この記事は、ダイヤモンドプリンセスで日本・韓国を巡った日本発着クルーズの乗船記ブログです。
長いコロナ禍を経て、私たちにとって4年ぶりのクルーズ!
でも出発は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行する前の2023年4月でしたので、乗船前の手続や準備は今までになくとても大変でした・・。(涙)
「ダイヤモンドプリンセス 2023年クルーズ乗船記ブログ」では、クルーズ旅行の概要や準備の内容、実際の旅行記の2回にわけて紹介しています。
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- 旅行記ダイジェスト編
皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
本記事の内容は2023年4月のクルーズ旅行時点の情報です。
新型コロナウイルス感染症関連の情報は最新とは限りませんのでご了承ください。
ダイヤモンドプリンセスで行く日本発着クルーズ旅行概要
日程 | 2023年4月19日(水)〜 2023年4月29日(土)10泊11日 (クルーズのみ:2023年4月20日(木)〜 2023年4月29日(土)9泊10日) |
乗船したクルーズ会社 | プリンセスクルーズ(Princess Cruise) |
クルーズ名 | 東北と九州・韓国 10日間 (M314) |
クルーズ船 | ダイヤモンドプリンセス(Diamond Princess) |
客室 | 窓側(視界が遮られる部屋)E423号室 |
出港・帰港地 | 大さん橋(横浜) |
寄港地 | ひたちなか(茨城県) 宮古(岩手県) 青森(青森県) 秋田 (秋田県) 釜山(韓国) 長崎(長崎県) |
ホテル(前泊) | ホテルニューグランド(Hotel New Grand) |
航路
日時 | 寄港地 | 入港 | 出港 |
---|---|---|---|
4月20日(木) | 大さん橋(横浜・神奈川県) | ーーー | 5:00pm |
4月21日(金) | ひたちなか(茨城県) | 7:00am | 5:00pm |
4月22日(土) | 宮古(岩手県) | 8:00am | 6:00pm |
4月23日(日) | 青森(青森県) | 8:00am | 6:00pm |
4月24日(月) | 秋田(秋田県) | 7:00am | 6:00pm |
4月25日(火) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
4月26日(水) | 釜山 (韓国) | 7:00am | 6:00pm |
4月27日(木) | 長崎(長崎県) | 7:00am | 4:00pm |
4月28日(金) | 終日航海 | ーーー | ーーー |
4月29日(土) | 大さん橋(横浜・神奈川県) | 6:30am | ーーー |
横浜を出港し、日本を北回りで一周して、再び横浜に戻っている9泊10日の日本発着クルーズです。
乗船した船「ダイヤモンドプリンセス」について
総トン数 | 115,875トン | 乗客定員 | 2,706名 |
デッキ | 19層 | 乗組員数 | 1,100名 |
就航年 | 2004年 | 客室数 | 1,337室 |
2014年から日本発着クルーズを行い、日本でのクルーズ人気を牽引してきたクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」。
三菱重工株式会社長崎造船所で建造された日本生まれの客船であることに加え、展望浴場や寿司バーなど日本市場向けに大規模改修を行うなど、日本人にとって馴染みのあるクルーズ船です。
日本語と英語による船内の案内、また多くの日本語ができるクルー、和食メニューがあるなど、外国の雰囲気を味わいつつも、日本人にとって快適なクルーズを楽しめます。
クルーズ旅行の申し込み
新型コロナウイルス感染症の影響でクルーズが途絶えていたため、私たちにとって4年ぶりのクルーズ旅行。
(最後に行ったのは2019年春のウエステルダム(ホーランドアメリカライン)での日本発着クルーズ)
クルーズ行けない日々が続きましたが、2023年春から日本発着クルーズが始まるというニュースを見て、今度こそ催行されるだろうと思い、申し込んだのが2022年11月のこと。
当初は慣れ親しんだホーランドアメリカラインに乗船したかったのですが、日本発着クルーズは本数が少なく、チェックした時には多くのキャビンが完売・・・。
それに円安の影響でクルーズ料金が高い!
そこで同じプレミアムクラスのダイヤモンドプリンセスに決めたのでした。
申し込みはプリンセスクルーズのWebサイトから行いました。
申し込み時の内容は次の通り:
- 客室は海側(視界不良)
- キャンセル料免除プログラムも加入
その後、7日間の仮予約中に全額を支払い、本予約となりました。
今回初めてキャンセル保険(キャンセル料免除プログラム)に加入。
申し込んだ時点では、この先新型コロナウイルス感染症の流行がどうなるのかわからない状態でしたので、万が一自分たちが感染した時のことを考えて加入したわけです。
プリンセスクルーズのキャンセル料免除プログラムとは以下の内容です。
- 出発の72時間前までキャンセル料免除
- 理由を問わずキャンセルした場合のクルーズ代金の全額払い戻し
- 船への受託手荷物保険(保険金上限500ドル)
加入料はクルーズ代金の10%で、取消料発生日前に取消した場合も返金されず、また出港日0:00より72時間前以降の取消は取消料が発生します。
なお申し込んだ時点で部屋番号(E423号室)は決まりました。
(ただし変更になる可能性もありと言われましたが、結局当初のままでした)
今回利用した客室(E423号室)については、次の記事で詳しくご紹介しています。
ダイヤモンドプリンセスの客室紹介| プリンセスクルーズ客船ツアー
海外発着クルーズの場合、飛行機の手配など必要になりますが、日本発着、それも自宅から電車1本で行ける横浜が出港地なので、そのような準備は必要ありません。
そう、本来であれば事前準備はほぼないのですが、新型コロナの影響で、準備する書類や手続きなどが多く、これが大変でした!!
ダイヤモンドプリンセス乗船前の準備
新型コロナウイルス感染症に関連した準備は、プリンセスクルーズ(カーニバルジャパン)が乗船に必要な条件やクルーズ中の注意事項をまとめた「新型コロナウイルス感染症対策プラン」を発表しており、その内容に沿って準備しました。
本記事の内容は2023年4月のクルーズ旅行時点の情報です。
新型コロナウイルス感染症関連の情報は最新とは限りませんのでご了承ください。
ワクチン接種証明書(海外用)
横浜港でのチェックイン時に3回分のワクチン接種証明書(海外用)を提示する必要がある
マイナンバーカードを取得していないため、市役所に行って申請しました。
場所によっては時間がかかると聞いていたので、慌てて行ったのですが、20分ほどで発行してもらいました。
ちなみに申請にかかる費用は無料でした。
乗船前検査
出港時間から起算して48時間以内に受けたPCR検査または簡易抗原検査の結果が陰性である証明を、チェックインより24時間前よりアプリに登録する
クルーズを申し込んだ時点では、簡易抗原検査は「出港時刻から起算して24時間以内」とあったのですが、後日PCR検査と同じ48時間以内に変更になりました。よかった〜。
地域には無料でPCR検査を行う場所がなくなっていたため、通販で安い簡易抗原検査キットを購入し、出港時刻の48時間以内に検査をして、無事に陰性を確認。
さらにその陰性となったキットと、パスポートの顔写真のページ、さらに日時がわかるもの(スマホのホーム画面)を一枚の写真におさめ、チェックインの24時間になったらオーシャンレディーにアップロード。
念のため写真をプリントアウトして持参しました。
Visit Japan Web
チェックイン時、Visit Japan Webの検疫手続事前登録(ファストトラック)の画面(青色)の提示が求められることがある
Visit Japan Webとは、日本入国時に「税関申告」「検疫」「入国審査」の入国手続きをWEB上で行うことができるサービス。
クルーズの場合、「入国審査・税関申告」は従来の申請用紙を使うため、Visit Japan Webは「検疫」手続きのためだけとなります。
必要事項を入力、ワクチン接種証明書をアップロード。
その後、審査完了となり、画面が赤色から青色に変わったら終了。
この青色画面も印刷して持参しました。
パスポートの残存期間
クルーズ終了時点で、残存有効期間が6ヶ月以上が必要
パスポートが残り期間が6ヶ月を切ってしまっていたので、更新手続きを行いました。
パスポートのコピー
A4用紙縦向きで、パスポートの顔写真のページを見開きにし、原本と同じ倍率で、中央または左下に揃えてコピーする。必要部数は2部
パスポートのコピーは、チェックイン時・出入国手続時など、その時々によって回収されるタイミングが違うそうですが、結局私たちの場合は回収されることはありませんでした。
オーシャンレディー登録
専用アプリ「メダリオンクラス」内の「オーシャンレディー(Ocean Ready)」に必要事項を登録する
パスポート情報・連絡先・緊急連絡先・支払い方法・顔写真などを事前に登録することで、チェックインがスムーズに行えるようなるというもの。
乗船前にWebに登録すること自体は、以前に乗船したホーランドアメリカラインやディズニークルーズでも行なってきましたが、顔写真まで自分で撮って登録するのは初めてです。
もう乗船時に写真を撮ってくれることはないということですね。
と思ったら、旦那はチェックイン時に写真を撮られ、その写真がセキュリティ用に使用されていたとか。
(ちなみに私はチェックインの時の写真撮影はありませんでした。このあたりの違いはわかりません)
必要事項を入力、写真アップロードなどを行い、チェックイン時に待機時間の少ない優先レーン(グリーンレーン)となり、QRコードも表示され、これで完了!
なのに実際のチェックイン時にQRコードの提示は求められませんでした。
オーシャンレディーの登録方法は下記をご覧ください
ダイヤモンドプリンセスのオーシャンレディー操作方法
ディナーの予約(ダインマイウェイ登録)
「メダリオンクラス」の中にある「ダインマイウェイ」機能を使うと、クルーズ料金の取消料が発生するタイミングからディナーの予約ができるようになります。
必須ではないのですが、「予約していないと混雑時にレストランに入れない」などというネット上の書き込みを見たので、私たちも乗船前にレストランの予約を行うことに。
確かに予約のない人は断られていることもあったようです。
ちなみにダインマイウェイを使うと、メインダイニングの食事時間を20分刻みで指定するだけではなく、レストランも自由に選べます。
毎晩、違う時間・レストランで夕食をとることができるわけです。
また有料レストランもダインマイウェイで予約できます。
私たちは乗船前にイタリアンレストラン「サバティーニ・イタリアン・トラットリア」の予約を行いました。
でもレストランを利用する前にクレジットカードから料金が引き落とされたのでビックリ!
どうやらプリンセスクルーズの場合は、予約時に支払いが発生するようですね。
それを知らなかったので「まだ船にも乗ってないので、なんで引き落とされるの!?」と驚いてしまいました。
ダインマイウェイの使い方は下記をご覧ください
ダイヤモンドプリンセスのダインマイウェイ(Dine My Way)使い方|レストランの予約方法
バッゲージタグの出力
プリンセスクルーズのオンラインシステム「クルーズパーソナライザー(Cruise Personalizer)」からバッゲージタグを出力する
乗船時にクルーズターミナルでスーツケースなどの荷物を預けると客室まで運んでくれますが、その際に荷物に付けるバッゲージタグは自分で用意しなくてはいけません。
コロナ禍以前は旅行を申し込んだ代理店から無料でバッゲージタグが送られてきたのですが、今回は自分で準備することに。
この出力も一筋縄ではいかず、難儀しました・・・。(涙)
バッゲージタグはオンラインシステム「クルーズパーソナライザー(Cruise Personalizer)から出力します。
メダリオンクラスとは別のシステムです。(システムを統一してくれれば良いのにと思いますが)
クルーズパーソナライザーにログインしてタグを印刷しようとしたところ、どうしても2ページにまたがって出力されてしまうのです。いろいろと試してみましたがダメ。
試しに旦那のWindowsマシンでログインしてみたら、ちゃんと1枚の用紙に収まりました。
(私はMacを使っています。Macが良くなかったのか?)
でも普通のコピー用紙に印刷して、タグが外れたりしないのかと、次の心配が・・。
ということで、タグを2枚印刷して、一枚はホッチキスでとめ、もう一枚は100均で買った防水パックに入れてスーツケースのハンドルに付けました。
これで一安心?
海外旅行保険の加入
毎回クルーズ旅行の前に加入すべきかどうか悩む海外旅行保険。
今のところ保険のお世話になるような経験はありませんが、体調を崩して旅先で寝込んでしまったことはあります。
普段は健康でも、慣れない環境や楽しさのため無理をしてしまうなど、旅行中は体調を崩してしまう可能性が高まります。
また今回は新型コロナウイルス感染症のリスクもあるので、やはり海外旅行保険に加入することにしました。
我が家は定期的に通院して薬を服用しているので、既往症の人でも加入できる海外旅行保険の中から「ジェイアイ傷害火災保険 tabiho(たびほ)」を選びました。
クルーズ旅行での海外旅行保険についての記事は下記をどうぞ
クルーズ旅行に保険は必要?加入すべき理由を解説
あとは荷物をスーツケースに詰めるだけ!
といっても、これが一番メンドウな作業ですが。。。
クルーズに必要な持ち物については下記の記事をどうぞ
【おすすめクルーズ旅行持ち物リスト】クルーズに持っていけばよかったもの・便利グッズ
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