわかりません。
その時は仮予約となり、その後約1週間後に本予約し、クルーズ料金の全額を支払いました。
出港まで日にちがないということで、本予約後は全額キャンセルチャージがかかります。
私たちが予約した後に、価格は再び少し上がってしまいました。
いや〜、良いタイミングで申し込むことができました。^^v
出港まであと1週間となったある日、部屋番号が決まったとの連絡がありました。
申し込み時のカテゴリーより少しだけアップグレード(VH→VB)されていました。
さて、ちょっとだけアップグレードされた部屋はデッキ4の4166号室。
後方にあるエレベーターの近くです。
後方にはクルーズ中にたびたび利用するビュッフェレストラン Lido(リド)があります。
また喫煙者の旦那が リド 以上に利用する喫煙所も船の後方にあるため、エレベーターに乗るだけですぐにそれらの場所に行けるこの部屋はなかなか便利でした。
(ただし、船の前方にあるメインステージなどに行くには大変!)

ウエステルダムのデッキプランや静かな客室・避けたい位置ついては、次の記事で詳しくご紹介しています。
ウエステルダムのデッキプラン完全ガイド
海外発着クルーズの場合、飛行機の手配、さらには前後泊のホテルの予約など必要になりますが、日本発着、それも自宅から電車1本で行ける横浜が出港地なので、そのような準備は必要ありません。
日本発着クルーズのベストシーズンは?
近年 ホーランドアメリカラインは春と秋に日本発着クルーズを行なっています。
他の外国船(キュナード・ライン、セレブリティクルーズなど)も春と秋、またはどちらかが多いですね。
今回は3月下旬から4月中旬に横浜を出港し南下するクルーズでしたが、途中で寄った神戸はものすごく寒く、那覇・石垣島・台湾は暑いという体調管理が難しい航路でした。
ただちょうど桜の開花と重なったので、行く先々で桜を見ることができたのは良かったです。
このクルーズ中に桜を見るのを楽しみしていると言っていた海外からのゲストやクルーもいました。
一方、秋も気候的には良いと思うのですが、リスクがあるとしたら台風シーズンだということ。
万が一台風にぶつかると航路や日程変更というリスクがあるのが怖いところです。
ウエステルダム 日本発着クルーズ乗船記

それではウエステルダム日本発着クルーズ乗船記をお届けします!
ウエステルダムのチェックインから乗船まで

3月31日(日)
申し込みをしてから約2ヶ月、待ちに待った出発の日を迎えました。
出港地の大桟橋へは昨年のクルーズと同じように電車で大桟橋に近い関内駅まで行き、関内駅から大桟橋まではタクシーを使うことに。
そして関内からタクシーで大桟橋近くにあるファミレスに行き、ここで休憩をかねた朝食を。
大桟橋近辺には徒歩で行ける範囲にファミレスがあるので便利ですね。

大桟橋では特大スーツケースを預け、Boarding Card をもらいます。
これで重い荷物とはサヨナラ!
スーツケースは客室まで運んでもらえます。
その後は乗船開始をひたすら待ちます。
11時、優先搭乗が始まり、ほどなく私たち「1番」もコールされました。
大桟橋に到着したのが9時頃だったので、すでに2時間経っています。
セキュリティで荷物をX線に通し、そしてチェックインへ。
ジャケットや靴などは脱がなくて良いので、空港のセキュリティに比べかなり楽です。
そしてチェックイン後、そのまますぐに乗船できるということ。
今まで海外発着の場合、チェックインは早い時間にできても、その後乗船まで待たされ、結局船に入れるのはお昼前後のことが多かったので、結局今回も乗船は同じような時間となりました。
11時30分過ぎ、チェックインも無事に完了し、いよいよ乗船です。
ウエステルダムの客室紹介

乗船後、まず向かったのは客室。
ツインのベッドにソファーとテーブルというおそらく平均的なベランダタイプの部屋だと思います。
2017年にパナマ運河クルーズに行った時に乗船したザイデルダム (Zuiderdam) の時もベランダタイプの部屋に宿泊しましたが、その時と客室の作りは同じでした。

ベランダの手前にはデスクがあります。
コンセント数も充実しており、ベッドサイドテーブルにも充電用のUSBポートが備わっていました。
デスクの左下の棚は冷蔵庫、右下は棚です。ドライヤーは右下の棚に入っていました。

こちらはバスルームです。
洗面台の下にも棚があり、収納力はまずます。
用意されていたアメニティは
- 固形せっけん
- シャンプー
- コンディショナー
- シャワージェル
- ボディーローション
- ヘアーキャップ
固形せっけん・シャンプー・コンディショナー・シャワージェルはイギリスのスキンケアブランド「Elemis(エレミス)」です。
なお歯ブラシなどはありませんので、持参する必要があります。
またスリッパも用意されていませんでした。
クルーズ旅行に必要な持ち物は?
クルーズに持っていけばよかったもの・便利グッズ10選

ホーランドアメリカの場合、ベランダ付き客室にはバスタブが備わっていることが多いのですが、私たちが利用した4166号室はバスタブはなくシャワーのみでした。
でもシャワーも固定ではなく、可動するハンドシャワーなのが嬉しかったです。

今回のキャビンのベランダです。
なんと、2部屋分の広さがあります。隣に客室がないため、このような広いベランダとなっているようです。
私たちは「ベランダだけスイート」と呼んでいました。笑
ウエステルダム日本発着クルーズでの寄港地観光

ここからは今回のクルーズで寄港した各地の観光の様子をお届けします。
ルートや費用も紹介しているので、参考にしてくださいね。
【神戸】シティーループバスで手軽に神戸観光

4月2日(火)
8時、予定通り神戸港に到着。
ウェステルダムは神戸港へは初入港だそうです。でも入港の際には、特に歓迎イベントなどはありませんでした。

神戸ではターミナル内でのパスポートチェックを受けた後、ポートライナーで三宮に向かいます。
ターミナルとポートライナーの駅は直結しており、また三宮まで2駅という神戸の港はとても便利な場所にあります。またポートライナーはSUICAも使えるので関東の人間にも便利!
三宮駅では最初の予定シティーループバス(CITY LOOP)に乗ります。
シティーループバスは、神戸市の三宮、北野異人館、新神戸駅、元町、南京町、旧居留地、メリケンパーク、ポートタワー、ハーバーランドなど17ヶ所の観光スポットを1周約65分で巡るバスです。
平日は15〜20分くらいの間隔で運行しており、1回の乗車は¥260(大人)で、乗り降り自由な1日乗車券¥660(大人)もあります。シティーループバスもSUICAが使えます。
三宮駅前にある「地下鉄三宮駅前(南行き)」バス停から乗車します。

シティーループ バスは、元町を通り、メリケンパーク方面へ向かいます。
その後、メリケンパーク → 中突堤(ポートタワー前)→ かもめりあ → ハーバーランド(モザイク前)とシーサイドエリアを走ります。
メリケンパークは1987年に神戸開港120年を記念して、中突堤とメリケン波止場の間が埋め立てられ完成した公園、ポートタワーは高さ108m、32本のパイプが複雑な網目状に組上げられたユニークな構造の神戸のシンボル的なタワーです。
ハーバーランドはショッピングやレストラン、映画館などからなる大型複合施設が集まるエリアです。
シーサイドエリアを巡ったのち、元町 → 南京町 → 旧居留地 を通り、シティーループ バスは再び三宮駅に戻ります。

当初のプランでは三宮駅で下車し、ランチにする予定だったのですが、考えていた時刻よりも早くシティーループ バスに乗れたので、三宮駅で下車せず、そのまま乗り続けることに。
三宮駅に戻った後、シティーループ バスは今度は神戸の北側へ向かいます。
北野工房のまち → 北野坂 → 北野異人館 → 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ → 新神戸駅 をまわり、再び三宮駅へ。
ここまで乗車して一周したことになります。時間にして1時間強といったところでしょうか。
手軽に、そして安く神戸の観光地巡りができました。
もちろん一日乗車券を購入して、途中の観光地で下車することもできます。が今回は、初めての神戸観光をする旦那のためにまずは神戸を1周してみました。

三宮駅に戻り、少し時間は早いですが、ランチをとることに。
あらかじめ調べておいた三宮駅の近くにある「ステーキランド神戸館」です。
私たちは鉄板を囲んだ6人席に案内されました。アジア圏から来たと思われるグループと相席です。
というか、周りを見ると、ほとんどが外国の方や観光客と思われる方々。
テレビでも紹介されたということで、私たちが食べ終わった頃には、入口には行列ができていました。
このようなお値段でステーキが食べることができ、また目の前で焼いてくれるというパフォーマンスもあり、観光客向けのお店なのでしょうね。
観光客の私たちには大満足でした。
目の前の鉄板でお肉を焼いてくれるし、事前にガーリックの有無、お肉の焼き加減を聞いてもらえます。
お手頃価格でステーキランチがいただけて、満足です!

再び三宮駅からシティループ(CITY LOOP)バスに乗車し、神戸の北側へ向かいます。
シティーループバスの三宮駅のバス停は2ヶ所あり、
・異人館などの北側へ行く場合には「三宮センター街東口(北の異人館・新神戸方面)」7番バス停
・ハーバーランドなどのシーサイド側へ行く時には「地下鉄三宮駅(南行き)」13番バス停
を利用します。
私たちは7番バス停から乗車し、三宮駅 →北野工房のまち → 北野坂 を通り、 北野異人館で下車。
明治時代の開港以降、この港が一望できる山の手の高台に外国人のための住宅として建築された異人館は、明治時代から昭和初期にかけては200棟近くあったらしいですが、現在残っているのは16棟です。

異人館をじっくり見て回るには数時間かかってしまうらしいので、私たちはとりあえず有名どころをいくつか見てみることに。
坂を登り、到着したのが異人館の中でも一番高台にある「うろこの家」。
うろこの家は、神⼾で最初に公開された異⼈館。国登録有形文化財、兵庫住宅百選にも選ばれており、外壁の形状が魚のうろこに見えることからこの名前で親しまれています。
ここは外観だけ見たかったのですが、多くの木に囲まれており、外からでは塔の上部しか見ることができませんでした。
やはりちゃんと入場料を払って中に入らないとだめですね。

次の異人館は「風見鶏の家(旧トーマス住宅)」です。
明治42年(1909年)頃にドイツ⼈貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の⾃邸として建てられた風見鶏の家は、以前NHKの朝ドラのモデルにもなった有名な異人館ですよね。
また 尖塔の上に立つ風見鶏 もよく知られていますよね。
残念なことに、旦那はあまり異人館には興味がないようだし、さらに坂を上り疲れてしまったようです。
再びシティーループバスに乗って三宮駅に戻り、そこからポートライナーに乗車し、ウエステルダムに戻ります。
これで1日目の神戸観光は終了です。
【神戸】高さ100mから神戸を眺める
4月3日(水)
神戸2日目。
今日の出港は4時30分です。それまで神戸観光を楽しみましょう。

今朝も無料のシャトルバスを使わず、ポートライナーで、隣駅の貿易センター駅へ。
そこからフラワーロードをめざします。
フラワーロードは、新神戸駅から三宮を経て神戸税関前までの約2,200mの道路で、隣接している東遊園地公園と併せて都市景観形成地域に指定されています。
平成7年1月17日午前5時46分に起きた兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)により、この道路も大きな被害を受けたそうです。
もちろん今では全線で復旧してきれいな道となっていますが、歩道には今も当時の被害のままに残してある箇所がありました。これは当時の被害状況を直接見てもらうための震災メモリーとして残しているのです。

東遊園地内には、阪神・淡路大震災の犠牲者追悼のために設置された「希望の灯り」があります。
さらに慰霊と復興のモニュメントの地下の「瞑想空間」には、震災で亡くなられた方のお名前を刻んだ銘板が掲示されています。
阪神・淡路大震災から20年以上も経ってしまいましたが、ようやく希望の灯り、復興モニュメントを訪れることができました。

次に向かったのは、神戸市役所の中にある展望ロビーです。
東遊園地の隣にある神戸市役所の1号館24階は展望ロビーとなっており、無料で開放されているのです。
高さ約100mからの眺望を楽しむことができるこの展望ロビーからは、東は六甲アイランドなど、南は東遊園地からポートアイランド、晴れていれば対岸の紀伊半島まで見渡すことができるそうです。
上記は先ほどまで歩いていたフラワーロードと東遊園地ですが、展望ロビーの通路を北側へ移ると、三宮から北野の街並みや六甲山系の山並みまでを眺望できます。
夜になると、神戸市街地の背後にある市章山や錨山、堂徳山に電飾の灯りを見ることができそうです。
せっかく神戸に停泊したのだから、昨夜この展望ロビーに来て夜景を見れば良かったと後悔。^^
なおこの展望ロビーは、平日は8時15分から22時までオープンしています。

次は徒歩で南京町に向かいます。
神戸南京町は、横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大中華街の一つ。
東西約200m、南北110mの中に100を超える店舗が集まっているそうです。

南京町でのお目当ては、上記の「老祥記」の「豚饅頭 」です!
超有名店で、行列ができていました。
10分ほど並んで豚饅頭(3個)を購入。
土日や休日は30分以上並ぶこともあるそうなので、10分なんてたいしたこと無いですね。
あれ、思ったより小振り(というか小さい)。
でも具にもしっかり味がついていて美味しかった。


豚饅頭だけでは物足りないので、別のお店でちょっとピリカラの水餃子と、ふかひれラーメンもいただきます。
このお店は、店頭で注文して、奥にあるテーブルで食べることができます。
そこそこお腹も一杯になったので、これで観光は終わり。
南京町の東端にある長安門のはす向かいにあるバス停からシャトルバスに乗り、船に戻ります。
シャトルバスは約15分おき程度に運行されているようで、それほど待たずに乗車できました。
このバス停からクルーズターミナルまでは約5分。
【那覇】やちむん通りから裏通りへ
4月5日(金)
洋上日をはさみ、今日は那覇に寄港します。

この日は雨。
当初行く予定だった石畳道は雨ですべると危ないと思い、今回は諦めました。涙
那覇ではシャトルバスがなかったため、クルーズターミナルからタクシーに乗り「やちむん通り」へ向かいます。
やちむんとは、焼き物という意味だそうです。やちむん通り周辺には焼き物屋やカフェ、路地裏には工房、窯元などがあります。
そしてやちむん通りでの目的は「シーサー」を買うこと。
今回はこの黄色い看板のお店で購入しました。お店の方に少し”おまけ”していただきました。ありがとうございます。^^

やちむん通りから一本裏通りに入り歩いていると、壺屋焼の窯元を発見。
しばらく入口でウロウロしていたら、中から「見学していいですよ」と声をかけていただいたので、少しだけお邪魔することに。

窯元を見学した後、さらに裏道で見つけたのが、沖縄料理の「命果報(ぬちがふぅ)」というお店です。
素敵なたたずまいのお店で、当初ランチは別のお店を考えていたのですが、急遽、命果報(ぬちがふぅ)に変更!
建物は、沖縄初の元ラジオ局として建てられた古民家を利用しているそうです。


旦那は、「ソーキそばセット」(写真左)を。
ソーキが入ったおそばに黒米入りご飯のセットです。かなりのボリュームだったようですが、美味しかったので完食。
私は「ゆし豆富セット」。
こちらもおそばとご飯のセットです。

隣には国の重要文化財「東ヌ窯」があり、命果報(ぬちがふぅ)の店内からも見ることができます。
東ヌ窯のある新垣家住宅は、江戸時代末期に建てられた壺屋地区に唯一残る陶工の住宅です。
ランチをいただいた後は、やちむん通りからすぐ近くにある平和通り商店街を通り、国際通りへ。
コンビニでシークワーサージュースなど飲み物を購入し、ゆいレールの県庁前駅まで歩き、そこからタクシーでクルーズターミナルに戻ります。
シークワーサージュースは、昨年のフォーレンダムでのクルーズで沖縄に来た時に初めて飲んで気に入ってしまったのです。
これで那覇観光は終了です。
【石垣島】観光タクシーで巡る石垣島
4月6日(土)
クルーズ7日目は、石垣島(沖縄)に寄港します。

石垣島では無料のシャトルが石垣港ターミナルまで出ているので、町に出るにはシャトルバスを利用しなくてはいけません。
いろいろな見所がある石垣島ですが、それらを効率良く見て回るには車が必要。
石垣島ではレンタカーで観光するのがポピュラーなようですが、旦那はここ数年すっかり運転に興味がなくなってしまったよう。一方の私は長年のゴールド ペーパードライバー。
そこで石垣島観光で利用したのは観光タクシーです。
事前に調べたところ、石垣島では観光タクシーを運営している会社は数社あり、その中からメールでのやり取りを通じて1社にお願いしました。
お願いしたのは4時間のコースです。
タクシーは港まで迎えに来てくれました。



まずは石垣島鍾乳洞に向かいます。
石垣島鍾乳洞は、全長3.2km の内、約660mを公開しており、歩くと30分くらいかかるそうです。
今までに行ったことのある鍾乳洞の中はひんやりして涼しかたったのですが、ここはちょっと蒸し暑い。。。
また、ここの鍾乳石は本土の鍾乳石より成長が早いそうです。
一般的に鍾乳石が1mm成長するのに10〜30年かかると言われているそうですが、石垣島鍾乳洞の場合、3年で1mmというハイスピード!
鍾乳洞の中には、いくつかの見所があります。
右下の写真はトトロに似ていると話題になった鍾乳石です。似てるかな?

次は石垣島鍾乳洞から車で約15分、「エメラルドの海を見る展望台」。
ここはバンナ公園という標高約230mにある石垣島で一番大きな公園の中にある展望台です。
石垣市街地の向こうにエメラルドの海に停泊するウェステルダムが見えます。
また八重山諸島の島々が一望でき、さらには竹富島や西表島など八重山諸島の島々も見ることができるそうです。
運転手さんの出身だという黒島もうっすら見ることができました。
このエメラルドの海を見る展望台からの夜景もステキだそうです。

次に向かったのは「石垣やいま村」。
エメラルドの海を見る展望台から車で約10分、石垣島の南西部に広がる名蔵湾を一望する丘の上にある八重山の家並みを再現したテーマパークです。
国の有形文化財に登録された赤瓦の6軒の古民家を見ることができたり、他にもリスザル園や水牛がいる小動物園があったり、琉球衣装やシーサー絵付けの体験、三線ショー等のアトラクションも楽しめるそうです。
ここでの見学時間は40分間。

園内には、中南米原産のボリビアリスザルを飼育している「リスザルの森」があります。
一年を通して暖かい八重山の気候がリスザルに適しているそうです。
割と小柄なリスザルは人懐っこく、餌をあげるとすぐに近寄ってきます。
ですが、肩や腕、さらには頭の上にまで登ってきます。
カバンなどを持っていると、そのチャックを開けようとまでするので、要注意!
旦那もリュックを開けられそうになってました。こうなるとちょっと怖い。。。

こちらはアンパル塔です。
八重山各地に残る遠見台の史跡をモチーフになっています。
塔に登ってみると、やいま村を一望できるほか、名蔵湾、その向こうに島影を見ることができます。
さらに園内では、名蔵アンパルも見ることができます。
名蔵アンパルは2005年にラムサール条約に登録された干潟とマングローブからなる一帯のことです。
マングローブを見たかったのですが、時間が足りず、残念ながら断念。
初めは見学時間の40分は長いなと思ったのですが、全然足りなかったです。次回来る機会があれば、もっとゆっくりと見て回りたいです。

次は、今回の観光で一番行きたかった場所、川平湾です。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星に格付けされた有名な場所ですよね。
三つ星とは旅行者にとって「わざわざ旅行する価値がある」という意味です。そんなにおススメするって、どのような場所なのか期待も膨らみます!
ここではボートに乗って川平湾を周遊します。
ボートの船底がガラス張りになっていて、海底を見ることができるのです。
でも残念なことに、昨日大雨が振り、海が濁ってしまったということ。それでも、珊瑚礁やいろいろな魚が泳ぐ姿を見ることができました。
川平湾を約30分周遊した後、クルーズターミナルへ戻ります。

ターミナルへ戻る途中、少しだけ時間があるということなので、ユーグレナモールに寄ってくれました。
ユーグレナモールは、2本の通りからなる総延長265m、100店以上がお店が立ち並ぶ商店街です。
2本の通りはアーケードで覆われており、その中心部には石垣市公設市場があります。
私たちが見たあたりは、観光客向けのお土産物屋さんが並んでいました。
ただ、ユーグレナモールに寄ったのは良いけど、お土産を買う時間もなく、すぐにタクシーでクルーズターミナルへ。
これで石垣島観光は終了です。
今回は4時間コースで、石垣島鍾乳洞 ⇒ エメラルドの海を見る展望台 ⇒ 石垣やいま村 ⇒ 川平湾 を巡りました。
石垣島の南西側をまわったことになります。
観光タクシーは車を運転したくない(運転できない)という場合に便利ですね。
他にも3時間/5時間などのコースもあるので、時間や行きたい場所に合わせてチョイスすることもできます。
ちなみに、石垣島ではレンタカーを利用する人が多いそうですが、レンタカーでの事故も増えていると運転手さんが言っていました。旅先での事故ともなると、せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまうので、避けたいところですよね。
【花蓮】台湾で念願の小籠包を食べる
4月7日(日)
クルーズ8日目は、花連(台湾)に寄港します。
私たちは船が用意しているエクスカーションは申し込んでいないので、自力で町を観光する予定。

花連のターミナルビルの中で、荷物検査を受けます。
パスポートは昨日回収されているので、今日は入国スタンプが押されたパスポートコピーを持参。
事前に配布された案内では、台湾の検疫規定は非常に厳しいと書かれていたので、手荷物検査も厳しいのかと思ったのですが、荷物の中まで検査されるということはありませんでした。
まずは無料のシャトルバスで、港から市内にあるAzure Hotel (アズールホテル) へ。
シャトルバスは朝8時から15時まで運行しており、アズールホテルまでの運行時間は約10分。
特に行く場所を決めていなかったので、アズールホテルの近くに市場へ。

市場をブラブラした後は、シャトルバスで来た途中に見つけた「夜市」へ向かいます。
10分ほど歩いた後に見つけたのが、「花連鐵道文化園区」。
台湾の鉄道の基礎は、日本統治時代に整備が進められたものと聞いています。そのため日本とは馴染みが深いですよね。
園内は結構広く、蒸気機関車の展示や、倉庫や食堂などに使われた建物などを無料で見学することができます。

そして花連鐵道文化園区 の向かいには目的の「夜市」の大きな門がありました。
東大門夜市には「福町夜市」「大陸各省一條街」「原住民一條街」「自強夜市」の4つのエリアがあり、400店近くのお店が出店する巨大な市場です。
だけど、門をくぐってビックリ!
お店が閉まっています!!
夜市だから昼間はやっていないのですね。ガッカリ。

仕方ないので、来た道を戻り、目をつけておいた小籠包のお店へ向かいます。
台湾に行ったらぜひ食べようと思っていた小籠包。
実は初めに行こうと思っていたお店はすごい行列になってしまっていたので、空いていた隣のこのお店へ入ることにしたのです。
お店のおばちゃんが日本語で話しかけてきてくれたということもあります。^^

小籠包を4個を注文して、奥にあるテーブル席で食べます。
肉汁がジュワーという感じではなく、小籠包というより肉まんという感じ。
それに意外に小さかった。^^;
でもショウガが効いた具材は美味しかったです。
相席した子供を連れた家族が食べていた大量の餃子が美味しそうだった。
もっと注文すれば良かったと後悔。
そうそう、このクルーズ中に仲良くなったご夫婦は、隣の行列に並んだとか。時間はあるのだから私たちも並べば良かったかな。
これで花連の散策は終了。
再びアズールホテル前からシャトルバスに乗り、花連港へ戻ります。
【基隆】九份の絶景茶屋でお茶をいただく
4月8日(月)
クルーズ9日目は、基隆(台湾)に寄港します。
台湾北部に位置する基隆は、昔から商業港・軍港・漁港として栄え、基隆港は高雄港に次ぐ台湾で2番目の貨物取扱量を誇るそうです。
また雨が多いことから、「雨の港」「雨の都」と呼ばれていると聞きました。
基隆は、このウェステルダムのクルーズで一番楽しみにしていた場所です。

今日は貸し切りのチャーターで九份へ行きます。
このクルーズターミナルまでの送迎付きで、所用時間は送迎も含めて4時間というチャータープランです。
ドライバーは台湾の方ですが、日本の大学にも留学しており日本語ペラペラです。
車で約40分後に九份に到着。
ここからはドライバーの方とは分かれて、二人だけで観光します。(地図をもらい、九份を散策する順序や見所を教えてもらいました)

九份は台北北部の山間にあり、台北駅から車で1時間弱、基隆からはバスでも行くことができます。
海を一望できる風光明媚な街並みが広がる九份は、かつては金鉱発掘の街として数万人の人々が移り住んだ時期もありましたが、金鉱は70年代に入り閉山。
1989年の『悲情城市』という台湾映画のロケ地となったことで再び注目され、狭い石段や路地、赤い提灯が情緒あふれるノスタルジックな街として、台湾を代表する観光地のひとつとなっています。
まずは小さなお店が並ぶ「基山街」という通りを歩きます。
お土産物屋などが並んでいますが、朝早いせいか、シャッターが閉まっているお店も多かったです。

九份の全貌がわからず、どのくらい時間をかけて散策すれば良いのかわからないため、お店をじっくり見ることはせず、サクサクと先に進みます。
「基山街 と「賢崎路」が交差している場所からさらに少し進むと、上記のように絶景が広がっていました。
ここは写真スポットのようで、多くの人が写真を撮っていました。
雨の多い九份と聞いていましたが、今日は快晴!遠くの海まで見渡すことができました。

次は「賢崎路」という階段状の細い路地を上っていきます。
この階段が急斜面で結構きつい!
「賢崎路」の両側にもお店が並んでいます。
ドライバーの方がお勧めしていた「芋園」というタロイモを使ったスイーツのお店も「賢崎路」沿いにあります。でも時間が早かったせいかまだオープンしていませんでした。

再び「賢崎路」を今度は下ります。
途中 、「基山街」と交差しますが、そのまま下っていきます。
この当たりは、古い建物を使った茶館やレストランが両側に並び、絶好の写真スポット?
多くの観光客が立ち止まって写真を撮っています。

そして九份といえばよく見るこの写真の建物にやってきました。
有名な「阿妹茶楼」です。
旦那もかなり疲れているので、「阿妹茶楼」で休憩します。

あまりにも暑いので、メニューもよく見ないで、冷たいお茶を頼んでしまいました。
冷たいお茶は1種類と言われ、お茶菓子付きで一人300ニュー台湾ドル。お茶はお変わり自由ということ。
阿妹茶楼での休憩後、再びドライバーと合流し、クルーズターミナルまで帰ります。

実は基隆でもう一ヶ所行きたい場所がありました。「基隆廟口夜市」です。
クルーズターミナルからも徒歩で行ける場所にありそうですが、一旦船にもどってしまうと外にでるのがおっくうになってしまうので、帰りはクルーズターミナルではなく、基隆廟口夜市に変更してもらいました。
せっかくだから台湾っぽいものが食べたい!ということでやってきた夜市ですが、結局何も食べずに船へ戻ってしまいました・・。
どうも屋台で食べる勇気がないのですよね。
でも旅行が終わって自宅に帰ってからも、この旅行での一番の後悔は、「基隆の夜市で蟹のスープとおこわを食べなかったこと」と旦那は言っています。
【済州島】巨大な市場を歩く
4月10日(水)
クルーズ11日目は、済州島(韓国)に寄港します。
韓国の最南端にある済州島は、日本からもとても近い位置にあり、長崎県の五島列島からはわずか180km。
日本からの直行便もあり、成田からは3時間弱で行くことができます。
島にある火山を始め、世界自然遺産に登録されている観光地が多く、自然を満喫できるリゾートといったところでしょうか。
ただ、済州島も船のエクスカーションなどは申し込んでいないので、遠出はせずに町を散策することに。

済州島に上陸する場合は、入国審査を受ける必要があります。
最近のニュースを見て少し迷いもありましたが、再訪の機会は多くないだろうと思い、今回は上陸することにしました。
下船前に船外に出るためのチケットを受け取り、番号が呼ばれた順に下船します。クルーズターミナル内の審査場で入国審査を受ける流れです。
この日はすでに多くの乗客が下船していたため、チケットの受け取りも入国審査も待ち時間はほとんどなく、手続きはスムーズに終わりました。
済州島でも無料のシャトルバスが運行されており、クルーズターミナルから市内中心部の観徳亭までは約15分。朝は8時30分から利用できました。
観徳亭は、朝鮮時代(1448年)に建てられた済州島でも最古級の建築物の一つで、到着後は観光案内所でもらった日本語地図を見ながら周辺を散策しました。

観徳亭から歩いて5分程度で、東門在来市場に到着。
大きな通りをまっすぐ歩けば良いので、わかりやすいです。

野菜や果物、乾物、海鮮物などのお店が並んでいます。
周囲が海ということもあって水産物のお店が多く並んでいますね。
アワビやトコブシ、カニやエビ、さらには大盛りのお刺身などもあり、見ているだけとテンションが上がります。
お刺身はお店の奥で食べれるようでしたが、旅行中なので生ものはやめておきました。


時刻は11時過ぎ。
まだランチには早いけど、小腹が空いたので、蟹爪コロッケを購入。
コロッケといっても日本のコロッケとは違いました。中にキムチが入っているものやカレー味などもありました。
なお市場内は屋根があるので、雨が降っていても大丈夫です。
ただ地図をもっていなかったので、どこに何があるのかわからず。

ランチは、近くにある中央地下商店街にあった食堂に入って韓国料理です。
店員さんが英語も日本語もわからないようだったのですが、メニューには日本語が書いてあった大助かり!
指をさしながらオーダーします。
でもなかなかテーブルから離れません。
どうやらオーダー時にお金も払うシステムだったようです。
いただいたのは、マグロチゲとのり巻き。
マグロチゲは(私たちにとって)激辛!汗をかきながら食べました。
でも美味しかったですよ。
お店を見渡すとクルーと思われる姿も。
さらに仲良くなったリドのクルー Janice もやってきました。ここはクルーたちの馴染みの食堂のようでした。
お腹もいっぱいになったので、シャトルバスに乗って船にもどります。
【長崎】長崎観光 出島から中華街へ
4月11日(木)
クルーズ12日目は、韓国から日本に戻り、長崎に寄港します。
長崎は、私も夫も出張で何度も訪れている場所です。
ただ、夫は仕事で来ただけで、グラバー邸や中華街といった定番観光地には行ったことがありません。そこで今回は、有名スポットを中心に巡ることにしました。
All Aboard が15時30分のため、あまりゆっくり観光できないのが少し残念です。

今回、ウエステルダムが接岸したのは「長崎港松が枝国際観光埠頭」です。
長崎港には通常の旅客ターミナルとは別に、クルーズ船専用の松が枝国際観光埠頭があり、グラバー邸や大浦天主堂といった定番観光スポットが徒歩圏内に揃っています。
この日は下船の有無に関わらず、すべての乗客が入国審査の対象でした。整理券を受け取り、番号が呼ばれた順に下船して、ターミナルビル内で入国審査を受けます。
入国審査を終えたら、いよいよ長崎観光へ。
市電に乗るため、埠頭から最寄りの停留場「大浦海岸通」へ向かいます。徒歩5分ほどとアクセスは良好です。
大浦海岸通から市電に乗り、2つ目の「新地中華街」で乗り換えます。乗り継ぎの際は運転士に伝えると「のりつぎ券」がもらえ、追加料金はかかりません。
市電の運賃は1回130円で、一日乗車券(500円)もあります。今回は利用回数が少ないため、その都度支払うことにしました。
新地中華街で「赤迫」行きに乗り換え、次の停留所「出島」で下車します。


出島停留所のすぐ目の前には、出島和欄商館跡があります。
出島は江戸時代に築かれた扇形の人工島で、日本が西洋に開かれていた唯一の貿易拠点として、主にオランダとの交易が行われていました。現在は当時の建物が復元され、見学できる史跡として整備されています。
出島和欄商館跡の入館料は510円で、復元された建物は16棟。
今回は中には入らず、外観を眺めるだけにしました。
商館跡に沿って歩いていると、ひときわ目を引くモダンな建物が現れます。
これは旧長崎内外クラブで、かつては長崎に滞在する外国人と日本人の交流の場として使われていました。現在は1階がレストランとして利用されています。


次に向かったのは長崎新地中華街。
出島和欄商館跡から徒歩5分ほどの距離です。
長崎新地中華街は、東西・南北あわせて約250mの十字路沿いに、中華料理店や中国菓子、雑貨店など約40店舗が並ぶエリアです。今回のクルーズは横浜・神戸・長崎に寄港する、日本三大中華街を巡る航路でもあります。
中華街の入口には東西南北それぞれに門が建てられており、写真(左)は北門。
通りの上には、竜や天女など中国の伝統的なモチーフを描いたアーチ型のイルミネーションが飾られていました。
訪れたのは10時半過ぎ。すでに営業している店もありましたが、多くは開店前で、ランチには少し早い時間帯でした。
中華街の先には、ランタンフェスティバルのメイン会場として知られる湊公園があります。
ランタンフェスティバルは、中国の旧正月(春節)を祝う行事として始まり、現在では長崎を代表する冬の風物詩となっています。


出島から市電で長崎新地中華街へ移動した後、ランチに向かったのは、今回のクルーズで知り合った長崎在住の I 夫妻に教えてもらった「魚たつ」です。
当初は長崎名物のちゃんぽんを食べる予定でしたが、「ちゃんぽんはチェーン店でも十分美味しい」との意外な一言を受け、地元の方おすすめのこちらのお店に予定変更。
人気店のため、目当てのメニューを食べるには開店30分前には並ぶ必要があるとのことで、11時30分開店のところ11時に到着しました。
すでに並んでいる人もいて、開店までの間に行列は10人以上に。観光客だけでなく、地元の会社員らしき方も多く、地元に根付いたお店であることがうかがえます。
お目当ては、1日10食限定・700円の「寿司15貫セット」。早めに並んだ甲斐があり、無事にいただくことができました。15貫がずらりと並ぶ様子は圧巻で、見慣れないネタも多く、地元の魚が使われていることが分かります。
長崎県は三方を海に囲まれ、対馬海流や東シナ海の豊かな漁場に恵まれているため、漁獲量は全国トップクラス。魚種の多さは日本一とも言われています。
なお、鮨飯はやや甘め。I 夫妻によると、かつて海外貿易の拠点だった長崎では、砂糖が豊富に使われていた歴史があり、その名残で甘めの味付けが今も親しまれているそうです。


長崎の海の幸を堪能した後は、市電でグラバー園へ向かいます。
「大波止」から乗車し、「新地中華街」で「石橋」行きに乗り換えました。
停留所から徒歩数分で到着するのが「グラバースカイロード」。
ここは、日本で初めて「道路」として整備された斜めに動くエレベーターで、内部の表示も斜めになっているのが特徴です。
グラバー園は高台にあるため、アクセス方法はいくつかありますが、体力を温存するためスカイロードを利用しました。
最上階の5階で降りると、小さな広場があり、眼下には停泊中のウエステルダムを望むことができます。



グラバースカイロードから垂直エレベーターを乗り継ぎ、グラバー園の第二ゲートに到着しました。
第二ゲートは園内で最も高い位置にあり、あとは下りながら散策できるため、体力を温存したい人におすすめの入口です。入園料は大人610円。
第二ゲート周辺には、旧三菱第二ドックハウスや旧長崎地方裁判所官舎など、明治期の洋風建築が並びます。いずれも当時の長崎が国際貿易の拠点だったことを感じさせる建物です。
続いて旧グラバー邸へ向かいましたが、訪問時は保存修理工事中で内部の見学はできませんでした。
旧グラバー邸は1863年建築の、日本最古の木造洋風建築として知られています。高台に位置する園内からは、桜越しに停泊中のウエステルダムを望むことができました。
このほか園内には、日本初の西洋料理店「自由亭」や、日本最古級のアスファルト道路など、「日本初」とされる見どころも点在しています。
平日の訪問だったため園内は比較的空いており、落ち着いて見学できました。
無料の園内ガイドツアーもありますが、開催は土日祝のみなので、参加を希望する場合は日程に注意が必要です。

グラバー園を後にし、グラバー通りを下って大浦天主堂へ向かいました。グラバー園からはすぐの距離です。
大浦天主堂は、2018年にユネスコ世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ。
拝観には料金が必要なため、建物前で写真を撮る観光客も多く見られます。
今回は外観のみ見学し、次の目的地へ。

次はグラバー通りをさらに下り、「岩崎本舗 グラバー園店」です。
ここで味わったのが、長崎名物の「長崎角煮まんじゅう」。
豚バラ肉の角煮をふんわりとした白い生地で挟んだ一品で、店内でも食べられます。
現在はオンライン購入もできますが、やはり出来たてをその場で味わうのがおすすめ!
角煮まんじゅうは、長崎の卓袱料理の一品「東坡肉(とんぽうろう)」をもとに生まれたご当地グルメ。
散策途中の軽食にもぴったりです。


次に向かったのはオランダ坂。岩崎本舗から徒歩10分弱の距離で、名前の通り坂道が続きます。途中には学校もあり、地元の学生たちが日常的に行き交う様子が印象的でした。
坂の途中にある東山手甲十三番館は、無料で見学できる洋館で、カフェも併設されています。平日の訪問だったため観光客は少なく、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと見学できました。
今日まわったのは、
松が枝国際ターミナル ⇨ 出島 ⇨ 新地中華街 ⇨ 魚たつ(ランチ)⇨ グラバー園 ⇨ 大浦天主堂 ⇨ 岩崎本舗 ⇨ オランダ坂 ⇨ 東山手甲十三番館 ⇨ 福砂屋 ⇨ 松が枝国際ターミナル。
約5時間かけてまわりました。
これで船に戻ります。
【鹿児島】バスで巡る桜島
4月12日(金)
クルーズ13日目は、鹿児島に寄港します。
ウェステルダムでのクルーズでの最後の寄港地です。

朝8時、ウエステルダムは鹿児島港「マリンポートかごしま」に到着。
マリンポートかごしまは大型クルーズ船に対応した国際観光船ふ頭で、錦江湾や桜島を望める開放的なロケーションが魅力です。
緑地として整備されており、散策を楽しめるほか、防災拠点としての役割も担っています。
鹿児島でも無料のシャトルバスが運行されており、マリンポートかごしまから市内のドルフィンポートまでは約25分。朝は8時30分から、最終便は17時まで利用できます。
ターミナルビル内ではパスポートチェックを済ませ、いよいよ鹿児島観光のスタートです。

シャトルバスで約25分、ドルフィンポートに到着。
でもここには立ち寄らず、徒歩5分ほどの桜島フェリーターミナルへ向かいます。一本道なので迷う心配はありません。
鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリーは、年中無休・24時間運行。
所要時間は約15分で、日中は1時間に3〜4本と本数も多く便利です。
運賃は大人160円で、Suicaなどの電子マネーやクレジットカードにも対応しています(支払いは桜島港)。
短い船旅を終え、いよいよ初めての桜島に上陸です!

桜島では、フェリーターミナルすぐの「桜島港」バス停から、サクラジマアイランドビューバスで島内を周遊します。
このバスは桜島西エリアを約55分で巡る循環バスで、道の駅やビジターセンター、烏島展望所、赤水展望広場、湯之平展望所など計11か所の見どころを結んでいます。30分間隔で運行され、途中下車も可能です。
運賃は区間制ですが、1日乗車券(500円)もあり便利。私たちは途中下車せず桜島港発着で利用し、運賃は一人440円でした。停留所にはすでに多くの人が並んでおり、定員30人ほどのため、座りたい場合は早めの行動がおすすめです。
車窓からは鹿児島湾の雄大な景色が広がり、赤水展望広場では長渕剛のオールナイトコンサート跡地に整備された展望スポットや、溶岩で作られたモニュメント「叫びの肖像」を見ることができます。
標高373mの湯之平展望所は、火口に最も近く、鹿児島湾も望める絶景ポイントです。
なお、バスにはA・Bの2コースがあり、私たちが乗車したAコースでは一部立ち寄らない展望地もあります。
行きたい場所がある場合は、事前にコースを確認しておくと安心です。


サクラジマアイランドビューバスで桜島西側エリアを一周し、再び桜島港へ戻ってきました。
当初はフェリーで鹿児島市内へ戻り、天文館でランチをする予定でしたが、桜島港近くの道の駅に立ち寄ることに。
向かったのは「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」。
桜島港から徒歩約5分で、サクラジマアイランドビューバスの次の停留所にもなっています。
館内には食事処があり、ここでランチをとることにしました。旦那は黒豚チャーシュー入りの黒豚ラーメン、私は桜島名物の小みかんを練り込んだ「小みかんざるうどんセット」を注文。
入店時は比較的空いていましたが、次々とお客さんが訪れ、あっという間に行列に。
常連らしき方の話では「いつも混んでいる」とのことでした。
実際、ラーメンもうどんも評判どおり美味しく、桜島観光のランチスポットとしておすすめできる場所です。


桜島の道の駅「桜島 火の島めぐみ館」でランチを楽しんだ後は、桜島マグマ温泉へ向かいました。
アイランドビューバスで周遊中に気になっていたスポットで、桜島港や道の駅からはいずれも徒歩10分弱の距離です。
火山の島らしく桜島には温泉も点在しており、桜島マグマ温泉は地下約1,000mから湧き出る鉄分豊富な湯が特徴。
宿泊も可能ですが、日帰り入浴(大人390円)も利用でき、浴場からは錦江湾と鹿児島市街地を一望できます。
今回は入浴ではなく、隣接する「溶岩なぎさ公園足湯」へ。
全長約100mと日本最大級の無料足湯で、目の前には錦江湾、振り返れば桜島という絶好のロケーション。
散策の合間に立ち寄るのにぴったりの癒やしスポットです。
桜島観光はこれで終了。
フェリーに乗って鹿児島港に戻ります。






