この記事は、ホーランドアメリカラインの「ウエステルダムで日本・台湾・韓国を巡るクルーズ旅行記 〜旅行記編〜 」として、14泊15日で巡った各寄港地の様子をお届けします。
「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」の概要や、船内の様子などは、1回目(準備・概要編)/3回目(船内紹介編)をご覧ください。
- 1回目:準備・概要編
- 2回目:旅行記編 ← この記事です
- 3回目:船内紹介編
ぜひ皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
ウエステルダムで行く日本発着クルーズ旅行記
ウエステルダムで行く日本発着クルーズ概要
- 日程
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2019年3月31日(日)〜 4月14日(日)14泊15日
- 航路
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横浜(乗船) → 終日航海 → 神戸(オーバーナイト) → 終日航海 → 那覇 → 石垣島 → 花蓮(台湾) → 基隆(台湾) → 終日航海 → 済州島(韓国) → 長崎 → 鹿児島 → 終日航海 → 横浜(下船)
- 乗船した船
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ウエステルダム(ホーランドアメリカライン)
【1日目】横浜大桟橋からウエステルダムに乗船!日本発着クルーズの始まり
2019年3月31日(日)
どんよりとした天気の中、いよいよ2週間の日本発着クルーズが始まります!
まずは船が出港する横浜・大桟橋まで向かいます。
フライ&クルーズのように飛行機を使わなくても海外に行ける外国船の日本発着クルーズは本当にラクですね!
最近ロングフライトが身体にこたえる年齢になってきたのか、この日本発着クルーズは我が家のお気に入りになりました。
とはいえ、特大スーツケースを2個抱えて大桟橋まで行くのはそれなりに大変です・・・。
横浜・大桟橋へのアクセス方法については次の記事で解説しています
大桟橋・横浜港大さん橋国際客船ターミナルへのアクセス方法
乗船してすぐに部屋に入れました。
今回の客室はベランダ付き。
ツインのベッドにテーブルとソファーあり、おそらく平均的なベランダタイプの作りだと思います。
ウエステルダムの客室を詳しく紹介した記事はこちら
ウエステルダムの客室(キャビン)紹介|ホーランドアメリカライン客船ツアー
姉妹船であるザイデルダムには2回乗船したことがありますが、このウエステルダムは初めて。
そのため初日は船内を散策してみます。
まずはスパでサーマルスイート(Thermal Suite)とハイドロプール(Hydropool)が利用できるカップルパスを購入。
このカップルパスはクルーズ中に何度もサーマルスイートとハイドロプールが利用できるお得なパスなのですが、乗船初日しか販売していないのです。
スパを始め船内の施設については、やはりザイデルダムとほぼ同じでした。
ウエステルダムの船内施設を詳しく紹介した記事はこちら
ウエステルダム(Westerdam)の船内紹介|ホーランドアメリカライン客船ツアー
【3日目】手軽な神戸観光地巡り
2019年4月2日(火)
クルーズ2日目は終日洋上、そして3日目はこのクルーズ最初の寄港地 神戸に入港します。
3月31日に横浜を出港し、丸一日かけて神戸に到着というわけです。
なお今夜は神戸に停泊するので、ゆっくりと観光することができます。
8時、予定通り神戸港に到着。
着岸したのは新港第4突堤Q1/Q2バース(神戸ポートターミナル)です。
ウェステルダムは神戸港へは初入港だそうですが、入港の際には歓迎イベントなどはありませんでした。
なお下船時にはパスポートチェックがありました。
横浜から来た日本人なのにパスポートを検査されるなんて、ちょっと不思議な感じですね。
そう、下船時にはパスポートを持参しなくてはいけないので注意。
神戸ポートターミナルに直結しているポートライナーで三宮に向かいます。
三宮まではわずか2駅という神戸の港はとても便利な場所にありますね。
まずは、今日の最初の予定シティーループバス(CITY LOOP)に乗ります。
シティーループバスは、神戸市の三宮、北野異人館、新神戸駅、元町、南京町、旧居留地、メリケンパーク、ポートタワー、ハーバーランドなど17ヶ所の観光スポットを1周約65分で巡るバスです。
平日は15〜20分くらいの間隔で運行しており、1回の乗車は¥260(大人)で、乗り降り自由な1日乗車券もあります。
SUICAが使えるので、関東の人にも嬉しい!
三宮駅前にある「地下鉄三宮駅前(南行き)」バス停から乗車します。
シティーループ バスは、元町を通り、メリケンパーク方面へ向かいます。
その後メリケンパーク → 中突堤(ポートタワー前)→ かもめりあ → ハーバーランド(モザイク前)とシーサイドエリアを走ります。
シーサイドエリアを巡ったのち、元町 → 南京町 → 旧居留地 を通り、シティーループ バスは再び三宮駅に戻ります。
三宮駅に戻った後は下車せずそのまま乗り続け、今度は神戸の北側へ向かいます。
北野工房のまち → 北野坂 → 北野異人館 → 神戸布引ハーブ園/ロープウェイ → 新神戸駅 をまわり、再び三宮駅へ。
ここまで乗車して一周したことになります。
時間にして1時間強といったところでしょうか。
手軽に、そして安く神戸の観光地巡りができました。(車窓見学だけですが)
これがシティーループ バスの路線図です。
一日乗車券を購入して、途中の観光地で下車することもできます。
が今回は、初めての神戸観光をする旦那のためにまずは神戸を1周してみました。
ランチはお手頃価格でステーキランチが食べられるというステーキランド神戸館です。
三宮駅の近くにあります。
オープンしてすぐに入ったのですが、ほとんどが外国の方や観光客と思われる方々で、既にほぼ満席のようでした。
テレビでも紹介されたということで、私たちが食べ終わった頃には、入口には行列ができていました。
このようなお値段でステーキが食べることができ、また目の前で焼いてくれるというパフォーマンスもあり、観光客向けのお店なのでしょうね。
観光客の私たちには大満足でした。
神戸市中央区北長狭通1-9-17 三宮興業ビル6F
ポートライナー三宮駅から徒歩約6分
11:00 ~ 14:00 17:00 ~ 22:00(ラストオーダー:21:00)
ランチ後は、再び三宮駅からシティループ(CITY LOOP)バスに乗車し、神戸の北側へ向かいます。
ちなみに三宮駅のシティーループバスのバス停は2ヶ所あります。
- 異人館などの北側へ行く場合:「三宮センター街東口(北の異人館・新神戸方面)」7番バス停
- ハーバーランドなどのシーサイド側へ行く場合:「地下鉄三宮駅(南行き)」13番バス停
私たちは7番バス停から乗車し、三宮駅 →北野工房のまち → 北野坂 を通り、 北野異人館で下車。
そう、女子の好きな異人館巡りをするのです!
明治時代の開港以降、この港が一望できる山の手の高台に外国人のための住宅として建築された異人館は、明治時代から昭和初期にかけては200棟近くあったらしいですが、現在残っているのは16棟です。
高台にあるため坂を登らなくてはならず、これが結構きつかったです。^^
旦那はその疲れが出たのか、さらに異人館に興味もなさそうで、結局いくつかの建物を外から見るだけ。
これで1日目の神戸観光は終了です。
【4日目】震災の記憶と南京町での食べ歩き
2019年4月3日(水)
昨日に続き、本日も神戸です。
出航は4時30分なので、それまで神戸観光を楽しみましょう!
まずはポートライナーで隣駅の貿易センター駅へ。
そこからフラワーロードに歩いて向かいます。
フラワーロードは、新神戸駅から三宮を経て神戸税関前までの約2,200mの道路で、隣接している東遊園地公園と併せて都市景観形成地域に指定されています。
平成7年1月17日午前5時46分に起きた兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)により、この道路も大きな被害を受けたそうです。
もちろん今では全線で復旧してきれいな道となっていますが、歩道には今も当時の被害のままに残してある箇所がありました。これは当時の被害状況を直接見てもらうための震災メモリーとして残しているのです。
上記は東遊園地内にある阪神・淡路大震災の犠牲者追悼のために設置された「希望の灯り」。
さらに慰霊と復興のモニュメントにも立ち寄りました。
この地下の「瞑想空間」には、震災で亡くなられた方のお名前を刻んだ銘板が掲示されています。
阪神・淡路大震災から20年以上も経ってしまいましたが、ようやく希望の灯り、復興モニュメントを訪れることができました。
次は東遊園地のすぐ隣にある神戸市役所へ。
市役所1号館24階は展望ロビーとなっていて、無料で開放されているのです。
高さ約100mからの眺望を楽しむことができるこの展望ロビーからは、東は六甲アイランドなど、南は東遊園地からポートアイランド、晴れていれば対岸の紀伊半島まで見渡すことができるそうです。
さらに展望ロビーの通路を北側へ移ると、三宮から北野の街並みや六甲山系の山並みまでを眺望できます。
夜になると、神戸市街地の背後にある市章山や錨山、堂徳山に灯る電飾を見ることができそうです。
せっかく神戸に停泊したのだから、昨夜この展望ロビーに来て夜景を見れば良かったと後悔。
なおこの展望ロビーは、平日は8時15分から22時までオープンしています。
次は市役所から歩いて10分ほどにある南京町をめざします。
東西約200m、南北110mの中に100を超える店舗が集まる神戸南京町は、横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大中華街の一つ。
それにしても平日だというのに人が多いこと!
美味しそうなものが多くある中、私たちが選んだのは、豚饅頭で超有名な「老祥記」です。
10分ほど並んで豚饅頭(3個)を購入。
土日や休日は30分以上並ぶこともあるそうなので、10分なんてたいしたこと無いですね。
豚饅頭だけでは物足りないので、他のお店でちょっとピリカラの水餃子とふかひれラーメンをチョイス。
お店の外で注文して、奥にあるテーブルで食べます。
そこそこお腹もいっぱいになったので、南京町のすぐ近くにあるホーランドアメリカラインが用意した無料シャトルバスに乗って、船に戻ります。
これにて2日目の神戸観光は終了。
【6日目】やちむん通りから路地裏へ
2019年4月5日(金)
3日夕方に神戸を出港したウエステルダムは再び終日航海日をはさみ、今日は那覇(沖縄)に寄港します。
那覇ではシャトルバスのサービスがないため、クルーズターミナルからタクシーを使い「やちむん通り」へ向かいます。(所用時間は15分くらい)
やちむんとは、焼き物という意味だそうです。やちむん通り周辺には焼き物屋やカフェ、路地裏には工房、窯元などがあります。
通りを進むと、テレビやWebなどでよく見る光景が!
今回シーサーを買うことをミッションの一つとしていたのでしたが、この黄色い看板のお店でかわいいシーサーを購入しました。
お店の方に少し”おまけ”していただきました。ありがとうございます。^^
通り沿いにあるお店を見ながら歩いていたら、あっという間に終点に着いてしまい、「意外に短いのね」とちょっとビックリ。
実際には400mもないようです。
通りから一本入ったところに雰囲気の良い路地裏を見つけたので入ってみます。
その道沿いに壺屋焼の窯元を発見。
しばらく入り口でウロウロしていたら、中から「見学していいですよ」と声をかけていただいたので、少しだけお邪魔しました。
この工房や、やちむん通りにあるお店を見ていたら、シーサー以外にも食器が欲しくなってしまいました。
でもまだまだ旅は長いので、今回はシーサーだけでがまんすることに。
ランチはやはりやちむん通りから少し入った場所にある沖縄料理の「命果報(ぬちがふぅ)」。
当初ランチは別のお店を考えていたのですが、この素敵なたたずまいを見て、急遽、命果報(ぬちがふぅ)に変更!
門をくぐり、建物に向かうアプローチには南国風の植物が生い茂り、また玄関には 涼しげな鉢 が置かれていました。
靴を脱いで店内に入ります。
命果報の建物は、沖縄初の元ラジオ局として建てられた古民家を利用しているそうです。
金曜日の昼ですが、店内には他にお客さんはいないようでした。
11時から14時まではランチタイムです。
旦那は、「ソーキそばセット」を。
ソーキが入ったおそばに黒米入りご飯のセットです。かなりのボリュームだったようですが、美味しかったので完食。
私は「ゆし豆富セット」。
こちらもおそばとご飯のセットです。
それぞれのお料理についても説明していただいたのですが、忘れてしまいました。。。
隣には国の重要文化財「東ヌ窯」があり、命果報(ぬちがふぅ)の店内からも見ることができます。
東ヌ窯のある新垣家住宅は、江戸時代末期に建てられた壺屋地区に唯一残る陶工の住宅です。
ランチの後は、やちむん通りからすぐ近くにある平和通り商店街を経由して国際通りへ。
そこから再びタクシーで船に戻ります。
【7日目】ミシュラン三つ星の絶景へ
2019年4月6日(土)
クルーズ7日目は、石垣島(沖縄)に寄港します。
石垣島は近年クルーズ船の寄港が増えており、大型客船の受け入れに向けて港湾の整備が進められているそうです。2020年には20万トン級のクルーズ船の着岸も可能になるようです。
でもこの石垣港新港地区旅客船ターミナルの周囲には何もありません。
無料のシャトルが石垣港ターミナルまで出ているので、町に出るにはシャトルバスを利用しなくてはいけませんね。
いろいろな見所がある石垣島ですが、それらを効率良く見て回るには車が必要。
石垣島ではレンタカーで観光するのがポピュラーなようですが、私たちがチョイスしたのは観光タクシーです。
事前に調べたところ、石垣島では観光タクシーを運営している会社は数社あり、その中からメールでのやり取りを通じて1社にお願いしました。
お願いしたのは4時間のコースです。
タクシーは港まで迎えに来てくれました。
まず向かったのはまずは石垣島鍾乳洞です。
客船ターミナルからは車で15分くらいの場所にあります。
石垣島鍾乳洞は、全長3.2km の内、約660mを公開しており、歩くと30分くらいかかるそうです。
今までに行ったことのある鍾乳洞の中はひんやりして涼しかたったのですが、ここはちょっと蒸し暑い。。。
また、ここの鍾乳石は本土の鍾乳石より成長が早いそうです。
一般的に鍾乳石が1mm成長するのに10〜30年かかると言われているそうですが、石垣島鍾乳洞の場合、3年で1mmというハイスピード!
鍾乳洞の中には、いくつかの見所があります。
上記右下の写真はトトロに似ていると話題になった鍾乳石です。似てるかな?
次は石垣島鍾乳洞から車で約15分、「エメラルドの海を見る展望台」。
ここはバンナ公園という標高約230mにある石垣島で一番大きな公園の中にある展望台です。
八重山諸島の島々が一望でき、さらには竹富島や西表島など八重山諸島の島々も見ることができるそうです。
運転手さんの出身だという黒島もうっすら見ることができました。
このエメラルドの海を見る展望台からの夜景もステキだそうです。
次に訪れたのは「石垣やいま村」。
エメラルドの海を見る展望台から車で約10分、石垣島の南西部に広がる名蔵湾を一望する丘の上にある八重山の家並みを再現したテーマパークです。
国の有形文化財に登録された赤瓦の古民家を見ることができたり、他にもリスザル園や水牛がいる小動物園があったり、琉球衣装やシーサー絵付けの体験、三線ショー等のアトラクションも楽しめるそうです。
なお古民家の中に入ることもできます。
今日は日差しがきつく気温も高いので、縁側に座っていると風が通り、とても気持ちよかったです。
「リスザルの森」のリスザルは小柄で人懐っこく、餌をあげるとすぐに近寄ってきて、肩や腕、さらには頭の上にまで登ってきます。
カバンなどを持っていると、そのチャックを開けようとまでするので、要注意!
旦那もリュックを開けられそうになってました。こうなるとちょっと怖い。。。
さらに園内では、名蔵アンパルも見ることができます。
名蔵アンパルは2005年にラムサール条約に登録された干潟とマングローブからなる一帯のことです。
マングローブも見たかったのですが、時間が足りず、残念ながら断念。
初めは見学時間の40分は長いなと思ったのですが、全然足りなかったです。次回来る機会があれば、もっとゆっくりと見て回りたいです。
最後に向かったのは今回の観光で一番行きたかった場所「川平湾」です。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星に格付けされた有名な場所ですよね。
三つ星とは旅行者にとって「わざわざ旅行する価値がある」という意味です。そんなにおススメするって、どのような場所なのか期待も膨らみます!
確かにエメラルドグリーンの海がキレイ。
ボートの船底がガラス張りになっているグラスボートに乗って、海底を見るアクティビティが人気ですよね。
でも残念なことに、昨日大雨が振り、海が濁ってしまったということ。それでも、珊瑚礁やいろいろな魚が泳ぐ姿を見ることができました。
川平湾を約30分周遊した後、クルーズターミナルへ戻ります。
ターミナルへ戻る途中、ユーグレナモールに寄ってくれました。
ユーグレナモールは、2本の通りからなる総延長265m、100店以上がお店が立ち並ぶ商店街です。
2本の通りはアーケードで覆われており、その中心部には石垣市公設市場があります。
船に戻った後に、無料シャトルで市街地まで出た時に「730交差点」にも行ってみました。
石垣港離島ターミナルのすぐ近く、周辺には飲食店や商店も数多くあり人通りを多い場所にある「730交差点」。
730とは、7月30日のことです。
沖縄が本土に復帰して6年後の1978年7月30日に沖縄県下で一斉に交通方法の変更が行なわれ、それまでの沖縄での「車は右側通行」とから「左側通行」となったのを記念してこの「730記念碑」が交差点の側に設置されました。
今回の観光タクシーは4時間コースで、石垣島鍾乳洞 ⇒ エメラルドの海を見る展望台 ⇒ 石垣やいま村 ⇒ 川平湾 を巡りました。
石垣島の南西側をまわったことになります。
車を運転したくない(運転できない)という観光客には、観光タクシーは便利ですね。
他にも3時間/5時間などのコースもあるので、時間や行きたい場所に合わせてチョイスすることもできます。
ちなみに、石垣島ではレンタカーを利用する人が多いそうですが、レンタカーでの事故も増えていると運転手さんが言っていました。旅先での事故ともなると、せっかくの楽しい旅行が台無しになってしまうので、避けたいところですよね。
他にも定期観光バスで石垣島を観光するという方法もあります。
午前(9:30発~14:00着)と午後(14:00発~17:50着)に出発する2つのコースがあり、川平湾にも寄ります。
午前のコースだと出発の9:30に間に合うかどうかわからない(当初テンダーボートで上陸する予定だったので、何時に下船できるかわからなかった)、午後のコースだと船の出港に間に合わない(All Board は18時)、ということで観光バスは諦めたのでした。
でも結局、沖止めではなかったので、利用することはできたかもしれませんね。
【8日目】台湾で念願の小籠包を食べる
2019年4月7日(日)
クルーズ8日目は、花連(台湾)に寄港します。
私たちは船が用意しているエクスカーションは申し込んでいないので、自力で町を観光する予定。
ただしまったく計画をたてていないので、テキトーに街を散策します。
8時。ほぼ予定通りに花連港に到着。
街に出るためには、まずターミナルビルの中で荷物検査を受けます。
パスポートは昨日(石垣島で)回収されているので、今日は入国スタンプが押されたパスポートコピーを持参します。
事前に配布された案内では、台湾の検疫規定は非常に厳しいと書かれていたので、手荷物検査も厳しいのかと思ったのですが、荷物の中まで検査されるということはありませんでした。
ターミナルビルの中にはお店が出ていました。
タピオカティーもありましたよ。
無料のシャトルバスで、市内にあるAzure Hotel (アズールホテル) まで行きます。
朝8時から15時まで運行しており、アズールホテルまでの運行時間は約10分。
特に行く場所を決めていないので、アズールホテルの近くに市場があったので、入ってみました。
洋服が信じられない激安で売られていましたよ!
他にも生鮮食品やお菓子などのお店も。
日曜日のせいか狭い道には多くの人が行き交っています。そしてその人が行き交う中をバイクも入ってくるのでビックリ!
ぼーっとしているとバイクに轢かれちゃいそうです。
次はシャトルバスで来た途中に見つけた「夜市」を目指して進みます。
10分くらい歩いたところで大きな広場の一角にあた「花連鐵道文化園区」に入ってみました。
台湾の鉄道の基礎は、日本統治時代に整備が進められたものと聞いています。そのため日本とは馴染みが深いですよね。
園内は結構広く、蒸気機関車の展示や、倉庫や食堂などに使われた建物などを無料で見学することができます。
建物に入るとすぐに、駅舎を再現した展示がされていました。改札もありますよ。
花連鐵道文化園区 の向かいには目的の「夜市」の大きな門がありました。
東大門夜市には「福町夜市」「大陸各省一條街」「原住民一條街」「自強夜市」の4つのエリアがあり、400店近くのお店が出店する巨大な市場です。
門をくぐってビックリ!
お店が閉まっています!!
夜市だから昼間はやっていないのですね。ガッカリ。
仕方ないので、来た道を戻り、目をつけておいた小籠包のお店へ向かいます。
台湾に行ったらぜひ食べようと思っていた小籠包。
実は初めに行こうと思っていたお店はすごい行列になってしまっていたので、空いていた隣のこのお店へ入ることにしたのです。
お店のおばちゃんが日本語で話しかけてきてくれたということもあります。^^
小籠包を4個を注文して、奥にあるテーブル席で食べます。
肉汁がジュワーという感じではなく、小籠包というより肉まんという感じ。
それに意外に小さかった。^^;
でもショウガが効いた具材は美味しかったです。
相席した子供を連れた家族が食べていた大量の餃子が美味しそうだった。
もっと注文すれば良かったと後悔。
そうそう、このクルーズ中に仲良くなったご夫婦は、隣の行列に並んだとか。時間はあるのだから私たちも並べば良かったかな。
これで花連の散策は終了。
再びAzure Hotel (アズールホテル) 前からシャトルバスに乗り、花連港へ戻ります。
【9日目】九份の絶景茶屋でお茶をいただく
2019年4月8日(月)
クルーズ9日目は、基隆(台湾)に寄港します。
台湾北部に位置する基隆は、昔から商業港・軍港・漁港として栄え、基隆港は高雄港に次ぐ台湾で2番目の貨物取扱量を誇るそうです。
また雨が多いことから、「雨の港」「雨の都」と呼ばれていると聞きました。
お天気が心配!
雨が多い場所と聞いていましたが、雨の気配はまったく無し!
でも昨日の花蓮に劣らず暑くなりそうです。
3月下旬から4月上旬の日本から南下するクルーズは、気温の変化がはげしいので、体調管理が難しいです。
基隆港には東と西の2ヶ所にクルーズターミナルがあり、今回は西沿岸旅客ビルを利用しています。
内部は倉庫のようにガランとしており、観光案内やお土産を売っているデスクがいくつかあるだけでした。
今日は貸し切りのチャーター車をお願いし、九份観光をします。
クルーズターミナルまでの送迎付きで、所用時間は送迎も含めて4時間というチャータープランです。
ドライバーは台湾の方ですが、日本の大学にも留学しており日本語ペラペラです。
なお、九份観光は自分たちだけで観光します。
集合時間が決められおり、その時間になったらドライバーの方にピックアップしてもらい、再びクルーズターミナルまで送ってもらうというプランです。
と言っても初めての九份。
どこを見て良いのかわからない私たちのために、九份の見所を教えてくれました。
約40分のドライブの後、九份に到着。
写真のセブンイレブンの横の道から入ると
小さなお店が並ぶ「基山街」という通りが続きます。
お土産物屋などが並んでいますが、朝早いせいか、シャッターが閉まっているお店も多かったです。
また思ったほど混雑していません。
基山街をそのまま進むと、このように絶景を一望できる場所にでました。
ここは写真スポットのようで、多くの人が写真を撮っていましたよ。
雨の多い九份と聞いていましたが、今日は快晴!遠くの海まで見渡すことができました。
来た道を戻り、交差する「賢崎路」を下っていきます。
この当たりは、古い建物を使った茶館やレストランが両側に並び、ここも絶好の写真スポット?
多くの観光客が立ち止まって写真を撮っています。
道の両側には提灯が並び、夕方になるとこの提灯に灯がともされ、幻想的な世界になるのでしょう。
本当は夕方に来たかったのですが、all aboard が5:30のため無理なのです。
それに提灯が灯る時間は観光客で大混雑するということなので、ゆっくりと見て回れる午前中は意外に良いかもしれません。
そして九份といえばよく見るこの写真の建物にやってきました。
有名な「阿妹茶楼」です。
九份は斜面にある町なので階段の上り下りが結構キツイ・・・。
そんなわけで「阿妹茶楼」で休憩します。
空いているようでテラス席に案内してもらえました。
テラス席からは海・山の絶景を眺めることができます。
あまりにも暑いので、メニューもよく見ないで、冷たいお茶を頼んでしまいました。
冷たいお茶は1種類と言われ、お茶菓子付きで一人300ニュー台湾ドル。
お茶はお変わり自由ということ。
阿妹茶楼でお茶を楽しんだ後は集合場所まで戻り、ドライバーと合流。
車でクルーズターミナルまで戻ります。
今回は、九份での滞在時間は約2時間30分、クルーズターミナルまでの往復送迎を加えて合計で4時間のプランです。
当初はバスで行くことも考えたのですが、台湾に来ること自体が初めてということもあり、安心を考え、このチャーターをお願いしたわけです。
でもバスだったら格安ですけどね。
これで九份観光は終了です。
当初の予定を変更し、クルーズターミナルまでではなく、ランチがとれるような繁華街まで送ってもらうことに。
そこから「基隆廟口夜市」を目指します。
とりあえずどのような物が食べれるのか見てみます。
美味しそうなような、そうでもなさそうな。。。
見ただけではわかりませんが。
せっかく台湾っぽい物を食べようと夜市にきたのに、結局何も食べずに船に戻ることに。
どうも屋台で食べる勇気がないのですよね。
でも旅行が終わって自宅に帰ってからも、この旅行での一番の後悔は、「基隆の夜市で蟹のスープとおこわを食べなかったこと」と旦那は言っています。^^
【11日目】済州島の巨大な市場を歩く
2019年4月10日(水)
クルーズ11日目は、韓国の済州島に寄港します。
韓国の最南端にある済州島は、日本からもとても近い位置にあり、長崎県の五島列島からはわずか180km。
日本からの直行便もあり、成田からは3時間弱で行くことができます。
島にある火山を始め、世界自然遺産に登録されている観光地が多く、自然を満喫できるリゾートといったところでしょうか。
ただ、済州島も船のエクスカーションなどは申し込んでいないので、遠出はせずに町を散策することに。
済州島の国際ターミナル埠頭が見えてきました。
国際ターミナル埠頭は島の北側にあります。
済州島に上陸する場合は、まず入国審査を受けなくてはいけません。
ここ数ヶ月、この国との関係があまり良好だとは思えないニュースを多く目にしていたので、済州島に上陸するのをためらっていたのですが、そんなに何度も来ることは無いだろうと思い、思い切って出かけることに。
まずは船外に出るためのチケットをもらいます。
そこに記載されている番号が呼ばれたら船を出て、クルーズターミナル内にある審査場で入国審査を受けます。
もう多くのゲストは下船してしまったようで、チケットはすぐにもらえ、また入国審査も並ばずにすぐに受けることができました。
審査も特に問題なく、すぐに終了。
済州島でも無料のシャトルバスサービスがありました。
クルーズターミナルから市内の観徳亭(旧済州の中心地エリア)までで、朝は8時30分から運行。
バスを降りた後は、観光案内でもらった済州島の日本語地図を見ながら「東門在来市場」を目指して歩きます。
観徳亭の前の大きな通りをまっすぐ5分程度歩けば良いので、わかりやすいですよ。
東門在来市場はとにかく巨大!
海産物や野菜・果物だけではなく、衣類、雑貨、お土産物などいろいろな種類のお店が並んでいます。
周囲が海ということもあって水産物のお店が多く並んでいますね。
日本でもお馴染みのアワビやトコブシ、カニやエビ、さらには大盛りのお刺身などもあり、見ているだけとテンションが上がります。
お刺身はお店の奥で食べれるようでしたが、旅行中なので生ものはやめておきました。
唐辛子や豚の顔に豚足、それに本場キムチも。
いろいろな種類のものが売られていて、見ているだけでも楽しい!
さらにその場で食べられる屋台フードもあります。
私たちが食べたのは蟹爪コロッケ。
コロッケといっても日本のコロッケとは違いました。中にキムチが入っているものやカレー味などもありました。
ランチは市場近くにある中央地下商店街の中にある韓国料理の食堂です。
店員さんが英語も日本語もわからないようだったのですが、メニューには日本語が書いてあった大助かり!
指をさしながらオーダーします。
でもなかなかテーブルから離れません。
どうやらオーダー時にお金も払うシステムだったようです。
オーダーしたのはマグロチゲ。
(私たちにとっては)激辛!汗をかきながら食べました。
もう一品はのり巻きです。
日本の太巻きのようにいろいろな具材が入っていて、美味しかった!
【12日目】長崎ランチは「ちゃんぽん」ではない
2019年4月11日(木)
クルーズ12日目は日本に戻り、長崎に寄港します。
長崎湾を進むウエステルダム。
湾の両側に見えるのは造船に関係する施設が見えてきました。
その中のひとつ、三菱のマークの入った建物が三菱重工長崎造船所です。
長崎造船所は、1857年(安政4年)に日本初の本格的洋式工場「徳川幕府 長崎鎔鉄所」として建設されたそうです。
プリンセス・クルーズのダイヤモンド・プリンセスやサファイヤ・プリンセスが建造されたのが長崎造船所です。クルーズファンとしてはお馴染みの場所ですよね。
上記の写真はジャイアント・カンチレバークレーンです。
ジャイアント・カンチレバークレーンは日本で初めて建設された電動クレーンで、1909年竣工なので既に100年以上たっていますが、いまだに稼働しています。
三菱重工 長崎造船所には史料館があり、完全予約制ですが、個人でも見学することができます。
日本最古の工作機械など貴重な記念物が展示されおり、興味があったのですが、今回は長崎滞在時間が短いので次の機会ということに。
ちなみに所用時間は、長崎駅前からのシャトルバスに乗り史料館までの往復40分と見学時間約50分の合計90分程度だです。
今回ウェステルダムが接岸したのは「長崎港松が枝国際観光埠頭」です。
長崎港には、五島列島などとを結ぶフェリーや高速船が発着する旅客ターミナルと、クルーズ船が利用する松が枝国際観光埠頭があります。
松が枝国際観光埠頭に停泊したウエステルダムからは、グラバー邸が見えます。
さらにグラバー邸や大浦天主堂なども、松が枝国際観光埠頭から徒歩圏内にあります。
今日は船外に出る/出ないに関わらず、すべてのゲストが入国審査を受けなければいけません。
まずは整理券を入手し、そこに記載されている番号がコールされたら船を出て、ターミナルビル内で入国審査を受けます。
無事に入国審査も終了し、いざ長崎へ!
まずは松が枝国際観光埠頭から「大浦海岸通」停留場から市電に乗車します。
松が枝国際観光埠頭からは徒歩で5分弱くらい、とても近いです。
2つ目の「新地中華街」で乗り換え、「赤迫」行きの市電に乗り換え、次の停留所「出島」で降ります。
新地中華街停留所で電車を乗り継ぐ場合、運転士に乗継ぎすることを伝えると、「のりつぎ券」をもらうことができます。そして乗り継いだ電車で「のりつぎ券」を利用することで運賃を支払う必要がなくなるのです。
ちなみに市電の料金は1回¥130 です。(ちょうど10日前の2019年4月1日から料金が¥120から¥130に値上げしたのでした!)
また一日乗車券¥500 というのもあります。
私たちは一日乗車券が必要なほど市電に乗る予定ではなかったので、その都度料金を支払うことに。
出島の停留所の前には、出島和欄商館跡があります。
江戸時代に築造された扇型の形の人工島の出島では、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口としてポルトガルやオランダとの貿易が行われていました。(ということを遥か昔に学校で勉強しましたね)
現在は、当時の建物が復元され、見学することができます。
次は出島和欄商館跡からは徒歩で5分くらいの場所にある新地中華街へ向かいます。
長崎新地中華街には、東西、南北あわせて約250mの十字路に沿って、中華料理店や中国菓子、中国雑貨など約40店舗があります。
でもまだランチには早い時間のためか、多くのお店はまだ開店前でした。
ランチは船内で知り合った長崎在住の方から教えてもらったお店「魚たつ」です。
私たちは長崎では ちゃんぽん を食べる予定だと伝えたら、
『ちゃんぽんはチェーン店の「リ○ガー○ット」が安くて美味しい!』
などと(ショッキングな?)ことを言われ、リ○ガー○ット なら地元にもあるので、この方お勧めの「魚たつ」に変更したのです。
ただ、開店の30分前には行かないとお目当てのものは売り切れてしまうというので、張り切ってやってきたわけです。
30分前に並ばなくては食べれないというのが、上記写真「人気No1 お寿司15貫セット」。
一日10食限定ですが、何と700円です。
見たこともないネタもありましたが、地元の魚を使っているのでしょう。
調べてみると、三方を海で囲まれている長崎県は、対馬海流に乗って多くの魚が回遊し、また東シナ海にはプランクトンが豊富という絶好の環境が整っているそうです。そのため長崎県は漁獲量が日本で2位、獲れる魚の種類は1位という魚が豊富な土地なのです。
ただ鮨飯が少し甘く感じたので、そのことを I 夫妻 に伝えたら、長崎が唯一海外との貿易を行っていた頃、貿易船のバランスをとるための重し代わりに大量に砂糖を詰め込んでいたため、長崎では古くから多めに砂糖を使うということを教えてもらいました。
ランチの次は再び市電に乗り、グラバー園へ向かいます。
「大波止」停留場から乗車し、朝と同じように「新地中華街」で「石橋」行きに乗換えします。
「石橋」停留場から徒歩数分で「グラバースカイロード」に到着。
グラバースカイロードは、日本で初めて「道路」として位置づけられた斜めに動くエレベーターです。
グラバー園へのアクセス方法はいくつかありますが、高台にあるため少しでも楽しようとこのグラバースカイロードに乗ったわけです。^^
グラバースカイロードから垂直エレベーターを乗継ぎ、グラバー園の第二ゲートに到着。
第二ゲートはグラバー園の中でも一番高い場所になるので、あとは園内を下りながら散策ができます。
体力のない私たちにはピッタリのコース!
グラバー園では、外国人の居住が認められていた居留地に建てられたトーマス・グラバーやウィリアム・オルト、ロバート・ウォーカーなどの貿易商たちの邸宅など、幕末から明治期に建てられた洋風住宅9棟などを見学することができます。
有名な「旧グラバー住宅」は文久3(1863)年に建てられ、現存する日本最古の木造洋風建築です。
2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されています。
ところが、私たちが行った時はグラバー邸では、約50年ぶりの大規模改修工事を行っており、内部を見学することはできませんでした。
次はグラバー通りを下ってすぐの場所にある大浦天主堂です。
2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつとなっています。
なお拝観するためには拝観料が必要になります。
そのため(?)、多くの人は建物の前で記念写真を撮るだけのようでした・・・。
次はオランダ坂に向かいます。
当たり前ですが、坂道です。
この上には学校もあり、学生たちはこの道を毎日通学しているのですね。
坂の途中には東山手甲十三番館があり、中は無料で見学できす。
カフェも併設されており、平日のためか、観光客も少なく、ゆっくりと見学することができましたよ。
この日巡ったのは
松が枝国際ターミナル ⇨ 出島 ⇨ 新地中華街 ⇨ 魚たつ(ランチ)⇨ グラバー園 ⇨ 大浦天主堂 ⇨ 岩崎本舗 ⇨ オランダ坂 ⇨ 東山手甲十三番館 ⇨ 福砂屋 ⇨ 松が枝国際ターミナル
約5時間かけてまわりました。
【13日目】バスで巡る桜島
2019年4月12日(金)
今日は最後の寄港地 鹿児島です。
ウェステルダムは鹿児島港 マリンポートかごしま に到着。
マリンポートかごしま は、大型クルーズ船も接岸できるように整備された国際観光船ふ頭です。
船が接岸するだけではなく、錦江湾や桜島の雄大な景観を見ながら散策できる緑地空間としても整備され、さらに災害が発生した場合の防災拠点ともなっているそうです。
桜島がとても近くに見えますね。
船から見たクルーズターミナル。
手前に見えるバスが無料のシャトルバスです。
ここ鹿児島でも無料のシャトルバスサービスがありました。
シャトルバスはマリンポートかごしま から市内のドルフィンポート間を運行おり、所用時間は約25分、朝は8時30分から、最終バスは5時です。
なおクルーズターミナルビル内ではパスポートチェックがありました。
シャトルバスでドルフィンポートに移動し、そこからフェリーに乗るため桜島フェリーターミナルに徒歩で向かいます。
ドルフィンポートから徒歩で約5分の場所にあり、一本道なので迷うことはありません。
鹿児島港と桜島港を約15分で結ぶ桜島フェリーは、年中無休で24時間運行しています。
料金は大人が¥160で、桜島港で支払います。
SUICAなどの電子マネーやクレジットカードも利用可能。
なお日中は一時間に3〜4本運行しています。
桜島到着後、まずは「サクラジマアイランドビュー」に乗車します。
サクラジマアイランドビューバスは、桜島西エリアを約55分かけて周る循環バスです。
桜島港を発着点とし、道の駅、ビジターセンター、烏島展望所、赤水展望広場、湯之平展望所など11のポイントを巡ります。30分間隔で運行しており、途中で下車することも可能です。
区間ごとに料金が設定されていますが、1日乗車券(¥500)もあります。
私たちは桜島港から乗車し、途中下車せず、そのまま桜島港に戻ってきたのですが、その場合は一人¥440(大人)となります。
桜島港に一番近い「桜島港」バス停は、フェリー乗り場からすぐの場所にあります。
乗車中、上記の写真のように鹿児島湾や桜島の険しい姿を見ることができます。
「サクラジマアイランドビュー」は手軽に桜島を観光するには便利な手段です。
でも桜島の西側だけを巡るだけなので、もっと広範囲に桜島を観光したいのであれば、他の観光バスなどを利用した方が良いですね。
ランチは桜島港近くにある道の駅「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」の中のお食事処で。
「道の駅 桜島 火の島めぐみ館」は、サクラジマアイランドビューバスの「桜島港」の次の停留所の目の前、桜島港から歩いても5分程度の場所にあります。
黒豚チャーシューが入った黒豚ラーメンと、桜島名物の世界一小さい桜島小みかんが練りこまれている小みかんざるうどんセット。
どちらも美味しかったですよ。
ランチの後は桜島マグマ温泉の「溶岩なぎさ公園足湯」へ。
火山がある所には温泉がある!ということで、桜島にもいくつかの温泉があり、この桜島マグマ温泉は地下1,000メートルの泉源から湧き上がった鉄分を多く含んでいるそうです。
宿泊が可能な施設もありますが、日帰り入浴も可能。
浴場からは、錦江湾や鹿児島市街地が一望できます。(日帰り入浴は大人390円)
そして無料で利用できる「溶岩なぎさ公園足湯」は全長約100mと日本最大級の足湯です!
目の前に錦江湾が広がり、さらに視線をずらすと雄大な桜島も眺めることができる絶景のロケーション。
足湯でのんびりした後は、再びフェリーに乗って、船まで戻ります。
以上で寄港地紹介は終わりです。
「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」のクルーズ概要や準備については「準備・概要編」を、ウエステルダム船内の様子については「船内紹介編」をご覧ください。
またさらに細かい旅行記もあります。