この記事は、北欧・バルト海の7都市を巡る12泊13日クルーズを写真と共に紹介する旅行記ブログです。
自然、世界遺産、歴史的建造物、洗練された町並みなど数多くの見どころがある北欧・バルト海。
寄港したキール(ドイツ)、タリン(エストニア)、サンクトペテルブルク(ロシア)、ヘルシンキ(フィンランド)、ストックホルム(スウェーデン)、バルネミュンデ(ドイツ)は、どこも魅力的で印象深い町でした。
乗船した船は、ホーランドアメリカ ライン社ユーロダム(ms Eurodam)。
寄港地はもちろんのこと、クルー、食事などとても思い出に残るクルーズ旅行となりました。
この旅行記ブログでは、各寄港地での見所を始め、ユーロダム船内の設備や食事の様子などをお伝えしています。
また乗船前と下船後に行ったコペンハーゲン観光も合わせてお届けします。
それでは、北欧・バルト海クルーズへどうぞ!
北欧バルト海クルーズ旅行概要
日程 | 2015年8月24日(月)〜 2015年9月8日(火)15泊16日 (クルーズのみ:2015年8月26日(水)〜 2015年9月7日(月)12泊13日) |
乗船したクルーズ会社 | ホーランドアメリカライン(Holland America Line) |
クルーズ名 | 12泊バルト海クルーズ(12days Baltic Adventure Cruise) |
クルーズ船 | ユーロダム (MS EURODAM) |
客室 | ベランダ付きカテゴリーVF、4007号室 (Verandah) |
出港・帰港地 | コペンハーゲン(デンマーク) |
寄港地 | キール(ドイツ) タリン(エストニア) サンクトペテルブルク(ロシア) ストックホルム(スウェーデン) ヘルシンキ(フィンランド) ヴァルネミュンデ(ドイツ) |
航空会社 | 全日空(ANA): 成田 ⇄ デュッセルドルフ スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines:SAS): デュッセルドルフ ⇄ コペンハーゲン |
ホテル(前泊・後泊) | ホテル ネプチューン(HOTEL NEPTUN):乗船前に2泊 コペンハーゲン プラザ(Copenhagen Plaza):下船後に1泊 |
航路
日時 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
---|---|---|---|
2015年8月26日(水) | コペンハーゲン(デンマーク) | ーーー | 4:00pm |
2015年8月27日(木) | キール(ドイツ) | 7:00am | 5:00pm |
2015年8月28日(金) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2015年8月29日(土) | タリン(エストニア) | 8:00am | 4:00pm |
2015年8月30日(日) | サンクトペテルブルク(ロシア) | 8:00am | ーーー |
2015年8月31日(月) | サンクトペテルブルク(ロシア) | ーーー | 6:00pm |
2015年9月1日(火) | ヘルシンキ(フィンランド) | 8:00am | 5:00pm |
2015年9月2日(水) | ストックホルム(スウェーデン | 7:00am | ーーー |
2015年9月3日(木) | ストックホルム(スウェーデン | ーーー | 4:00pm |
2015年9月4日(金) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
2015年9月5日(土) | ヴァルネミュンデ(ドイツ) | 6:00am | 8:00pm |
2015年9月6日(日) | コペンハーゲン(デンマーク) | 11:00am | ーーー |
2015年9月7日(月) | コペンハーゲン(デンマーク) | 6:00am | ーーー |
乗船した船(ms Eurodam:ユーロダム)について
ms Eurodam (Holland America Line): ユーロダム(ホーランドアメリカライン)
総トン数 | 86,273トン | 乗客定員 | 2,104名 |
デッキ | 11層 | 乗務員数 | 876名 |
就航年 | 2008年 | 客室数 | 1,052室 |
ホーランドアメリカライン(HAL)は、1873年にアメリカとヨーロッパを結ぶ海運会社として誕生したプレミアムクラスのクルーズ会社です。
ホーランドアメリカラインが所有するクルーズ船の一つ、ユーロダム(Eurodam)の船体は白と紺色、船内はアンティークや美術品でデコレーションされており、落ち着いた雰囲気の船です。
就航からまだ7年程度なのでそんなに古さは感じませんした。
北欧バルト海クルーズ旅行の準備
つい数ヶ月前にディズニークルーズで東カリブ海(旅行記:ディズニー ファンタジーで行く東カリブ海クルーズ)に行ったばかりだったのに、涼しい北欧に行きたくなり、いろいろと探した結果ホーランドアメリカラインのこのクルーズを見つけました。
申し込みしたのは出航の約1ヶ月前です。
Webで見つけたホーランドアメリカラインの代理店に手配をお願いしました。
ベランダ付きで一番安い部屋を希望したところ、ギャランティのカテゴリーVHはスペシャルキャンペーンの適用ということなので、その内容で申し込みました。
キャンペーンの条件は
- 24時間以内全額支払い
- 払い戻し不可100%取消料
ギャランティ確保なので、この時点では部屋番号は確定しません。
出港の約1週間前に部屋番号が決まり、申し込み時のカテゴリーより少しだけアップグレード(VH→VF)されていました。
- 申し込み時の客室: ベランダ付き、カテゴリーVH
- 乗船時の客室: ベランダ付き、カテゴリーVF
もっとアップグレードされるかなと思っていたのですが、カテゴリが2つ上がっただけでした。
利用した航空会社
- 全日空(ANA): 成田⇨デュッセルドルフ、デュッセルドルフ⇨成田
- スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines:SAS): デュッセルドルフ⇨コペンハーゲン、コペンハーゲン⇨デュッセルドルフ
私たちは昔からANAが大好き。
でもANAはコペンハーゲンまでの直行便がないため、デュッセルドルフ経由としました。
ですが、コペンハーゲンへの直行便を飛ばしている航空会社(SAS:スカンジナビア航空)もあるので、やはり乗り継ぎの手間を考えたら直行便の方がよかったかも。
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いろいろな飛行機会社の価格を比較できるので、お得な航空券を見つけることができますよ。私も旅行前にはチェックしています。
コペンハーゲン行きの航空券を探してみる
利用したホテル
- ホテル ネプチューン(HOTEL NEPTUN)
- コペンハーゲン プラザ(Copenhagen Plaza)
クルーズの前にホテル ネプチューンに2泊、クルーズ下船後にコペンハーゲン プラザに1泊しました。
ホテル ネプチューンはコペンハーゲンの人気観光地ニューハウンの裏手にあります。
また、人魚姫の像やアメリエンボー宮殿も徒歩圏内なので、観光に便利なホテルです。
コペンハーゲン プラザはコペンハーゲン中央駅の隣にある老舗ホテルです。
老舗ということだけあって、部屋や設備などはちょっと古臭さを感じますが、徒歩圏内にはチボリ公園やストロイエがあり、コペンハーゲン プラザも立地の良いホテルです。
コペンハーゲン プラザの詳しい内容については次の記事をご覧ください。
コペンハーゲンプラザ(Copenhagen Plaza)|コペンハーゲン中央駅に隣接した観光に便利なホテル
北欧バルト海クルーズ旅行記
【1日目】ANAビジネスでデュッセルドルフ経由コペンハーゲンへ
2015年8月24日(月)
東京では連日猛暑日を更新したこの夏。
そんな暑い日本を脱出し、涼しさを求め、北欧・バルト海クルーズへ!
まずは船が出港するコペンハーゲン(デンマーク)まで向かいます。
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我が家は昔から全日空好き。
でもANAではコペンハーゲンまでの直行便が無いため、ANAビジネスクラスでデュッセルドルフ(ドイツ)まで行き、そこからは同じスターアライアンスのスカンジナビア航空(SAS)に乗り換えて行くことになります。
本日の搭乗予定機 Boeing 787-8(JA827A)のビジネスクラスのシート配列は少々変則的。
奇数列は 1-2-1, 偶数列は 1-1-1 と言うパターンなのです。
今回偶数列を予約したので、私は通路を挟んで中央列をひとり占め。
両側にテーブルがある贅沢な席!
個室感が強くて、とても快適でした。
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ANAビジネスクラスでの一食目のメイン料理。
(でも船の中で食べた料理の方が美味しかったような。。。)
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窓にはシェード(日よけ)がなく、そのかわり電子カーテンが採用されています。
機内の照明も赤や青、オレンジなど、昼間や夜の時間帯に合わせた色になっています。
それになんといっても驚いたのは、トイレにも窓があること!
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約12時間の飛行の後、デュッセルドルフに到着。
デュッセルドルフからはスカンジナビア航空(SAS)でコペンハーゲンに向かいます。
今回、このデュッセルドルフーコペンハーゲン間のチケットもANAで購入しました。
そのためかSAS Plusというちょっと広めの席でした。
そのため、わずか1時間程度のフライトなのに 簡単な食事 もでました。
ホテル到着は21:30。
自宅を出てから約25時間かかりました。
さすがにぐったりです。ヨーロッパも遠いな~。
【2日目】歩いてまわるコペンハーゲン観光
2015年8月25日(火)
船が出港するのは明日。
今日はコペンハーゲンを観光します!
でもコペンハーゲンに限らず、他の寄港地でも石畳が多く、これが結構足にきました。。。
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まずはアンデルセン童話「人魚姫」をモチーフにした人魚姫の像へ。
ホテルから歩いて30分くらいです。
世界3大ガッカリの一つと言われていますが、周囲には写真を撮ろうとする観光客の人だかりができていました。
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アマリエンボー宮殿です。
毎日正午には伝統的な衛兵の交代式があるというので、ぜひ12時に合わせて来てみてくださいね。
交代式自体は40分くらいかかるので、最後まで見ていると結構長いですよ。
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今回泊まったホテルからニューハウンまでは徒歩で数分です。
運河に沿ってカラフルな建物が並ぶニューハウンは、レストランやカフェなどが軒を連ねています。
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夕方はストロイエへ。
高級ブランドやデパート、レストラン、カフェなどが並ぶ歩行者天国です。
多くの人でにぎわっていました。
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夕飯はニューハウンにある「HYTTEFADET」というお店です。
メニューには、英語も表記されていました。
これは旦那が食べたサンドウィッチ。
てんこ盛りのポテトが添えられています。
私はスモークサーモンを食べたのですが、2人合わせて(ジュースも含めて)384DKK。
日本円にして¥6,500くらいです。
うーん、デンマークは物価が高いなあ。
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今回2泊したホテル ネプチューン(HOTEL NEPTUN)。
まず驚いたのは、入り口に階段があること!
特大のスーツケースを持ち上げるのが大変でした。
さらに廊下に段差があり、おまけに狭く、さらに斜めっているような。。。
かなり古さを感じさせるホテルでした。
【3日目】ユーロダムに乗船〜バルト海クルーズの始まり!
2015年8月26日(水)
いよいよユーロダムに乗船です。
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ホテルでタクシーを呼んでもらい、クルーズターミナルまで移動します。
タクシーで20分くらい、174DKKでした。
わかりやすいクルーズターミナルですが、周囲にコンビニなどのお店はいっさいありません。
乗船開始まで、体育館のようなターミナル内でじっと待っていました。
夕方、ユーロダムはコペンハーゲンを出港。
出航パーティーがあるということでしたのでデッキに行ってみましたが、アルコールを売っているくらいで特にパーティーという感じがしなかったので、離れ行くコペンハーゲンの町を見た後、早々にキャビンに戻りました。
【4日目】キールのホットドッグは美味しかった!
2015年8月27日(木)
最初の寄港地はドイツ北部にあるキール。
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この旅で初めて知ったキール。
隣町には潜水艦Uボート(ドイツ海軍の聖水間)や資料館があるそうですが、私たちは港周辺を散策することに。
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キールでは最も古く1242年に建てられた聖ニコラス (Nikolaikirche) 教会。
ターミナルから歩いて10分くらいの場所にあります。
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ちょうどパイプオルガンの演奏があるというので、中に入ってみました。
(ついでにトイレもお借りしました)
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教会を出て、ドイツで最も長い商店街のホルステン通り(HolstenstraBe)を歩きます。
レストランやスーパー、カフェ、その他いろいろなお店が並んでいます。
現地のスーパーを見てみるのも楽しいですよね。
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通りにはホットドッグを売っている屋台がいくも出ています。
ソーセージが大きくてプリプリ!!
これで2ユーロは安いよね。さすがドイツ!
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キールを出港後、船からUボートを見ることができました。
望遠レンズで撮っているのでかなり距離があると思いますが、とりあえず見ることができたので、良しとします。笑
【6日目】中世の面影残るタリンの町歩き
2015年8月29日(土)
乗船3日目はエストニア共和国の首都タリンに寄港します。
タリンは中世の雰囲気がそのまま残る街で、世界遺産にも登録されている一方、IT先進国でもあります。
「バルト海のシリコンバレー」とも呼ばれているそうです。
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タリンの旧市街は見所がたくさん!
今日は旧市街の観光名所を徒歩で巡ります。
港の観光案内所で地図をもらい、さあ出発!
(でも旧市街の観光案内所の地図の方がわかりやすかったです。おまけに日本語版もありました)
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まずは城壁の北門にあたるスール・ランナ門(Suur Rannavärav)へ。
タリン港からは徒歩10分くらいです。
スール・ランナ門に併設されている丸い建物は「太っちょマルガレータ」と呼ばれている砲塔です。
かつて牢獄として使われていた頃に、囚人の世話をしていた太った女将さんの名前が由来だそうです。
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さらに10分ほど歩くと、旧市街の中心にあるラエコヤ広場にでます。
広場の周囲にはタリン旧市庁舎やレストラン、カフェなどが並んでいます。
今日はお天気が良いので、テラス席が大人気!
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高い尖塔が特徴の聖ニコラス教会(St. Nicholas’ Church)。
拝観料は5ユーロです。
タリンを代表する博物館としても知られる聖ニコラス教会には貴重な展示物も多く、17世紀のプレートや食器なども展示されていました。
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次は親方の広場へ。
親方の広場には、工芸職人たちの作業場があり、手作り工芸品のお店や、チョコレート菓子を食べられるカフェや、ゲストハウスがあります。
ここでは、有名なチョコレートカフェのピエール・ショコラティエ(Pierre Chocolaterie)の チョコレートドリンク を。
チョコレートが濃くて、とても美味しかったです。^^
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ギャラリーや工房が並ぶ カタリーナ通り を通ってセーターの壁へ。
城壁に沿って色とりどりのセーターを販売しているお店が並んでいます。
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セーターの壁近くにある入り口からタリン城壁に上ります。
螺旋階段は狭く、また途中急な場所もありますが、城壁の上からは旧市街を一望できるのです。
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最後に旧市街の入り口ヴィル門にやってきました。
このヴィル通りを進むとラエコヤ広場に戻れますが、歩き疲れた私たちはここからタクシーで船に帰りました。
船まではタクシーで10分程度(10ユーロ)。
タリンは見所がたくさんあり、1日では足りません。
また訪れてみたい国の一つになりました。
【7日目】サンクトペテルブルクへ寄港〜エカテリーナ宮殿へ
2015年8月30日(日)
今日は、このクルーズで一番楽しみにしていたサンクトペテルブルクに寄港します。
個人でロシアに入国するためにはビザが必要です。
クルーズを決めたのが遅かったこともあり、私たちはビザ不要の船のエクスカーションでロシア観光をすることに。
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参加するエクスカーションは、エカテリーナ宮殿観光です。
エカテリーナ宮殿まではバスで移動します。
バスの中からサンクトペテルブルクの町を見学します。
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バスから見た「トロイツキー大聖堂」。
星が輝く青いドームと白い壁が美しい教会ですね。
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港からバスで約1時間、エカテリーナ宮殿に到着。
1724年ピョートル大帝の妃エカテリーナ1世のために建設されたエカテリーナ宮殿は、夏の期間を過ごしたことから「夏の宮殿」とも呼ばれています。
とにかく観光客が絶えないほどの超人気スポットで、チケットを買うだけでも行列ができると聞いていたのですが、今回はエクスカーションということもあってか、まったく待つことなく入場できました。
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室内も煌びやかな装飾など目も眩むような内装。
装飾や備品に至るまで何もかもが絢爛豪華です。
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こんな豪華な食卓でどんな料理を食べていたのでしょう。
想像がつきません。
エカテリーナ宮殿で有名な「琥珀の間」は、世界で唯一、内装がすべて琥珀でできた部屋です。
撮影が許可されていないので写真はありませんが、琥珀の間に入った瞬間、あまりの美しさに全身に鳥肌が立つほど。
第2次世界大戦中、ドイツ軍によって持ち去られてしまいましたが、その後修復がなされ、2003年に復元されました。
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1時間30分で、エカテリーナ宮殿の見学は終了。
本当は庭園も見たかったのですが、このエクスカーションには庭園見学は含まれていませんでした。残念!
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エカテリーナ宮殿を後にバスで船へ戻ります。
途中でお約束のツアー会社提携先(?)のお土産物屋に寄ります。
せっかくの記念なので、ロシアっぽい小物を買いました。
【8日目】サンクトペテルブルク2日目は船内で過ごす
2015年8月31日(月)
昨夜はサンクトペテルブルクに停泊したユーロダム。
今日も夕方に出港するまで、サンクトペテルブルク観光ができます。
でもビザを持っていない私たちは自由に船外にでることはできません。エクスカーションも入れていないので、今日は船内で楽しみます。
【9日目】ヘルシンキおすすめ観光地を歩いて巡る
2015年9月1日(火)
クルーズ7日目はフィンランドの首都ヘルシンキに寄港。
エクスカーションは申し込んでいないので、自力で観光します。
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シャトルバスでヘルシンキの中心まで向かいます。
バスは€10で、15分程度で市内の広場( Kasar-mitori)に到着。
そこからエスプラナーディ公園(Esplanade Park)を歩きます。
エスプラナーディ公園の両側には緑が続いており、その外側の道路沿いには北欧グッズで有名なアルテック、イッタラ、マリメッコなどのショップが軒を連ねています。
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エスプラナーディ公園から歩くこと約30分、テンペリオ・ウキオ教会(Temppeliaukio Church)に到着。
天然の岩をくり抜いて造られたこの教会は、岩の教会(The Rock Church )とも呼ばれており、岩肌がむき出しになった内部は圧巻です。
ちょうど音楽隊の演奏が始まったのですが、音色が岩に響いて感動的でした。
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次に向かったのは、奇妙な形をしたこの建物、カンピ礼拝堂(Kamippi Chapel)です。
ショッピングセンターやオフィスなどが並ぶにぎやかな地区にあるカンピ礼拝堂。
外部の騒がしさとは対照的に、礼拝堂内には静寂が広がっています。
とても厳かな気持ちになります。
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壁も椅子もすべて木造でできています。
私たちが訪問した時には内部の写真撮影が可能でしたが、現在は静寂を守るため撮影は禁止されています。
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再びエスプラナーディ公園方面に戻ります。
途中、ヘルシンキ中央駅の前を通りました。
正面のアーチ型、両側の4体のランプを持った石像が特徴的な駅舎です。
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エスプラナーディ公園沿いにある北欧食器のイッタラ(Iittala)。
シンプルだけど高いデザイン性と機能性を持つ北欧を代表するブランドですね。
買って帰りたかったのですが、万が一割れてしまったら泣くに泣けないので、ここはガマン!
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次に訪れたのはヘルシンキ大聖堂(The Helsinki Cathedral)。
ヘルシンキといえば、この大聖堂を思い浮かべるほど、ヘルシンキのシンボルですよね。
ヘルシンキ大聖堂に続く大階段の上からは、ヘルシンキの街並みを一望できますよ。
この階段に座り休憩するのが、お決まりらしいで、私たちも一休みしました。^^
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最後にマーケット広場(Market Square)へ。
海沿いにある屋外市場で、フルーツや野菜などを売る屋台や、
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シーフードなどが食べれる屋台などが並んでいます。
サーモンが美味しそう!
ヘルシンキは町がコンパクトで、観光名所が集中しているので、徒歩で巡ることができます。
観光スポットをまわるだけではなく、美しい街並みや建物などを多いので、街歩きをしているだけでも十分に楽しめそうですね。
【10日目】雨のストックホルムはバスが一番!
2015年9月2日(水)
クルーズ8日目はスウェーデンのストックホルムに寄港します。
ストックホルムもオーバーナイトで、出港は明日の夕方です。
2日間もあればストックホルムを満喫できる!
と思ったら、今朝は雨。
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小降りになってきたところで、ホップオン ホップオフバスでストックホルム観光に出かけます。
停留所はクルーズターミナルのすぐ目の前。
乗車券は車内で購入できました。
料金は、大人280SEK(当時)。夫婦2人で560SEK(約¥9,581)と少々高いです。
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ホップオンホップオフなので、乗り降りは自由なのです。
ですが雨が降っているので、私たちは途中の停留所では降りず、そのままストックホルムを一周し、クルーズターミナルまで戻ってきました。
ストックホルムの町全体の様子や雰囲気がわかって楽しかったですよ。
【11日目】ストックホルムの美しい旧市街ガムラスタンへ
2015年9月3日(木)
ストックホルム2日目は昨日と打って変わって晴天!
今日もホップオン ホップオフバスでストックホルム観光に向かいます。
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昨日購入したホップオン ホップオフバスのチケットは有効期限が24時間なので、今日の午後まで乗車できるわけです。
バスは市内を巡った後に王宮などがある旧市街(ガムラスタン)へ。
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バスを降りてガムラスタンを散策します。
中世の街並みが残るガムラスタンは、王宮や国会議事堂など歴史的な建物が多く残っているエリアです。
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雰囲気のある細い路地が続くガムラスタン。
その中でも有名なのがモーテン・トローツィグ・グレン( Marten Trotzigrand ) と言い、その幅は僅か90cm!!
確かに両手を伸ばすと手が届きます。
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のんびりと歩いていたいところですが、ホップオン ホップオフバスの有効時間が切れてしまうので、残念ながら船に帰ります。
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ユーロダムはストックホルムを出港。
ストックホルムは内海にあるため、バルト海に戻るために入り組んだフィヨルドを船は進んでいきます。
途中、サマーコテージと思われる建物が立ち並ぶ島々の景色を眺めながらのんびりと過ごします。
【13日目】ドイツの小さな港町ヴァルネミュンデへ
2015年9月5日(土)
最後の寄港地ドイツのヴァルネミュンデに寄港します。
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人口約8,000人の小さな町ヴァルネミュンデは、海沿いのリゾート地です。
ですが、長きにわたり漁業が町の中心産業だっため、古い港町の面影も残っています。
3km以上におよぶ砂浜はドイツのバルト海沿岸で最長と言われています。
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ヴァルネミュンデでの人気のエクスカーションは、ベルリン観光です。
ただし電車で片道3時間(往復6時間!)もかかるので、私たちはパス!
またヴァルネミュンデより大きい隣町のロストックを観光する人たちもいます。
でも私たちはヴァルネミュンデの港近くを散策することに。
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港からすぐ近くの場所にヴァルネミュンデの駅があります。
ここからロストックやベルリンに行くわけですね。
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町の中心部にたつヴァルネミュンデ教会(Church of Warnemunde)。
1872年に建立された古い教会です。
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運河沿いには、サンドウィッチやフルーツやシーフードなどを売ってる屋台が軒を連ねています。
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その中で目を引いたのが、穴子?うなぎ?の燻製です。
どうやらパンに挟んで食べるらしいです。
勇気のない私たちは奇抜なものは買わず、無難な運河沿いのカフェでお茶をしました。
【15日目】ユーロダム下船〜チボリ公園へ
2015年9月7日(月)
前日にコペンハーゲンに到着したユーロダムはその日はコペンハーゲンに停泊。
市内に観光に出かけるゲストも多くいましたが、私たちは船内にとどまり、最後のクルーズライフを楽しみました。
そしてクルーズ下船の日。
この日はコペンハーゲンに一泊し、翌日に帰国します。
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下船後、タクシーで宿泊するコペンハーゲン プラザに向かいます。
コペンハーゲン プラザは、コペンハーゲン中央駅の隣に立地するとても利便性の良い場所にある1913年開業という老舗ホテルです。
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休憩後、今日の目的であるチボリ公園へ。
コペンハーゲン プラザからは通りを挟んですぐの場所にあります。
とりあえず入園だけのチケットを購入(大人 99DKK)。
この時の為替レートで¥2,000くらいです。物価の高い北欧にしては、まあまあ?
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チボリ公園は老若男女が楽しめるテーマパークで、メリーゴーランドや観覧車などの子供も楽しめるものから、絶叫系アトラクションもあります。
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絶叫系アトラクションの筆頭はこのVertigo。
飛行機の形をした乗物が横に回転しながら、さらに前方向にも回転するというアトラクションです。
絶叫系が大好きな旦那も、これには乗りたくない!と言っていたくらい。
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夜のチボリ公園もライトアップされていてキレイですよ。
【16日目】ANAビジネスで成田へ
2015年9月8日(火)
日本へ帰国の日。
往路と同じく、デュッセルドルフを経由してANAで成田に帰ります。
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復路のANAもビジネスクラスのため、コペンハーゲン空港のSASビジネスラウンジを利用できます。
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ラウンジ内はとても静かで落ち着いた雰囲気。
特にインテリアがスタイリッシュで、さすが北欧!といった感じ。
でも料理はイマイチ。。。
やはり品揃えや美味しさは成田が一番かな。
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デュッセルドルフからのANA搭乗機(NH210)は、Boeing 787-881(JA822A)。
往路と同じく偶数列を予約したので、私は通路を挟んで中央列で、両側にテーブルがある贅沢な席でした。
2015年9月9日 2:23pm NH210 は NRT RWY16R に着陸。
これで15泊16日の北欧・バルト海クルーズ旅行は終了です。
ユーロダム船内の様子
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魅力的な寄港地が多いバルト海クルーズですが、クルーズの楽しみは寄港地だけではありません。
ユーロダムには派手な船内設備はありませんが、大人がゆったりと静かに過ごせる場所が多くあります。
また何といっても食事が美味しい!
そんなユーロダムの船内をご紹介します。
客室
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こちらが12泊した客室です。
ベランダVHのギャランティーとして申し込んだのですが、実際にはデッキ4、VFの部屋でした。
ツインにもできるダブルサイズのベッドが一つ。
さらにソファーとデスク、写真の手前にはクローゼット、シャワーブースとトイレがあります。
船内施設
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デッキ11の展望ラウンジ。
船首部分にあるので大海原を一望できるお気に入りの場所です。
カフェも併設されており、コーヒーを飲みながら雑誌や書籍、ボードゲームなどを楽しむことができます。
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タマリンドの前にあるシルク・デン(Silk Den)というバー。
日中はゲストの姿も少なく、とても静か。
さらにカーテンを閉めれば、個室のようにもなるスペースもあります。
静かに過ごしたい時にはピッタリの場所です。
クルーズ中に、このようなお気に入りの場所を見つけるのも良いですね。
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船の上にはバスケットコートやテニスコートなどもあり、ボールやラケットなども自由に利用することができます。
ユーロダムのレストラン・食事
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クルーズを通して、全体的にホーランドアメリカラインの食事は美味しかったです。
食事が美味しいと旅も一段と楽しくなりますよね!
ビュッフェレストラン リド(Lido)
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リドは、早朝から深夜まで食事を提供しているビュッフェレストランです。
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朝食時がとれるレストランは、ビュッフェレストランとメインダイニングの2箇所ありますが、気軽なビュッフェに行くことが多いですね。
朝食によく食べていたのは、好みの具材を入れて焼いてもらうオムレツ。
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パンケーキやエッグベネディクト、フレンチトーストなどもよく食べていました。
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ランチには、朝食にはなかった炒飯や野菜炒めなどのアジアチックな料理もあります。
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クルーズ中に不足しがちな野菜はサラダで補います。
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もちろんデザートも多くの種類が用意されています。
小ぶりなので、2〜3個いけちゃいますよ。
メインダイニング レンブラント(Rembrandt)
メインダイニングのレンブラントでは、朝食とディナーをいただくことができます。
ホーランドアメリカラインのディナーは、時間をあらかじめ決めておくこともできるし、また時間を決めずに好きなタイミングでダイニングルームへ行くこともできます
ある日のディナーの料理をご紹介します。
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これは、ストックホルムに寄港した日のディナーです。
スウェーデンにちなんだ料理が提供されました。
イタリアンレストラン カナレット(Canaletto)
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有料のイタリアンレストランのカナレット(Canaletto)。
カナレットは、リドの一角にあり、昼間は誰でも自由にテーブルを使うことができます。ただ夜になると一部が仕切られ、カナレットに早変り。
カバーチャージは $10 と低価格!!
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料理は、「Small Plates」「Pasta」「Large Plates」「Desserts」から選びます。
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有料レストランといえど、カナレットは堅苦しくありません。
お料理も美味しく安いので、お気に入りのレストランです。
高級フレンチレストラン ル・シルク(Le Cirque)
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ル・シルクは、ニューヨークにある高級フレンチレストランです。
今回のクルーズ中に1度だけ、ステーキレストランの ピナクルグリル(Pinnacle Grill)で、ル・シルクのメニューを楽しむことができました。
(ル・シルクは現在は提供していません)
ル・シルクに来たら必ず食べたいのがシャトーブリアン(Chateaubriand)です。
究極の赤身をステーキでいただきます!
いや〜、幸せ!
ステーキハウス ピナクルグリル(Pinnacle Grill)
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ピナクルグリル(Pinnacle Grill)は有料のステーキハウス。
ステーキハウスですが、サーモンやアラスカ キングクラブなどのシーフードも美味しいですよ。
アジアンレストラン タマリンド(Tamarind)
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アジアンレストランのタマリンド(Tamarind)。
ディナーは有料なのですが、何とランチは追加料金無しでいただけるのです。
ただし乗船前に予約することはできず、船に乗ってから予約しました。
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デザート以外のスープ、サラダ、点心、炒飯はすべて決まった料理が提供されます。
いずれも美味しいお料理ばかりでした。
これらが無料とは本当にお得ですよね。
ただし現在はタマリンドのランチは提供していません。また復活してほしいものです。
アフタヌーンティー
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ユーロダムでは毎日アフタヌーンティーが行われているのですが、クルーズ中に1回だけ特別なインドネシアン ティーがありました。
珍しいインドネシアのお茶と、サンドウィッチやデザートをいただきました。
船内イベント
ガーラ(フォーマル)
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今回の14泊15日クルーズでは、ガーラ(フォーマル)は2回ありました。
フォーマル度は高くなく、周囲を見ても女性でロングドレスを着ている人はごくわずか。
私は持参した黒のカクテルドレスはやめて、紺のノースリーブのワンピース。
旦那は当初の予定通り、フォーマルのスーツ(いわゆる冠婚葬祭で着るスーツ)です。
乗船する船、また同じ客船であっても季節や海域によってフォーマルのレベルが変わってくるので、どのような服装にするかは本当に悩みます。
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ガーラのディナーでは、普段よりちょっと高級なお料理が提供されます。
この日はメインは大好きなサーフ アンド ターフ。
ステーキとロブスターの贅沢な組み合わせです。
ドイツ・ビール・フェスタ(German Bierfest)
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ドイツのバルネミュンデに寄港した日にデッキで行われたドイツ・ビール・フェスタ(German Bierfest)。
ドイツソーセージを始め、子豚の丸焼きや、紫キャベツの蒸し煮などの温かい料理やデザートなど、美味しそうな料理が並んでいます。
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そしていろいろな銘柄のドイツビールも!
インドネシア クルーショー
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乗船中に開催されたユーロダムのインドネシア クルーによるショー。
始めて見るインドネシア民族舞踊などとても興味深いのですが、中には学芸会並(?)のできだったり、笑える場面もあったりして。
最後はゲストも参加しての大合唱。
仲良くなったクルーも民族楽器を演奏しながら熱唱していました。
その他の船内イベント
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終日洋上日はもちろん、寄港する日にも船内イベントは行われています。
写真はケーキ デコレーティングというクッキングショー。
参加ゲストが少ないせいか、シェフが作るすぐ目の前で見学できました。
それにしても器用に作ること。食べるのがもったいないですね。
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またキッチンを見学できるツアーも行われています。
バックヤードを見れるのは楽しいですね。