この乗船記ブログではセレブリティミレニアムの日本一周クルーズで寄港した大阪での観光の様子を紹介しています。
大阪に寄港しましたが、少し足を伸ばして、東大寺の大仏や二月堂を見たり、奈良の名物「柿の葉寿司」をいただくなど奈良観光を楽しんできました。
当初は「奈良は遠いのではないか?」と思いましたが、大阪港から最寄り駅までは徒歩可能、また電車の接続も良く1時間弱で奈良まで行けました。
それに大阪はオーバーナイトのため、時間を気にせず、ゆっくりと観光できました!
ここでは奈良で巡った観光スポットのほか、移動手段、費用などもあわせて紹介しています。
ぜひクルーズで大阪に行った際の参考にしてくださいね。
今回のクルーズの概要は下記の記事をご覧ください
セレブリティミレニアムで行く日本一周クルーズ乗船記
奈良(大阪)の観光プラン
大阪を出港するのは翌日の午後なので、観光に使える時間はたっぷりあります。
ということで、奈良・東大寺へ行くことに!
なお今夜は船に戻らず外泊するのもOK。またギャングウェイは24時間オープンしているということでした。
奈良観光で巡ったルート
奈良観光に出発です!
徒歩で大阪メトロ中央線「大阪港駅」へ。
大阪メトロ中央線(約38分)+ 近鉄奈良線(約15分)
「大阪港駅」から中央線に乗車し、「生駒駅」で近鉄奈良線に乗り換え。「近鉄奈良駅」で下車。
*乗車する電車によって時間が若干異なります。
徒歩(約17分)
「近鉄奈良駅」から南大門までは徒歩で移動。
奈良時代に聖武天皇によって建立された古寺・東大寺の正門。
大仏が安置されている国内最大級の木造建築。正式名称は東大寺金堂。
毎年3月に行われるお水取りが有名なお堂。
奈良・吉野地方の郷土料理「柿の葉寿司」がいただける食事どころ。
ぐるっとバス(若草山麓ルート)(約25分)
奈良の観光スポットを巡る路線バス。「東大寺大仏殿・国立博物館」バス停より乗車。一周して再び同じバス停で下車。
徒歩(約13分)
「近鉄奈良駅」まで徒歩で移動。
近鉄奈良線(約16分)+ 大阪メトロ中央線(約36分)
「近鉄奈良駅」より乗車。「生駒駅」で中央線に乗り換え、「大阪港駅」で下車。
*乗車する電車によって時間が若干異なります。
「大阪港駅」から徒歩でふ頭へ。
これで奈良観光は終了です!
奈良観光でかかった費用
大阪メトロ中央線 「大阪港駅」〜「生駒駅」 乗車料金(大人1名:340円 | 2人)680円 |
近鉄奈良線 「生駒駅」〜「近鉄奈良駅」 乗車料金(大人1名:620円 | 2人)1,240円 |
東大寺大仏殿 入堂・拝観料(大人1名:800円 | 2人)1,600円 |
昼食(2名分) | 3,350円 |
ぐるっとバス 乗車料金(大人1名:100円 | 2人)200円 |
近鉄奈良線 「近鉄奈良駅」〜「生駒駅」 乗車料金(大人1名:620円 | 2人)1,240円 |
大阪メトロ中央線 「生駒駅」〜「大阪港駅」 乗車料金(大人1名:340円 | 2人)680円 |
合計(2名分) | 8,990円 |
東大寺は大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム、それぞれで入堂・拝観料が必要となり、支払い方法は現金のみです。
今回は東大寺大仏殿だけ見学しましたが、大仏殿と東大寺ミュージアムのセット料金(大人:1,200円)もあります。
奈良で巡った観光スポット紹介
ここからは奈良観光の様子と各観光スポットを紹介します。
5月5日(土)
入港:8:00
出港:(翌日)15:00
早朝5時に神戸を出港し、その3時間後に大阪に到着。
こんな短い距離を移動するクルーズは初めてです。
船が接岸した大阪港 天保山第3ふ頭のすぐ近くには、ジンベイザメで有名な海遊館や、天保山マーケットプレイスという商業施設があります。
最寄りの大阪メトロ中央線「大阪港駅」までは、徒歩で5分ほど。
客船ターミナルを出て、まっすぐに進めば駅に到着!
大阪港駅まで近いためかシャトルバスサービスはありませんでした。
東大寺の最寄駅である「近鉄奈良」駅へは、「大阪港駅」で「本町・長田・生駒・学研奈良登美ヶ丘」方面の電車に乗車し、生駒駅で近鉄奈良線に乗り換えます。
生駒までは40分弱、生駒から近鉄奈良までは15分くらい乗車します。
近鉄奈良線「大和西大寺駅」を過ぎた頃、奈良時代の都だった平城京の正門「朱雀門」が右手に見えてきました。
なんと近鉄奈良線は「平城宮跡」を横切りながら走っており、「大和西大寺駅」を出ると「右手に朱雀門、左手には大極殿が見える」という車内アナウンスがあったのです。(このアナウンスは土日祝の不定期に行っているそうです)
ただ周辺の交通渋滞緩和や景観保全のために、将来近鉄奈良線は平城京跡の外に移設されてしまうそうです。
世界遺産の中を電車で通れるのは今のうちかも?
近鉄奈良駅に到着!
近鉄奈良駅を出ると、目の前には大きな通り(県道754号線)が走っています。
この通りを東方面に進みます。
多くの人が東大寺方面に向かっているので、後をついていけば大丈夫!
道路の真ん中に鹿のイラストが描かれた看板!
こんな交通量が多い通りでも鹿が現れるのでしょうか?
と思ったら、確かに道路を渡ろうとする姿を見ることはありませんでしたが、この後至る所で鹿に出くわすことに。
近鉄奈良駅から東大寺までは約1.2km。
結構な距離があるので、歩くのが辛ければバスを使うことも考えていました。
でも今回はとりあえず歩いていくことに。
興福寺、東大寺(大仏殿)、南大門などの位置関係は上図の通り。
大仏殿は遠いなあ。
*青丸が「近鉄奈良駅」方面、①が「南大門」、②が「大仏殿」です。
大宮通りに入り、さらに進むと東大寺参道が左手に見えます。
参道にはお土産物屋さんや飲食店、屋台が並んでいます。
ゴールデンウィーク中ということもあり、人人人!
南大門(東大寺)
店舗が途切れた先に東大寺の正門「南大門」が現れました。
それにしても大きくて荘厳!
18本ある円柱は21m、門の高さは26mほど。
ビル8階から9階に相当します。
人間が小さく見えますね。
南大門をくぐると左右には「金剛力士立像」。
こちらも高さ約8.4メートルもあり、睨みを効かせた姿は迫力があります!
南大門の先には「東大寺ミュージアム」があります。
館内には、東大寺の宝物を中心に国宝や重要文化財を含む多くの仏像や経典、工芸品が所蔵・展示されています。
特にミュージアムの本尊である千手観音菩薩像や日光・月光菩薩像など歴史的価値の高い仏教美術品を見ることができます。
時間があればミュージアムも見学したかったです。
ゴールデンウィークのためか、ミュージアムでは臨時で大仏殿のみの入堂券も販売していました。
大仏殿にある入堂券売り場は混雑しているということだったので、ミュージアムで購入できてよかったです。
大仏殿(東大寺)
中門の先には、いよいよ大仏殿が。
国内最大級の木造建造物です!
大仏殿に入ると真正面に大仏が。
正式名称「盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)」は、高さ(座高)約15m、顔の幅約3.2mと、その存在感に圧倒されます。
大仏の両側には左右に控える脇侍は、向かって右側が「如意輪観音坐像」、左側には「虚空蔵菩薩坐像」。
また東西南北を守護する四天王の「広目天」は大仏殿の北西に、「多聞天」は北東の隅に安置されています。
大仏殿といえば「穴くぐり」。
四角い穴が空いている柱が一本だけあり、この穴の大きさが大仏の鼻の穴と同じだとか。
ゴールデンウィークということ、また昨今の海外からの旅行客の多さで、この穴くぐりも大勢の人が並んでいました。(さながらテーマパークのアトラクション待ち)
旦那も潜ってみたかったらしいですが、トライしているのは小さな子供ばかり。
万が一抜けなかったらどうするのでしょう?
二月堂(東大寺)
大仏殿の次は二月堂をめざします。
「出口」から出て、矢印のように進みました。
途中上った灯籠が並ぶ石段。
風情のある景色ですね。
石段の階段を上がった先に見えてきたのが二月堂です。
二月堂といえば、あの舞台で火のついた松明を振り回すお水取りが有名ですよね。
松明の火の粉をあびると健康に過ごせるとか。
舞台からは東大寺の広大な境内や奈良の町並みを一望することができます。
晴れた日には生駒山まで見えるそうです。
遠くの山並みが生駒山かな?
二月堂から再び大仏殿方面に戻ります。
帰りは裏参道と呼ばれる道を歩きます。
土壁と石畳が続く、こちらも風情のある通りですね。
柿の葉寿司の食事どころ「ゐざさ」
東大寺の中門、南大門を通り、バス通りまで戻ってきました。
今日のランチは上記写真の「ゐざさ 東大寺門前 夢風ひろば店」。
奈良・吉野地方の郷土料理「柿の葉寿司」がいただけるお店で、 「東大寺門前夢風ひろば」という飲食店やお土産物屋が集まる施設内にあります。
1階はテイクアウトできる店舗、2階が食事どころです。
通りに面しているのですぐにわかります。
2階の窓際の席からは大仏殿の屋根や若草山などが見えますよ!
いただいたのは、「ゐざさ 天ぷらセット」(柿の葉寿司 2貫、ゐざさ寿司、桜寿司、山菜巻、にゅうめん、ごま豆腐、天ぷら盛り合わせ)。
もう一品は「名産寿司盛り合わせ」(柿の葉寿司 2貫、ゐざさ寿司 2貫、桜寿司 2貫、山菜巻 2貫、巻き寿司、ごま豆腐、汁碗)。
お寿司は一口サイズ。名産寿司盛り合わせは物足りないかなと思ったけど、かなり満腹に。
でもいろいな種類が食べれてよかったです。
にゅうめんの出汁も美味しかった!
ぐるっとバス(若草山麓ルート)
ランチの後は、奈良の観光地を巡る路線バス「ぐるっとバス」に乗車します。
ぐるっとバスには3つのルートがあり、今回乗る「若草山麓ルート」は、その名前の通り若草山麓や春日大社本殿などを約25分かけてまわる路線バスです。
料金は1回乗車するごとに100円。
ちょうど「ゐざさ」の斜向かいにバス停がありました。
ゴールデンウィークということもあり交通渋滞で25分以上かかりました。
ぐるっとバスでは途中下車せずに、乗車したバス停で下車。
ちょうど一周した感じです。
上記の写真は車窓から見た若草山。
山全体が芝生で覆われており、その名前の通り若草色の絨毯が広がっています。
毎年1月に行われる山焼きは有名ですね。
バスを下車した後は再び近鉄奈良駅まで歩き、往路と同じルートで大阪港まで戻りました。
これで奈良観光は終了です。
かなり歩いたので、帰りの車内は爆睡!
でも修学旅行依頼、何十年ぶりの東大寺に行けて大満足の一日でした!
明日も大阪なので、市内観光します。
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