ANAのビジネスクラスでアメリカへ!
この搭乗記では、年末年始に利用した成田ーヒューストン(往路)、シカゴー羽田(復路)のシートや機内食など、ANAビジネスクラスの様子を詳しくお伝えします。
今回の旅行の目的は、アメリカのフロリダ・フォートローダーデールから出航するジャマイカやバハマなどを巡るカウントダウンのカリブ海クルーズ。
ただ日本からはフォートローダーデールまでの直行便がないため、往路はヒューストン、復路はシカゴを経由することしたのです。
その成田ーヒューストン、シカゴー羽田路線でANAビジネスクラスを利用しました。
搭乗記では、なかなか経験できないビジネスクラスの機内食(和食と洋食の2種類)や、搭乗中に結婚記念のお祝いでいただいたサプライズ プレゼントなどについてもご紹介します。
それではANAビジネスクラスへどうぞ!
ANA ファーストクラスについては次の記事をご覧ください
ANA ファーストクラス搭乗記 | ANAファーストクラスの機内食やシートを紹介
ANAビジネスクラス 〜フライトスケジュール〜
今回利用したANAビジネスクラスのフライトスケジュールは以下の通りです。
<往路>
NH174:東京(成田)11:50発 => ヒューストン(アメリカ)7:45着
<復路>
NH111:シカゴ(アメリカ)16:15発 => 東京(羽田) 20:30着
ちなみにアメリカ国内線はユナイテッド航空を使いました。
ANAビジネスクラスの公式情報はこちら(ビジネスクラス | Service & Info [国際線] | ANA)
成田のビジネス チェックインカウンターで搭乗手続き
今回の旅行はアメリカのフロリダ・フォートローダーデールから出航するカリブ海クルーズです。(その時の旅行記「年末年始をカリブ海で|西カリブ海クルーズ旅行記」)
まずは経由地のヒューストンに向かうため成田国際空港第1旅客ターミナル南ウィングのANAビジネスチェックインカウンターでチェックイン。
この時スーツケースも預けます。
ちなみにアメリカ国内線(ヒューストンーフォートローダーデール間)のチケットもANAで購入したので、米国内線のバッゲージ預入料金は別途必要ありませんでした。^^
チェックイン手続きもスムーズに完了し、保安検査場に向かいます。
年末ということで空港内は混み合っていますが、今日はスターアライアンスゴールドメンバーやファーストクラス 、ビジネスクラス専用の優先保安検査場 GOLD TRACKを利用できるので、スムーズに検査も終了。
さらに出国審査も受け、その後はANAビジネスラウンジで休憩します。
ANAビジネスクラスの機内とシート 〜いよいよ搭乗 〜
さあ、搭乗時間になりました!
ボーディング・ブリッジを渡り、本日の搭乗予定機(Boeing 777-300ER:JA779A)に向かいます。
左側のボーディングブリッジを渡りたいところですが、残念ながら本日も右側の通路を進みます。
左側のボーディングブリッジを渡り、乗ってきました!ANAファーストクラス
ANA ファーストクラス搭乗記 | ANAファーストクラスの機内食やシートを紹介
ANAのビジネスクラスは、シートを互い違いに配置したスタッガードシート配列。
すべての席から直接通路に出れるので、隣の人に気兼ねせずにすみます。
私たちは座席は中央2席の 9D/9F です。
向かって右側のシート(9F)には通路側にサイドテーブルがあり、より個室感があり、人目を気にせず寝ることもできます。
女性には嬉しいですよね。
また、左側のサイドテーブルも(ちょっと手を伸ばせば)使えますよ。^^
この日のビジネスクラスはほぼ満席でしたが、上から見るとシートに座っている人の姿はほとんど見えませんね。
こちらは旦那が利用したのと同じ通路側にシートがあるタイプです。
シートに座ると目の前には大型の液晶モニターがあります。
モニターの下にはテーブルが収納されています。
テーブルは左側に見える赤いストッパーを外し、手前に引き出して使います。
以前、ストッパーをきちんとかけていなかったことがあり、離陸時に勢いよくテーブルが飛び出してしまったことがありました。
ものすごい勢いだったので、ぶつかったら怪我をしていたかも?
それ以降、離着陸時にはかならずストッパーの位置を確認しています。
テーブルを出すとこんな感じ。
かなり手前まで寄せることができます。
収納されている時は両サイドの部分はたたまれており、開くと結構大きなテーブルとなります。
モニターの下には手荷物をおける棚。
ただし、離陸時には荷物が滑り落ちるので注意!
寝る時は、シートを倒してフルフラットにします。
写真のようにモニター下のスペースに足先を伸ばす感じになります。(ちょっと狭いかも?)
枕元も男性には少し狭く感じるかもしれません。
なお寝る時には用意されているマットレスを敷いた方が寝心地が良いです。
モニターの右下の扉を押すと、
現代人の必須アイテム、USB/iPod/AC電源プラグの接続ターミナルがあります。
これでフライト中も充電ができます。
シート脇には、リクライニング・スイッチや
モニター用のコントーローラーがあります。
コントローラーは引き出すことができるので、シートをフルフラットにして横になった状態でもモニターを操作できます。
サイドテーブル上には読書灯や、蓋が閉まる小物入れやドリンクホルダー。
ANAビジネスクラス機内食 〜空の上の贅沢 洋食と和食コース〜
手荷物を片付け一息ついたところで、ウェルカムドリンクをいただきます。
旦那はシャンパン、私はオレンジジュース。
安定飛行に入った後、最初の食事が始まります。
成田ーヒューストン便で用意されている食事メニューは以下の通りです。
- 搭乗後に提供されるメインの洋食と和食のコース
- 1食目の食事の後にいただける軽めの和食・洋食のセット
- アラカルト
まずはドリンクサービスからスタート。
旦那がいただく本日の銘柄は、フランス産の シャンパーニュ・カナール・デュシェーヌ・キュヴェ・レオニー・ブリュット( Champagne Canard Duchene Cuvee Leonie Brut )。
婚礼のシャンパンとしても親しまれているらしいです。
ドリンクといただくアミューズ は、「胡麻スティック, アプリコットとバターのロール仕立て, 2種のオリーブとチーズ・ハーブオイルと共に」。
ちなみに上記写真のドリンクは、私が好きな「香るカボス(はちみつ入り)」。
ANAに乗ると必ず飲んでいるソフトドリンクです。
香るカボスは通販でお取り寄せ もできますよ。
自宅でも楽しめるのは嬉しい!
ANAビジネスクラス機内食(1食目) 〜洋食のコース〜
1食目は洋食/和食から選ぶことができます。
私は洋食のコースにしました。
洋食は以下の4品から構成されています。
- アペタイザー
- メインディッシュ
- ブレッド
- デザート
上記写真はアペタイザーの「ローストビーフ, ずわい蟹のサラダに林檎のコンフィを添えて」。
ブレッドは3種類から選べます。
一緒にサーブされた蒜山ジャージバターとオリーブオイルと共にいただきます。
メインディッシュは2種類からチョイスできます。
私が選んだのは「牛フィレ肉のソテー 紀州南高梅とグリーンペッパーのソース」
もう一種類は魚料理「メカジキのグリル 甲イカと白いんげん豆のトマトソース」でした。
私がいただいた洋食コースは
< 洋 食 > |
アペタイザー | ローストビーフ, ずわい蟹のサラダに林檎のコンフィを添えて |
メインディッシュ | 牛フィレ肉のソテー 紀州南高梅とグリーンペッパーのソース |
ブレッド | 3種類のブレッド 蒜山ジャージバターとオリーブオイルとともに |
デザート | ラズベリーショコラ |
ANAビジネスクラス機内食(1食目) 〜和食のコース〜
旦那は和食を選びました。
和食は以下の6品です。
- 小鉢
- 前菜
- 主菜
- ご飯
- 汁物
- デザート
この時は東京・芝公園にある「とうふ屋うかい」とANAのコラボレーションメニューでした。
また和食に合わせて旦那がいただいたアルコールは、カリフォルニア産の白ワイン、ウェンテ・ヴィンヤーズ・モーニング・フォグ・シャルドネ 2014( Wente Vineyards Morning Fog Chardonnay ) 。
小鉢:胡麻とうふ、 菜の花と筍の白酢和へ
前菜:生湯葉とうにの生姜餡, 一口稲荷寿司, カステラ玉子, 生麩の田楽, 海老からすみ
主菜:百合根と舞茸の飛龍頭 ずわい蟹の餡かけ
ご飯:牛のしぐれ煮御飯
汁物:うかい名物・豆水とうふ
デザート:ラズベリーショコラ
旦那はチーズプレートもいただいています。
さらに「やっぱりチーズには赤ワインだね」ということで、次に飲んだのがカリフォルニア産の チャールズ&チャールズ・カベルネ・シラー 2014( Charles & Charles Cabernet Syrah )。
すっかり堪能している旦那です。
旦那の和食コースは
< 和 食 > |
小鉢 | 胡麻とうふ、 菜の花と筍の白酢和へ |
前菜 | 生湯葉とうにの生姜餡, 一口稲荷寿司, カステラ玉子, 生麩の田楽, 海老からすみ |
主菜 | 百合根と舞茸の飛龍頭 ずわい蟹の餡かけ |
ご飯 | 牛のしぐれ煮御飯 |
汁物 | うかい名物・豆水とうふ |
デザート | ラズベリーショコラ |
ANAビジネスクラス機内食 〜深夜のとんこつラーメン〜
1回目が終わった後、好きな時間に食べれるメニューも充実しています。
1食目でお腹いっぱいになった私には食べる余裕はありませんが、小腹が空いた旦那は一風堂のラーメン “そらとん” を。
後日、博多の一風堂で豚骨ラーメンを食べたのですが、機内の「そらとん」の方が美味しかったそうです。。。
ANAビジネスクラス機内食 〜到着前の軽めの食事〜
2食目は到着の2時間前くらいがラストオーダーとなります。
CAさんに食事はどうするか聞かれたので、あまりお腹が空いていませんが、いただくことに。
到着前の食事は、和食・洋食のセットのほかに、先ほど旦那が食べた「そらとん」のような好きな時間にいただける単品メニューの中から選ぶことができます。
私がチョイスしたのは、洋食セット。
セット内容は
- メインディッシュ(オムレツ うめどりと山椒のウインナー ハーブ風味のクリームソース)
- ブレッド
- フルーツ
旦那が選んだ和食は
ビジネスクラスでの2食目はいつも和食を選んでいる旦那いわく、以前に比べると若干(?)寂しくなったように感じるとか。
この後、NH174 は IAH RWY8R に着陸。
無事にジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港(Houston, George Bush International Airport)Terminal-D #5 に到着しました。
ANAビジネスクラスの機内食は自宅でも食べれるのです!
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ANAだけではなく、JALや外資系エアラインの機内食もお取り寄せができます!
機内食をお取り寄せしておうちで旅行気分!ANAやJALのオススメ機内食を通販で
ANAビジネスクラス 〜シカゴから羽田へのフライト〜
カリブ海クルーズを満喫した後、シカゴ経由で日本に帰る時もANAのビジネスクラスを利用しました。
もちろんヒューストン経由でも日本に帰ることはできます。
ですが、フォートローダーデールを出発するアメリカ国内線が朝早い便になるのです。
シカゴの場合、昼の12時にフォートローダーデールを発つので、朝もゆっくり!
午後3時過ぎ、フォートローダーデールを飛び立った飛行機はシカゴ オヘアインターナショナル エアポートのターミナル1 #C22に到着。
ANAも同じターミナル1 #C10 から出発するので、少し歩くだけで移動は完了!
また、フォートローダーデールで預けたスーツケースをシカゴでピックアップする必要はないし、セキュリティ検査を受けることもありません。
帰りは本当にラクですね。
シカゴ オヘアインターナショナル エアポートで利用したユナイテッド航空・ポラリスラウンジについては次の記事で紹介しています。
ユナイテッド航空・ポラリスラウンジ | シカゴ オヘア国際空港
帰りのフライトはNH111(777-300ER:JA736A)の羽田行きです。
私たちは座席は中央2席の 6E/6G 。
ファーストクラスの後ろのエリアで、ビジネスクラスは8席しかないので、割と静かです。
ですが化粧室の近くなので、機内が暗くなった時に、化粧室の扉が開閉するたびに中の煌々とした明かりがもれてくるのが気になってしまいました。。。
ANAビジネスクラス機内食(復路) 〜再び洋食と和食のコースを〜
行きと同じようにウェルカムドリンクは、オレンジジュースとシャンパンをいただきながら、出発を待ちます。
安定飛行に入り、ドリンクサービスが始まります。
旦那は早速アルコールからスタート。
まずは往路と同じフランス産 シャンパーニュ・カナール・デュシェーヌ・キュヴェ・レオニー・ブリュット ( Champagne Canard Duchene Cuvee Leonie Brut )。
一緒にいただくアミューズは、野菜のマリネ ギリシャ風, スモークサーモンと帆立貝のタルタル パイ仕立て,ローストビーフのリゾット包み。
ANAビジネスクラス機内食(復路)〜洋食のコース〜
シカゴー羽田路線も1食目は洋食/和食から選ぶことができます。
私は洋食のコースにしました。
洋食は以下の4品です。
- アペタイザー
- メインディッシュ
- ブレッド
- デザート
上記写真は、アペタイザーの スモークサーモンのリエットロール仕立て プティサラダ添え。
メインは肉料理からチョイスした 牛肩肉の煮込み ハーブ風味のマッシュルームソース。
魚料理はチリアンシーバスのロースト アメリカンソースでした。
ほかに往路と同じく、3種類のブレッドと蒜山ジャージバターとオリーブオイルもサーブされました。
デザートは、ティラミスまたは抹茶カステラの2種類が用意されていました。
私が選んだのは抹茶カステラ。
私がいただいた復路の洋食コースは
<洋食> |
アペタイザー | スモークサーモンのリエットロール仕立て プティサラダ添え |
メインディッシュ | 牛肩肉の煮込み ハーブ風味のマッシュルームソース |
ブレッド | 3種類のブレッド 蒜山ジャージバターとオリーブオイルとともに |
デザート | 抹茶カステラ |
ANAビジネスクラス機内食(復路) 〜和食のコース〜
旦那は和食のコースです。
和食は以下の6品から構成されています。
- 前菜
- 小鉢
- 炊き合わせ
- 主菜
- ご飯
- デザート
前菜:鯖千草焼き, 鮟肝ゼリー寄せ, 鴨味噌漬け焼きと杏煮
小鉢:蒸し雲丹とろろ蕎麦
炊き合わせ:つぶ貝ときんきの揚げ煮
さらに和食ということで、カリフォルニア産の白ワインの ウェンテ・ヴィンヤーズ・モーニング・フォグ・シャルドネ 2014( Wente Vineyards Morning Fog Chardonnay ) を飲む旦那。
主菜:トラウト粕漬け焼き
食後にはデザートの抹茶カステラとチーズ盛り合わせ。
もちろんアルコールも忘れていません。
往路と同じくカリフォルニア産の チャールズ&チャールズ・カベルネ・シラー 2014( Charles & Charles Cabernet Syrah )。
旦那の和食コースは
<和食> |
小鉢 | 鯖千草焼き, 鮟肝ゼリー寄せ, 鴨味噌漬け焼きと杏煮 |
前菜 | 蒸し雲丹とろろ蕎麦 |
炊き合わせ | つぶ貝ときんきの揚げ煮 |
主菜 | トラウト粕漬け焼き |
ご飯・汁物 | ご飯・味噌汁・香の物 |
デザート | 抹茶カステラ |
ANAビジネスクラス機内食(復路) 〜到着前の軽い食事〜
往路では1回目の食事の後にラーメンを食べていた旦那ですが、さすがに帰りは疲れてしまったようで、2回目の食事まで起きられなかったよう。
もちろんこのシカゴー羽田路線でも好きな時に食べれるメニューが用意されています。
羽田到着の2時間前に最後の食事をいただきます。
私はスモークサーモン ベーコンとトマトのフォカッチャサンドウィッチ と
うかい名物 豆水とうふ。
行きの機内で旦那が食べていた「とうふ屋うかい」の豆腐料理が気になり、私も食べてみました。
クルーズで続いた暴飲暴食(?)で疲れた胃袋に、優しい味がしみます。
旦那は食事の時間になっても起きず、サービスが終了する直前にようやく食べました。
これは あおさ海苔うどん。
きっとお酒の飲み過ぎですね。
ANAからのサプライズプレゼント
羽田に到着する直前、CAさんからデザートのプレゼントをいただきました。
実はこのクルーズ旅行の直前に結婚記念日を迎えていたことを旦那が話していたのです。
1人1個ずつのデザートをいただいたのですが、これらは何とファーストクラス で提供されているものだそうです。
初ANAファーストクラス !!
さらにメッセージが書かれたカードや、
キャンディの花束?
アメニティの詰め合わせまで。
忙しい中、こんなにお祝いしていただき、ありがとうございました!
旅の最後に素敵な思い出になりました。
成田ーヒューストン(NH174)搭乗概要
今回搭乗した成田ーヒューストン(NH174)、シカゴー羽田(NH111)のフライトの概要です。
便名 | NH174 |
出発地 | 東京(成田) |
到着地 | ヒューストン |
出発時間 | 10:50発 |
到着時間 | 7:45着 |
所要時間 | 11時間55分 |
座席番号 | 9D/9F |
便名 | NH111 |
出発地 | シカゴ |
到着地 | 東京(成田) |
出発時間 | 16:15発 |
到着時間 | 20:30着 |
所要時間 | 13時間15分 |
座席番号 | 6E/6G |
ANAビジネスクラスに搭乗した感想
ANAビジネスクラスの スタッガードシートは、シートがフルフラットになるのはもちろん、 広いサイドテーブルやTV/電源類などが揃っており、快適な時間をすごすことができました。
何よりトイレに行く際、隣席の人に気を使わず、そのまま通路に出られるのはとても良かった!
ただ個室感が強いので1人の場合(出張など)の場合は良いですが、カップルにはちょっと寂しいかもしれませんね。
そうは言っても食事やサービスを含めてこのままずっと乗ってみたいと思えるほど快適だったことにかわりありません。
機会があれば、ぜひまた搭乗したいですね。