函館の寄港地観光紹介 〜セレブリティミレニアム日本一周クルーズ乗船記ブログ6〜

函館山から見た函館の街並み

この乗船記ブログではセレブリティミレニアムの日本一周クルーズで寄港した函館での観光の様子を紹介しています。

横浜を出港し、神戸・大阪・広島・釜山(韓国)と巡った後、10日目に函館へ寄港しました。

函館では、夜景ではなく混雑のない昼間の函館山からの絶景、そして津軽海峡に面した断崖絶壁の立待岬からの景色を楽しみました。
他にも函館ならではの異国情緒あふれる場所も訪れました。

この乗船記ブログでは函館観光で巡った観光スポットのほか、移動手段、費用などもあわせて紹介しています。ぜひクルーズで函館に行った際の参考にしてくださいね。

今回のクルーズの概要は下記の記事をご覧ください
セレブリティミレニアムで行く日本一周クルーズ乗船記

目次

函館の観光プラン

函館の大三坂

函館への入港は10時30分。
当初より1時間遅くなりましたが出港も20時なので、観光する時間はそれなりにあります。

ただし函館観光の目玉、この時期の函館山からの夜景を見ることができる時間は19時頃。
20時までに戻ってくるのは難しいので、夜景鑑賞は難しい。
それなら昼間の函館山に上ってみよう!ということになりました。

函館観光で巡ったルート

函館港 若松ふ頭

函館観光に出発!

SPOT
函館朝市

函館観光の定番スポットで約250店舗が入っている巨大市場。若松ふ頭の目の前にある。

函館市電(約8分)

「函館駅前」から函館市電 2系統に乗車し、「宝来町」で下車。

SPOT
函館山

市街地を一望できる観光スポット。神戸・長崎と共に日本三大夜景の一つとして有名。

SPOT
チャチャ登り・大三坂

函館を代表する坂道。大三坂は日本の道100選にも選ばれている。

SPOT
函館ハリストス教会

日本で最初の正教会の聖堂。白壁とブルー屋根の美しい外観が特徴。

SPOT
カトリック元町教会

赤い屋根と高い鐘楼が特徴のゴシック様式で建てられた教会。

函館市電(約8分)

「十字街」から函館市電 2系統に乗車し、「谷地頭」で下車。

SPOT
立待岬

津軽海峡に面した断崖絶壁。晴れた日には津軽半島や下北半島まで見渡すことができる絶景スポット。

函館市電(約15分)

「谷地頭」から函館市電 2系統に乗車し、「函館駅前」で下車。

SPOT
ハコビバ

函館駅前にある複合商業施設。飲食店やお土産物屋が入っている。

函館港 若松ふ頭

これで函館観光は終了!
約5時間の観光でした。

函館観光でかかった費用

昼食(2名分)2,700円
函館市電 1日乗車券 (大人1名:600円2人)1,200円
函館山ロープウェイ往復運賃 (大人1名:1,800円2人)3,600円
合計(2名分)7,500円

函館市電は3回乗車する予定だったので、その都度支払うよりお得になる1日乗車券(600円)を購入しました。

函館で巡った観光スポット紹介

セレブリティミレニアムから見た函館港若松ふ頭

5月11日(土)
入港:10:30
出港:20:00

当初の予定では9時30分の入港でしたが、1時間遅くなってしまいました。

前寄港地が釜山(韓国)だったため、函館では入国審査が行われます。
事前に配布された案内によると審査・下船の概要は以下の通り。

  • 下船する・下船しないに関わらずすべてのゲストが入国審査を受ける
  • 全ゲストの審査が完了するまで船に戻ることはできない
  • 審査は11時15分から13時までの間に行われる予定
  • 各部屋ごとに番号が割り振られ、その番号が呼ばれたら審査へ進む
  • パスポートと記入済みの税関申告書が必要

私たちの番号は42番。
おそらくスイートやエクスカーションなどが優先されて呼ばれ、またこの日は風が強く、途中で下船が一時的に中止という案内もありました。
そのため私たちが呼ばれたのは13時30分でした・・・。

入国審査自体は、日本人とそれ以外に分かれていたため、スムーズに受けることができました。(日本人以外は審査を受けるための行列ができていました)

なお「外国人入国記録(Disembarkation Card for Foreigner)」も記載して審査時に提出する必要があるという案内がありましたが、外国籍ではない私たちは不要です。

昼だけど函館朝市で海鮮ランチ

函館朝市のどんぶり横丁

本当はランチは函館山で食べる予定にしていたのですが、下船が想定外の遅さだったので、クルーズターミナルの目の前にある函館朝市に変更。

昨年2回ほど訪れた朝市内のどんぶり横丁にやってきました。
でも14時を過ぎていたため、すでに閉店しているお店もありました。

スクロールできます
函館朝市のどんぶり横丁で食べた海鮮丼
函館朝市のどんぶり横丁でたべたイカ刺しいくら丼

いただいたのは「海鮮丼(1,500円)」と「イカ刺しいくら丼(1,200円)」。
函館にきたらイカは食べなくては!
新鮮な海の幸は美味しいですね。

函館市電の宝来町駅

食後にJR函館駅内の観光案内所で函館市電の1日乗車券を購入。
函館山に向かいます!

「函館駅前」から市電に乗車し、「宝来町」で下車します。

函館山の最寄駅は「十字街」となっていますが、以前に十字街から歩いたら最後に大変な急坂が待っていました。
今回はその時よりは緩い傾斜の坂を選びました。

函館山の護国神社坂

突き当たりに「函館護国神社」がある護国神社坂を上っていきます。

写真に写っている像は「高田屋嘉兵」です。
江戸時代後期の豪商で、函館の発展に大きく貢献した人物と言われています。
像の大きさから見ても貢献度の大きさが伝わってきますね。

函館山は夜景だけではない!函館山から見る昼間の絶景

函館山ロープウェイ山麓乗り場

坂を上り切った先にある函館護国神社前で右折したのち、数分でロープウェイ山麓に到着。

土曜日ですが混雑もなく、すぐにロープウェイに乗ることができました。

函館山から見た函館市街

乗車時間わずか3分で山頂に到着です。

日本三大夜景として美しい夜景で有名な函館山ですが、昼間見る函館の景色も素晴らしい!
停泊するセレブリティミレニアムはもちろん、五稜郭や五稜郭タワー、赤レンガ倉庫群などの姿を見ることができます。

函館山の展望台

そして何よりも混雑していないので、ゆっくりと函館の景色を楽しむことができます。

以前夜景を見るために訪れた時には、日没1時間くらい前に到着したにもかかわらず、既に人が多くて柵の最前列から景色を見るのは無理でした。

でも今日は土曜日だというのにガラガラです。

函館の坂道「チャチャ登り・大三坂」を歩く

函館聖ヨハネ教会の外観

函館山をロープウェイで下りて、次に向かったのは「チャチャ登り」。

上記写真は、その途中にあった「函館聖ヨハネ教会」です。

1874年に別の場所で創建された函館聖ヨハネ教会ですが、度重なる大火で焼失したのち、1936年に現在の場所に移転されました。
内部は5月~11月頃まで見学が可能ですが、予約が必要です。

スクロールできます
函館のチャチャ登りの案内
函館のチャチャ登り

函館聖ヨハネ教会の先にある「チャチャ登り」。
「チャチャ」はアイヌ語で「おじいさん」の意味で、急坂のため誰もが腰を曲げて登ることから名付けられたそうです。

このルートだと下りになるので、そんなに大変ではありませんよ。

有名な八幡坂に比べて人は少なめでした。
右手には函館聖ヨハネ教会、左手には次に訪れる函館ハリストス正教会が見えます。

函館の大三坂

チャチャ登りの先にあるのは、日本の道100選にも選ばれた「大三坂」です。

白壁とブルー屋根が美しい函館ハリストス正教会

函館ハリストス正教会の入り口

大三坂を上り切った近くにある「函館ハリストス正教会」。

1860年にロシア領事館の付属聖堂として建立されたのが始まりで、日本で最初の正教会の聖堂として知られています。
初代聖堂は1907年に焼失しましたが、1916年に現在の聖堂が再建されました。

1983年に国の重要文化財に、また鐘の音は日本の音風景100選に選ばれています。

函館ハリストス正教会の白壁とブルーの屋根

真っ白の漆喰壁にブルーの屋根が美しいですね。
なおドーム状の塔に据えられてある十字架はロウソクの炎をかたどっているそうです。

赤い屋根と鐘楼が特徴的なカトリック元町教会

カトリック元町教会の入り口

大三坂の途中には「カトリック元町教会」もあります。

1859年に創建、大火で焼失したのち、1923年に再建され現在に至っています。

カトリック元町教会の外観

12世紀のゴシック建築様式を取り入れており、赤い屋根と高くそびえる鐘楼が特徴的です。

それぞれ異なるキリスト教の宗派に属する函館聖ヨハネ教会、函館ハリストス正教会、そしてカトリック元町教会がこんな近くにあるというのは不思議な感じもします。
でも街並みに溶け込んでいて、異国情緒あふれる函館の景観を作り出しているわけですね。

函館市電の十字街駅

大三坂を下り、「十字街」から市電に乗車します。

大三坂を下ると「末広町」の方が近いのですが、2系統に乗りたかったので「十字街」から乗車しました。

函館市電の谷地頭駅

7分ほど乗って終点の「谷地頭」で下車。

立待岬への看板

これから向かうのは「立待岬」です。

津軽海峡を望む断崖絶壁の立待岬

立待岬の碑

谷地頭駅からは歩いて20分ほどかかります。

途中に坂道もあって、結構大変でした!

立待岬の断崖絶壁

津軽海峡に面した立待岬は、函館山の南東にある断崖絶壁です。
晴れた日には津軽半島や下北半島まで見ることができるそうです。

私たちが訪れたのは17時過ぎ。
人も少なく、また陽も陰ってきて海から吹く風も冷たく、サスペンスドラマのエンディングシーンのような気分になりました。。。

また立待岬の一角は「はまなす公園」として整備されており、北海道の花であるハマナスが植えられています。
見頃は夏なので、私たちが行った時にはその姿はありませんでした。

再び「谷地頭」まで歩き、市電で「函館駅前」まで戻ります。

昭和レトロ雰囲気漂う横丁もあるハコビバ

函館駅前にあるハコビバの入り口

最後に寄ったのは函館駅前にある「ハコビバ」。
飲食店やお土産物屋、スポーツジムなどが入る複合商業施設です。

ハコビバの函館駅前横丁

ハコビバの中の「函館駅前横丁」は、昭和の雰囲気たっぷりの飲み屋が軒を連ねています。

懐かしい気分に浸れます!

北海道限定のブラックサンダー

ハコビバの中のお店で買った北海道限定のブラックサンダー。
どれもブラックサンダーの特徴であるザクザクとした食感。
いずれも美味しくいただきました!

約5時間の函館観光はこれで終了。
日中の函館山も景色が素晴らしく良かった!
でも立待岬はもっと早い時間に行きたかったです。

次は青森に寄港します。

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