この記事は、ホーランドアメリカラインの「ウエステルダムで日本・台湾・韓国を巡るクルーズ旅行記 〜船内紹介編〜 」として、14泊15日で巡ったウエステルダムの船内の様子をお届けします。
「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」の概要・準備や、寄港地での様子は、1回目(準備・概要編)/2回目(旅行記編)をご覧ください。
- 1回目:準備・概要編
- 2回目:旅行記編
- 3回目:船内紹介編 ← この記事です
ぜひ皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
ウエステルダム船内・客室
クルーズの楽しみは寄港地観光だけではありません。
ウエステルダムには派手な設備はありませんが、大人がゆっくりと過ごせる場所が多くあります。
寄港地観光に疲れた時には、船内でのんびりと過ごすのも良いですよ。
そんなウエステルダムの船内をご紹介します。
ウエステルダムの客室
ウエステルダムの客室タイプには以下の5種類があります。
- Inside(内側)
- Ocean View(海側)
- Verandah (ベランダ付き)
- Signature Suite (シグネチャー・スイート)
- Neptune & Pinnacle Suite (ネプチューン & ピナクル・スイート)
ここでは今回宿泊したVerandah (ベランダ付き) をご紹介します。
上記の写真が14泊したVerandah (ベランダ付き) 客室(4166号室)です。
ベランダVHカテゴリのギャランティで申し込んだのですが、実際には少しだけアップグレードされてカテゴリVBの客室になりました。
ツインのベッド(2つのベッドをくっつけることもできます)、ソファーとデスク、写真の手前にはクローゼット、シャワーブースとトイレがあります。
この部屋の特徴は、ベランダが広いこと。
客室自体は平均的な広さだと思うのですが、ベランダは2部屋分の広さがあるのです。
隣に客室がないため、このような広いベランダとなっているようです。
ベランダだけ見たらスイートと間違えるかも。
海を見ながらベランダでゆったりと過ごしたい方はぜひこの客室を選んでみては?
ウエステルダムの船内施設
デッキ10の船首部分にある展望ラウンジのクロウズネスト。
前面が大きなガラス窓になっているので見晴らしは最高!
ゆったりしたソファーに座り、大海原を眺めながらのんびり過ごすのはクルーズならではですよね。
ライブラリもあり、併設されているカフェでコーヒーやアルコールをいただきながら、読書するのも良いですよ。
(ただしライブラリの多くは英語の本です。日本発着時には日本語の書籍も少しありました)
ウエステルダムにはバーが多くあります。
写真はデッキ2のギャラリーバー。
壁には絵画が飾られており、アートとお酒を楽しむことができます。
夜には賑やかになる場所ですが、日中はゲストもほとんどいないので、喧騒を避けたい時にはバーに良いですよ。
デッキ9にあるメインプール。
屋根が開閉式になっているので、雨の日でも泳ぐことができます。
晴れた日にはデッキチェアに寝そべってのんびり日光浴するのも良いですよ。
ウエステルダムにはこのメインプールの他に、デッキ9の船尾に小さいサブプールもあります。
上記はデッキ1から3までの3層吹き抜けとなっているメインステージです。
ディナータイムの歌やダンス、マジック、コメディショーなどのほかに、日中も寄港地のプレゼンや船長やスタッフのトークショーなどのイベントにも使われています。
前方の客席にはテーブルもあるので、お酒などを飲みながらステージを鑑賞するのも良いですよね。
ステージ前の客席を取り払うとちょっとしたスペースができるので、その場所を使った太極拳レッスンもありましたよ。(私たちも参加しました!)
私たちの最近のお気に入りが上記写真のスパにあるサーマルスイートです。
利用するには別途費用が必要ですが、この温かいラウンジャーに横たわりながらの昼寝は最高!
寄港地観光で疲れた身体を癒しています。
ウエステルダムの食事
クルーズの大きな楽しみは食事ですよね!
ウエステルダムで食事ができる場所は以下の通りです。
- メインダイニング(1ヶ所:無料)
- ビュッフェレストラン(1ヶ所:無料)
- グルメバーガーのカウンターサービス(1ヶ所:無料)
- スペシャリティレストラン(3ヶ所:有料)
大型船のように多くはありませんが、派手な設備やアトラクションなどがないため、ゲストを満足させるために「食事には力を入れている」と聞いたことがあります。
確かにウエステルダムの料理は全般を通して美味しく、日本人の口に合うものが多いのではないかという印象です。
以下にウエステルダムのレストランと料理をご紹介します。
メインダイニング(The Dining Room)
まずは船の後方にある2層吹き抜けのメインダイニング。
毎日のディナーや朝食だけではなく、アフタヌーンティーやリピーター向けのランチなども行われています。
ディナーは、前菜・スープ・メイン・デザートの中から選ぶのが基本ですが、自由にアレンジすることもできます。
メニューは毎晩変わりますが、毎日提供される固定メニューもあります。
またグルテンフリーやベジタリアン料理、乳製品を含まない料理なども用意されています。
たとえば以下のような料理をいただきました。
日本発着クルーズということもあり、アジアチックな料理が多かったですね。
またクルーズ中に3回行われたガラ(フォーマルナイト)のディナーでは、ステーキとロブスターという豪華な組み合わせの料理(Surf and Turf :サーフアンドターフ)も食べることができます。
もちろんステーキもロブスターも追加料金無しです。^^
ビュッフェレストラン(Lido Market:リド)
クルーズ中に一番利用したのが、ビュッフェレストラン リドマーケット (Lido Market:リド)
朝食、ランチ、ディナー、さらに夜食も提供しているので、深夜や早朝ではない限り、リドに行けば何かしら食べることができるわけです。
食べ物だけではなく、コーヒーや紅茶などの飲み物も自由にいただくことができます。
(ただし朝食以外の時間帯のフリードリンクの種類は少ないです)
朝食の定番、その場で焼いてもらえるオムレツももちろんあります。
ランチタイムには上記写真のようなアジア風な料理もあります。
お米があるのは嬉しいですよね。
アジアクルーズに合わせたディナーイベント「Asian Themed Dinner」も行われ、巨大な魚や豚の丸焼き、点心、普段は提供されないフルーツなどが並びました。
本当は見るだけの予定だったのですが、美味しそうなものばかりなので、ついほとんどの種類の料理を食べてしまいました・・。
ダイブイン(DIVE-IN)
ダイブイン(Dive-In) は、ホーランドアメリカラインのすべての船にあるハンバーガーとホットドッグ、フレンチフライを提供するカウンターです。
オープンしているのは昼前から夕方までと短いのですが、私たちはダイブインのハンバーガー・ホットドッグ・フレンチフライが大好きで、乗船したら必ず食べています。
注文してから作るため、出来上がりまでに少し時間がかかりますが、待つだけの価値はありますよ!
アフタヌーンティー
ウエステルダムでは、毎日午後にアフタヌーンティーが行われています。
サンドウィッチやケーキをコーヒーや紅茶と共にいただくのですが、どれだけ食べても無料というのが嬉しい!
カナレット(Canaletto)
有料のイタリアンレストランです。
デッキ9のビュッフェレストラン「リド」の一角にあり、昼間はリドとして使われ、ディナータイムになるとリドとは仕切られて「カナレット」となります。
有料レストランですが、リドの一部なので、堅苦しくなくカジュアルな雰囲気で食事がいただけます。
メニューは「Small Plates」「Pasta」「Large Plates」「Desserts」から一品ずつ選びます。
我が家は「Pasta」のボンゴレがお気に入り!
ルディズ セルドゥメール(Rudi’s Sel de Mer)
ホーランドアメリカラインのマスターシェフ Rudi Sodamin のプロデュースによる有料のフレンチレストラン。
ホーランドアメリカラインのコーニングスダム (Koninsgdam)、ニュースタテンダム (Nieuw Statendam) にはセルドゥメール専用のレストランがありますが、ウエステルダムなどその他の船では特定の日にピナクルグリルの場所でセルドゥメールの料理を提供しています。
味もさることなら、料理の演出が楽しい!
記念日などの少し特別な日に行きたいレストランです。
ピナクルグリル(Pinnacle Grill)
ホーランドアメリカラインのすべての船にある有料ステーキハウス レストランです。
ステーキだけではなく、高級シーフードも楽しめます。
またピナクルグリルはランチも格安料金の$15で提供しています。
ただ、ランチは洋上日のみ、また12時から13時までの1時間しか営業していませんので、希望する場合には早めに予約を入れた方が良いです。
(私たちは予約するのが遅かったため、ピナクルグリルでのランチは予約できませんでした)
ウエステルダムの食事については下記の記事で詳しく紹介しています
【ウエステルダムのレストランと食事レポート】ホーランドアメリカライン ウエステルダムで行く美味しいクルーズ
「ウエステルダムで行く日本発着クルーズ」のクルーズ概要や準備については「準備・概要編」を、寄港地観光の様子は「旅行記編」ご覧ください。