ポケトークの口コミ・評判を徹底解説!購入前に知っておきたいレビュー・感想

ポケトークの口コミ・評判

ポケトークの購入を検討しているけれど、「本当に使えるの?」「スマホの翻訳アプリじゃダメなの?」と迷っていませんか。

この記事では、実際の利用シーンや機能面に基づいてポケトークの評価を詳しく検証します。
実際の口コミの良い点だけでなく、「使えない」という指摘の真相や、具体的な解決策もまとめましたので、どのような人にポケトークが適しているかがわかります。

さらに、現行モデルの違い、購入とレンタルの費用比較、旧モデルからの買い替え判断など、購入前に知っておくべき情報もお届けしているので、この記事を読むことでポケトークを購入すべきかどうか判断できるようになります。

ポケトークSのモニター機会をいただき、本レポートを作成しています。
ポケトークの詳しい内容・機能については、 をご覧ください。

目次

結論:口コミから見るポケトークは「価格に見合う価値」があるか?

多くの人が気にするのは、「ポケトークは高い買い物では?」「無料の翻訳アプリで代わりになるのでは?」という点ではないでしょうか?

結論として、ポケトークは 「専用機だからこそ得られる価値」があります。
つまり会話の正確さ、ストレスの少なさ、そして海外利用時のセキュリティの安心感において、十分に価格に見合う製品です。

さらに、以前は 32,780円(税込) だったポケトークS(2年通信付きモデル)が、現在は 19,800円(税込) と、より手に取りやすい価格になっています(公式では数量限定)。
価格面で迷っていた方にとって、より検討しやすい状況になったのではないでしょうか。

とはいえ、ポケトークが本当に自分に合うツールかどうかは、利用シーンによって変わります。
次のセクションでは、どのようなタイプの人が「ポケトークを選ぶメリットが大きいのか」をわかりやすく整理しました。

ポケトーク購入をおすすめする人の4つの特徴

以下の4つの特徴に当てはまる方は、専用機であるポケトークを選ぶメリットが大きくなります。

1. スマホ翻訳での操作や通信に不安がある人
旅行先では、アプリの立ち上げ直し、切り替え、ローミング設定、Wi-Fi探しなど、ちょっとした操作が意外と負担になるものです。
ポケトークは 2年間使い放題のグローバルSIMを内蔵しているため、対応国であれば 電源を入れるだけで翻訳を開始できます。
「設定に気を取られたくない」「すぐに使える安心感がほしい」という方におすすめです。

2. 海外旅行中にスマホの通信量やバッテリー消費を気にしたくない人
旅先では、地図・カメラ・決済アプリなどスマホの利用機会が多く、通信量の消費やバッテリー切れが気になりやすい場面が増えます。
ポケトークなら翻訳を専用機に分担できるため、スマホの通信量節約やバッテリー温存につながります。

3. 料理の注文・交通案内など 「とっさの翻訳」をよく使う人
混雑したレストランでの注文、駅やバス停での質問など、素早く一言だけ伝えたい場面では、ポケトークのボタンを押すだけで翻訳が始まるシンプルな操作が役立ちます。
画面が翻訳に特化しているため、迷わずすぐに話しかけられる点が強みです。

4. 日常会話レベルで現地の人と気軽にコミュニケーションを取りたい人
お店の人との雑談や、観光地でのちょっとした質問など、「せっかくなら現地の人と少し話してみたい」という場合にもポケトークは便利です。
ボタンを押すだけの簡単操作で会話が続けやすく、英語に自信がない人でも負担なく交流が楽しめます。
スマホだと少し構えてしまう場面でも、専用機なら気軽に声をかけやすいのが特徴です。

【判断基準】翻訳専用機ポケトーク vs スマホ翻訳アプリの簡単な選び方

「ポケトークをおすすめできるタイプ」を見てきましたが、実際に購入を判断するには、スマホ翻訳アプリとの違いがどれだけ重要かを見極めることが重要です。

そこで次のセクションでは、ポケトークとスマホアプリを比較する際に押さえておきたい、シンプルな判断基準をまとめました。

ポケトークが必要な人スマホアプリで十分な人
会話の「頻度」と「重要性」が高い方会話の「頻度」と「重要性」が低い方
旅行、ビジネス、留学などで継続的にコミュニケーションが必要年に数回程度
ストレスなく快適に会話のキャッチボールをしたい短文の文字翻訳ができれば十分
操作の簡単さバッテリーの安心感を優先したい常に通信環境が安定している場所でのみ利用する

スマホアプリとポケトークの翻訳精度、速度、機能、料金に関する詳細な比較は、別の専門記事で深く解説しています。より詳細な比較検討をしたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

【比較】スマホ翻訳アプリとポケトーク、結局どっちがいい?

「ポケトークが使えない!」悪い口コミ・評判の真相と解決策

ポケトークSのネットワーク設定画面

どんな優れた製品でも、ネガティブな口コミは必ず一定数存在します。
ポケトークも例外ではなく、「使えない」「期待したほどではなかった」といった声が見受けられます。

ただし、こうした口コミの多くは、製品の特徴や限界を正しく理解しないまま使用した結果、ユーザー側で「想定とのズレ」が生じたケースのようです。

ここでは、特に多い2つの指摘について、原因と実際に役立つ解決策をわかりやすくまとめます。

翻訳精度の実力と限界・誤訳が起こる場面

ポケトークは複数のクラウド翻訳エンジンを組み合わせて最適な翻訳を返す仕組みであり、日常会話や旅行で使用する分には十分に高い精度が得られます。
とはいえ、AI翻訳である以上、誤訳が発生する可能性もあります。

「精度が低い」と感じる場面は主に次の3パターンに分類できます。

誤訳が起きやすい場面理由・背景解決策
1. 長文・複雑な文を一度に話したとき主語・述語の関係が複雑だと、文意の解釈が難しくなる。短く区切って話す。要点だけ伝える意識が有効。
2. 周囲が騒がしい環境雑音を拾うと、そもそも音声認識が誤る。翻訳の前段階でつまずくため精度が落ちる。口元に近づける/比較的静かな場所へ移動するなど、認識しやすい環境をつくる。
3. 専門用語・スラング・方言が多い会話医療・法律などの専門領域や、地域特有のスラングはデータが少なく誤訳が出やすい。一般的な表現に言い換える

ポケトークの翻訳精度は高いですが、環境や話し方に影響を受けやすいのは事実です。
不具合だと感じたときは、まず「文の長さ」「周囲の騒音」「使っている語彙」を見直すだけで改善するケースが多く見られます。

オフライン翻訳の制限と注意点

ポケトークはクラウド上のAI翻訳エンジンを利用しているため、基本的にオンライン上で動作します。
そのため通信できない環境では利用できません。

なお、あらかじめ登録したお気に入りの文章や履歴は、オフライン時でも音声出力できます。しかしこれだけでは相手との会話は難しいです。
グーグル翻訳のような簡易オフライン翻訳には対応していないため、Wi-Fiが使えない場所やモバイル通信の電波が届かない環境では翻訳ができません。この点には注意が必要です。

またポケトークにはグローバルSIMが標準で内蔵されており、140以上の国と地域で利用できます。ただし電波状況は国・エリアによって異なります。
旅行前に訪問先が対応エリアかどうか、または電波が入りにくい地域ではないかを確認しておくと安心です。

実際に使ってわかった!ポケトークの良い口コミ・評判と4つのメリット

ネガティブな評判の背景を理解したら、「では、実際にはどんなメリットがあるのか?」という疑問が浮かび上がります。
ユーザーの口コミや評価を整理していくと、ポケトークならではの利便性や価値がより具体的に見えてきます。

ここでは、特に満足度が高かった4つのメリットを、実際の利用シーンを基に紹介します。

翻訳に特化した画面設計で、迷わず使える

ポケトークは、必要な操作だけが一目で分かるシンプルな画面設計が特徴です。
翻訳などの基本機能が迷わず操作できるように配置されており、初めて触る人でもすぐに扱えます。

一方、スマホの翻訳アプリは操作自体は簡単ですが、通知が表示されるなど、「翻訳だけに集中したい」ときに気が散漫になりやすいことがあります。

その点、ポケトークは翻訳専用機なので、余計な表示が出ず、操作も一貫しています。
「ここを押せば翻訳が始まる」という分かりやすさがあるため、海外で急いでいる場面や、複雑な操作が苦手な人でも安心して使えるのが大きな魅力です。

通信量を気にしなくていいグローバル通信対応&長めのバッテリー

ポケトークは140以上の国と地域で利用できるグローバル通信に対応しており、購入後2年間は追加料金なしで使えます。
つまり海外でスマホを使う場合に心配な「通信量の上限」や「ローミング料金の心配」がないのです。

また、翻訳専用機であるため、バックグラウンドで動くアプリがなく、バッテリー消費が少ないこともメリットです。
一般的な旅行のスケジュール(朝から夕方までの外出)であれば問題なくバッテリーが持つという声が多く、スマホの電池と併用できる安心感があります。

「地図はスマホ、翻訳はポケトーク」という役割分担ができるため、旅行中の心の余裕につながります。

ワンタッチで音声翻訳ができるため、混雑した場所でもサッと使える

ポケトークの音声翻訳は、物理ボタンを押すだけで翻訳ができる仕組みです。
スマホのように画面を確認しながらマイクアイコンをタップする必要がなく、手袋をしているときや荷物で片手がふさがっているときでも使いやすい点が特徴です。

特に、人が多い観光地や交通機関では、画面操作の手間が小さなストレスになります。
ポケトークなら、ボタンを押すだけで「すぐ話せる状態」になるため、急いでいる場面でも自然に使えます。
スムーズな一言翻訳ができることは、店員やドライバーとのやり取りが途切れにくくなるのも利点です。

双方向で会話を続けやすいリアルタイム翻訳機能

ポケトークは、話した言葉をほぼリアルタイムで翻訳することに強みがあります。
自分が話した後の待ち時間が短く、相手が返した言葉もすぐに理解できるため、会話の流れが止まりにくいことが特徴です。

「ゆっくり言ってもらえますか?」と何度もお願いする場面が減り、相手との距離が縮まりやすく、旅行の満足度にも直結します。

【深掘り】利用シーン別「ポケトーク」の評価と活用術

ポケトークの評価は、使用する場面によって変わります。

ここでは、旅行や語学学習など、シーン別にどのように役立つかを整理しました。

海外旅行での使いやすさ

海外旅行では、ポケトークの特徴が活きる場面が多くあります。
スマホの翻訳アプリも便利ですが、ポケトークは「すぐ使える」「操作に迷わない」「通信の心配が少ない」という点で、旅行中の小さなストレスを軽減できます。

旅先でよくある場面
ホテルで:
予約内容の確認やアメニティの追加依頼(例:「タオルを追加してください」「荷物を預けたいです」など)をスムーズに伝えられます。

レストランで:
アレルギーの有無や調理方法などを、少し詳しく説明したいときに便利です。

交通機関で:
乗り換えや運行状況を現地のスタッフに尋ねる際、スマホのロック解除やアプリ起動の手間なく、物理ボタンを押してすぐに会話を始められます。

トラブル時も慌てず対応できる
医療機関にて:
症状を正確に伝える必要がある場面では、操作がシンプルで落ち着いて使えます。

盗難・紛失時:
警察や窓口で状況を説明する際、短いフレーズでも確実に伝わる手段があると安心です。

スマホとポケトークを別々に充電しておくと、どちらかのバッテリーが切れても対応できます。

ポケトークは、ホテルや店舗など外国人対応が必要な現場や、高い信頼性が求められる企業や教育機関でも導入されています。つまり「現場で本当に使える翻訳ツール」ということですね。

海外旅行でのポケトーク活用法は別の記事で深く解説しています。詳しい内容を知りたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

【海外でも怖くない!】海外旅行でのポケトーク活用法

語学学習での活用

ポケトークは翻訳機ですが、語学学習の補助ツールとして使っている人も少なくありません。
たとえば旅行前に「少しでも英語に慣れておきたい」「自分の発音を確認したい」という使い方もできます。

ここでは、語学学習の観点から役立つ3つのポイントをご紹介します。

発音の目安確認として使える

外国語学習で不安になりやすいのが「自分の発音が通じるかどうか」。

ポケトークは話した内容を音声認識してから翻訳するため、発音や話し方によっては意図した通りに認識されないこともあります。

もちろん完璧な発音チェック機能ではありませんが、フレーズを話して正しく認識されるかを繰り返し確認することで、より通じやすい発音の感覚をつかめます。

あくまで「目安」ですが、壁打ち相手として使っています!

よく使うフレーズの練習に

「旅行前に使いそうな表現をひと通り練習したい」という時にも役立ちます。

ポケトークは日本語を自然な外国語に翻訳してくれるので、「これ、英語でどう言うんだろう?」「レストランで使う表現を確認したい」といった疑問をその場で解決できます。

翻訳履歴が自動保存されるため、自分専用の「よく使うフレーズ帳」として見返せるのも便利です。

AI会話レッスン機能で英会話練習

ポケトークにはAI会話レッスン機能が搭載されています。
これは旅行会話や日常会話のテーマに沿って、AIと対話形式で練習できる機能です。

  • 旅行先のチェックイン
  • レストランでの注文
  • 道を尋ねる会話

など、シーン別に短い会話を練習できます。
長い会話には対応していませんが、声を出して練習する機会を作ることができます。

きちんと返答しないと「Pardon me」と返されてしまいます・・・。

ポケトークを使った英語学習方法については、別の専門記事で深く解説しています。より詳しい学習方法を知りたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

【使い方解説】ポケトークで英語を勉強しよう!

モデル別比較:自分に最適なポケトークの選び方

ポケトークSのピンクとブラック、ゴールド

現在のラインナップの特長を比較し、最適なモデルを選ぶためのポイントを整理します。

ポケトーク現行モデルのスペックと価格一覧

ポケトークのラインナップは下記の4モデルです(2025年12月現在)。

  • ポケトーク S
  • ポケトーク S Plus
  • ポケトーク S2
  • ポケトーク S2 Plus

一見似ていますが、明確な違いがあり、用途に合わせて選ぶと失敗しません。
以下に主要スペックと価格をまとめました。

モデルポケトーク Sポケトーク S Plusポケトーク S2ポケトーク S2 Plus
価格(税込)¥19,800¥24,800¥36,300¥39,930
対応言語数音声・テキスト 74言語、
テキストのみ 11言語(*1)
音声・テキスト 74言語、
テキストのみ 11言語(*1)
音声・テキスト 91言語、
テキストのみ 1言語(*1)
音声・テキスト 91言語、
テキストのみ 1言語(*1)
自動通訳(双方向自動判別)なし(手動で言語を切替)なし(手動で言語を切替)ありあり
カメラ翻訳あり(56言語)あり(56言語)あり(56言語)あり(56言語)
対応国・地域数144(*2)144(*2)171(*2)171(*2)
画面サイズ2.8インチ3.97インチ2.8インチ3.97インチ
重さ75g125g75g125g
充電時間105分130分75分105分
連続通訳時間270分(4.5時間)330分(5.5時間)318分(5.3時間)396分(6.6時間)
(*1)2025年5月現在
(*2)2025年10月現在

「ポケトークS/S Plus」と「ポケトークS2/S2 Plus」の主な違い

「ポケトークS2/S2 Plus」は2024年10月に販売を開始した最新モデルです。

「ポケトークS/S Plus」と見た目は似ていますが、以下の違いがあります。

  1. 「ポケトークS2/S2 Plus」では双方向の自動通訳に対応

    ポケトークS/S Plus は、会話中に翻訳方向の切り替え(日本語→英語/英語→日本語など)を手動で操作する必要があります。

    一方、最新モデル「ポケトークS2/S2 Plus」では、設定した2言語を自動で判別し、どちらの言語で話しても自動で翻訳してくれます。
    これにより会話のテンポが向上し、やり取りがより自然になります。

    特にレストランや買い物など質問が続く場面で、ボタン操作なしで会話を続けられる点が便利です。
  2. 「ポケトークS2/S2 Plus」では利用できる国と通信エリアが拡大

    すべてのモデルがグローバル通信(内蔵)に対応していますが、通信可能な国の数が異なります。

    ・ポケトークS/S Plusは144カ国
    ・ポケトークS2/S2 Plusは171カ国

    複数国を周遊する旅行や、渡航先が毎回違う場合は、S2/S2 Plusの方がより安心です。
  3. 「ポケトークS2/S2 Plus」ではバッテリー持続時間が向上

    「ポケトークS2/S2 Plus」では連続通訳時間が伸びました。
    一回の充電で利用できる時間が長くなったため、長時間の外出でも安心して持ち歩けます。

「ポケトーク S/S Plus」と「ポケトークS2/S2 Plus」の共通する機能

「ポケトークS/S Plus」と「ポケトークS2/S2 Plus」は別シリーズですが、基本性能の多くは共通しています。

次に共通する機能・性能を紹介します。

  • 翻訳精度
    ポケトークは言語ごとに最適なエンジンを採用し、常にクラウド上の最新のエンジンを利用して翻訳します。どのモデルでも翻訳の品質は同じです。
  • 音声翻訳・カメラ翻訳・通信機能
    「ポケトークS/S Plus」「ポケトークS2/S2 Plus」は、音声翻訳、カメラ翻訳(看板やメニューの撮影翻訳)、eSIMやWi-Fiを使った通信機能が搭載されています。
    どのモデルを選んでも翻訳機としての基本機能は変わりません。
  • 使いやすさ・操作性に大きな差はなし
    「ポケトークS/S Plus」「ポケトークS2/S2 Plus」は、ほぼ同じデザインと操作感です。
    初めてポケトークを使う人でも戸惑いにくい設計です。

ポケトークはどれを選べば良い?選び方のポイント

上記で紹介した通り、原稿のポケトークは4種類あります。
機能差やサイズ差があるため、どれを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

まずは以下のように考えましょう!

選択の基準:

  • コスパ重視なら → S / S Plus
  • 対応国の広さ・自動通訳で快適さ → S2 / S2 Plus
  • 見やすさ重視 → S Plus / S2 Plus
  • 軽量・携帯性重視 → S / S2

次に、失敗しない選び方を解説します。

STEP 1: 「S/S Plus」か「S2/S2 Plus」を選ぶ

まず判断すべきは、「シンプルな翻訳が良いか」または「より滑らかな会話を求めるか」です。

「ポケトークS/ポケトークS Plus」が向いている人

「ポケトークS/ポケトークS Plus」は基本性能をしっかり押さえた標準モデルです。
以下のような使い方であれば十分満足できます。

  • 旅行先で必要な場面だけで使う
  • 短い受け答えが中心(「これをください」「駅はどこ?」)
  • 価格は抑えつつ、専用機の安心感を得たい

「旅行用にまず1台ほしい」「機能は最小限でOK」という方は、「ポケトークS/ポケトークS Plus」を選ぶと失敗がありません。

「S2/S2 Plus」が向いている人

最新モデルの「ポケトークS2/ポケトークS2 Plus」の特徴は、「双方向の自動通訳に対応」「グローバル通信の対応国が拡大」「バッテリーの持ちが向上」です。

そのため以下に当てはまる方におすすめです。

  • 会話量が多い(店員や旅行者とのやり取りが多い)
  • 翻訳ボタンの切り替えを簡単にしたい
  • 海外に行く頻度が高い
  • 最新モデルを使いたい

という方は、「ポケトークS2/ポケトークS2 Plus」を選ぶと快適に使えます。

STEP 2:次に 「S/S2」か「S Plus/S2 Plus」を選ぶ

次は画面サイズで選びます。
機能はどちらも同じなので、好みや視認性で決めると良いでしょう。

「S/S2」が向いている人

  • ポケットや小さなバッグに入れて持ち歩きたい
  • とにかく軽さ・コンパクトさを重視したい
  • 片手でさっと使えるサイズが好み

旅行での歩き回りや、手荷物を軽くしたい方に最適です。

「S Plus/S2 Plus」が向いている人

  • 画面は大きい方が読みやすい
  • 相手に画面を見せる場面が多い
  • 表示の見やすさを優先したい

高齢の方や、相手に翻訳結果を見せながら使う場合は、Plusモデルが安心です。

旧モデル(ポケトークW)との違いと買い替え判断

ポケトークWは、2026年1月末にグローバル通信サービスの提供が終了します。
これにより、Wi-Fiがある場所では引き続き使えるものの、モバイル通信を使った翻訳はできなくなります。

海外での利用が多い方は、この点を前提に買い替えを検討する必要があります。

以下にWユーザーが買い替えを検討する際に押さえておきたいポイントを、現行モデルとの違いと合わせて整理します。

①2026年1月末にモバイル通信が終了 → 「Wi-Fiなしでの利用」ができなくなる

2026年1月末でポケトークWの内蔵グローバル通信(モバイルデータ通信)が停止しますが、その後もWi-Fi環境があれば翻訳機能は問題なく利用可能です。

ただし、

  • 旅行中に常にWi-Fiがあるとは限らない
  • 外出先で翻訳を使う場合は、ポケットWi-Fiなどの準備が必要になる
  • そのため、最新モデルに比べてひと手間かかる

という点は押さえておくべきです。

②カメラ翻訳の必要性

ポケトークWにはカメラ機能は搭載されていません

海外でメニューや看板・書類を読む機会が多い人は、ポケトークS/S Plus、またはポケトークS2/S2 Plusへの買い替えをおすすめします。

③会話のテンポ改善の必要性

「ポケトークS2/ポケトークS2 Plus」の「双方向自動通訳」により、以下の点が期待できます。

  • ボタン操作の手間が減る
  • とっさの質問に強い
  • 会話のテンポが崩れにくい

以上のように旅行先でありがちな「短いやり取りが続く場面」でのストレスが軽減されます。また操作の負荷も減ります。

ポケトークWからの買い替え判断をまとめると以下のようになります。

買い替えどきまだ現モデルでもOK
2026年以降も海外でWi-Fiに頼らず使いたいWi-Fi環境での利用が中心
看板・メニューなどカメラ翻訳が必要カメラ翻訳は不要
会話のテンポを改善したい翻訳方向の切替が気にならない
2年以上使っておりバッテリーが短く感じる利用頻度が低く劣化を感じない

リチウム電池は一般的に 2年を過ぎると劣化が進むと言われているため、「最近すぐ減る」「満充電でも不安」という場合は買い替えのよいタイミングです。

【購入かレンタルか】費用比較と判断の目安

ポケトークを買うか、必要なときだけレンタルするか。
結論から言うと、「どれくらいの期間、海外で使う予定があるか」が判断材料になります。

本体価格と通信プランの基本(購入の場合)

ポケトークに関連する費用は大きく2つです。

  1. 本体価格
  2. グローバル通信(SIM)の料金

本体価格

モデル価格(税込)
ポケトーク S19,800円
ポケトーク S Plus24,800円
ポケトーク S236,300円
ポケトーク S2 Plus39,930円

特にポケトークS/S Plusは価格が見直され、以前よりかなり手に取りやすくなっています。

価格はキャンペーンや販売ストアで変動することがあるため、購入時に公式サイトなどで必ず確認してくださいね。

グローバル通信(SIM)の料金

  • 初回2年間の通信は本体価格に含まれる
  • 世界140以上の国・地域で通信量を気にせず使える
  • 3年目以降は延長プランを購入(例:2年で約14,300円)

最初の2年間は、本体代だけで世界中で使えるためコスパは高いです。

購入とレンタルの料金比較

まずは、費用構造を表で整理します。

項目本体購入レンタル(*1)
初期費用19,800〜39,930円なし
通信費初回2年無料レンタル料金に含まれる
返却不要必要(返送料が発生する場合もあり)
故障時自己管理レンタル会社の保証オプション次第
利用の自由度いつでも使える旅行前の手配が必要
料金本体購入費(3年後は通信延長費が必要になるケースもある)1日あたり約800〜1,000円
(*1)ポケトークSの場合

ポケトークのレンタルについては別の専門記事で深く解説しています。より詳細な比較検討をしたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

【比較】ポケトークおすすめレンタルはどれ?

5年間の利用日数別の料金シミュレーション

「トータルでどれくらい使うと購入の方がお得なのか?」
ということで、ポケトークSの場合の1日800円と1,000円のレンタル相場で、5年間の利用総額を比較しました。

2年間の比較

購入レンタル800円レンタル1,000円
年間5日(2年間で10日利用)19,800円8,000円10,000円
年間10日(2年間で20日利用)19,800円16,000円20,000円
年間15日(2年間で30日利用)19,800円24,000円30,000円
年間20日(2年間で40日利用)19,800円32,000円40,000円
*レンタルのオプション、手数料、補償などは考慮していません。

3年間の比較

購入レンタル800円レンタル1,000円
年間5日( 3年間で15日利用)26,730円(*1)12,000円15,000円
年間10日(3年間で30日利用)26,730円(*1)24,000円30,000円
年間15日(3年間で45日利用)26,730円(*1)36,000円45,000円
年間20日(3年間で60日利用)26,730円(*1)48,000円60,000円
*レンタルのオプション、手数料、補償などは考慮していません。
(*1)3年目のグローバル通信(SIM)の延長料金を加えています。

5年間の比較

購入レンタル800円レンタル1,000円
年間5日(5年間で25日利用)41,030円(*1)20,000円25,000円
年間10日(5年間で50日利用)41,030円(*1)40,000円50,000円
年間15日(5年間で75日利用)41,030円(*1)60,000円75,000円
年間20日(5年間で100日利用)41,030円(*1)80,000円100,000円
*レンタルのオプション、手数料、補償などは考慮していません。
(*1)3年目以降のグローバル通信(SIM)の延長料金を加えています。

レンタル料金によって損益分岐点が変わりますが、例えば3年間利用することを考えたら、年間12日(3年間で36日)以上海外に行く場合は、購入を検討する価値があります。

結論:あなたは購入とレンタルのどちらを選ぶべき?

上記の料金比較(2年・3年・5年シミュレーション)を踏まえると、判断のポイントは次のとおりです。

レンタルが向いている人

  • 年に数日〜1回程度しか海外に行かない
  • 「まずは一度使ってみたい」という人
  • 旅行日程中だけ使えればよく、旅行前後の利用は想定していない
  • 旅行ごとに手配する手間は気にならず、機種選びや保管が面倒な人
  • 持ち物を増やしたくなく、使い終わったら返却したい

レンタル料金によって変わりますが、年間10日未満の利用ならレンタルの方がトータルコストは低く収まります。

購入が向いている人

  • 「年に12日以上」海外へ行く
  • 毎年の家族旅行や出張など、利用頻度が高い
  • 語学学習(発音チェック・AI会話レッスン)にも使いたい
  • 急な出張や旅行でも、「受け取り不要・在庫切れの心配なし」で使いたい

年間利用日数が一定以上であれば、購入したほうがコスパが良くなります。

ポケトークに関するよくある質問(FAQ)

最後に、ポケトーク購入前に多くの人が気になる疑問をまとめました。

オフライン時にポケトークでできることは?

ポケトークはオンライン翻訳専用のため、ネット接続なしで翻訳を行うことはできません。

ただし、あらかじめ登録したお気に入りの文章や履歴は、オフライン時でも音声出力できます。

音声出力できる対応言語は以下の8言語となります。
日本語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、広東語、英語(アメリカ)

ポケトークは飛行機内で使えますか?

ポケトークにはスマホのような「機内モード」はありません。
しかし、Wi-Fiとモバイルデータ通信をOFFにすれば、機内で操作自体は可能です。
ただし、上記のとおり通信がないと翻訳はできません

ポケトークを複数人(家族など)で共有しても大丈夫?

はい、問題なく共有できます。
アカウント連携が不要なため、家族・夫婦・友人と共用するケースは珍しくありません。

ただし共有前に知っておくべき注意点があります。

  • 翻訳履歴は一つの本体にまとめて保存される
  • 紛失リスクを考慮し、第三者には渡しすぎない

「友人と一緒に使う」「家族で1台を共有」などの用途であれば問題ありません。

バッテリーはどれくらい持ちますか?

モデルごとに持続時間が異なります。

  • ポケトーク S:連続翻訳 4.5時間(連続待受 5.5日)
  • ポケトーク S Plus:連続翻訳 5.5時間(連続待受 8日)
  • ポケトーク S2:連続翻訳 5.3時間(連続待受 7.5日)
  • ポケトーク S2 Plus:連続翻訳 6.6時間(連続待受 8.9日)

旅行の長さや充電環境に合わせてモデルを選ぶのがおすすめです。

グローバルSIM期間が切れたらどうなりますか?

付属の通信SIMは利用できなくなり、そのままでは通信不可になります。
ただし、本体はそのまま利用でき、以下の方法で継続できます。

  1. 通信プラン(延長SIM)を購入する
    • 公式で販売されている延長プラン(例:3年プラン:約15,000円)を購入し、通信を復活させる。
  2. Wi-Fi環境のみで使う
    • 自宅Wi-Fi
    • ホテルやカフェのWi-Fi
    • モバイルルーター など

通信さえ確保すれば、期限後も性能は変わらず使えます。

グローバルSIM期限切れ後の利用方法や延長方法については別の専門記事で深く解説しています。2年後にどうなるのか知りたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。

【2年後はどうなる?】通信期限後の利用方法と延長方法

まとめ:【最終結論】今、ポケトークを買うべき理由

ポケトークSのピンクとブラック

結論として、ポケトークは特定の利用スタイルにおいて「価格に見合う価値がある」といえます。
その理由は以下の3点です。

1. 翻訳の正確さと会話のテンポが安定している

スマホの無料翻訳アプリでも翻訳はできますが、会話のテンポ・操作性・聞き取り精度の安定感はポケトークに優位性があります。

最新のS2/S2 Plusは双方向自動翻訳に対応しており、話している言語を自動判別して翻訳するため、会話中にボタンで切り替える手間がありません。

2. 通信設定の手間がなく、海外で「すぐ使える

ポケトークには2年使い放題のグローバルSIMが本体価格に含まれており、対応国であれば電源を入れるだけで利用可能です。

「海外でアプリの設定に手間取った」「ローミング設定が不安」という悩みを抱える人にとって、設定不要で使える点は大きな利点です。

3. 翻訳専用機としての「迷わない使いやすさ」

物理ボタンを押すだけで翻訳が始まるシンプルな操作は、スマホが苦手な方でも扱いやすい設計です。

旅行中の「とっさの翻訳」でも直感的に操作でき、翻訳だけに集中できる安心感が専用機の強みです。

特に毎年の家族旅行・出張など、利用頻度が高い、年間12日以上海外に行くなど、このような方にとって、ポケトークは費用対効果の高い翻訳専用機です。

さらにポケトークSは19,800円(2年通信付き)と、以前の32,780円から価格が改定されており、より手に取りやすくなっています。
年間の利用日数や旅行スタイルに合うと感じたなら、購入を検討する価値があります!

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