【食事がおいしいクルーズ船は?】豪華客船クルーズのお食事事情とグルメランキング

テーブルの上のグラス

豪華客船でのクルーズの楽しみといえば、なんと言っても「食事」ですよね!

クルーズ料金には、あらかじめ「食事代」も含まれているため、朝・昼・晩の食事をはじめ、軽食、デザートなど、ほぼ1日中好きなだけ食事ができます。毎晩のディナーではコース料理も!

でもいくら好きなだけ食べることができても、「そもそもクルーズの料理はおいしいの?」って思いますよね?

この記事では、おいしいクルーズ船ランキングから、そもそもクルーズの食事はおいしいのか、どんな場所でどのような食事ができるのかなど、気になるクルーズの食事事情について詳しく解説します。

目次

ランキングで見る食事が美味しい豪華客船クルーズ

クルーズ船のおいしい食事

クルーズ中は基本的に一日3回、船内で食事をします。
ですので、せっかくクルーズに行くのであれば、美味しい食事をいただきたい!

でもクルーズの食事って、ほんとうに美味しいのでしょうか?

このように初めてクルーズに行く場合や、初めて乗船する船の場合、食事に関する心配ってありますよね。

そこで食事で失敗しないため、美味しいクルーズを見つけるため、クルーズの食事に関するランキングをご紹介します。

とはいっても、「味覚」は人それぞれ異なりますので、参考程度にみてくださいね。

Best Cruise Ships for Dining

順位船名クルーズ会社
1位セレブリティ・イクノスセレブリティクルーズ
2位セレブリティ・イクリプス セレブリティクルーズ
3位セレブリティ・リフレクションセレブリティクルーズ
4位セレブリティ・シルエットセレブリティクルーズ
5位アリュール・オブ・ザ・シーズロイヤル・カリビアン
6位セレブリティ・サミットセレブリティクルーズ
7位ハーモニー・オブ・ザ・シーズロイヤル・カリビアン
8位セレブリティ・インフィニティセレブリティクルーズ
9位エンチャントメント・オブ・ザ・シーズロイヤル・カリビアン
10位ニューアムステルダムホーランドアメリカライン
引用:cruise critic「2019 Cruisers’ Choice Awards」

上記はクルーズ旅行口コミサイト「Cruise Critic」の2019年に行われたユーザー投票によるクルーズの食事に関するランキング結果です。

トップ3をセレブリティクルーズが独占しており、さらに10位の中に6つも入っています。
さすが美食のクルーズと言われているだけはありますね。

セレブリティの食事レポートはこちらの記事が参考になりますよ(外部のサイトに移動します)

クルーズ船での一般的な食事

クルーズ船のおいしい食事

クルーズでは、アーリーモーニングに始まり、朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー、夜食と、朝から夜まで(ほぼ)いつでも食事をすることができます。

一日に6食も提供していることから、クルーズのことを「1泊6食」と呼ぶ人もいます。
(私たちは「1泊無限食」と呼んでます♡)

クルーズで食事をする場所としては、一般的に

  • メインダイニング
  • ビュッフェレストラン
  • カフェ
  • バー
  • スペシャリティレストラン

などがあります。

ビュッフェレストランやメインダイニングは無料(というかクルーズ料金に含まれている)で食事をとることができ、クルーズ中に一番利用する機会が多い場所です。

ということで、利用頻度の高いビュッフェレストランとメインダイニングがどのようなレストランなのかみていきましょう。

メインダイニング

クルーズ船のレストラン

毎晩コースディナーが味わえるメインダイニング。
夜だけではなく、朝や昼もその日のコースメニューを提供していることがあります。

基本的に、朝と昼はテーブルが決まっておらず、レストランが開いている時間であれば、好きな時に食事ができます。

一方、夜は食事の時間とテーブルが決まっている場合と、朝や昼と同じように好きな時間に行き、空いているテーブルで食事をする方式をとっているクルーズもあります。

同じ時間、同じテーブルの場合、毎晩同じクルーからサービスを受けることになります。
毎日同じクルーにサーブしてもらってると、飲み物などの好みも覚えてくれて、そのうち何も言わなくてもサーブしてもらえたりします。

ディナーでは、前菜、メイン、デザートで構成されたコース料理が基本となります。
でもすべてどれだけ食べてもOKなので、優雅に、かつ思い存分食事を楽しみたいときにはメインダニングへ。

またメインダイニングでは、結婚記念日や誕生日などのお祝いもしてくれます。
クルーズ旅行を申し込む時に、記念日を伝えておくと良いですよ。

ビュッフェレストラン

クルーズ船のビュッフェレストラン

多くのクルーズ船にあるビュッフェレストラン。
カウンターに並んだお料理を自由に好きなだけ自分で取ることができますが、クルーがサーブしてくれることもあります。

比較的開いている時間が長いのもビュッフェレストランです。
アーリーモーニングに始まり、朝食、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー、夜食と、ビュッフェレストランに行けば、何かしら食べることができるわけです。

ディナーはメインダイニングでもいただくことができますが、そんなにお腹が空いていないなど軽く済ませたい時などにはビュッフェレストランが便利です。

ビュッフェレストランも食事ができる時間帯は決まっていますが、席は自由です。
そのため終日洋上日の朝や昼、寄港する日の朝などは、空いているテーブルを探すのが大変なほど混んでいることもあります。

また、プールサイド近くなどに、ハンバーガーやピザ、アイスクリームなどの軽食が食べられるグリルやカフェを設けているクルーズ船も多くあります。

実際に乗船したクルーズの食事レポート

ここからは私たちが今までに乗船した2つのクルーズライン、ホーランドアメリカラインとディズニー・クルーズ・ラインの各レストランとこだわりの食事をご紹介します。

ホーランドアメリカラインのメインダイニング「The Dining Room」

コーニングスダムのメインダイニング

ホーランドアメリカラインのメインダニングでは毎日の朝食とディナーを提供しています。
またアフタヌーンティーやリピーター向けの特別なランチなどもメインダイニングで行っていることが多いです。

ホーランドアメリカラインのダイニングメニュー

ディナーでは、前菜、メイン、デザートの中から好きなものを、好きなだけオーダーできます。
前菜だけ、メインだけでも、また前菜を2品、デザートを2品というオーダーでもOKです。

上記は日本発着クルーズでのある日のディナーメニューです。
日本発着クルーズということもあり、アジアチックな料理が提供されることが多かったです。食べ慣れた味なので、このようなお料理はほっとしますね。

なお、ホーランドアメリカラインの場合、メインダイイングは1か所です。
ですが、2週間クルーズの時でも毎日違うメニューが提供されるので、飽きることはありませんでした。

ホーランドアメリカラインのメインダイングのサーフアンドターフ

ガーラ(フォーマル)ディナーのメインには、ステーキとロブスターという豪華な組み合わせもあります。
これも無料です。嬉しい!

ホーランドアメリカラインのメインダイングのデザート

ノーシュガーのデザートも用意されていますが、ホーランドアメリカラインのデザートはノーシュガーではなくても程よい甘さです。

ノーシュガー以外にも、グルテンフリーや乳製品フリー、ヴィーガン料理もあります。

ホーランドアメリカラインのビュッフェレストラン「Lido Market」

コーニングスダのリドのサラダカウンター

ビュッフェレストランのリド マーケットでは、早朝から、昼、夜とほぼ一日中食事や飲み物を提供しています。
アルコールや一部のドリンク以外はすべて無料(というかクルーズ代金に含まれている)です。

上記写真はいつも行列ができている人気のサラダコーナー。
好きな具材とドレッシングをチョイスして、オリジナルのサラダを作ることができます。
私たちはアジアン(ジンジャー)ドレッシングがお気に入り。

ホーランドアメリカラインのリドのランチ

ホーランドアメリカラインの場合、料理の多くはクルーがサーブしてくれます。

コーニングスダムのリドでの朝食

窓側のテーブルに座り、のんびり海を眺めながら、好きなものをいただく。
クルーズならではの贅沢な時間ですね。

ホーランドアメリカラインのレストランと食事を詳しくレポート
【ウエステルダムのレストランと食事レポート】ホーランドアメリカライン ウエステルダムで行く美味しいクルーズ

ディズニー・クルーズ・ラインのメインダイニング 

ディズニークルーズ ラインのアニメーターズパレット

ディズニー・クルーズ・ラインのディナーでは、3カ所のレストランをローテーションします。

アニメーションスタジオをイメージしたレストランや、「シンデレラ」や「美女と野獣」などをイメージした宮殿のようなレストランなど、それぞれテーマが異なっているので、毎晩飽きることがありません。

ディズニークルーズラインのロイヤルコート

宮殿のようなレストランの壁にはディズニープリンセスのモザイク画が飾られています。

また、アニメーションスタジオのレストランでは、食事中にスクリーンに現れるキャラクターと会話ができるなどディズニーらしい趣向がちりばめられています。

ディズニークルーズラインのディナーのメニュー

メニューもかわいいイラスト入り!

ディズニークルーズ ラインのシャトーブリアン

ディズニー・クルーズ・ラインでは、牛肉の中でも最上級の部位であるシャトーブリアンも追加料金なしで食べることができるのです。
これはクルーズでは珍しいのでは?

ディズニークルーズ ラインのロブスター

こちらはフォーマルナイトの時のロブスターテイルです。
プリプリのロブスターはディズニークルーズの楽しみの一つです。

ディズニー・クルーズ・ラインのビュッフェレストラン「Cabanas」

ディズニークルーズラインのカバナス

ディズニー・ファンタジーとディズニー・ドリームのビュッフェレストラン カバナス(Cabanas)。
朝早くから開いており、朝食、ランチを提供しています。

ディズニークルーズラインのカバナスのエビとカニ

ランチで提供されていたカニとエビ。
カニやエビも食べ放題!

このカニやエビなどカバナスのお料理を部屋に運び、代理店からもらったシャンパンと共に昼から楽しみました。

デッキでのランチ

お天気が良い時は、デッキに出て食事をするのも気持ちが良いですよ!
これぞクルーズの楽しみ!

美味しく食べるためのヒント

クルーズの食事

クルーズ中は基本的にすべての食事を船内でいただきます。
だからこそ、快適で美味しく食べたい!

そのために知っておくと良いクルーズでの食事のマナーやルールをご紹介します。

メインダイニングでのディナーのシーティング

「シーティング(Seating)」とはメインダイニングでのディナーの時間を2回に分けて提供するシステムです。

1回目を「ファーストシーティング(メインシーティング)」、2回目を「セカンドシーティング」とよび、ファーストシーティングは18時前後、セカンドシーティングは20時前後にスタートします。

時間だけではなく、テーブルも固定となり、クルーズ中は毎晩同じテーブルでディナーをいただきます。
サーブするクルーも同じですので、顔なじみになり、より細かなサービスを受けられます。

シーティングを希望する場合は、クルーズ申し込み時に希望を出しましょう。

なお、ディナータイム中の好きな時間にレストランに行き、空いたテーブルに案内してもらうというシステムもあります。
時間にしばられることがありませんが、ホリデーシーズンなど混雑しているクルーズでは、テーブルに案内されるまでに時間がかかることもあります。
(私たちもレストランの受付で30分以上も待ったことがあります!!)

ディナー時のドレスコード

多くのクルーズでは夕方以降の時間帯にドレスコードを定めています。

今まで私たちが経験したのは、

  • 7日間のクルーズ:フォーマル1回、インフォーマル1回、カジュアル5回
  • 14日間クルーズ:フォーマル(ガーラ)3回、カジュアル11回

となっていました。

その日のドレスコードは、前夜に客室に配布される船内新聞で確認できます。

フォーマルの時にどのような服装にすれば良いのかは、クルーズの悩みの一つではありますが、周囲から浮かないよう、自分だけカジュアルになりすぎない、かといって反対にキメすぎない服装を心がけています。

コース料理のマナー

普段あまり気にしないコース料理のマナー。
いざという時に慌てないよう、最低限のマナーは覚えておきましょう。

  • セットされたナイフ、フォークは外側から各1本ずつ順番に使う
  • 食事の途中でナイフ、フォークを置く時にはナイフ、フォークを八の字に広げて置く。食べ終わったら、お皿を下げて良いという合図として2本揃えて置く
  • 食事中の音に注意。くちゃくちゃと噛む音、スープをズルズルとすする音、食器がガチャガチャ触れる音はNG

時間を守ること

ディナーの開始時間が決まっている場合、時間に遅れないようにテーブルにつきましょう。
クルーズでは、基本的にそのテーブルの全員が揃ってから、オーダーをとるからです。

また、食べるスピードも周りと合わせましょう。
クルーは、同じテーブルの全員の方が食べ終わってからお皿を下げ、次のお料理を出します。
一人だけゆっくりと食べていると、その間、他の人は次のお料理を出してもらえません。

我が家では、旦那は前菜の後にスープを頼むのですが、私はお腹がいっぱいになってしまうので、スープはオーダーしません。
その場合、旦那がスープを飲み終わるまで、次の私のメイン料理もサーブされないわけです。

あるクルーズで、メイン料理が来るまで時間があるからと言って、前菜を食べ終わった私に追加で前菜を出してくれたことがあったのです。
嬉しいけど、お腹いっぱいになっちゃうので、この追加の前菜も旦那に食べてもらいました。笑

テーブルのリクエスト

知らない人たちと食事を通して交流を深めることはクルーズの楽しみの一つですが、あまり英語が得意でない場合、外国の方と毎晩食事を共にするのはちょっと厳しい。。。

というわけで、私たちはいつも乗船前に、メインダイニングでのディナーの時間と一緒に、「二人席希望」というリクエストを出しています。
「リクエスト」なので確約ではありませんが、だいたい希望通りとなっています。

乗船前にリクエストを受け付けてもらえなくても、乗船後に申し出ることもできますので、諦めずに希望を伝えてみましょう。

英語ができなくてもクルーズは楽しめる?
【英語が不安でも豪華客船でのクルーズ旅行を楽しむ方法】

誕生日や記念日にはお祝いをしてくれる

事前に誕生日や記念日を伝えておくと、ディナーの時に歌やケーキなどでクルーがお祝いをしてくれます。

私たちは乗船前に代理店を通じて結婚記念日をクルーズ中に迎えることを伝えておいたら、ディナーの最後にケーキとインドネシア語でのお祝いの歌を唄ってもらいました。

クルーズ中、お祝いの場面を目にすることが多く、周囲のゲストも一緒にお祝いしてくれます。
思い出に残るステキな記念日になりますよ。

おいしいクルーズ旅行へ

 クルーズの食事

クルーズ船にはメインダイニングやビュッフェレストラン、カフェ、バー、スペシャリティレストランな食事を楽しめる場所がたくさん用意されています。

無料(というかクルーズ料金に含まれている)レストランだけでも十分に美味しい食事がいただけます。
値段を気にせず、好きなだけ食べれるのがクルーズの醍醐味!

とはいえ、体調を崩さない程度に自分のペースに合わせて、クルーズのお料理を楽しんでくださいね。

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