この記事は、ダイヤモンドプリンセスに乗船した時のまとめ旅行記としてお届けしています。
コロナ禍後に再開したダイヤモンドプリンセスで、ひたちなか、宮古、青森、秋田、長崎、釜山(韓国)を巡る9泊10日クルーズ。
初めて乗船したダイヤモンドプリンセスの船内ライフ、そして各寄港地での観光やグルメを楽しんだ旅となりました。
そんな旅の様子をダイジェストで紹介していきます。
なおクルーズ旅行概要や準備の内容は「準備・概要編」をご覧ください。
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- 概要・準備編
皆さんのクルーズ旅行の参考にしてくださいね。
ダイヤモンドプリンセス 2023年クルーズ乗船記
クルーズ旅行概要
- 日程
-
2023年4月19日(水)〜 4月29日(日)10泊11日
(クルーズのみ:2023年4月20日(木)〜 4月29日(日)9泊10日) -
日時 寄港地 入港 出港 ドレスコード 4/20(木) 横浜 ーーー 17:00 スマートカジュアル 4/21(金) ひたちなか 7:00 17:00 フォーマル 4/22(土) 宮古 8:00 18:00 スマートカジュアル 4/23(日) 青森 8:00 18:00 スマートカジュアル 4/24(月) 秋田 7:00 18:00 スマートカジュアル 4/25(火) 終日航海 ーーー ーーー スマートカジュアル 4/26(水) 釜山 7:00 18:00 スマートカジュアル 4/27(木) 長崎 7:00 16:00 正装・おしゃれな服装 4/28(金) 終日航海 ーーー ーーー スマートカジュアル 4/29(土) 横浜 6:30 ーーー ーーー 上記の入港/出港時間は当初の予定のものです。 - 航路
-
横浜(乗船)→ ひたちなか(茨城県)→ 宮古(岩手県)→ 青森(青森県)→ 秋田(秋田県)→ 終日航海→ 釜山(韓国)→ 長崎(長崎県)→ 終日航海 → 横浜(下船)
- 乗船した船
-
ダイヤモンドプリンセス(プリンセスクルーズ)
【1日目】日本発着クルーズの始まりは、とりあえず横浜へ!
2023年4月19日(水)
ダイヤモンドプリンセスのクルーズ旅行の始まりです!
といっても出港は翌日の20日。
船が出港する横浜・大さん橋までは自宅から電車で1時間強なので、出港当日の朝に自宅を出れば十分間に合うのですが、なぜか前日に出発。
実は前回、大さん橋から出港する日本発着クルーズ(旅行記はこちら)に行った時も早朝に自宅を出発したのですが、大きなスーツケースを2個も持って電車に乗ったためか、かなり疲れてしまった旦那はその日の夜に体調を崩してしまったのです。
そのため余裕を持って乗船するために、横浜で前泊することにしたわけです。
(もう若くないので)
前泊に選んだのは山下公園の目の前にある「ホテルニューグランド」です。
ホテルニューグランドは、マッカーサー元帥や、チャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースなど、多くのVIPが訪れた老舗ホテルです。
普通に宿泊するとかなりの金額になりますが、運良く神奈川の全国旅行支援が使えたので、お得に泊まることができました。^^
部屋は綺麗に掃除が行き届いており、またスタッフの対応もとても良く、気持ちよく旅のスタートを切ることができました。
【2日目】ダイヤモンドプリンセスに乗船
2023年4月20日(木)
いよいよダイヤモンドプリンセスに乗船する日。
11時過ぎに大さん橋に到着すると、すでに多くのゲストで密な状態。
混雑を避けるために「オーシャンレディー」で事前に到着時刻を指定しているはずなのに、その指定時刻はまったく使われていないようで、到着順にチェックインの整理券が配布されていました。
「ワクチン接種証明」と「陰性証明」のチェック(まだ新型コロナウイルス感染症が5類に移行する前だったので)、セキュリティ、チェックインを経て、12時30分過ぎに乗船。
初めてのダイヤモンドプリンセス。
テレビやネットでよく見るグランドプラザは煌びやかで豪華!
そのグランドプラザでは鏡割りセレモニーや、出航パーティーが行われました。
同じプレミアムクラスのホーランドアメリカラインには、このような歌ったり踊ったりする出航パーティーはないので、ちょっと新鮮。
【3日目:ひたちなか】ネモフィラの青い絶景を見る
2023年4月21日(金)
乗船2日目は、ダイヤモンドプリンセスにとって初寄港のひたちなか(茨城県)。
入港:7:00am
出港:5:00pm
ふ頭:中央ふ頭
シャトルバス:中央ふ頭 ⇄ 勝田駅(23ドル/往復)
この時期のひたちなかといえば、ひたち海浜公園のネモフィラ!
ちょうど見頃の時期と重なり、丘一面がネモフィラの青に染まっていました。
東京ドーム40個分以上もある広大なひたち海浜公園には、ネモフィラ以外にも見どころはたくさんあります。
ですが時間がなくて、堪能できたのはネモフィラだけでした・・・。
お昼からはひたちなか在住の知人に案内してもらいます。(ありがとうございました!!)
まずは旦那リクエストの鉄道車両がご神体の「ひたちなか開運鐵道神社」へ。
ひたちなか海浜鉄道の阿字ヶ浦駅にあります。
その後は那珂湊おさかな市場でランチ。
ネタは大きくて、新鮮!珍しいネタもあり、美味しくいただきました。
市場にも新鮮な魚介類が並んでいるのですが、まだクルーズが始まったばかりで、さすがに買って帰るわけにもいかず。残念。
【4日目:宮古】念願の三陸鉄道に乗る?
2023年4月22日(土)
宮古(岩手県)に寄港。
晴れているけど、風がとても冷たい。
昨日のひたちなかは汗ばむ陽気だったのに、気温差が大きくて、体調管理が難しい。
入港:8:00am
出港:6:00pm
ふ頭:藤原ふ頭
シャトルバス: 藤原ふ頭 ⇄ 宮古駅(20ドル/往復)
当初は三陸鉄道で久慈まで行くことを考えていたのですが、乗車時間が1時間30分ほど、また運行本数も少ないことから断念。
代わりにふ頭から徒歩で15分程度にある磯鶏駅から宮古駅までの一区間を乗車しました。
あ〜、「あまちゃん」の舞台となった駅やホームとか見たかったなあ。
宮古駅から浄土ヶ浜に行くことも考えていたのですが、早くも疲れてきたので、駅周辺を散策することに。
上記写真は宮古駅から徒歩10分程度の場所にある「宮古市魚菜市場」です。
美味しそうな海鮮丼のお店もあったのですが、まだランチには早いのでこれも断念。
結局、駅近くにあるミスタードーナツでお茶して船に戻りました。
【5日目:青森】ねぶたの家で本物のねぶたを見る
2023年4月23日(日)
今日は青森に寄港します。
寒い、おまけに風が強くて、冷たい。観光にはつらいコンディション。
入港:8:00am
出港:6:00pm
ふ頭:新中央ふ頭
シャトルバス:なし
船で朝食をとらず、下船して真っ先に向かったのが「青森魚菜センター」。
そう、お目当ては市場内のお店で魚介類などの具材を買って、自分好みの丼を作る「のっけ丼」です。
2人で12枚券(2,000円分)を買ったのですが、もう少し追加した方がよかった。
ちょっと寂しい丼になってしまいました。
その後は、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」、八甲田丸、アスパム(展望台)を見学。
すべて徒歩圏内にあります。
「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、ねぶたの実物を見学できるだけでなく、ねぶた祭の歴史や制作技術について知ることもできます。
実際にお祭りに使われた大型のねぶたが展示されていて、その迫力に圧倒!
ディナーは有料レストランの「サバティーニ・イタリアン・トラットリア」でいただきます。
人気のあるレストランと聞いていたので、乗船前にアプリ「オーシャンレディー」の「ダインマイウェイ」で予約しておきました。
1人35ドルで、前菜、スープ・サラダ、パスタ、メインから1品ずつ選びます。
私が気に入ったのはカプレーゼです。モッツァレラチーズが美味しかった!
【6日目:秋田】秋田港クルーズ列車に乗って竿燈を見に行く
2023年4月24日(月)
今日は秋田に寄港。
この日も天気は良いが、風が強く、寒い。
入港:7:00am
出港:6:00pm
ふ頭:秋田港クルーズターミナル(中島ふ頭)
シャトルバス:秋田港クルーズターミナル ⇄ 秋田キャッスルホテル(25ドル/往復)
秋田で楽しみにしていたのが、秋田港クルーズ列車。
クルーズターミナル近くの秋田港駅から秋田駅まで運行する臨時列車です。
秋田在住の旦那の知人も「レア」だと言っていたそうです。
クルーズ乗客しか乗車できませんからね。
旦那が楽しみにしていたのが、あるテレビ番組で紹介されていた「うどん自販機」でうどんを食べること。
クルーズターミナル近くにある「秋田の道の駅あきた港 セリオン」にあるということで行ってみたら、何と入院中!
設置されてから50年以上も経っているのですから、仕方ないですね。
元気になって早く戻ってきてね。
秋田では、ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館)で竿燈を始めとする秋田の民族芸能や伝統行事を見学、そしてランチはきりたんぽ鍋をいただきました。
船に帰る途中、シャトルバス乗り場である秋田キャッスルホテル前の広場で竿燈の実演を見学。
この日は風が強く、竿燈をあげるのが大変そうでしたが、素晴らしい演技でした!
ダイヤモンドプリンセスの寄港に合わせて、竿燈の他にも、なまはげ太鼓、あきた舞妓の演舞もありました。
【7日目】終日航海日
2023年4月25日(火)
6日目にして初めての終日航海日。
4日も寄港が続くと、ちょっと疲れます・・。
朝食は初めてメインダイニングでいただきました。
ビュッフェのようにテーブル確保の争い(?)がなく、ゆっくりと食事ができるので良いですよね。
写真は「スモークサーモン トーストしたベーグルとクリームチーズ」。美味しかった!
船内イベントで私たちが参加したのが、翌日寄港する釜山案内のプレゼンテーション。
すべて英語です。
このイベントは船内新聞「プリンセス・パター」には掲載されておらず、アプリ「メダリオンクラス」を見て知ったのでした。
どうやらプリンセス・パターにはすべてのイベントが載っているわけではないのですね。
午後にはアフタヌーンティーも開催されたのですが、少し遅めに行ったら、レストラン前には長蛇の列。
しばらく待ったら、「このまま並んでいてももう入れない。このアフタヌーンティーで出すものと同じケーキやスコーンはビュッフェレストランにもあるから、そちらへどうぞ」という案内が。
確かに同じものはあったけど、アフタヌーンティーのあの雰囲気で食べたかったのよね。
【8日目:釜山】本場のチヂミとケジャンは美味しかった
2023年4月26日(水)
この日は釜山(韓国)に寄港します。
入港:7:00am
出港:6:00pm
ふ頭:釜山港国際旅客ターミナル
シャトルバス:クルーズターミナル ⇄ スタンフォードイン釜山(20ドル/往復)
この日は、前回(2018年)にクルーズで釜山に来た時と同じルートを辿ろうということで、まずは釜山タワーを目指します。
シャトルバスの値段が高いので、釜山駅から地下鉄に初挑戦!
ところが反対方面に行く改札口に入ってしまい、そこから目的方面のホームに行けず、仕方ないので改札を出て、改めて切符を買い直しました。
(大きな駅だから、反対方面のホームへ行ける方法があるのだと思っていたのが失敗!)
釜山タワー、国際市場をブラブラして、BIFF広場での屋台グルメを食べ、そして
ランチはチャガルチ市場です。
見たことある魚介・見たことない魚介の水槽が並んでいる中に、食事ができるテーブルがあります。
入ってすぐにおばちゃんの呼び込みに負けて食べたのが、チヂミとケジャン。
どちらも30,000ウォン。
日本円にすると3,000円ちょっとだから、そんなに安くはない気がするけど、美味しかったのでヨシ。
【9日目:長崎】平和を考えながら歩く一日
2023年4月27日(木)
最後の寄港地は長崎です。
入港:7:00am
出港:4:00pm
ふ頭:松が枝国際ターミナル
シャトルバス:なし
この日まず向かったのは、平和公園、爆心地公園、長崎原爆資料館。
資料館で見た風景と同じようなことが2度と起こりませんように。
さらに山王神社の一本柱鳥居。
原爆により被害を受け残った鳥居です。
静かな住宅街に佇む姿に、改めて原爆の恐ろしさを感じます。
ランチは長崎名物トルコライスで有名な「ニッキー・アースティン」に行ったのですが、何とお休み!
長崎駅前店は営業しているということでしたが、疲れてしまっていたので、そのまま船に戻りました。
【10日目】終日航海日
2023年4月28日(金)
ダイヤモンドプリンセスのクルーズ最終日。
前半の寄港地観光の疲れが出たのか、朝食を撮った後は、ほとんど部屋で休憩。
普段はほとんど歩かないのに、このクルーズ中は毎日10,000歩以上も歩いていましたから。
最後のディナーはホライゾンコートで。
グリルしたエビがあまりにも美味しそうだったので、思わずビュッフェにしてしまったのでした。
やはりその場で調理してくれる料理は美味しいですね。
【11日目:横浜】ダイヤモンドプリンセス下船の日
2023年4月29日(土)
横浜・大さん橋に帰ってきました。
初めてのダイヤモンドプリンセス。
いろいろとやりたいことはあったけど、あっという間に過ぎてしまいました。
9泊10日は短い!
消化不良となってしまったので、リベンジするか?
ダイヤモンドプリンセスの良かったこと・気になったこと
初めてのダイヤモンドプリンセスで個人的に感じたことを。
ダイヤモンドプリンセスで良かったこと
泉の湯の大浴場
連日の寄港地観光による疲労を回復できたのは、毎晩お風呂に入ったこと。
私たちの客室にはバスタブがなかったので、毎日泉の湯を利用できるパスを購入したのは正解だと思っています。
特に私たちが利用した時間帯は空いていて、ゆっくりできたのも良かったです。
アプリ「メダリオン・クラス」が便利
アプリで料理のオーダーができて、船内のどこにでも持ってきてくれるので、注文するためにその場所に行かなくても良いのです。
もちろんすべての料理がオーダー可能というわけではありませんが、無料のピザやデザートもありました。
※アプリの日本語がおかしい箇所があります。そのうち修正されると良いのですが。
プレーゴのピザが美味しかった
上記のアプリでオーダーしたのが、無料のピザです。
かなり大きかったけど、もっちりして美味しかったので2人で完食!
でもハンバーガーはホーランドアメリカラインの方が好きかな。
ピザに限らず、総じてダイヤモンドプリンセスの食事は美味しいものが多かったです。
ダイヤモンドプリンセスで気になったこと
シャトルバスの料金が高い
今回、ひたちなか、宮古、秋田、釜山でシャトルバスが用意されていましたが、いずれも20ドル以上。2人なので日本円にすると5,000円以上!
往復料金とはいえ、これはキツイです。
ビュッフェレストラン「ホライゾンコート」の料理数
朝から夜まで営業しているので、何かを食べたくなった時に便利なのですが、ちょっと種類が少ないような・・。
クルーと接する機会が少ない
ホーランドアメリカラインでは、メインダイニング・ビュッフェレストランだけではなく、キャビン・スチュワードなども気軽に声をかけてくれ、彼らとおしゃべるするのもクルーズの楽しみの一つでした。
コロナ感染のリスクがあるからなのか、クルーと話す機会があまりなくて残念。(もちろん忙しいということもあると思いますが)
キャビン・スチュワードは乗船日にVisit Japan Webの確認に客室に来た時に話しただけで、その後は一度も顔を合わすこともありませんでした。
クルーズのコース
今までにクルーズで行ったことがない寄港地が多いということで選んだ今回クルーズ。
でも今回のクルーズは前半は寄港地が続いたので、途中に終日航海があると良かった。
まあ自分で選んだのだから、仕方ないですね。
ダイヤモンドプリンセス最新情報はこちら!