ポケトークのグローバル通信が切れた2年後にはどうなるのか?
翻訳はできるのか?
それとも追加の費用が発生するのか?
この記事では上記のような疑問を解説しています。
ポケトークには海外でも使える通信機能(グローバルSIM)が内蔵されており、さらに本体価格には通信料金が含まれているため、購入後すぐに使うことができます。
ただし含まれている通信料金は2年間分だけなので、2年の期間が過ぎた後もグローバルSIMを利用するためには別途料金を支払う必要があるのです。
この記事では、2年の期限が切れた後にどうなるのか、期限後も利用するための方法、通信を延長するための手続き方法などを紹介しています。
せっかく購入したポケトーク。
長く使っていきたいですよね。
2年の期間が過ぎた後にどうなってしまうのか、また期限後の利用方法や延長方法を知りたい方はこの記事を参考にしてくださいね。
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ポケトークの詳しい内容・機能については、 ポケトーク公式ページ
をご覧ください。
ポケトーク 2年後はどうなる?通信機能(グローバルSIM)期限後の選択肢
ポケトークの通信機能(グローバルSIM)の利用期限後も使用するための選択肢は以下の3つがあります。
- 通信機能(グローバルSIM)の延長手続きを行う
- WiFiで利用する(公共の無料スポットやルーターなど)
- スマーフォンのテザリング機能を利用する
それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめてみました。
① 延長手続き | ② WiFi | ③ テザリング | |
---|---|---|---|
メリット | 引き続き同じ状態で使える | 公共のWiFiスポットなどは無料で利用できる | スマホの設定で簡単に利用できる |
デメリット | 費用がかかる | 公共WiFiスポットはセキュリティリスクがある。WiFiルーター利用には費用がかかる。 | スマホの通信量を消費する |
引き続き同じ状態で使いたい方は、費用がかかってしまいますが、ポケトークのグローバル通信の延長手続きを行うことをおすすめします。
費用を抑えたい場合には無料WiFiスポットの利用、手軽に使用したい時にはスマホのテザリング機能を使うこともできます。
またモバイルWiFiルーターを用意する方法なども考えられます。
常にオンラインで情報収集したい方には、ポケトークのグローバル通信の延長を。
一方、観光地を巡る際に時々インターネットに接続したいという方には、WiFiスポットやスマホのテザリング利用が便利です。
ポケトークのグローバル通信とは?
そもそもグローバル通信とは何でしょうか?
ポケトークのグローバル通信とは、ポケトーク本体に内蔵されたグローバルSIMを利用して、世界170以上の国や地域(*1)で翻訳機能を利用できるサービスのことです。
ポケトークの翻訳機能を使うためには、ネット環境が必須です。
そこでポケトークに内蔵されたこのSIMを通じてネットに接続し、翻訳を行うのです。
ポケトークのグローバル通信のメリットは、
- 契約料や通信料無料: 本体料金だけで、2年間使い放題。海外で別途SIMカードを契約したり、高額な通信費を支払う必要がありません。
- WiFi環境がなくても利用可能: WiFi環境が整っていない場所でも、ポケトーク単体でネットに接続し、翻訳することができます。
- 手軽に使える: ポケトーク本体の電源を入れて簡単な設定をするだけで、すぐに利用できます。
(*1)「ポケトークS2シリーズ 」:172の国と地域
「ポケトーク Sシリーズ」:145の国と地域
「ポケトーク W」:143の国と地域
あらかじめ通信機能が用意されているため、海外旅行先でSIMカードをレンタルしたり、現地でSIMカードを購入したりする手間が省けるわけです。
グローバル通信利用期限後に使える機能と使えない機能
では2年間のグローバル通信が切れた後はどうなるのか?
具体的に切れた後の状態をみていきます。
グローバル通信期限が切れた後には使えない機能
2年の期間が切れた後にWiFiにもつながっていない状態で、翻訳するためにトークボタンを押してみます。
すると上記のように「インターネット接続がありません。グローバル通信の期限が切れています」と表示され、翻訳するための画面を出すことができません。
つまりポケトークの基本機能である翻訳ができなくなるのです。
グローバル通信機能が切れた時に使えない機能は以下の通りです。(WiFiにもつながっていない場合)
- 翻訳機能
- カメラ翻訳
- AI会話レッスン
- 通貨変換(単位変換)
*通貨変換は日本時間の午前0時時点でのレートを使用しているため、正しい変換ができなくなります
カメラ翻訳については、撮影することはできますが、上記のメッセージが表示されて翻訳はできませんでした。
またAI会話レッスンも上記の画像のようなメッセージがでて、レッスンができません。
ポケトークの単位変換機能を使い、1ドルを日本円に変換してみました。
左側はグローバル通信機能が切れている状態(WiFiも未使用)、右側は通信機能を使用中。
日本円の結果が違っていますね。
このようにポケトークのメインである翻訳機能が使えなくなるわけです。
グローバル通信期限が切れた後にも使える機能
一方で、グローバル通信やWiFiがない状態でも利用できる機能もあります。
使える機能は以下の通りです。
- お気に入り
- 定型文
- 長さ・重さ・温度変換(単位変換)
- カメラ翻訳の履歴
ポケトークに保存されているお気に入りやカメラ翻訳の履歴は利用できます。
長さ・重さ・温度変換も可能です。
定型文はグローバル通信やWiFiで利用していた時までの情報がポケトーク本体に反映されています。
グローバル通信の2年の期限前にできる準備や対応策
グローバル通信の延長手続きは、有効期間期日の1年前から行えます。
そのため期限が切れてびっくり!などということが無いように、事前に準備しておくこともできます。
延長手続きの具体的な方法については次の記事「ポケトークのグローバル通信を延長する方法」をご覧ください。
アラートを見逃さない
ポケトークのグローバル通信の利用期限が近くなると、画面上に上記のような「期限が近づいている」というメッセージが表示されるようになります。
ちなみに期限が切れると、上記のように設定画面に「グローバル通信の期限が切れています」と表示されます。
また「データ通信」に「 」が付きます。
ポケトークのグローバル通信の有効期限を確認する方法
「期限が近づいている」というメッセージが表示される前に、ポケトークのグローバル通信の有効期限を知りたい時には以下の方法で確認できます。
ホーム画面の左上にある (ランチャー)をタップ。
「設定」をタップします。
画面を下にスクロールして「通信プラン」をタップ。
通信プランの画面でグローバルSIMの期限が表示されます。
ポケトークのグローバル通信を延長する方法
ポケトークのグローバル通信を延長する方法は以下の3つあります。
- ポケトーク本体から行う
- ポケトークのWebサイトから行う
- ポケトークのSIMを入れ替える
この記事では「ポケトーク本体から行う」「ポケトークのWebサイトから行う」方法を紹介していきます。
ポケトーク本体から延長手続きを行う方法
期限前に延長手続きを行う方法
期限間近になると、ポケトークを起動した直後に上記の画面が表示され、ここから直接延長手続きができるようになります。
ここは一旦「キャンセル」として、以下にホーム画面からの延長手続き方法を紹介します。
ホーム画面に戻り、左上にある (ランチャー)をタップ。
「設定」をタップします。
画面を下にスクロールして「通信プラン」をタップ。
通信プランの画面ではグローバルSIMの期限が表示されます。
「延長する」をタップします。
この画像は期限がまだ半年以上ありますが、延長手続きは期限の一年前から行うことができるため、延長手続へのボタンが表示されています。
「延長する」をタップすると、上記の画面が表示されます。
「本体から延長」「PCやスマホから延長」のどちらかを選んでタップ。
「本体から延長」をタップすると、上記のような手続き画面になります。
この画面では、プランの選択(1年または2週間)、またはすでに家電量販店などでプリペイドカードを購入している場合にはシリアル番号・PIN番号を入力します。
なおプリペイドカードは ポケトークのWebサイト
「PCやスマホから延長」の場合、上記のようなQRコードが表示されるので、読み取ります。
*上記画面の金額は古い情報です。現在は金額が変更になっていますのでご注意ください。
期間延長の手続き画面になります。
「本体から延長」と同じように、1年または2週間のプランを選択するか、すでに家電量販店などでプリペイドカードを購入している場合にはシリアル番号・PIN番号を入力します。
期限後に延長手続きを行う方法
ここからは期限が切れた後に行う延長手続き方法を紹介します。
期限後の「通信プラン」には、すでに期限が切れたことが表示されています。
「次へ」をタップします。
オンラインの場合、363日後までは手続きが可能です。
WiFiに繋がっていない場合、「PCやスマホからの延長」のみ表示されます。
「PCやスマホからの延長」を選択すると、「期限前の手続き方法」で紹介したと同じQRコードが表示されます。
WiFiに繋がっている時には「本体から延長」「PCやスマホから延長」が表示されます。
「PCやスマホから延長」を選択した場合、やはり「期限前の手続き方法」で紹介したと同じ手続き画面が表示されます。
「本体からの延長」では同じくQRコードが表示されます。
あとはそれぞれ「期限前の手続き」と同じ手続きを行います。
Webサイトから延長手続きを行う方法
Webサイトから延長手続きは こちら
延長手続きの説明が記載されている上記ページの中ほどに、下記の3つの延長方法が紹介されています。
- オンライン手続きで延長
- プリペイドカード購入で延長
- 新しいSIMを購入して延長
オンラインで手続きする場合には、上記の赤枠の「延長手続きへ→」をクリックします。
青枠の「(プリペイドカード)購入ページへ進む」は、家電量販店などでプリペイドカードを購入している場合に選択します。
なおプリペイドカードはポケトークのポケトークのWebサイト
オンラインで手続きを選択した場合、上記の画面に進みます。
赤枠にポケトークのIMEI番号を入力し、次へをクリック。
あとは画面に従って手続きを進めます。
ポケトークのIMEI番号を調べる方法
ポケトークのIMEI番号は、ポケトーク本体、またはポケトークが入っていた梱包箱で確認できます。
①ポケトーク本体で確認する
「設定」ー「情報」をタップ。
「端末情報」をタップ。
「IMEI(内蔵)」に記載されている16桁の番号を手続き画面に入力します。
②ポケトークが入っていた梱包箱で確認
梱包箱の側面にも「IMEI 2」と書かれた16桁の番号があります。
ポケトークの期間延長料金と手続可能な期限
次に2年の期間が過ぎた後もグローバル通信を利用するために必要な料金をみていきます。(2024年12月現在)
期間 | 価格 | |
---|---|---|
オンライン延長手続き | 2週間 | 4,290円 |
1年間 | 6,930円 | |
専用SIM延長カードの購入 (プリペイド式) | 2週間(買い切り) | 4,290円 |
1年間(買い切り) | 7,700円 | |
2年間(買い切り) | 14,300円 | |
新しいSIMの購入 | 2年間 | 14,300円 |
それぞれの手続き方法には、以下のように手続き可能期間が決められています。
手続き方法 | 手続きできる期間 | ||
---|---|---|---|
オンライン延長手続き | ポケトーク本体、またはポケトークのWebサイトから行う | 有効期限の1年前から363日後まで | |
専用SIM延長カードの購入 (プリペイド式) | 延長用プリペイドカードに記載されているPIN番号(またはシリアル番号)を、ポケトーク本体、またはポケトークのWebサイトに入力する | ||
新しいSIMの購入 | 物理的にSIMの入れ替えを行う | 有効期限の364日以降 |
「専用SIM延長カード購入」は、事前に家電量販店、またはポケトークのオンラインストアで延長用のプリペイドカードを購入する必要があります。
また「専用SIM延長カード購入」の2週間延長料金は「オンライン延長手続き」と同額ですが、1年間だと「オンライン延長手続き」の方が安くなります。
「新しいSIM購入」は、SIMを購入した上で入れ替えを行わなくてはいけないので、手間がかかります。
「オンライン延長手続き」は、ポケトーク本体、またはポケトークのWebサイトから必要事項を入力するだけなので、一番簡単な方法です。
ただし期限が切れた363日後までに手続きをしなくてはいけません。
ご自身に合った方法でポケトークを利用してくださいね。
グローバル通信期限が切れた後も追加費用なしで利用可能な方法
2年間の通信期限が過ぎた後でも上記で紹介した延長料金を支払うことなくポケトークを利用することは可能です。
「ポケトーク 2年後はどうなる?通信機能(グローバルSIM)期限後の選択肢」で紹介したWiFiやテザリングを利用することにより、グローバル通信期限が切れた後も費用をかけずにポケトークを使用できるのです。
ここではポケトークをWiFiとテザリングで利用する方法を紹介します。
ポケトークをWiFiで使う方法
ポケトークはWiFiでも使うことができるので、有効期間が切れた後でも、それまでと同じように翻訳もカメラ翻訳などすべての機能を使うことができます。
ただし無料のWiFiスポットがいつでも利用できるわけではありません。
いつでもポケトークを使いたいのであれば、別途WiFiルーターを用意する、またはもし頻繁に海外に行くのであれば、グローバル通信を使うための延長手続きを行なった方が良いかもしれません。
ホーム画面の左上にある (ランチャー)をタップします。
「設定」をタップ。
画面中央の「Wi-Fi」をタップします。
赤枠で囲ったスイッチがオンになっていると、ポケトークで使えるWiFiアクセスポイントが表示されます。
接続したいアクセスポイントをタップ。
パスワードを求められるので入力します。
もし使用したいWiFiアクセスポイントが表示されない時には、右上の をタップします。
ネットワーク名(SSID)を入力し、「保存」をタップ。
その後、セキュリティ種類を選択し、さらにパスワードを入力し、「接続」をタップします。
ポケトークをスマホのテザリングで使う方法
スマートフォンのテザリング機能を利用してポケトークを使うこともできます。
つまりスマホをルーター代わりとするわけです。
設定方法は上記で紹介したWiFiの設定と同じですが、まずはスマートフォン側でテザリングができるように設定しておきます。
ポケトーク側では、WiFi利用時と同じように、「設定」画面の「WiFi」をタップします。
もしWiFiがオンになっていない場合には、赤枠で囲ったスイッチをオンにします。
すでにスマホでテザリングの設定が完了していれば、上記のようにスマホで設定した名称が表示されるので、その名称をタップします。
パスワードを求められたら、テザリング設定時のパスワードを入力し、「接続」をタップ。
「接続済み」になりましたね。
これでポケトークで翻訳ができるようになります。
ポケトーク 2年後はどうなる? 延長手続き、またはWiFi、テザリングで使い続けることができます
ポケトークのメインである翻訳機能を使うためにはネット接続が必須です。
でもポケトーク本体に内蔵されたグローバルSIMの有効期限は2年間。
しかし、この2年間が過ぎても延長手続きを行うことで、それまでと同じように利用することができます。
延長するには料金がかかるので、もし費用をかけたくない時には、WiFiやスマホのテザリングに接続すれば継続してポケトークを利用できます。
ご自分の使い方に合った方法を選んでくださいね。
もし海外旅行など短期間だけポケトークを使いたいのであれば、ポケトークをレンタルするという方法もありますよ。